語源同じに見えるけど、実は全然関係ないらしい【比較言語学超入門】
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- เผยแพร่เมื่อ 8 ก.ค. 2024
- wholeをwhで書くのは、同音異義語 hole(穴;古英語の時点ではwholeとは形が違った)と区別するためであって、whatとかwhistleのwhとは事情が異なります。ルーツとしては、本来は h で書かれるはずだったし実際かつては h で書かれていたけど、hole の存在のせいで wh になってしまったのです。
「印欧祖語って何やねん」という人にはこの動画
→ • 英語の起源とインド・ヨーロッパ語族 【英語の...
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0:00 イントロ
1:38 ゲルマン語の/h/のルーツ
4:35 ギリシャ語の/h/のルーツ
9:23 日本語にもギリシャ語と同じ変化が起きた
10:25 まとめ
11:32 今回のおすすめ書籍
絶対同じだから調べるまでもないやって思ってたやつ
ライブ感があって話者の熱意が画面越しに伝わるのが凄い
引き込まれます
本棚紹介の動画見たいです
内容が面白すぎます。次回も楽しみ
cardiacで思い出したのが、マイクの特性として聞くカーディオイド(単一指向性)でした。
意味とは直接結びついているわけではなく、マイクの指向性を図にすると心臓の形(ハート型)になるところから来ているのですが、不意に点と点がつながって気持ちよかったので報告です。
追記)改めて調べたところ、どうやら数学での用語が発祥の様です
ギリシャ語やラテン語ではhの発音が段々消失していく流れがあった一方でhの音に変化していく流れもあったというのは不思議なものですね
9:50
北摂出身の20代です。
「おばはん」「〜しなはれ」「〜しまへん」は特に違和感ないです(どちらかと言うと先生など上の世代の方が使っていたり、ちょっとふざけたニュアンスで使うイメージですが)。
同じかはわかりませんが、質屋を「ひちや」、七五三や七条を「ひちごさん」「ひっちょう」などと言う人もいますね。
岐阜県には七宗町(ひちそうちょう)という自治体があります
比較言語学はカオス。借用の可能性や、偶然似たものになってしまっているなど、様々な要因の可能性があるのにそれを絞るのは難しすぎる
概要欄に書かれているwhat where ho系の起源も面白いですよね。
なんでhowだけwがないの?とかロマンス語のque系と対応すんの?みたいな。
ぜひ機会があれば語っていただきたいです。
さらに本家のギリシア語の/h/は元の*sはおろか、時間とともにいよいよまったく消えちゃったっていうね…
方言によっては残ってたりすんのかな
英語のwholeとholism(όλος + -ισμός)が似ているけれども同源ではないということに関して、現代日本語の「灰色(はいいろ)」と「灰燼(かいじん)」の「灰」を連想しました。「かい」という音は中国語と関係し、現代中国語ではhui(実際の発音は[hwei̯])と発音します。一方「はい」は古い日本語の「はひ」(古代ではpapiと発音)に由来します。両者は来源が異なりますが、現代語では発音が近くなっています。日本語の「なまえ」とドイツ語のName(古英語nama、Proto-Germanic *naman-)が似ているというのも、絶妙ですね。
語源違う言うても印欧祖語まで行けば結局一緒でしょ思って開いたら全然違った😂
語源でわかった! 英単語記憶術 山並 陞一を読んだので前半の話は知ってましたが、印欧祖語 /s/ → ギリシャ語 /h/ は知りませんでした。
英語の/h/がギリシャ語の/k/と対応関係にあると知らなかったら、heartとcardiacが同じ意味だと気付くのはかなり難しいですね。
ちなみに、経緯は違いますが、カとハの対応があるという意味では、「韓←日本語読みでカン、韓国語読みでハン(cf.韓流、ハングル)」も同じ関係にありますね。
cardiovascular diseaseとかに使われてますよね
@@Gengo_No_Heya
元々日本語に/h/が無かったから外来語で使うときにカ行で表記したのはわかりますが/f/までカ行にしちゃったのは何かモヤっとします。
ギリシャ語が/h/だったら、英語では/s/、ラテン語が/s/に対応している。いや、待てよ、waterとhydro、wiseとvideo、visitとhistoryなどの関係もあることもある。これだから、比較言語学は難しい。
羽田空港がある羽田エリアでは「朝日が登る」を「あさしがのぼる」のように言ってたのを思い出した。
外国語は話すのは得意ではないけれど言語学としては面白いですね。
私が高校生の頃(ずっと昔)には「試験に出る英単語」という本が売られていて、高校の教師はこんな本を買うものじゃないと言ってましたが、本の中身は単語を音節(?)に区切って各パーツの意味を知ることによって単語を覚えるという楽しいものでした。
例えばmonotonousはmono(1つ)+ton(e)(音)+ous(形容詞語尾)で「単調な」という意味になる、という具合。
そういえば小さい頃布団を「しく」「ひく」が混ざってどちらでも言っていたことを思い出した
なんか楽しい。
ローマ暦では10か月しかなかったんですよね。後から2か月たしたんで、
7月が9月にずれちゃったんですよね。
holisticはなんかウイルルス検査プログラムの何か表示にでていたので、知ってました。
英吾母語話者の単語数2万、大卒で4万とかだれか言ってたけど、(どういう数えるのかわかりませんけど)どの言語も極めるのは大変だと実感します。
eteの過去形がなんでateになるのか気になりました 解説してくださると嬉しいです…!
企画案リストに入れときます!(さっきまでTwitter見てたのでブックマークボタンを探してしまった)(eatですよね)
ありがとうございます!
(そうですeatでした)
英語の have / 独語の haben は、ラテン語の habere とたまたま似ているだけで語源は別というのは驚きでした。これももともと k だった h なんですね。
西日本ではなく東日本、それも東北の例ではありますが
山形の方言(内陸部)では、「そこに」や「そんなに」の「そ」の部分が「ほ」になりますね
「そこに」が「ほさ」、「そんなに」が「ほだい」といった具合に
それ以外でs→hに変化している例はちょっと思いつかないですが…
私の母方言(山梨県国中方言)でもほうなります!
この法則に基づいて言えば、hitと-cideも同語源なのでしょうか?
おー、そうみたいですね
Wikiで全体論の頁を見てみたら、「全体論(holism/wholism)」とあって、これはwholeに綴りがつられてるのか...?
そうですね
ラテン語の数詞「6」として sexem を挙げてますが、
1桁の数字って quattuor「4」以降は活用しましたったけ?
たぶん第3活用で語幹を明示する趣旨でこの形を書いたんだと思いますが。
あ、ありがとうございます。シンプルにseptemと混同してましたね……。
江戸弁は“si”と“hi”の発音がゆれてるものね
それはちょっと別なんですけどそれもそうですね
江戸っ子は飛行機をシコウキといいますが,関係ありますかね?
今回の件とは対応が逆なので関係は無さそうですね。ヒ→シという一定の置き換わりという意味では同じ現象といえるかもです。
江戸言葉は「シとヒが入れ替わる場合がある」という現象なので、サ行全般に発生する関西弁とは全く異なるものだそうです(江戸言葉の場合は話者・単語ごとに発生したりしなかったりするので、どちらかというと「混同されてどちらでも通じるようになっている」くらいの言い方が近そう)
あと、江戸言葉は「sとh」というより「shとh」が正しいかも。
sからhは無声歯茎摩擦音から無声声門摩擦音、ヒからシは無声硬口蓋摩擦音から無声歯茎硬口蓋摩擦音への変化ですから別物でしょう。
ヒからシの変化は調音位置が前進しているだけなので理解がしやすいですね。