【「春の七草」を取り入れた和歌・短歌を解説します】

今回は春の七草に関する和歌・短歌をご紹介します。
七草は早春にいち早く芽吹くことから邪気を払うとされており、無病息災を祈って、古来より七草がゆを食べます。
この風習は、日本に古来からあった年の初めに芽が出始めたばかりの春の野草を摘む、「若菜摘み」と、中国の1月7日の「人日（じんじつ）」の日に7種の若菜を羹（あつもの）、熱く煮た吸い物にして食べ、無病を祈る習慣と邪気を払うという風習が結びついたものと考えられています。
掲載した歌は次の通りです。
光孝天皇　百人一首（15）
君がため　春の野に出でて　若菜摘(つ)む　我が衣手に　雪は降りつつ
素性法師　古今和歌集 巻第七　賀歌 （357）
春日野に　若菜摘みつつ　万世を　いはふ心は　神ぞ知るらむ
円融院御製　拾遺集　20
春日野に　多くの年は　つみつれど　老せぬものは　若菜なりけり　
伊勢　拾遺集　285
春の野の　若菜ならねど　君がため　年の数をも　つまむとぞ思ふ
赤染衛門（赤染衛門集）
春日野の　けふななくさの　これならで　君をとふ日は　いつぞともなし
西行（山家集）
うづゑつき　七種にこそ　おいにけれ 年を重ねて　摘める若菜に
慈円（拾玉集）
けふぞかし　薺 （なずな）はこべら　芹（せり）摘みて　はや七種の　おものまゐらむ
正徹（草根集）
摘むのみか野べのわかなの七種をしづくもたたく雪の松陰
松永貞徳（逍遊集）
おもふどち　野べに出でつつ　春はつみ　秋はをりとる　七種の花
正岡子規（竹の里歌）
あら玉の　年のはじめの　七草を　籠（こ）に植ゑて来（こ）し　病めるわがため
若山牧水（黒松）
七草の　なづなすずしろ　たたく音　高く起これり　七草けふは
＃春の七草＃七草の歌

[@user-hc8jj7ys3e]

明けましておめでとうございます!　本年もどうぞ宜しくお願い致します。早速、私も七草を歌ってみました。
われ臥せば君が作りしほかほかの七草がゆは春のさみどり
今年も幸多き一年でありますように。

[@tankaichigoichie]

大切な人が作ってくれたおかゆ。「ほかほか」という何とも言えず心の底から温かくなる感じと、「さみどり」によって七草の色鮮やかな美しさまでが伝わってきます。美味しさだけでなく、その色合いまでが美しい七草がゆが目に浮かびますね。
本年もよろしくお願いいたします。

[@tkg6893]

明けましておめでとうございます。
いつも動画を通じて季節や歴史を感じさせていただいております。
今年は厄年ですが、無事に終えれますように。
主様も視聴者さまも、良い一年でありますように。

[@tankaichigoichie]

明けましておめでとうございます。
厄年ですか。健康には十分お気を付けください。
七草で厄をよけ無病息災を祈りたいものです。
TKGさんも、良い一年でありますようにお祈り申し上げます。

[@scott-joplin]

明けましておめでとうございます🙇
私が好きな百人一首が最初に紹介されて、嬉しいです。

[@tankaichigoichie]

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
若菜つみの歌で一番有名ですからね。

[@user-xv6ju9ho1e]

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。
まだまだ外は寒く、服を何枚も着込んで
まるで雪だるま…かな。
今日は「人日の節句」五節句のうちの最初の祝いの日ですが、五節句はすべて奇数日になっているのはどうしてなんでしょう。疑問に思っていました。
七草をゆでればフツフツと湯気の立つ音は良いものですね。
健やかな一年になりますように。

[@tankaichigoichie]

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
そういえば、「七五三」も奇数ですね。
十七条憲法も奇数です。（９＋８？）
陰陽道と関係があるとか聞いたことがあります。
奇数は陽の数字ですが、3月３日とか二つ並ぶと偶数で陰になります。
良い数字なのか、悪い数字なのか？
悪い数字だとすると、邪鬼を払うことに関係があるのかもしれません。
今日は七草がゆですね。