ขนาดวิดีโอ: 1280 X 720853 X 480640 X 360
แสดงแผงควบคุมโปรแกรมเล่น
เล่นอัตโนมัติ
เล่นใหม่
【監修者の椎名美智先生からのコメント】椎名が本で論じた「敬意漸減」には2つのレベルがあります。日本語の敬語の歴史が関わる大きい話としては、敬意漸減のために「させてくださる」が丁寧に聞こえなくなったから(敬意不足)、より敬意のある(=距離感の大きい)「させていただく」が使われるようになり、語彙が交代したという、日本語の敬語がより敬意のある言葉にシフトしていくという大きな流れがあります。私が「敬意のインフレ」と呼んだのはこのことでした。そして、おそらくこれが堀元さんがおっしゃっていた「させていただく」が使われるようになったわけ(=ベネファクティブの中で一番距離感が大=敬意が大だから)だと思います。そしてめでたく「させていただく」の時代になります。ところが、その後、小さなレベルの敬意漸減の話として、「させていただく」自体が敬意漸減をおこし、もはや丁寧に感じられなくなり、単なる敬意マーカーとして何にでもくっつけて使われるようになり、「させていただく」で溢れかえっている。おそらく、これが水野さんが「敬意漸減=敬意のインフレ」とおっしゃっている事象ではないかと思います。というわけで、大小異なるレベルの「敬意漸減」について、お二人が同じ用語を使って話されているので、聞いていてちょっと紛らわしい感じがします。私が言っていたのは、どちらかというと堀元さん的なこと、「敬意漸減」→「みんなが敬意不足を感じ、もっと敬意のある言葉を求めて使うようになる現象」=「敬意マシマシ(インフレ)の言葉へとシフトしていく日本語の敬意表現の変化」のことで、2つの現象には時差があると考えていたので、水野説「敬意漸減=敬意のインフレ」とはちょっと違う意味でした。一方、水野さんは、「させていただく」が使いまくられている状況を「敬意のインフレ」と呼んでおり、それはそれで別の意味での「インフレ」と呼べる状況なんだろうと思います。水野さんは「敬意漸減」を「敬意のインフレ」と同義で使っていらっしゃるので、こういうことなのかなと思いました。私が研究・調査をした数年前は「させていただく」の全盛期で使いまくられて、「変だ」と言われながらも若い人が新しい使い方をし始めていました。ここ10年ほどで「させていただく」はさらなる変化を遂げているので、私は少し前のデータを見ており、水野さんは「させていただく」の変化の最先端を見ているということになります。【参考文献のリンク】○「させていただく」の使い方→amzn.to/3O6LaHw今回台本の監修をしてくださった椎名美智先生の著作。「させていただく三部作」のうち最も一般向けで、読むならまずここから。今回の台本のうち、最も参考にした本○「させていただく」の語用論→amzn.to/3nMN05K「させていただく三部作」の最も最初の著作。研究書なので、まずは上の『~使い方』から読むべし。○「させていただく」大研究→amzn.to/3BfvUAH「させていただく三部作」の最新作。椎名先生だけでなく、多くの先生が論考を寄せたオムニバス。「させていただく」に興味があったら次に手に取ってほしい本。○ユリイカ 2022年8月号 特集=現代語の世界 ―若者言葉から語用論まで―→amzn.to/3LSSoMT椎名美智先生や、椎名先生と多く共著論文を書いている滝浦真人先生などが寄稿。このほか、青山学院大学の近藤泰弘先生の敬語に関する論考も面白い。○日本の敬語論→amzn.to/42LoMaO上の滝浦先生の著作。日本の敬語にまつわる論争を整理し、見取り図を示す力作。たぶんいつかこの本の話もしたいとは思ってます。○新・敬語論→amzn.to/3W7rG81『「させていただく」大研究』にも寄稿があった、社会言語学者の井上史雄先生の一般向け書籍。○はじめての語用論→amzn.to/42wB3iN語用論について勉強したければ、こちらもオススメ。
貨幣の量的なだぶつきによるその価値の下落とシニフィアンの意味する力の漸減がアナロジカルに捉えられるので、水野氏の説明の目するところこそが「敬意のインフレ」と呼ばれうるように思える。(ちなみに貨幣とはその意味するところが一般化抽象化平準化するあまり、対象(商品)の価値を単位量で表現するに至ったシニフィアンといえる。)一方で椎名先生の論の重心は、価値の下がったジンバブエドルに代えるに、より価値を高く設定した新ジンバブエドルを以てするかのごとき「敬意のデノミ」にあるように思える。なお新ジンバブエドルもすぐにデノミの憂き目に遭う模様
最近「〜使い方」を読んだので、第5回まで楽しみに待たせていただきます。
@@WINGofJapan283 デノミとの表現!いいですね、わかりやすいです
@@WINGofJapan283デノミだとさせていただくへの変化が説明できんわ量的表現まで捨象されたのは貨幣のシニフィアンじゃなくて物のシニフィアンだし
@@バターズ-o5e 貨幣「が」商品のシニフィアンなんですよ
楽しみに待たせていただきました
たのまたせていただき!
botではないことがわかった
勝手に待ってろ.
これは許容できないwww
🤣
ねずっちが「整わせていただきました」って毎回言ってたらそれはそれで面白いな
最初「つけ」と呼ばれていたのが、品がないので【御付け(おつけ)】となり、それを丁寧に言おうとして【御御付け(みおつけ)】となってさらに丁寧に言おうとした結果【御御御付け(おみおつけ)】となった話が好き
味噌汁のことですね、祖母が言ってたのを覚えています。
じゃあじゃあ、時代が下れば「御御御御付:みおみおつけ」になって更に時代が下れば「御御御御御付:おみおみおつけ」となる未来があるってことぉ
主役の【めし】が「御飯」にとどまっているに対して本来添え物の【つけ】のエスカレートっぷりが甚だしいですよね。最終的に【おんぎょおみおつけ】「御御御御御付」みたいにならないことを祈るばかりです。
おんぎょ、好き過ぎる笑
その説、だいぶ前に否定されてませんでした?その証拠に「御御御」(おみお)が用いられる例が他にありません。味噌汁をそんなに持ち上げるのなら、かつて税金として扱われた米(稲)に対して対応する語がないのは変です。何なら、味噌汁なんかよりはるかに偉くてかつて「御上」(おかみ)と呼ばれていた天皇陛下が、同じ造語法で「御御御上」(おみおかみ)などとは呼ばれてませんし。・「味噌をつかったサブメニュー」を意味する女房言葉「御味御付(つけ)」がまずある。「付け」は「付属品」。・「つけ」に対して「汁物であるサブメニュー」という趣旨で漢字「汁」が当てられる。御味御汁。・これに対して、わざと「味」を「御」と書いた言葉遊びがなされる。御御御汁。・話し言葉だけど、日記など文章でたまたま記録に残った実例もあった。・話し言葉(宮中の高級女官限定)ゆえ、彼女らが見たら一発でただのくだらない冗談とわかる…それゆえ誰も注釈や訂正をくわえない。<滑ったギャグに親切な解説>になるので。・やがていっときの流行は女官当人らも使わなくなり、解説なしで文字「御御御汁」だけ残る。・女房言葉は他の身分や京都以外の地域では使用せず、真偽の判定がつけられない。よって後の世の大多数が「御御御汁」を真に受ける。って感じじゃなかったかと。たぶんググったらこれが書かれたコラム出ますよ。
「使いすぎて敬意が漸減」「多用するとウザく感じがち」ということは、”特別扱い”が敬意を感じさせる源泉なのだろうか
どうせ、ほかの娘(こ)にも言ってるんでしょ!みたいな感じ?広告の「あなただけに特別なお知らせです」もむしろ特別感がぐっと下がるよね。
サービス業をやっていたときの部下が、「させていただく」をよりへり下ろうとして、「さささせていただきます」と「さ」を重ねる工夫をしていたのを思い出しました。
ピン札の話ですが、母がやっていた「ピン札を手に入れたらタンス預金する」というのを私もやっていました。おかげで若いとき既にかなりのタンス預金を持っていましたし、いつでもピン札を包むことができました。今でもタンスに眠っています。
「ご注文は以上でよろしかったですか?」回も観させていただきたい。
わざわざコストかけて意識的に敬語を使うからこそ敬意が出る。言い換えると、無意識に息をするように出てくる敬語はコストが掛からないので、敬意がなくなるのでは?と思った。
漸減で思ったんですが、多分一部の人(今だとマナー講師みたいな人)が「俺こういう敬語使えるんだぜ、かっけぇだろ」って感じだったのが、次第にみんなが使うようになって、それを使っていることがステータスではなくなっていくんでしょうね。だから誰かがまた新しい表現考えて、それが流行って〜を繰り返すんだろうな、と。
18:59 出たー!難しい言葉をさらに難しい言葉で説明する伝家の宝刀!大好物です。
敬意が漸減していく理由、ありきたりになってしまうってのももちろんあると思うけどどっちかっていうと頭一つ抜けようとしてワンランク上の敬意を見せつけてくるタイプの奴のせいな気がしました
これこれ
敬意もすり減るけど、恐怖もすり減るね。昔はゲリラといえば恐ろしい戦法だったけど、今やゲリラ豪雨などとカジュアルに使ってる。テロも恐怖でしかなかったけど、いつの間にか飯テロとかで使われちゃってる。
梅雨前線
昔の各ゲー(GG)で挑発コマンドと敬意コマンドってのがあって、挑発はもちろんリアルファイト直行のバッドマナー。ただ、敬意コマンドの方は相手を称えるセリフをしゃべるのに、結局挑発と全く同じニュアンスで使われてたのを思いだした実際、対戦相手に過剰な敬意を払われるとスゲーむかついたもんなー
逆にその状況だと敬意払われてもちょっと悲しいもんね「ちょっとくらいプロレスしてもいいんだぞ対戦ゲームなんだから……」となってしまう人間関係は難しい……
今のギルティギアにも残ってます!
敬意キャンセル好き
ハースストーンっていうカードゲームでも友好を示す挨拶のエモートが煽りに使われてるのに近いのを感じる
「呼ばれる」はナヤシ方言エリア西部でも使いますし、中島らもさんの小説でも「(タバコを)よんどくなはれ」という表現があったので、西日本のかなり広いエリアで使われていると思います。
接客業です。同僚たちが使う「させて頂く」にいつもなんとなくモヤモヤしてましたが、単なる丁寧語に変わりつつあるとのことで腑に落ちました。でも昨日「このようにラッピングさせて頂きました」はどうしても許せない気がして考えたところ、それは私の心の根底に「面倒だけど頼まれたから仕方なくしてやってる」という気持ちから産まれた抵抗感なんだなぁと思いました。接客業していて変な敬語・謙譲語警察になりがちだったのですがこれからは「あぁ、言葉の役割が変化していってる過程なんだな」と穏やかな気持ちになれそうです…
俺は古代日本語を使いたくて仕方ねえよ
@@hompoyumyum6527 上代日本語のこと?
@@renk1310 イエス
させていただくは場合によっては謙譲表現としてわりと使うことがある いたしましたとか他の表現が使えないときはね ただ、いたしましたっていう謙譲語が使えるときは、そちらを使った方がよろしいかと この場合は「このようにラッピングいたしました」とも言えるね、うん
情報共有のくだりでハッとする水野さんすこ
外国人にわかりにくい会話に「もらってやってくれませんか」というのがあって、貰うのか、遣るのか、くれるのかわからないらしい。この会話を増やそうとすると「もらってやってみていただけませんか」という表現もありそうです。
貰って上げて下さい。✋🎁→⬆️→🎁✋
@@yukinowithers あげてやってもらっていただいてくれませんか?敬意漸減からの敬意のインフレによって使う日が来るかもしれない。
26:58 水野さんの「勤続疲労」と「金属疲労」のボケ、死んじゃったけど個人的には好きだな~と思ってたら、もう野球業界では一周してた言葉でした
仕事上で「させていただく」をよく使う方に抱く不快感を省みたんですが、私にとって一番不快なのはリズムが悪くなることだと結論づけました文末表現が冗長すぎて話の強弱が掴みづらかったりして、すごく退屈で眠くなってきてしまうんですこちらの方で進めますこちらの方で進めさせていただきます「こちらの方で進め」と文末表現に分けると、前者は10音+2音で後者は10音+9音となりますこういった形で本当に頭に入れておきたい情報の間にノイズが多くなり、リズムよく情報を取り入れられなくなるのが不快だというのが私にとっての結論です
なら、『これでやる』が最短ですね。
@@Nera_kun どこまで敬語表現削るかは難しいですけど、R&D部門のスタッフの報告で冗長な敬語聞いていると(そんなので時間取るくらいならコンパクトにまとめて技術面の質問する時間取ってくれないかなぁ)とか思っちゃうんですよ
その例文はどっちかというと「こちらの方」がモヤっとします
@@watashi-wa-tawashi 直近で実際に聞いた会話から後者を引っ張ってきて、(せめて「ですます」にしてくれたらまだ聞きやすいのに)と思ったところから作っているので悪しからず
私も全く同じです!させていただきますを聞かせたい話者の自己満のために、聴いてる側の時間や処理能力が奪われてる感覚になるので、他の過剰敬語と比べてよりイライラしてしまう…
スパイスよろしく、使う側が敬意を表したくて使っていた敬語表現が、時代を重ねることで社会的に使うのが当然なものになって、適切に使わないと逆に失礼だなんてままならないものですね。
京都です。「たくさん食べた〜」って言う場面で「よぉけ呼ばれましたわ」と言いますね。ちょっと古風な言い回しだなと感じますが好きな言葉です。
ファッションの流行りが繰り返すのと全く同じ現象ですね。めちゃくちゃオシャレなものが出ると流行るけど、流行りすぎて普及すると見慣れて何も感じなくなるから、また元のオシャレに戻るファッションは言葉のように無限ではないから繰り返していく
食べることをよぱれる、私まわりでも使います!特に高齢者?大阪です。介護施設で働いていますが、お年寄りに配膳して、「はいこれ、よぱれり~」と言うおばちゃん、いてました。80代の母も言います。普通に食べる、と言うより、ご馳走になるイメージがある気がします。
日本海側の民だけど、祖父母はご馳走が出るような場に招かれることを「およばれ」って言ってたなぁと思い出させていただきました
大学の時とある試験の受験で提出書類に宛名を書いた返信用封筒を入れることがあったのですが、ほぼ全員自分の名前に「行」をつけて出そうとしたら、教授に「これ相手方は全部様に直すことになってお手を煩わせるから、最初から様にした方がかえって丁寧」と言われ目から鱗でした😮
まあそういう方もいらっしゃるでしょうが、相手次第では、リスクがありますね(汗)。無意識に「自ら尊大ぶっているイメージ」が相手に植え付けられる可能性がありますよね。その学者の方針はそれはそれでよく考えられたものなのでしょうが、それが通じるか通じないかは、文書目的や相手関係や日頃の人間関係によると思います。
@@tackhassy2216 仰る通りですね。その試験は何百人もの人が受けるものであること、他にも確認が必要な書類が多数同封されていること、大学ごとの団体として一括で願書が提出されること、教授は毎年その試験の担当をしていらっしゃったため、返信用封筒がどう返ってくるのかをよく知っていたこと、などの理由により、このように仰ったんだと思います。
@@rina6403さん 早々の返信ありがとうございます。 その先生の柔軟な指針に、さぞかし目に鱗だったでしょう。興味深いお話をさらに詳しくおっしゃってくださり、楽しく拝見しております。
礼儀正しいことを意味する「慇懃」が「慇懃無礼」の略として使われて意味が逆転するという変化の発端を水野さんが担うかもしれない
動画見ながら混乱して、慇懃の意味を何回も調べちゃった
発音だけが独り歩きして熟語の元々の「文字への意識」がなくなってしまっている事例ですね。他にもよくあるかと思います。
「よばれる」が方言やったことが衝撃。
500年くらい封印されてて復活した魔王の言う「貴様に世界の半分をくれてやろう。」って本人的にはめちゃくちゃ丁寧にへりくだって言ってたのかもしれないですね。ジェネレーションギャップで悪い受け取り方されちゃうけど
「遠路はるばるこちらまでいらっしゃいまして、誠にありがとうございます。ここでお客様だけに特別なお知らせがございます。世界の半分をお納めいただく大変魅力的なプランをご提案申し上げます。もしご興味ございましたら詳細をご説明さしあげますので、勇者さまにおかれましてはご検討いただけましたら幸いです。」みたいな感覚だったんでしょうか。
@@masuo64 持ち帰って検討させていただく世界線が有ったとは!!
コメントさせていただきますのは恐悦至極に存じ奉ります
御中の敬意を上げるために「御御中」や「御御御中」を提案します!
まるで御御御付みたい
敬語を学んだニャンちゅうみたい
ご祝儀のピン札問題、めっちゃ共感です😂😂急ぎでピン札が必要になった時の豆知識として、ホテルのフロントさんに事情を説明すると、ピン札と交換してくれることがあります。全部のホテルが用意しているわけではないですし、常にホテルを頼るのはどうかと思いますが、緊急時の対処法のひとつとして、置いておきますね。
水野さんの口から「パッチ」という単語が飛び出したのが今日のハイライトとさせて頂きます。
させていただく1の動画を見て、自分はもちろん人の使う「させていただく」に一層違和感を得るようになりました。が、次の瞬間もまた次の瞬間も使われるのですぐさま諦めがついたというか、受け入れて、さらに次の瞬間には自分で使っていました。させていただく3、近日見ると思いますが楽しみです。
当方、先祖何代も新潟県民ですが「おおごっつぉ呼ばれる」は曾祖母から聞いたことがあります。発祥の地あってそこから広まったのか、時代背景があるのか、不思議ですね。
私が「させていただく」に違和感を感じるのは、前回名前の出ていた「使役性」での観点からのものが強いです「許可を与えた覚えはない」というのももちろんですが「許可を既にこちらが出しているみたいに、その行為の責任をこちらに勝手に押し付けないでほしい」という「他責思考」をつい感じてしまうからです(27歳男)
岐阜出身ですが「今日はうちで夕飯呼ばれていきゃーよ」みたいに、呼ぶ方(もてなす方)も”食べる”ことを”呼ばれる”と言うので、完全に食べるという言葉の代用表現になってますね。地域性や年齢層もあるとは思いますが
日本では食べる前に「いただきます」といいますが、自然を自分ではどうしようもできないすごい存在だと思っているので自然に感謝して「いただきます」といいます。つまり、高位の人から物をもらうというというのは人間ではなく野菜や動物などの自然からいただくという表現なのかもしれませんね。
29:30 「慇懃」も単体では良い意味らしいですね。今だとみんな「慇懃無礼」という熟語しか用例覚えてないwからマイナスイメージがべったり貼りついてるけど。
いただく=よばれるは関西でも言いますね!「お食事をよばれる」ってよく聞きました。主におばあちゃんとかがいうので私は使ったことないですけど。
お呼ばれしたっていうイメージ
中国地方住まいだけども、祖母がお茶菓子出してきて「お呼ばれしんさい」って言ってきたことがあったな小さい頃から3世帯で暮らしてきて聞いたのは2回くらいだから、一般的であるかは微妙だけども意味が理解できなくて、呼ばれるも何も今目の前におるやんけって思いながら饅頭食ってた
広島でも私の世代(60代)では普通です。
今から40年前の、20代だった時の話ですが、先輩の奢り飯の後で、後に結婚することになる女性に「今日はお呼ばれでさあ」と言ったら、「誰に呼ばれたの?」と返されて、意味が通じてないのが、判らなかったのは、懐かしい思い出。まさか、「お呼ばれ」が、関東方言ではすでに当時、死語だったなんて知らんがな。
新潟も使いまーす。若い方はわかりませんが。
連続使用がうざがられるのなら、「させていただく」と「たてまつり候」を交互に出していけばイイじゃん!と閃きました。
完全に門外漢ですが、貴様に関しては使われすぎて敬意がすり減ったというよりは、一般大衆による貴族への蔑みが意味の逆転現象を起こしたようにも感じる
今回も楽しく聞かせていただきました。「させていただく」は氣になる方ですが、同じように氣になっていた表現に「よろしかったですか?」があります。例えば注文を取ったときに、復唱して「〇〇でよろしかったですか?」というヤツです。いま聞いてるんだから、「よろしいですか?」でいいだろ!って思っていたのですが、ゆる言語ラジオを聞いた今では、過去表現にして距離を作って敬意を示す表現なのかな、と思っています。それから、たまたまかもしれませんが、最初に「よろしかったですか?」を聞いたのは京都で、東京で聞くようになったのは数年後でした。敬語表現が発生する場所についての研究があったら面白そうですね。
「おっしゃられる」などの二重敬語も、主に敬意の漸減から生じているのかも知れませんね。食べる⇔いただくの話では、数年前から、公では「食べる」は「いただく」に置き換わっている印象でしたので納得しました。最終的には「やる」と同じ身分に落ちてしまうんでしょうか⁈ ここだけの話、企業に対して「買わせていただきました」というコメントには、へりくだるのもタイガイにしろと内心思っております。
私自身はこの言葉を言われても、嫌味を込めて言われない限りは気にならないので、私自身のそのメカニズムはどういうことなのか、それが解明できず、むしろそのことにモヤモヤしてきました。恐らくですが、相手の「いただく」という言葉のほうに重心を置いて聞き、「丁寧に言いたいのだろうな?」と、無意識に解釈する癖がついているからかもしれません。
こういう動画のコメントに時々「興味深く拝見させていただきました」「勉強させていただきました」とか見かけるけども、別に動画を見ることは投稿者に何の許可も必要ないし、勝手に見ればいいのにもかかわらず、良い動画を作った投稿者への敬意の表現として、そういう言葉になってるわけなんだなあ。
逓減するのでここんとこ気になるのは、政治行政で出てくることの多い「加速化する」かな。加速する、速める、でいいじゃんって思うけど擦り切れちゃってるから化を付けてるんだろうなと納得した。
仕事に置き換えるの面白すぎますね例えが上手いですよね
水野さんと同い年の私。水野さんとセンター古典が同点で歓喜💃現代文が9割とれたので、何とか耐えました。あの年は時間足りなかったですよね😅
毎回、楽しく動画を拝聴させていただいております。「御中」は確かにゼロになってますよね。当たり前の状態、なければ失礼って、意味ない風習だなと思いながら二重線を引く自分。それをしないことで、こいつ常識ないなとか思うやつの気が知れない。とか絶対に口に出さない。これが常識。教養ある自分でいなければならない。教養ある人だと周囲から思われ続けなければ、人として扱われない恐怖。同じ約束事を知っていて、実行する、そこにあるのは仲間意識。結束を固めるのではなく、異端者を排除する仕組みとして働く。はてさて、日本の文化をどう守っていべきか。そういえば、令和になったとき、平成に二重線を引いてその上に令和の文字を押せるゴム印が話題になっていた気がします。おなじ手段が使われるのでしょう。どんどん手軽になっていく敬意表現。新しく生まれる待遇表現。ってことは、マナー講師の職はなくなりませんね。古文50点中17点なら3割超えてますが……いつもそうですが、得意と不得意の偏りに驚かされて楽しいです。極端に弱いのが逆に魅力的です。
初回を見たあとに会社でメールのやり取りがあって、「させていただく」が3つ並んでたので流石に笑わせていただきました。内容は、「某人にはメールさせていただいております。某教授には別途メールさせていただきます。(OBがいるのをアピールさせていただきます)」みたいな感じでした。
デ○モン○暮閣下の「〝お前〟も蝋人形に〝してやろ〟うか」も10万年の時を経て敬語の意味が削がれていったのか
なるほど、本来は「貴方様も御蝋人形にさせていただきたく存じ上げます」ってニュアンスで閣下も使ってたのか
この「経緯は漸減する」で思ったのが「了解しました」の敬意性ですねマナー講師がうんたらかんたら~って向きもあると思いますが、もともと軍隊のように上下関係が厳しい間柄で使われてたのが、近年では親しい仲でも使われるようになった(=卑近になった)ため敬意が下がったから失礼に感じる人が出てきたんじゃないか、という考察です。
「サウナで整わせていただきました」は「サウナ」を擬人化して謙っているイメージを持ちます。擬人化サウナの言い分は以下二通りが想像できるかと思いました。・そりゃ整うための施設なんだから勝手に整ったらええがや・ おう、整わせてやったわ「整わせていただきました」と言う方は、サウナを許可を与える側に置いて「サウナ」そのものに敬意を示すということを行っているように感じました。スポーツ選手がコートやグラウンドに礼をしているのと同じような本質を持つような気がします。
動画の趣旨とは全然関係無いのですが、普段の生活でたまに出会えるピン札をコツコツたんす貯金しています。これでピン札探しの旅に出なくて良いですし、お釣りでピン札をもらった時は自然と「ありがとう」が出るようになり、円滑なコミュニケーションが生まれます。以上、生活の知恵を共有させていただきました笑
「おっしゃられる」みたいな二重敬語も、敬意が漸減した感じがしちゃうから丁寧にしようと思って出てくるものだと思うのですが、今のところ「間違い」として扱われます。「おっしゃっている」を「おっしゃっていらっしゃる」はくどいだけで間違いじゃないという人もいますが、どうですか?さらに「おっしゃっておられます」という形も…。「おられる」系の敬意表現について、外国人に教える日本語としては「おります」は謙譲語として扱っているのですが、結構普通に使っている人も多いですよね。大切なのは気持ちなんだから、「丁寧にはなそうとしているんだな」と思っておおらかにコミュニケーションができたら一番いいんでしょうけど。
させていただくの壮大なお話聞き応えありました。面白かった。実は呼ばれよう🎉も、かなりハマりました。親戚の集まりで大ご馳走食べるご発声は必ずばあちゃんの高らかな呼ばれようーでした。ちなみに博多です。
21:00 友達や親戚宅でお菓子や飲み物を出してもらってそれを食べることを「呼ばれる」と表現しますね(京都府南部)。幼い頃に母から「〇〇ちゃん家で何か呼ばれたらお母さんに報告してね、お礼言わなあかんから」と常々言われておりました。
「させていただく」が気持ち悪いのは自分でやっていることでも、全て皆様のおかげですという意味が相手に伝わっていないからではないですかね。「作家をさせていだたく」といった場合、作家のような職業が成立するのは皆様のおかげですってニュアンスだし、「整わせていただきます」ってのもサウナという施設を提供していただきありがとうございますって意味が込められている。でもそれが伝わらない。
整いました。サウナとかけまして樹液に群がる昆虫とときます。そのこころは 蒸し器(虫、木)を使わさせていただきます。
20:42 大阪ですが、おばあちゃん世代は「呼ばれる」言いますね。食事会とかで遅れてきた人に対して「お先呼ばれてますよ」って言ったりとか。会社でお土産とかもらった時に「お腹空いてるから呼ばれよ」とか。自分で作ったものを食べるってニュアンスではなくて、人との繋がりの中における食事をいただく時に「呼ばれる」って言う気がします。知らんけど。
敬意の話、スパチャの額でたまに悩むので概念的に参考になりました!今更ですが楽しい動画ありがとうございました!
"敬意が減衰する"って、以前ホリモトさんが話してた"感謝の表現を初手から強め過ぎない"みたいなテクと近いですよね一人の相手とのやり取りの中でいちばん最後に一番デカい謝意を効果的にぶつけるために「この度は本当にありがとうございました」みたいな表現は温存しておくみたいなやつそれが特別であることを表現するために"今あるものをすり減らさないこと"と"まだすり減ってないサラピンを使うこと"って両面からのアプローチですよねオタクが新語・造語を次々表していくのってやっぱり「自分は特別だから・・・」みたいなきしょい自意識とか既成のものに対するマウント意識みたいなものが根底にあるのかなみたいな論理ジャンプをしたところで我に返りました「させていただく」がウザかった経験みたいな話で言えば、私自身かなり"警察"寄りのいやな人間なのであげ始めればきりがないくらいにはあり過ぎます最近特につらいのは「~になります」という表現で、これを「~です」という敬語表現として使われているケースがあまりに多く辟易していますNHK放送文化研究所の最近気になる放送用語というコラムのQ&Aによれば、「~になる」という表現は 1)変化・移行した結果が出現する。 2)結果として一定の役割を果たす。 の二義が定義されています「お出口はあちらになります」というような表現は「もともと別の出口が使われていたが、以後その出口ではなく別(あちら)の出口のみ使用可能になる」というような場合には正しい用例だが、特に通用可能な出口が変わらないような場合に単に丁寧語として用いているのであればそれは誤用ということです言語はいきものであり、変化こそその本質みたいなスクールの人からすれば大した話には聞こえないのかもしれませんが、いかんせん私は偏屈カス野郎なのでいまある体系に則っていないこと、それが変化していくことをなかなか易くは認められず、人の話を聞いているときも正用・誤用のことばかり考えてしまいます偏屈カス野郎は死後虫に生まれ変わるらしいですみなさん来世は春の野でお会いしましょう
就職してから敬語だのクッション言葉だのを多用しなければならなくなってマジで地雷原を踏まないように歩いてる感じする十分丁寧にしてるつもりなのに冷たく聞こえるとか言われる
早く...続きを...次も楽しみにさせていただきます
いわゆるマナー講師みたいなのが延々と新しい謎マナーを生み出す理由がちょっとわかった気がしました。
滝浦先生の授業をとってます。とてもノリの良い授業をされる方で、ゆる言語学ラジオと相性がよさそう・・・とおもっています。ぜひいつか御本をとりあげて頂きたいです! そしていつか出演してくださらないかなあ。笑
20:50 「お呼ばれ」は「目上の人から食事の席に招待される/ご馳走になる」という意味なので、表現としては直接的な方だと思います。本来自宅での食事などはそう言わないわけですが(誰からも呼ばれてないですしね)、これもおそらく敬意逓減によって代用表現になっているのかも(名古屋だけに特有なのかはわかりませんが)。
いつも楽しませてもらっています。本筋とは違いますが、広島県東部、備後地方の者ですが、「おおごっつぉをよばれる」こちらで通じますw備後と名古屋は言葉が似ているとは聞いていましたがこんなのまで通じるとは思いませんでしたw
「お店で誰でもいただくことができます」のような例,「いただく」も元々は謙譲語だったはずが,実質的に美化語になりつるあるのでしょうかね。そのうち「どうぞいただいてください」とかがでてくるかも。
この前気力がない状態で見たら全然面白くなかったのに、気力が普通くらいの今見たら内容すごい面白くてびっくり!前回の動画と続けて試聴してしまった。脳の健康状態の指標になりそうな動画をありがとうございます。
よばれるは北海道でも食べるの意味で使います。ご馳走になるっていうニュアンスです。
長い間疑問だったことが、ようやくわかってきました。教えてくださって、ありがとうございます。ムラブリでハンコが押せないという話が、ありましたが、通信プロトコルが徐々に複雑化していくという理解であってますかね?敬語はインフレしていくのに、経済はデフレに向かうのが不思議ですね。
「よばれる」は広島弁でも「食べる」の意味で使いますね。もう昼ごはんは食べたか、と聞くとき、祖母が私と二人のときには「わりゃあ、はあ飯食うたんか」と言っていましたが、人前では「わりゃあ、はあ昼よばれたんの」と言っていました。確かに、敬語というよりは、生々しさを隠す表現のようです。「飯」も「昼」と言い換えられているのも、表現を曖昧にする言い方なのでしょうね。ちなみに、今住んでいる東北では、あまりそのような表現を実感しません。「さあ、食べて」というのは、標準語の敬語では「召し上がって」、広島では「よばれんさって、よばれて」となりますが、東北だと、「け」です。「食え」そのものですね。丁寧に敬語表現で話されている文脈でも、普通に「け」が使われます。東北弁に敬語表現が無いわけではありませんから、この地方では、食べる、などの言葉に生々しさを感じ、不調法だと思う感覚があまり無いのかもしれません。同じ日本でも、何を無礼に感じ、何を無礼に感じないかの感覚が異なるのは、興味深いことです。
本当に相手の気持ちを汲んで使うならまだしも…相手はむしろ望んでないことを、慇懃無礼に進めるような場面の方が想像できてしまう。言う側に発言の責任が感じられないのがなぁ…
ご返信の件、堀本さんと全くおなじこと思ってました。返信は相手に差し上げる大切なもの、という意味で「ご」をつけるのは正しいのかなって思ってます。
「食べる」の敬語表現で思い出しましたが、鹿児島では「食べる」を丁寧にいうと「食もる(たもる)」になります。関係ないですが、個人的に興味深い点は、もともと下一段活用だった動詞が、五段活用になっているところです。
整わせていただきました。「一目惚れ」とかけまして「飛び降り自殺」とときます。その心は、どちらも「こいにおちる」でしょう。
ごっつぉ(御馳走)からのロレンツォはワロタw
「そちらの考えでやってることを、こっちの許可取ったみたいに言うなよ」っていう斜め上の違和感持ってた。「野球選手を目指させていただきます」みたいな。
「なに勝手に」「そんなのきいてない」「自分一人だけ」に対する予防線みたいだな、と思ったことはあります。恙無し祈願のお守りというか、炎上除けお守り的な
敬語はコミュニケーションであるであれば、言葉遣いがどうのという話では無く、お互いに尊重しあいましょうって所に落ち着く
僕は身体障害者なのでいろんなヘルパーさんに介助をしてもらうのですが、以前ヘルパーさんの中に「~(食事・トイレ・入浴・着替えなど)の介助(介護)をやらさせていただきます」という人が居ました。僕は違和感を感じまくっていましたね。「やらせていただく」か「させていただく」どっちかで良いだろうと思っていましたが、「させていただく」も違う気がしてきました。言葉って難しいですね。
このシリーズ面白すぎる。次回も楽しみに待たせて頂きます!
過去回を遡って聞いているときに「させていただく」が出てくると、たぶんご本人も意識しないで発言しているのかなと思う場面があるので過去回がなお面白いです
やらさせていただく、という使い方がいろいろ重なって一番モヤモヤする。
次回も楽しみに拝見させていただきます。
敬意のすり減りで「~ですから、~」を連想した数十年前の映像ではアナウンサーが普通に使っているし、古い施設の注意書きで未だに目にするけど、20代の自分にとっては違和感を覚えてしまう
駅のホームのアナウンスでも使われるぐらい今でも一般的なので、20代とか関係なくあなたの感覚がずれてるだけですね。他の20代巻き込まないでください。
西鉄のアナウンスで「危ないですから、黄色い線の内側まで下がってお並びください」というのがあります
敬意の漸減とは違う気がします。
関西の田舎でも年配のひとは食べる事を、特に他人からもらったものを食べる時、“よばれる”と言います。ご馳走は大はつけないが同じように “ごっつぉう”と言いますね。
現代の小学生って先生にかなりカジュアルな言葉を使ってるけど、昔の基準では、かなり丁寧な尊敬語を使いこなせている方なんですね逆に昔の方が堅苦しいイメージがありましたが、時代劇でも明治以降の語彙がかなり取り入れられているんじゃないかな日本語の「死ぬ」も言い換える為にバリエーションがありますね「亡くなる」「他界する」「没する」「息を引き取る」「鬼籍に入る」インパクトを避ける為ですが、どれを使えばいいのか迷いそうです
「大ごっつぉよばれる」、祖母が使ってましたね祖母は新潟なので結構広い地域で使われる言い回しなのかもしれません
「御中」については、「解除することによるリスク」が現実に今でも生じることがあるので、存続していると思います。近頃は相手の名前に「様」すらつけない文書なども目に付き、さすがにそれは相手に失礼かなと思うのも事実です。だからこそ、「様」・「御中」を意識する側の人間は、ますます積極的に使う心理があるかもしれません。
「gottuo」(ごっつぉ)というイタリア料理屋を見たことがあります。オーナーさんは堀元さんと同じ感性の持ち主なのでしょう。
英語でトイレをbathroomというのは、欧米の家だとお風呂とトイレが同じ部屋にあってまとめてbathroomと呼ぶからでは。toiletと言うと下品というより単に便器を指すので意味が通じづらいらしいと聞いたことがあります
舞台挨拶なんかで俳優の「〇〇役を演じさせていただきました、〇〇です」が本当に気持ち悪い。それ誰への敬意なん?ってなるので。演じる許可を与えるのは作品を作る側、起用する側なので、「演じさせていただく」の敬意の方向は本来なら彼らに向かうはず。ただ、この場合だと聞き手は質問者やお客さんや視聴者になるので、「演者→制作サイド」の敬意を話す意味がわからない。普通に「〇〇役を演じました〇〇です」でいい。要は、「させていただく」は他者への敬意を示すものではなくて、自分がちゃんとしている人間であることをアピールするのに便利な手段となっているのだと思う。
私は栃木の出身ですが、祖母や母が食べるを「よばれる」と言ってましたね。名古屋とは縁もゆかりもないです。
ご飯を呼ばれる、は栃木の下野辺りでも言ってました。ごちそうになるという意味ですが、よそのお家にお泊まりのときにお風呂に入れさせていただくときも「お風呂呼ばれる」と言っていた気がします🤔
規約とかで使われる「ーさせて頂く」は嫌ですね「ーの場合、利用を停止させて頂きます」とかこっちに拒否権無いのに何だその表現
結婚式の出席カードは『寿』で消すとかも一番最初にした奴のドヤ顔感が癪……
【監修者の椎名美智先生からのコメント】
椎名が本で論じた「敬意漸減」には2つのレベルがあります。
日本語の敬語の歴史が関わる大きい話としては、敬意漸減のために「させてくださる」が丁寧に聞こえなくなったから(敬意不足)、より敬意のある(=距離感の大きい)「させていただく」が使われるようになり、語彙が交代したという、日本語の敬語がより敬意のある言葉にシフトしていくという大きな流れがあります。私が「敬意のインフレ」と呼んだのはこのことでした。
そして、おそらくこれが堀元さんがおっしゃっていた「させていただく」が使われるようになったわけ(=ベネファクティブの中で一番距離感が大=敬意が大だから)だと思います。そしてめでたく「させていただく」の時代になります。
ところが、その後、小さなレベルの敬意漸減の話として、「させていただく」自体が敬意漸減をおこし、もはや丁寧に感じられなくなり、単なる敬意マーカーとして何にでもくっつけて使われるようになり、「させていただく」で溢れかえっている。おそらく、これが水野さんが「敬意漸減=敬意のインフレ」とおっしゃっている事象ではないかと思います。
というわけで、大小異なるレベルの「敬意漸減」について、お二人が同じ用語を使って話されているので、聞いていてちょっと紛らわしい感じがします。
私が言っていたのは、どちらかというと堀元さん的なこと、「敬意漸減」→「みんなが敬意不足を感じ、もっと敬意のある言葉を求めて使うようになる現象」=「敬意マシマシ(インフレ)の言葉へとシフトしていく日本語の敬意表現の変化」のことで、2つの現象には時差があると考えていたので、水野説「敬意漸減=敬意のインフレ」とはちょっと違う意味でした。
一方、水野さんは、「させていただく」が使いまくられている状況を「敬意のインフレ」と呼んでおり、それはそれで別の意味での「インフレ」と呼べる状況なんだろうと思います。水野さんは「敬意漸減」を「敬意のインフレ」と同義で使っていらっしゃるので、こういうことなのかなと思いました。
私が研究・調査をした数年前は「させていただく」の全盛期で使いまくられて、「変だ」と言われながらも若い人が新しい使い方をし始めていました。ここ10年ほどで「させていただく」はさらなる変化を遂げているので、私は少し前のデータを見ており、水野さんは「させていただく」の変化の最先端を見ているということになります。
【参考文献のリンク】
○「させていただく」の使い方
→amzn.to/3O6LaHw
今回台本の監修をしてくださった椎名美智先生の著作。「させていただく三部作」のうち最も一般向けで、読むならまずここから。今回の台本のうち、最も参考にした本
○「させていただく」の語用論
→amzn.to/3nMN05K
「させていただく三部作」の最も最初の著作。研究書なので、まずは上の『~使い方』から読むべし。
○「させていただく」大研究
→amzn.to/3BfvUAH
「させていただく三部作」の最新作。椎名先生だけでなく、多くの先生が論考を寄せたオムニバス。「させていただく」に興味があったら次に手に取ってほしい本。
○ユリイカ 2022年8月号 特集=現代語の世界 ―若者言葉から語用論まで―
→amzn.to/3LSSoMT
椎名美智先生や、椎名先生と多く共著論文を書いている滝浦真人先生などが寄稿。このほか、青山学院大学の近藤泰弘先生の敬語に関する論考も面白い。
○日本の敬語論
→amzn.to/42LoMaO
上の滝浦先生の著作。日本の敬語にまつわる論争を整理し、見取り図を示す力作。たぶんいつかこの本の話もしたいとは思ってます。
○新・敬語論
→amzn.to/3W7rG81
『「させていただく」大研究』にも寄稿があった、社会言語学者の井上史雄先生の一般向け書籍。
○はじめての語用論
→amzn.to/42wB3iN
語用論について勉強したければ、こちらもオススメ。
貨幣の量的なだぶつきによるその価値の下落とシニフィアンの意味する力の漸減がアナロジカルに捉えられるので、水野氏の説明の目するところこそが「敬意のインフレ」と呼ばれうるように思える。
(ちなみに貨幣とはその意味するところが一般化抽象化平準化するあまり、対象(商品)の価値を単位量で表現するに至ったシニフィアンといえる。)
一方で椎名先生の論の重心は、価値の下がったジンバブエドルに代えるに、より価値を高く設定した新ジンバブエドルを以てするかのごとき「敬意のデノミ」にあるように思える。
なお新ジンバブエドルもすぐにデノミの憂き目に遭う模様
最近「〜使い方」を読んだので、第5回まで楽しみに待たせていただきます。
@@WINGofJapan283 デノミとの表現!いいですね、わかりやすいです
@@WINGofJapan283デノミだとさせていただくへの変化が説明できんわ
量的表現まで捨象されたのは貨幣のシニフィアンじゃなくて物のシニフィアンだし
@@バターズ-o5e
貨幣「が」商品のシニフィアンなんですよ
楽しみに待たせていただきました
たのまたせていただき!
botではないことがわかった
勝手に待ってろ.
これは許容できないwww
🤣
ねずっちが「整わせていただきました」って毎回言ってたらそれはそれで面白いな
最初「つけ」と呼ばれていたのが、
品がないので【御付け(おつけ)】となり、
それを丁寧に言おうとして【御御付け(みおつけ)】となって
さらに丁寧に言おうとした結果【御御御付け(おみおつけ)】となった話が好き
味噌汁のことですね、祖母が言ってたのを覚えています。
じゃあじゃあ、時代が下れば「御御御御付:みおみおつけ」になって
更に時代が下れば「御御御御御付:おみおみおつけ」となる未来があるってことぉ
主役の【めし】が「御飯」にとどまっているに対して本来添え物の【つけ】のエスカレートっぷりが甚だしいですよね。
最終的に【おんぎょおみおつけ】「御御御御御付」みたいにならないことを祈るばかりです。
おんぎょ、好き過ぎる笑
その説、だいぶ前に否定されてませんでした?
その証拠に「御御御」(おみお)が用いられる例が他にありません。
味噌汁をそんなに持ち上げるのなら、かつて税金として扱われた米(稲)に対して対応する語がないのは変です。
何なら、味噌汁なんかよりはるかに偉くてかつて「御上」(おかみ)と呼ばれていた天皇陛下が、同じ造語法で「御御御上」(おみおかみ)などとは呼ばれてませんし。
・「味噌をつかったサブメニュー」を意味する女房言葉「御味御付(つけ)」がまずある。
「付け」は「付属品」。
・「つけ」に対して「汁物であるサブメニュー」という趣旨で漢字「汁」が当てられる。
御味御汁。
・これに対して、わざと「味」を「御」と書いた言葉遊びがなされる。
御御御汁。
・話し言葉だけど、日記など文章でたまたま記録に残った実例もあった。
・話し言葉(宮中の高級女官限定)ゆえ、彼女らが見たら一発でただのくだらない冗談とわかる…それゆえ誰も注釈や訂正をくわえない。
<滑ったギャグに親切な解説>になるので。
・やがていっときの流行は女官当人らも使わなくなり、解説なしで文字「御御御汁」だけ残る。
・女房言葉は他の身分や京都以外の地域では使用せず、真偽の判定がつけられない。よって後の世の大多数が「御御御汁」を真に受ける。
って感じじゃなかったかと。
たぶんググったらこれが書かれたコラム出ますよ。
「使いすぎて敬意が漸減」「多用するとウザく感じがち」ということは、”特別扱い”が敬意を感じさせる源泉なのだろうか
どうせ、ほかの娘(こ)にも言ってるんでしょ!みたいな感じ?
広告の「あなただけに特別なお知らせです」もむしろ特別感がぐっと下がるよね。
サービス業をやっていたときの部下が、「させていただく」をよりへり下ろうとして、「さささせていただきます」と「さ」を重ねる工夫をしていたのを思い出しました。
ピン札の話ですが、母がやっていた「ピン札を手に入れたらタンス預金する」というのを私もやっていました。
おかげで若いとき既にかなりのタンス預金を持っていましたし、いつでもピン札を包むことができました。
今でもタンスに眠っています。
「ご注文は以上でよろしかったですか?」回も観させていただきたい。
わざわざコストかけて意識的に敬語を使うからこそ敬意が出る。言い換えると、無意識に息をするように出てくる敬語はコストが掛からないので、敬意がなくなるのでは?と思った。
漸減で思ったんですが、多分一部の人(今だとマナー講師みたいな人)が「俺こういう敬語使えるんだぜ、かっけぇだろ」って感じだったのが、次第にみんなが使うようになって、それを使っていることがステータスではなくなっていくんでしょうね。
だから誰かがまた新しい表現考えて、それが流行って〜を繰り返すんだろうな、と。
18:59 出たー!
難しい言葉をさらに難しい言葉で説明する伝家の宝刀!
大好物です。
敬意が漸減していく理由、ありきたりになってしまうってのももちろんあると思うけどどっちかっていうと頭一つ抜けようとしてワンランク上の敬意を見せつけてくるタイプの奴のせいな気がしました
これこれ
敬意もすり減るけど、恐怖もすり減るね。
昔はゲリラといえば恐ろしい戦法だったけど、今やゲリラ豪雨などとカジュアルに使ってる。
テロも恐怖でしかなかったけど、いつの間にか飯テロとかで使われちゃってる。
梅雨前線
昔の各ゲー(GG)で挑発コマンドと敬意コマンドってのがあって、挑発はもちろんリアルファイト直行のバッドマナー。
ただ、敬意コマンドの方は相手を称えるセリフをしゃべるのに、結局挑発と全く同じニュアンスで使われてたのを思いだした
実際、対戦相手に過剰な敬意を払われるとスゲーむかついたもんなー
逆にその状況だと敬意払われてもちょっと悲しいもんね
「ちょっとくらいプロレスしてもいいんだぞ対戦ゲームなんだから……」
となってしまう
人間関係は難しい……
今のギルティギアにも残ってます!
敬意キャンセル好き
ハースストーンっていうカードゲームでも友好を示す挨拶のエモートが煽りに使われてるのに近いのを感じる
「呼ばれる」はナヤシ方言エリア西部でも使いますし、中島らもさんの小説でも「(タバコを)よんどくなはれ」という表現があったので、西日本のかなり広いエリアで使われていると思います。
接客業です。同僚たちが使う「させて頂く」にいつもなんとなくモヤモヤしてましたが、単なる丁寧語に変わりつつあるとのことで腑に落ちました。
でも昨日「このようにラッピングさせて頂きました」はどうしても許せない気がして考えたところ、それは私の心の根底に「面倒だけど頼まれたから仕方なくしてやってる」という気持ちから産まれた抵抗感なんだなぁと思いました。
接客業していて変な敬語・謙譲語警察になりがちだったのですがこれからは「あぁ、言葉の役割が変化していってる過程なんだな」と穏やかな気持ちになれそうです…
俺は古代日本語を使いたくて仕方ねえよ
@@hompoyumyum6527 上代日本語のこと?
@@renk1310 イエス
させていただくは場合によっては謙譲表現としてわりと使うことがある いたしましたとか他の表現が使えないときはね ただ、いたしましたっていう謙譲語が使えるときは、そちらを使った方がよろしいかと この場合は「このようにラッピングいたしました」とも言えるね、うん
情報共有のくだりでハッとする水野さんすこ
外国人にわかりにくい会話に「もらってやってくれませんか」というのがあって、貰うのか、遣るのか、くれるのかわからないらしい。この会話を増やそうとすると「もらってやってみていただけませんか」という表現もありそうです。
貰って上げて下さい。
✋🎁→⬆️→🎁✋
@@yukinowithers あげてやってもらっていただいてくれませんか?
敬意漸減からの敬意のインフレによって使う日が来るかもしれない。
26:58 水野さんの「勤続疲労」と「金属疲労」のボケ、死んじゃったけど個人的には好きだな~
と思ってたら、もう野球業界では一周してた言葉でした
【監修者の椎名美智先生からのコメント】
椎名が本で論じた「敬意漸減」には2つのレベルがあります。
日本語の敬語の歴史が関わる大きい話としては、敬意漸減のために「させてくださる」が丁寧に聞こえなくなったから(敬意不足)、より敬意のある(=距離感の大きい)「させていただく」が使われるようになり、語彙が交代したという、日本語の敬語がより敬意のある言葉にシフトしていくという大きな流れがあります。私が「敬意のインフレ」と呼んだのはこのことでした。
そして、おそらくこれが堀元さんがおっしゃっていた「させていただく」が使われるようになったわけ(=ベネファクティブの中で一番距離感が大=敬意が大だから)だと思います。そしてめでたく「させていただく」の時代になります。
ところが、その後、小さなレベルの敬意漸減の話として、「させていただく」自体が敬意漸減をおこし、もはや丁寧に感じられなくなり、単なる敬意マーカーとして何にでもくっつけて使われるようになり、「させていただく」で溢れかえっている。おそらく、これが水野さんが「敬意漸減=敬意のインフレ」とおっしゃっている事象ではないかと思います。
というわけで、大小異なるレベルの「敬意漸減」について、お二人が同じ用語を使って話されているので、聞いていてちょっと紛らわしい感じがします。
私が言っていたのは、どちらかというと堀元さん的なこと、「敬意漸減」→「みんなが敬意不足を感じ、もっと敬意のある言葉を求めて使うようになる現象」=「敬意マシマシ(インフレ)の言葉へとシフトしていく日本語の敬意表現の変化」のことで、2つの現象には時差があると考えていたので、水野説「敬意漸減=敬意のインフレ」とはちょっと違う意味でした。
一方、水野さんは、「させていただく」が使いまくられている状況を「敬意のインフレ」と呼んでおり、それはそれで別の意味での「インフレ」と呼べる状況なんだろうと思います。水野さんは「敬意漸減」を「敬意のインフレ」と同義で使っていらっしゃるので、こういうことなのかなと思いました。
私が研究・調査をした数年前は「させていただく」の全盛期で使いまくられて、「変だ」と言われながらも若い人が新しい使い方をし始めていました。ここ10年ほどで「させていただく」はさらなる変化を遂げているので、私は少し前のデータを見ており、水野さんは「させていただく」の変化の最先端を見ているということになります。
【参考文献のリンク】
○「させていただく」の使い方
→amzn.to/3O6LaHw
今回台本の監修をしてくださった椎名美智先生の著作。「させていただく三部作」のうち最も一般向けで、読むならまずここから。今回の台本のうち、最も参考にした本
○「させていただく」の語用論
→amzn.to/3nMN05K
「させていただく三部作」の最も最初の著作。研究書なので、まずは上の『~使い方』から読むべし。
○「させていただく」大研究
→amzn.to/3BfvUAH
「させていただく三部作」の最新作。椎名先生だけでなく、多くの先生が論考を寄せたオムニバス。「させていただく」に興味があったら次に手に取ってほしい本。
○ユリイカ 2022年8月号 特集=現代語の世界 ―若者言葉から語用論まで―
→amzn.to/3LSSoMT
椎名美智先生や、椎名先生と多く共著論文を書いている滝浦真人先生などが寄稿。このほか、青山学院大学の近藤泰弘先生の敬語に関する論考も面白い。
○日本の敬語論
→amzn.to/42LoMaO
上の滝浦先生の著作。日本の敬語にまつわる論争を整理し、見取り図を示す力作。たぶんいつかこの本の話もしたいとは思ってます。
○新・敬語論
→amzn.to/3W7rG81
『「させていただく」大研究』にも寄稿があった、社会言語学者の井上史雄先生の一般向け書籍。
○はじめての語用論
→amzn.to/42wB3iN
語用論について勉強したければ、こちらもオススメ。
仕事上で「させていただく」をよく使う方に抱く不快感を省みたんですが、私にとって一番不快なのはリズムが悪くなることだと結論づけました
文末表現が冗長すぎて話の強弱が掴みづらかったりして、すごく退屈で眠くなってきてしまうんです
こちらの方で進めます
こちらの方で進めさせていただきます
「こちらの方で進め」と文末表現に分けると、前者は10音+2音で後者は10音+9音となります
こういった形で本当に頭に入れておきたい情報の間にノイズが多くなり、リズムよく情報を取り入れられなくなるのが不快だというのが私にとっての結論です
なら、『これでやる』が最短ですね。
@@Nera_kun
どこまで敬語表現削るかは難しいですけど、R&D部門のスタッフの報告で冗長な敬語聞いていると(そんなので時間取るくらいならコンパクトにまとめて技術面の質問する時間取ってくれないかなぁ)とか思っちゃうんですよ
その例文はどっちかというと「こちらの方」がモヤっとします
@@watashi-wa-tawashi
直近で実際に聞いた会話から後者を引っ張ってきて、
(せめて「ですます」にしてくれたらまだ聞きやすいのに)
と思ったところから作っているので悪しからず
私も全く同じです!
させていただきますを聞かせたい話者の自己満のために、聴いてる側の時間や処理能力が奪われてる感覚になるので、他の過剰敬語と比べてよりイライラしてしまう…
スパイスよろしく、使う側が敬意を表したくて使っていた敬語表現が、時代を重ねることで社会的に使うのが当然なものになって、適切に使わないと逆に失礼だなんてままならないものですね。
京都です。「たくさん食べた〜」って言う場面で「よぉけ呼ばれましたわ」と言いますね。ちょっと古風な言い回しだなと感じますが好きな言葉です。
ファッションの流行りが繰り返すのと全く同じ現象ですね。
めちゃくちゃオシャレなものが出ると流行るけど、流行りすぎて普及すると見慣れて何も感じなくなるから、また元のオシャレに戻る
ファッションは言葉のように無限ではないから繰り返していく
食べることをよぱれる、私まわりでも使います!特に高齢者?大阪です。介護施設で働いていますが、お年寄りに配膳して、「はいこれ、よぱれり~」と言うおばちゃん、いてました。80代の母も言います。普通に食べる、と言うより、ご馳走になるイメージがある気がします。
日本海側の民だけど、祖父母はご馳走が出るような場に招かれることを「およばれ」って言ってたなぁと思い出させていただきました
大学の時とある試験の受験で提出書類に宛名を書いた返信用封筒を入れることがあったのですが、ほぼ全員自分の名前に「行」をつけて出そうとしたら、教授に「これ相手方は全部様に直すことになってお手を煩わせるから、最初から様にした方がかえって丁寧」と言われ目から鱗でした😮
まあそういう方もいらっしゃるでしょうが、相手次第では、リスクがありますね(汗)。
無意識に「自ら尊大ぶっているイメージ」が相手に植え付けられる可能性がありますよね。
その学者の方針はそれはそれでよく考えられたものなのでしょうが、
それが通じるか通じないかは、文書目的や相手関係や日頃の人間関係によると思います。
@@tackhassy2216 仰る通りですね。その試験は何百人もの人が受けるものであること、他にも確認が必要な書類が多数同封されていること、大学ごとの団体として一括で願書が提出されること、教授は毎年その試験の担当をしていらっしゃったため、返信用封筒がどう返ってくるのかをよく知っていたこと、などの理由により、このように仰ったんだと思います。
@@rina6403さん 早々の返信ありがとうございます。 その先生の柔軟な指針に、さぞかし目に鱗だったでしょう。興味深いお話をさらに詳しくおっしゃってくださり、楽しく拝見しております。
礼儀正しいことを意味する「慇懃」が「慇懃無礼」の略として使われて意味が逆転するという変化の発端を水野さんが担うかもしれない
動画見ながら混乱して、慇懃の意味を何回も調べちゃった
発音だけが独り歩きして熟語の元々の「文字への意識」がなくなってしまっている事例ですね。
他にもよくあるかと思います。
「よばれる」が方言やったことが衝撃。
500年くらい封印されてて復活した魔王の言う「貴様に世界の半分をくれてやろう。」って本人的にはめちゃくちゃ丁寧にへりくだって言ってたのかもしれないですね。
ジェネレーションギャップで悪い受け取り方されちゃうけど
「遠路はるばるこちらまでいらっしゃいまして、誠にありがとうございます。ここでお客様だけに特別なお知らせがございます。世界の半分をお納めいただく大変魅力的なプランをご提案申し上げます。もしご興味ございましたら詳細をご説明さしあげますので、勇者さまにおかれましてはご検討いただけましたら幸いです。」みたいな感覚だったんでしょうか。
@@masuo64 持ち帰って検討させていただく世界線が有ったとは!!
コメントさせていただきますのは恐悦至極に存じ奉ります
御中の敬意を上げるために
「御御中」や「御御御中」を提案します!
まるで御御御付みたい
敬語を学んだニャンちゅうみたい
ご祝儀のピン札問題、めっちゃ共感です😂😂
急ぎでピン札が必要になった時の豆知識として、ホテルのフロントさんに事情を説明すると、ピン札と交換してくれることがあります。
全部のホテルが用意しているわけではないですし、常にホテルを頼るのはどうかと思いますが、緊急時の対処法のひとつとして、置いておきますね。
水野さんの口から「パッチ」という単語が飛び出したのが
今日のハイライトとさせて頂きます。
させていただく1の動画を見て、自分はもちろん人の使う「させていただく」に一層違和感を得るようになりました。
が、次の瞬間もまた次の瞬間も使われるのですぐさま諦めがついたというか、受け入れて、さらに次の瞬間には自分で使っていました。
させていただく3、近日見ると思いますが楽しみです。
当方、先祖何代も新潟県民ですが「おおごっつぉ呼ばれる」は曾祖母から聞いたことがあります。発祥の地あってそこから広まったのか、時代背景があるのか、不思議ですね。
私が「させていただく」に違和感を感じるのは、前回名前の出ていた「使役性」での観点からのものが強いです
「許可を与えた覚えはない」というのももちろんですが
「許可を既にこちらが出しているみたいに、その行為の責任をこちらに勝手に押し付けないでほしい」という「他責思考」をつい感じてしまうからです
(27歳男)
岐阜出身ですが「今日はうちで夕飯呼ばれていきゃーよ」みたいに、呼ぶ方(もてなす方)も”食べる”ことを”呼ばれる”と言うので、完全に食べるという言葉の代用表現になってますね。地域性や年齢層もあるとは思いますが
日本では食べる前に「いただきます」といいますが、自然を自分ではどうしようもできないすごい存在だと思っているので自然に感謝して「いただきます」といいます。
つまり、高位の人から物をもらうというというのは人間ではなく野菜や動物などの自然からいただくという表現なのかもしれませんね。
29:30 「慇懃」も単体では良い意味らしいですね。今だとみんな「慇懃無礼」という熟語しか用例覚えてないwからマイナスイメージがべったり貼りついてるけど。
いただく=よばれる
は関西でも言いますね!
「お食事をよばれる」ってよく聞きました。主におばあちゃんとかがいうので私は使ったことないですけど。
お呼ばれしたっていうイメージ
中国地方住まいだけども、祖母がお茶菓子出してきて「お呼ばれしんさい」って言ってきたことがあったな
小さい頃から3世帯で暮らしてきて聞いたのは2回くらいだから、一般的であるかは微妙だけども
意味が理解できなくて、呼ばれるも何も今目の前におるやんけって思いながら饅頭食ってた
広島でも私の世代(60代)では普通です。
今から40年前の、20代だった時の話ですが、先輩の奢り飯の後で、後に結婚することになる女性に「今日はお呼ばれでさあ」と言ったら、「誰に呼ばれたの?」と返されて、意味が通じてないのが、判らなかったのは、懐かしい思い出。まさか、「お呼ばれ」が、関東方言ではすでに当時、死語だったなんて知らんがな。
新潟も使いまーす。若い方はわかりませんが。
連続使用がうざがられるのなら、「させていただく」と「たてまつり候」を交互に出していけばイイじゃん!と閃きました。
完全に門外漢ですが、貴様に関しては使われすぎて敬意がすり減ったというよりは、一般大衆による貴族への蔑みが意味の逆転現象を起こしたようにも感じる
今回も楽しく聞かせていただきました。
「させていただく」は氣になる方ですが、同じように氣になっていた表現に「よろしかったですか?」があります。例えば注文を取ったときに、復唱して「〇〇でよろしかったですか?」というヤツです。
いま聞いてるんだから、「よろしいですか?」でいいだろ!って思っていたのですが、ゆる言語ラジオを聞いた今では、過去表現にして距離を作って敬意を示す表現なのかな、と思っています。それから、たまたまかもしれませんが、最初に「よろしかったですか?」を聞いたのは京都で、東京で聞くようになったのは数年後でした。敬語表現が発生する場所についての研究があったら面白そうですね。
「おっしゃられる」などの二重敬語も、主に敬意の漸減から生じているのかも知れませんね。食べる⇔いただくの話では、数年前から、公では「食べる」は「いただく」に置き換わっている印象でしたので納得しました。最終的には「やる」と同じ身分に落ちてしまうんでしょうか⁈
ここだけの話、企業に対して「買わせていただきました」というコメントには、へりくだるのもタイガイにしろと内心思っております。
私自身はこの言葉を言われても、嫌味を込めて言われない限りは気にならないので、
私自身のそのメカニズムはどういうことなのか、それが解明できず、むしろそのことにモヤモヤしてきました。
恐らくですが、相手の「いただく」という言葉のほうに重心を置いて聞き、「丁寧に言いたいのだろうな?」と、
無意識に解釈する癖がついているからかもしれません。
こういう動画のコメントに時々「興味深く拝見させていただきました」「勉強させていただきました」とか見かけるけども、
別に動画を見ることは投稿者に何の許可も必要ないし、勝手に見ればいいのにもかかわらず、
良い動画を作った投稿者への敬意の表現として、そういう言葉になってるわけなんだなあ。
逓減するのでここんとこ気になるのは、政治行政で出てくることの多い「加速化する」かな。
加速する、速める、でいいじゃんって思うけど擦り切れちゃってるから化を付けてるんだろうなと納得した。
仕事に置き換えるの面白すぎますね例えが上手いですよね
水野さんと同い年の私。水野さんとセンター古典が同点で歓喜💃
現代文が9割とれたので、何とか耐えました。
あの年は時間足りなかったですよね😅
毎回、楽しく動画を拝聴させていただいております。
「御中」は確かにゼロになってますよね。当たり前の状態、なければ失礼って、意味ない風習だなと思いながら二重線を引く自分。
それをしないことで、こいつ常識ないなとか思うやつの気が知れない。とか絶対に口に出さない。これが常識。教養ある自分でいなければならない。
教養ある人だと周囲から思われ続けなければ、人として扱われない恐怖。同じ約束事を知っていて、実行する、そこにあるのは仲間意識。
結束を固めるのではなく、異端者を排除する仕組みとして働く。はてさて、日本の文化をどう守っていべきか。
そういえば、令和になったとき、平成に二重線を引いてその上に令和の文字を押せるゴム印が話題になっていた気がします。
おなじ手段が使われるのでしょう。どんどん手軽になっていく敬意表現。新しく生まれる待遇表現。ってことは、マナー講師の職はなくなりませんね。
古文50点中17点なら3割超えてますが……
いつもそうですが、得意と不得意の偏りに驚かされて楽しいです。極端に弱いのが逆に魅力的です。
初回を見たあとに会社でメールのやり取りがあって、「させていただく」が3つ並んでたので流石に笑わせていただきました。
内容は、
「某人にはメールさせていただいております。
某教授には別途メールさせていただきます。(OBがいるのをアピールさせていただきます)」みたいな感じでした。
デ○モン○暮閣下の「〝お前〟も蝋人形に〝してやろ〟うか」も10万年の時を経て敬語の意味が削がれていったのか
なるほど、本来は
「貴方様も御蝋人形にさせていただきたく存じ上げます」
ってニュアンスで閣下も使ってたのか
この「経緯は漸減する」で思ったのが「了解しました」の敬意性ですね
マナー講師がうんたらかんたら~って向きもあると思いますが、
もともと軍隊のように上下関係が厳しい間柄で使われてたのが、近年では親しい仲でも使われるようになった(=卑近になった)
ため敬意が下がったから失礼に感じる人が出てきたんじゃないか、という考察です。
「サウナで整わせていただきました」
は「サウナ」を擬人化して謙っているイメージを持ちます。
擬人化サウナの言い分は以下二通りが想像できるかと思いました。
・そりゃ整うための施設なんだから勝手に整ったらええがや
・ おう、整わせてやったわ
「整わせていただきました」と言う方は、サウナを許可を与える側に置いて「サウナ」そのものに敬意を示すということを行っているように感じました。
スポーツ選手がコートやグラウンドに礼をしているのと同じような本質を持つような気がします。
動画の趣旨とは全然関係無いのですが、
普段の生活でたまに出会えるピン札を
コツコツたんす貯金しています。
これでピン札探しの旅に出なくて良いですし、
お釣りでピン札をもらった時は自然と「ありがとう」が
出るようになり、円滑なコミュニケーションが生まれます。
以上、生活の知恵を共有させていただきました笑
「おっしゃられる」みたいな二重敬語も、敬意が漸減した感じがしちゃうから丁寧にしようと思って出てくるものだと思うのですが、今のところ「間違い」として扱われます。
「おっしゃっている」を「おっしゃっていらっしゃる」はくどいだけで間違いじゃないという人もいますが、どうですか?
さらに「おっしゃっておられます」という形も…。「おられる」系の敬意表現について、外国人に教える日本語としては「おります」は謙譲語として扱っているのですが、結構普通に使っている人も多いですよね。
大切なのは気持ちなんだから、「丁寧にはなそうとしているんだな」と思っておおらかにコミュニケーションができたら一番いいんでしょうけど。
させていただくの壮大なお話聞き応えありました。面白かった。実は呼ばれよう🎉も、かなりハマりました。親戚の集まりで大ご馳走食べるご発声は必ずばあちゃんの高らかな呼ばれようーでした。ちなみに博多です。
21:00 友達や親戚宅でお菓子や飲み物を出してもらってそれを食べることを「呼ばれる」と表現しますね(京都府南部)。幼い頃に母から「〇〇ちゃん家で何か呼ばれたらお母さんに報告してね、お礼言わなあかんから」と常々言われておりました。
「させていただく」が気持ち悪いのは自分でやっていることでも、全て皆様のおかげですという意味が相手に伝わっていないからではないですかね。
「作家をさせていだたく」といった場合、作家のような職業が成立するのは皆様のおかげですってニュアンスだし、「整わせていただきます」ってのもサウナという施設を提供していただきありがとうございますって意味が込められている。でもそれが伝わらない。
整いました。
サウナとかけまして樹液に群がる昆虫とときます。
そのこころは
蒸し器(虫、木)を使わさせていただきます。
20:42 大阪ですが、おばあちゃん世代は「呼ばれる」言いますね。
食事会とかで遅れてきた人に対して「お先呼ばれてますよ」って言ったりとか。
会社でお土産とかもらった時に「お腹空いてるから呼ばれよ」とか。
自分で作ったものを食べるってニュアンスではなくて、人との繋がりの中における食事をいただく時に「呼ばれる」って言う気がします。知らんけど。
敬意の話、スパチャの額でたまに悩むので概念的に参考になりました!
今更ですが楽しい動画ありがとうございました!
"敬意が減衰する"って、以前ホリモトさんが話してた"感謝の表現を初手から強め過ぎない"みたいなテクと近いですよね
一人の相手とのやり取りの中でいちばん最後に一番デカい謝意を効果的にぶつけるために「この度は本当にありがとうございました」みたいな表現は温存しておくみたいなやつ
それが特別であることを表現するために"今あるものをすり減らさないこと"と"まだすり減ってないサラピンを使うこと"って両面からのアプローチですよね
オタクが新語・造語を次々表していくのってやっぱり「自分は特別だから・・・」みたいなきしょい自意識とか既成のものに対するマウント意識みたいなものが根底にあるのかなみたいな論理ジャンプをしたところで我に返りました
「させていただく」がウザかった経験みたいな話で言えば、私自身かなり"警察"寄りのいやな人間なのであげ始めればきりがないくらいにはあり過ぎます
最近特につらいのは「~になります」という表現で、これを「~です」という敬語表現として使われているケースがあまりに多く辟易しています
NHK放送文化研究所の最近気になる放送用語というコラムのQ&Aによれば、「~になる」という表現は 1)変化・移行した結果が出現する。 2)結果として一定の役割を果たす。 の二義が定義されています
「お出口はあちらになります」というような表現は「もともと別の出口が使われていたが、以後その出口ではなく別(あちら)の出口のみ使用可能になる」というような場合には正しい用例だが、特に通用可能な出口が変わらないような場合に単に丁寧語として用いているのであればそれは誤用ということです
言語はいきものであり、変化こそその本質みたいなスクールの人からすれば大した話には聞こえないのかもしれませんが、いかんせん私は偏屈カス野郎なのでいまある体系に則っていないこと、それが変化していくことをなかなか易くは認められず、人の話を聞いているときも正用・誤用のことばかり考えてしまいます
偏屈カス野郎は死後虫に生まれ変わるらしいです
みなさん来世は春の野でお会いしましょう
就職してから敬語だのクッション言葉だのを多用しなければならなくなってマジで地雷原を踏まないように歩いてる感じする
十分丁寧にしてるつもりなのに冷たく聞こえるとか言われる
早く...続きを...
次も楽しみにさせていただきます
いわゆるマナー講師みたいなのが延々と新しい謎マナーを生み出す理由がちょっとわかった気がしました。
滝浦先生の授業をとってます。とてもノリの良い授業をされる方で、ゆる言語学ラジオと相性がよさそう・・・とおもっています。ぜひいつか御本をとりあげて頂きたいです! そしていつか出演してくださらないかなあ。笑
20:50 「お呼ばれ」は「目上の人から食事の席に招待される/ご馳走になる」という意味なので、表現としては直接的な方だと思います。
本来自宅での食事などはそう言わないわけですが(誰からも呼ばれてないですしね)、これもおそらく敬意逓減によって代用表現になっているのかも(名古屋だけに特有なのかはわかりませんが)。
いつも楽しませてもらっています。
本筋とは違いますが、広島県東部、備後地方の者ですが、
「おおごっつぉをよばれる」こちらで通じますw
備後と名古屋は言葉が似ているとは聞いていましたがこんなのまで通じるとは思いませんでしたw
「お店で誰でもいただくことができます」のような例,
「いただく」も元々は謙譲語だったはずが,実質的に美化語になりつるあるのでしょうかね。
そのうち「どうぞいただいてください」とかがでてくるかも。
この前気力がない状態で見たら全然面白くなかったのに、気力が普通くらいの今見たら内容すごい面白くてびっくり!前回の動画と続けて試聴してしまった。
脳の健康状態の指標になりそうな動画をありがとうございます。
よばれるは北海道でも食べるの意味で使います。ご馳走になるっていうニュアンスです。
長い間疑問だったことが、ようやくわかってきました。
教えてくださって、ありがとうございます。
ムラブリでハンコが押せないという話が、ありましたが、
通信プロトコルが徐々に複雑化していくという理解であってますかね?
敬語はインフレしていくのに、
経済はデフレに向かうのが不思議ですね。
「よばれる」は広島弁でも「食べる」の意味で使いますね。もう昼ごはんは食べたか、と聞くとき、祖母が私と二人のときには「わりゃあ、はあ飯食うたんか」と言っていましたが、人前では「わりゃあ、はあ昼よばれたんの」と言っていました。確かに、敬語というよりは、生々しさを隠す表現のようです。「飯」も「昼」と言い換えられているのも、表現を曖昧にする言い方なのでしょうね。
ちなみに、今住んでいる東北では、あまりそのような表現を実感しません。「さあ、食べて」というのは、標準語の敬語では「召し上がって」、広島では「よばれんさって、よばれて」となりますが、東北だと、「け」です。「食え」そのものですね。丁寧に敬語表現で話されている文脈でも、普通に「け」が使われます。東北弁に敬語表現が無いわけではありませんから、この地方では、食べる、などの言葉に生々しさを感じ、不調法だと思う感覚があまり無いのかもしれません。
同じ日本でも、何を無礼に感じ、何を無礼に感じないかの感覚が異なるのは、興味深いことです。
本当に相手の気持ちを汲んで使うならまだしも…
相手はむしろ望んでないことを、慇懃無礼に進めるような場面の方が想像できてしまう。
言う側に発言の責任が感じられないのがなぁ…
ご返信の件、堀本さんと全くおなじこと思ってました。返信は相手に差し上げる大切なもの、という意味で「ご」をつけるのは正しいのかなって思ってます。
「食べる」の敬語表現で思い出しましたが、鹿児島では「食べる」を丁寧にいうと「食もる(たもる)」になります。
関係ないですが、個人的に興味深い点は、もともと下一段活用だった動詞が、五段活用になっているところです。
整わせていただきました。
「一目惚れ」とかけまして「飛び降り自殺」とときます。
その心は、どちらも「こいにおちる」でしょう。
ごっつぉ(御馳走)からのロレンツォはワロタw
「そちらの考えでやってることを、こっちの許可取ったみたいに言うなよ」っていう斜め上の違和感持ってた。「野球選手を目指させていただきます」みたいな。
「なに勝手に」「そんなのきいてない」「自分一人だけ」に対する予防線みたいだな、と思ったことはあります。
恙無し祈願のお守りというか、炎上除けお守り的な
敬語はコミュニケーションである
であれば、言葉遣いがどうのという話では無く、お互いに尊重しあいましょうって所に落ち着く
僕は身体障害者なのでいろんなヘルパーさんに介助をしてもらうのですが、以前ヘルパーさんの中に「~(食事・トイレ・入浴・着替えなど)の介助(介護)をやらさせていただきます」という人が居ました。僕は違和感を感じまくっていましたね。「やらせていただく」か「させていただく」どっちかで良いだろうと思っていましたが、「させていただく」も違う気がしてきました。
言葉って難しいですね。
このシリーズ面白すぎる。次回も楽しみに待たせて頂きます!
過去回を遡って聞いているときに「させていただく」が出てくると、たぶんご本人も意識しないで発言しているのかなと思う場面があるので過去回がなお面白いです
やらさせていただく、という使い方がいろいろ重なって一番モヤモヤする。
次回も楽しみに拝見させていただきます。
敬意のすり減りで「~ですから、~」を連想した
数十年前の映像ではアナウンサーが普通に使っているし、
古い施設の注意書きで未だに目にするけど、20代の自分にとっては違和感を覚えてしまう
駅のホームのアナウンスでも使われるぐらい今でも一般的なので、
20代とか関係なくあなたの感覚がずれてるだけですね。
他の20代巻き込まないでください。
西鉄のアナウンスで「危ないですから、黄色い線の内側まで下がってお並びください」というのがあります
敬意の漸減とは違う気がします。
関西の田舎でも年配のひとは食べる事を、特に他人からもらったものを食べる時、“よばれる”と言います。
ご馳走は大はつけないが同じように
“ごっつぉう”と言いますね。
現代の小学生って先生にかなりカジュアルな言葉を使ってるけど、
昔の基準では、かなり丁寧な尊敬語を使いこなせている方なんですね
逆に昔の方が堅苦しいイメージがありましたが、
時代劇でも明治以降の語彙がかなり取り入れられているんじゃないかな
日本語の「死ぬ」も言い換える為にバリエーションがありますね
「亡くなる」「他界する」「没する」「息を引き取る」「鬼籍に入る」
インパクトを避ける為ですが、どれを使えばいいのか迷いそうです
「大ごっつぉよばれる」、祖母が使ってましたね
祖母は新潟なので結構広い地域で使われる言い回しなのかもしれません
「御中」については、「解除することによるリスク」が現実に今でも生じることがあるので、存続していると思います。
近頃は相手の名前に「様」すらつけない文書なども目に付き、さすがにそれは相手に失礼かなと思うのも事実です。
だからこそ、「様」・「御中」を意識する側の人間は、ますます積極的に使う心理があるかもしれません。
「gottuo」(ごっつぉ)というイタリア料理屋を見たことがあります。オーナーさんは堀元さんと同じ感性の持ち主なのでしょう。
英語でトイレをbathroomというのは、欧米の家だとお風呂とトイレが同じ部屋にあってまとめてbathroomと呼ぶからでは。toiletと言うと下品というより単に便器を指すので意味が通じづらいらしいと聞いたことがあります
舞台挨拶なんかで俳優の「〇〇役を演じさせていただきました、〇〇です」が本当に気持ち悪い。それ誰への敬意なん?ってなるので。
演じる許可を与えるのは作品を作る側、起用する側なので、「演じさせていただく」の敬意の方向は本来なら彼らに向かうはず。
ただ、この場合だと聞き手は質問者やお客さんや視聴者になるので、「演者→制作サイド」の敬意を話す意味がわからない。普通に「〇〇役を演じました〇〇です」でいい。
要は、「させていただく」は他者への敬意を示すものではなくて、自分がちゃんとしている人間であることをアピールするのに便利な手段となっているのだと思う。
私は栃木の出身ですが、祖母や母が食べるを「よばれる」と言ってましたね。名古屋とは縁もゆかりもないです。
ご飯を呼ばれる、は栃木の下野辺りでも言ってました。ごちそうになるという意味ですが、よそのお家にお泊まりのときにお風呂に入れさせていただくときも「お風呂呼ばれる」と言っていた気がします🤔
規約とかで使われる「ーさせて頂く」は嫌ですね
「ーの場合、利用を停止させて頂きます」とか
こっちに拒否権無いのに何だその表現
結婚式の出席カードは『寿』で消すとかも一番最初にした奴のドヤ顔感が癪……