@@toshinoribeck 横から失礼。そのWikiの記述のもとになったソースは何ですか? 車田さんは以前、誰でも編集ができるWikiは情報ソースとしてはほんの部分的にしか確実な信憑性がないとおっしゃっていた記憶があります。 例えば昔書かれた伝記の類などは、著者の想像力がそのまま事実として反映されたような書き方をされる事がありますし……。そのような著書がソースだとしたら、確実なソースとはいえないと思います。 ちなみに英語版では、 Walsegg probably intended to pass the Requiem off as his own composition, as he is known to have done with other works. 「おそらく」自分の作品として発表したかったのだろう。 と推測で書かれています。
@@ttwiligh7 さん 1964年にオットー・エーリヒ・ドイチュがヴィーナー・ノイシュタットの市立古文書館で発見した記録によると、ヴァルゼック伯爵は、好んで他人の作品で身を飾り、自分の居城と城内礼拝堂で他人の作曲を演奏して、それを自分の作だと称していたようです。レクイエムについても、手に入れた伯爵は同様にして自分の手で写譜して総譜を作り「ヴァルゼック伯爵作曲」と記したとのことです。それは、伯爵が交わした契約が、レクイエムの独占所有権を持つ契約だったからだと思われます。 ※英語版で「probably = to mean that something is very likely (Cambridge Advanced Learner's dictionaryより)x「恐らく」は正確な訳ではない」としているのは、伯爵は独占所有権を持つ=自作と称する傾向があり、決して、モーツァルトを利用してレクイエムを自作として発表するような悪気はなかったからだと思います。伯爵の真意は分かりませんが、他の作品に関しても、同じ傾向があったので、英語版ではその意図をくんだのでしょう。 だから、伯爵は、夫人の手によって「レクイエム」の譜面の一部が出版社に売り渡されたことを知り、モーツァルト未亡人に対して厳しい措置をとろうとしたようです。(日本語のウィキペディアでは「強く抗議をした」と濁していますが)。ただ、「彼の思いやりのおかげで、問題は誠意をもって収拾された」そうです。
若い頃に一度だけ訪れたパリで、初めてモーツァルトのレクイエムを聴きました。
シテ島の中くらいの教会で、オケもコーラスもこぢんまりしたものでしたが、あまりの荘厳さ、美しさにとても感動したのを憶えています。
日本だとクラシック音楽はコンサートホールで聴く機会が多いと思いますが、パリでは街のあちこちで辻音楽士たちが演奏していて、市民にクラシック音楽がとても身近なんだなと、羨ましく思いました。教会で演奏されてたレクイエムも、皆さんとてもラフな服装で、そう短パンとTシャツなど着て聴きにこられてて。また小さな子供さんも脇にある段差のところにおばあちゃんと腰かけて、ちょこちょこ動きながら、おばあちゃんに座るように言われながら聞いてました。そんなふうに、小さい頃からクラシックが身近に聴ける環境はさすがパリ!
教会で聴いたレクイエムはまるで天から降ってくるように聞こえました。
その時以来、モーツァルトのレクイエムは私の憧れです。いつか歌ってみたいとスコアだけは持っています。
(*^^*)
いつも興味深いお話、有り難うございます。
m(_ _)m
今まで聞いた一番詳しい、プロフェショナルな説明でした。勉強になりました。
数あるレクイエムの中で、モーツアルトのレクイエムが最高だと思っています。
天才は数いれどMozartは本当に桁違いの大天才だと思います❣️ラクリモザが大人気ですが私は導入(Introitus)の美しさに震えます😭‼️
😊😊😊
私はモーツァルトの作品では「レクイエム」が一番好きなので、
このようなわかりやすくて奥が深いすばらしい解説動画を作っていただいて、すごくうれしいです😄
ズィスマイヤー(ジュスマイヤー)が作曲したとされる第11~13曲ですが、
第12曲「ベネディクトゥス」はすごく美しいので、この曲にはモーツァルトの指示が相当入っていると私は推測しています。
私が個人的にハマった演奏はジョルディ・サヴァール指揮の1991年ライブ録音で、
速いテンポと古楽器独特の響きがクセになる演奏ですね😊
ベネディクトゥスはかなりモーツァルトっぽいですよね。僕は古楽器ではガーディナー版を良く聴いてました。
アマオケでこのレクイエムを演奏しました。キリスト教者ではないので、それなりに悩みました。演奏のむずかしさにも悩みました。長いし。でも、同じステージ上でプロのソリストがすぐ側で歌うのを聞いて、すごく幸せを感じました。よく訓練された劇場に通る声の美しさは何者にも変え難いです。私のパートは弦の低音部です。
とても分かり易く話にすっかり引き込まれました。また動画をよろしくお願いします。
先生、今日も素晴らしい解説をありがとうございました。
まさにクラシック曲の金字塔だと思います。未完が残念です。
最初のrequiem aeternamがなんと言っても名曲中の名曲ですが、 個人的には先生のおっしゃったLacrimosaが最高ですね。
曲調も合唱も素晴らしいですが、なんといっても12/8の伴奏に味があります。
8分休符と8分2連符の単純な繰り返しなのですが何度聴いても鳥肌が立ちます。
本当に未完が残念ですね・・
車田様、ここの所忙しくアクセスできませんでしたがいつもありがとうございます。今年2月に娘が招待してくれて、フィレンツェ、ベネチアに家族旅行に行きました。その際にベネチアのラフェニーチェで劇場見学をしていた所、モーツァルトのレクイエムのリハーサルをホールでやっていて、ナポレオンが聞いていたバルコニー席で終曲まで聴かせていただきました。僕がどんだけこの曲が好きか係員に言った所、椅子を持ってきてくれて、いつまででも居ても良いわよ❤と言われました。最初何が始まるかわからなく緊張してきた時に聞こえたファゴットの音色一生忘れられません‼️いつも良い説明ありがとうございます♪
モーツァルトのレクイエムを取り上げて下さりありがとうございます!とてもわかりやすい内容でした。レクイエムに興味を持ったのは映画『アマデウス』がきっかけです。晩年に有名な超大作を遺したモーツァルトは素晴らしいですね。若くにして亡くなったのが残念です。
😊😊
私は、この曲を全部モーツァルトの作曲で聴きたいなと思います。無理ですけれど。
だけど、彼は本当に天才だなと、あらためて思います。
モーツァルトの晩年とレクイエムと、キリエのお話、大変にためになるお話ありがとうございました。レクイエムのLacrymosa涙の日、色々な思いに浸りながら、しんみりと聞けます。🎵
すごく分かりやすい説明ありがとうございます。周りの生活が想像できるくらいでした。ch登録させていただきました!!!
いつも分かりやすい動画をありがとうございます。
私は今までオペラに接する機会がなかったのですが、現在参加している楽団が毎年オペラコンサートをしているので車田さんの動画を見て少しずつ勉強しています。今度「リゴレット」というオペラコンサートをするので、もしよろしければリゴレットの解説をお願いしたいです。
モーツァルトのレクイエムいいですよね。
自分もレクイエムを作曲したときにいろんな作曲家のレクイエムを聴きまくりました。
そんな中で「アーメンフーガ」を知ってジュスマイヤー以外の校訂版も知って
またもやCDをコレクション!幸せな時間でした。
その一つに動画で見つけた自筆譜版がすごくよかったです。
(CDもあるんですが、テンポ感が動画のほうが好みです。)
モーツアルトが書いた部分だけの演奏で伴奏も途中から通奏低音だけ。
ほぼ無伴奏の合唱のみですがそれだけで美しく響く書法が感動的でした。
合唱曲とはこういうものなのだと教えられた瞬間でした。
😊😊
モツレクは私にとりまして全ての音楽の根幹です。
冒頭の1音でモツレクの世界に入り、涙し、ラクリモーサに至ります。
ラクリモーサの胸を締め付ける高揚感とアーメンのわずかな光明が大好きです。が、モーツァルトの手による仕上りを聴いてみたいものです。
ベーム指揮ウィーンフィルによる録音が特に好きで、LPレコードをカセットテープに撮って、それこそテープが伸びるまで聴きました。未だに65分を超える演奏は聞いたことがありません。
僕もベーム指揮は良く聴きました😊😊
今回も素晴らしいお話をありがとうございました。
モーツァルトのレクイエムを子供の頃に聞いてとても感動してから今まで何回も聞きました。ジュスマイヤー版以外に大人になってからモーンダー版も聞きました。
モーツァルトがこのレクイエムを完成させていたらどんなにか素晴らしかっただろうと思い、未完であることが本当に残念です。しかしその反面、私はジュスマイヤーだけで作曲された11〜13曲とLacrimosaの9小節以降が大好きで、とても美しいと感じてしまいます。
どの文献を読んでもジュスマイヤーだけの作曲部分は稚拙であると書かれていますがそうなのでしょうか?
😊😊
本当に勉強になります。ありがとうございます。
解説ありがとうございます!😊ざっくりしか知らなかったので勉強になりました。お金なくても、贅沢に暮らしていたのですね(笑)ほとんどが弟子の手によるものだったのですね😅にしても、世にあの作品が残されたのは世界遺産的だと思います。
😊😊
やっぱりモーツァルトのものが最高ですよね。ヴェルディとか完全メタルっぽいし、フォーレはもの凄く穏やかだし。
マーラーがレクイエム書いたらこれまた名作だったと思います。
😊😊
ヴァルゼック伯爵(依頼主)は、自作として初演したかったようですが、モーツァルトの奥さんが、手元に残した写譜から亡夫の作品として出版したため、モーツァルトの作品として知られることになりました。なお、初演は、1793年1月2日に、コンスタンツェのために、ゴットフリート・ヴァン・スヴィーテン男爵(モーツァルトやベートーヴェンとかを支援した人で有名な人です)の計らいで、演奏されたようです。ちなみにその指揮はサリエリでした。
ヴァルゼック伯爵が自作として初演したがっていたかどうかは分かりませんが、彼は亡くなった妻のためのミサ(1793年12月)で自ら指揮をして演奏したと記録があります。なので当初の目的は果たしたと思われます。その頃すでにレクイエムがモーツァルトの作品として知られるようになっていたのかまではこちらの方では確認できませんでした。コメントは多くの人が見ますので、新たな情報を提示される場合は出典を明記していただけると助かります。
@@kazuhisakurumada 様
出典は、ウィキペディアのモーツァルトのレクイエムと、サリエリ、スヴィーテン男爵です。ウィキペディアはたまに編集がされますが、私が記述した部分は、ここ5年くらい変わっていません。
@@toshinoribeck 横から失礼。そのWikiの記述のもとになったソースは何ですか? 車田さんは以前、誰でも編集ができるWikiは情報ソースとしてはほんの部分的にしか確実な信憑性がないとおっしゃっていた記憶があります。
例えば昔書かれた伝記の類などは、著者の想像力がそのまま事実として反映されたような書き方をされる事がありますし……。そのような著書がソースだとしたら、確実なソースとはいえないと思います。
ちなみに英語版では、
Walsegg probably intended to pass the Requiem off as his own composition, as he is known to have done with other works.
「おそらく」自分の作品として発表したかったのだろう。
と推測で書かれています。
@@ttwiligh7 さん
1964年にオットー・エーリヒ・ドイチュがヴィーナー・ノイシュタットの市立古文書館で発見した記録によると、ヴァルゼック伯爵は、好んで他人の作品で身を飾り、自分の居城と城内礼拝堂で他人の作曲を演奏して、それを自分の作だと称していたようです。レクイエムについても、手に入れた伯爵は同様にして自分の手で写譜して総譜を作り「ヴァルゼック伯爵作曲」と記したとのことです。それは、伯爵が交わした契約が、レクイエムの独占所有権を持つ契約だったからだと思われます。
※英語版で「probably = to mean that something is very likely (Cambridge Advanced Learner's dictionaryより)x「恐らく」は正確な訳ではない」としているのは、伯爵は独占所有権を持つ=自作と称する傾向があり、決して、モーツァルトを利用してレクイエムを自作として発表するような悪気はなかったからだと思います。伯爵の真意は分かりませんが、他の作品に関しても、同じ傾向があったので、英語版ではその意図をくんだのでしょう。
だから、伯爵は、夫人の手によって「レクイエム」の譜面の一部が出版社に売り渡されたことを知り、モーツァルト未亡人に対して厳しい措置をとろうとしたようです。(日本語のウィキペディアでは「強く抗議をした」と濁していますが)。ただ、「彼の思いやりのおかげで、問題は誠意をもって収拾された」そうです。
@@toshinoribeck お返事ありがとうございます。その記録のことは知りませんでした。
ただ、
「レクイエムについても、手に入れた伯爵は同様にして自分の手で写譜して総譜を作り「ヴァルゼック伯爵作曲」と記した」
「決して、モーツァルトを利用してレクイエムを自作として発表するような悪気はなかった」
この二つが矛盾なく成立する状況説明が思い浮かびません。
独占所有権を持つことと、自作であると主張することは全く別のことですので、わざわざ偽の「自筆譜」まで用意したのが事実なら、悪気はなかったとは言い難いですね。
匿名で依頼したのもカムフラージュのようにも思えますし。
事実はわかりませんが。
probably が most likely (ちょっとは違いますが) なのは在米なので知っています。日本ではおそらく、とか多分、とか訳されているように記憶しています。
モツレク も何度も歌わせていただきました❗️
😊😊
モーツァルトのファンですけど、モーツァルトの曲いいですね。天才です。
ジュスマイヤー版しか持っていないので、探して聴いてみます😊
モーツァルトは亡くなった時、貧窮していたと言う説と、カイザーヨーゼフ2世の色々な改革の一つに、葬儀を質素倹約にすると言うものがあり、その為共同墓地に埋葬されてしまって貧しい訳ではなかったという話も聞いた事があります😊
ヨーゼフ2世のお墓も皇帝とは思えないほど質素なものになりましたね!そのお墓を見たときに衝撃を受けました!モーツァルトの埋葬も当時としては一般的なものだったと言われています!
2024年の大学入試共通テスト「国語」で、ウィーンのシュテファン大聖堂でショルティが演奏したモーツアルトのレクイエムは、音楽なのか典礼なのか?という文章が出題されました。
よく聴くモーツァルトのレクイエムがすべてがモーツァルトではなかったと知り驚愕でした。
ラクリモサ涙の日は、映画アマデウスで、遺体が馬車で運ばれるシーンに使われてました。モツレクが大好きすぎて、それの演奏会のために合唱デビューしましたが、以後いろんな音楽に出会えて幸せ😃💕でした。
オザンナ イン エクチェルシス
いと高きところに
車田さんの解説のバックグランドで聴こえてくるレクイエムは誰がどのオーケストラを指揮したものですか?是非教えて下さい。凄い音楽が聞こえてくる。
イントロイトゥスはよく電子オルガンで弾いてます。大好きで、死ぬまで弾いていこうと思います。
ディエス・イレは幾度繰り返し聞いても再度希求している。モーツァルトかジュスマイヤーかは私にとって問うまでもない。音楽は人の名前で聞くものではないからだ。
車田さん見るとトーマス・ハンプソン思い出すわ
モーツァルトの借金の原因は賭け事だとか
この曲、高2の夏にカラヤン指揮ベルリン・フィルのLPで聞いてその直後に原因不明の高熱を出して死にかけたいわく付きの曲です。それ以来あんまり聴く気にはなれない曲なのも事実です。
😊😊
やっぱり「第九の呪い」はあるのかな…
アマデウスは印象的だった、そのおかげでレクイエムに興味持って聞いて9章のドミネイエズが自分に刺さったのだがモーツアルトが亡くなった後に他の誰かが作ったものとのことだった。だが1番気に入ってる。宗教観が無い僕にとってのガチなレクイエムのイメージはあれ。死者に対して約束を守ってくださいねと残された者らが神に要求する様が輪唱でこれでもかというくらいに歌われる。果たされるかどうか曖昧な約束を履行させようと唱えるあの狂気感がたまらん。それとラクリモーサの悲しげな感情表現のような音が遅れ気味にくる余韻の感じが好きなんだが、それもほとんどモーツァルト作ではないらしいし、僕が好きなモーツァルト作品はことごとくモーツァルト作じゃないからモーツァルト自体が好きじゃ無いのかもしれない
domine jesuはモーツァルト作ですよ。前曲のLacrimosaが絶筆ではありますがここは作曲順が前後してるんです。
はじめて聞く前に「レクイエム」死者の為のミサというくらいなのでもっと暗い様な感じがしていたのですがそこまで暗い感じはしなくてモーツァルトらしい曲だなと感じました。