ショーペンハウアー【反出生主義#3】

แชร์
ฝัง
  • เผยแพร่เมื่อ 25 ก.ย. 2024
  • ※関連した動画
    【ショーペンハウアー①】西洋哲学解説【表象】【意志】
    • 【ショーペンハウアー①】西洋哲学解説【表象】...
    【ショーペンハウアー②】西洋哲学解説【意志と表象としての世界】
    • 【ショーペンハウアー②】西洋哲学解説【意志...
    【ショーペンハウアー③】西洋哲学解説【ペシミズム】【厭世主義】
    • 【ショーペンハウアー③】西洋哲学解説【ペ...
    反出生主義の定義と歴史【反出生主義#1】
    • 反出生主義の定義と歴史【反出生主義#1】
    グノーシス主義【反出生主義#2】
    • グノーシス主義【反出生主義#2】
    デイヴィッド・ベネター【反出生主義#4】
    • デイヴィッド・ベネター【反出生主義#4】
    「人間は人間にならないように全ての時間を費やしている」【反出生主義#5】
    • 「人間は人間にならないように全ての時間を費や...
    出産に同意は必要なのか?【反出生主義#6】
    • 出産に同意は必要なのか?【反出生主義#6】
    負の功利主義【反出生主義#7】
    • 負の功利主義【反出生主義#7】
    エミール・シオラン【反出生主義#8】
    • エミール・シオラン【反出生主義#8】
    仏教と反出生主義【反出生主義#9】
    • 仏教と反出生主義【反出生主義#9】
    ※読んでみたい本やあると便利な機材など。もしよろしければご支援いただけると幸いです!
    www.amazon.jp/...
    サブチャンネル
    / @てつがくちゃんねる
    Twitter
    / tetsugaku_ch
    note
    note.com/tetsu...
    ※書籍
    現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える
    amzn.to/3rupFDB
    意志と表象としての世界〈1〉 (中公クラシックス)
    amzn.to/3ruqZ9x
    とっつきづらい哲学や心理学の内容を、出来るだけわかりやすく簡潔に
    お伝えすることを目的としたチャンネルです。
    チャンネル登録、高評価、拡散、ぜひぜひ宜しくお願いいたします!
    動画の書き起こし版
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ショーペンハウアーの思想についての詳しい部分は
    過去にまとめたものがありますので
    ご興味のある方は概要欄よりチェックください。
    彼は「世界は意志の表象である」とした上で
    独自の人間論を構築します。
    カントの直系を自認するショーペンハウアーは
    カントでいうところの『物自体』は
    「生への意志」ではないかと考えました。
    世界をつぶさに観察すると、そのあらゆるものが
    生への意志を持っているように見えます。
    植物も動物も人間も、物理法則ですら
    宇宙のなんらかの意志に則って生き残ることに執着しています。
    世界は生への意志で満たされていて、それがある方法で再構築され、
    私たちの目の前に表れたものが
    我々が認識する現実世界だと考えたのです。
    「生への意志」は様々な形で我々の目の前に表象します。
    その表象には段階があり、その最高位のイデアが人間だと考えました。
    これらの表象はお互いに闘争を行い、
    低位のイデアが高位のイデアに勝利することが「死」です。
    人間も「生への意志」が表象した存在です。
    しかし人間には理性があるため、その意志はわかりにくい形で
    隠されていると彼は考えました。
    「生への意志」は無際限な欲望ですので
    それを満たすことが非常に困難です。
    人間はその欲望を満たすために努力をするわけですが
    多くの場合、その欲望は満たされずに苦痛を感じます。
    仮にその欲望を満たした場合も苦痛を感じます。
    それは自身の根本的な目的を満たし、喪失してしまった退屈によるものです。
    つまり、どうあがいても苦痛なのです。
    こういった理論からショーペンハウアーは
    「人生は明らかに苦痛の方が多い」と主張します。
    このように、世界は悲観に満ちたものだと考える人生観を
    厭世主義と呼称します。
    彼の厭世主義的な思想はニーチェなどに継承され、
    後の動画で解説するエミール・シオランにも大きな影響を与えました。
    ショーペンハウアーは苦痛にまみれた生において
    人間はどうやって生きていけば良いのか?についても考えます。
    例えば芸術に触れるのはどうでしょうか?
    芸術に触れることは生への意志というイデアに一番近づく瞬間とも言えます。
    (ショーペンハウアーは芸術は生への意志を切り取った物だと考えていた)
    しかし、たしかに芸術に触れている間は苦痛を忘れられるものの
    それは一時的な事象であり、根本解決には至りません。
    他者と関わるのはどうでしょうか?
    彼は他者の中に自分と同じ「生への意志が満たされない」という
    悩みを見つけることが『愛』であると考えました。
    愛を共有することで苦痛が和らぐかもしれませんが
    これも根本解決には至りません。
    結果的に彼がたどり着いたのは【禁欲】でした。
    この禁欲は一般的なものとは少し違います。
    禁じるべき欲求は『生への欲求』なのです。
    苦痛の根本原因である生への欲求を捨てられたときこそ
    唯一人間が苦痛を感じずにいられると考えたわけですね。
    そのためには表象の根本要因である『意志』が
    様々な欲求の原因になっていることを哲学的に理解し
    その上でそれを捨て去ることが必要になります。
    彼の理論を突き詰めると、新しい存在を誕生させることは
    新しい苦痛を生産することにほかなりません。
    【意志と表象の世界】の補遺のひとつである
    【幸福について】では、運命を左右する三要素が挙げられます。
    ①その人は何者であるか?
    ②その人は何を持っているか?
    ③その人の印象
    ②は財産や人脈にあたります。
    ③は名声や地位にあたるでしょう。
    ショーペンハウアーはこの中でも①を重要視します。
    ①は本人の性格や価値観や知性を表します。
    さらにその中でも『陽気な性格』が重要だろうと考えるのです。
    世界は苦痛で満たされているという事実は変えられません。
    しかし彼は、世の中は主客が半分ずつで構成されていると考えていて
    その半分を担う主観における解釈は①によって
    如何様にも再構築できるとしたのです。
    ちなみに彼は自殺に否定的でした。
    自殺を救済の一つの方法として認めながらも
    本質的な解決には至らない間違った方法だと指摘しています。
    このことから、ショーペンハウアーは
    『世の中は苦痛で満たされている』という大前提の元
    (1)苦痛の原因である生への意志を捨て去る
    (2)苦痛をできるだけ前向きに解釈する
    という二つの方法を提示したと言えるかもしれません。
    とはいえ(2)の方法は、存在してしまったから
    必要になる方法であるため、
    最良の方法はそもそも存在を生み出さないことだと考えることもできます。
    このような意味で、彼はしばしば『反出生主義の代表的な擁護者』だとされます。
    ショーペンハウアーの思想は後世の反出生主義者に大きな影響を与えます。
    次回は現代反出生主義の代表者である
    デイヴィッド・ベネターについて解説します。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    #ショーペンハウアー
    #反出生主義
    #哲学チャンネル

ความคิดเห็น • 30

  • @ri_1067
    @ri_1067 2 ปีที่แล้ว +26

    ショーペンハウアーの言葉、「カント最大の功績は現象と物自体との区別である。」は本当にその通りだと思う。カントが凄すぎる。

  • @mofumofumaru10
    @mofumofumaru10 2 ปีที่แล้ว +14

    ショーペンハウアーは私が最も影響を受けた人です。
    ショーペンハウアーが出てきて嬉しいです!

  • @よっぴー-m3i
    @よっぴー-m3i 2 ปีที่แล้ว +28

    進撃の巨人の安楽死計画は、反出生主義に着想を得たんですね。

  • @チンパンgy
    @チンパンgy 2 ปีที่แล้ว +13

    ショーペンハウアー先生は偉大ですね

  • @ぐち-c7c
    @ぐち-c7c 2 ปีที่แล้ว +26

    仏陀の思想とあまりに似ていて驚きました

  • @雨雪-k2x
    @雨雪-k2x 2 ปีที่แล้ว +14

    順を辿って考えるとやはり誕生させない方が良いになる。けどそこまで深い考えをせずに産めよ増やせよそれが正義と言わんばかりな風潮と、結婚して子供産むことが幸せだからと親の願望のために巻きこんでしてしまう事の罪深さよ。

  • @いつか見せたい
    @いつか見せたい 2 ปีที่แล้ว +9

    エントロピー増大の法則に従い全てのモノは乱雑に向かい崩壊し続ける
    形あるモノは生への意志があるかのように束の間の秩序を持つがそれは限りなく無意味
    人間は乱雑に向かう流れを感じとる能力が優れているように思われる
    しかしそれは自分を自分たらしめる秩序の崩壊を意味し、その儚さに気づくということ
    それこそが人間が生きる上での苦痛
    (自殺は崩壊を加速させているだけなので能動的解決とは言えない)

  • @湘南の空
    @湘南の空 2 ปีที่แล้ว +9

    深遠な哲学を短い動画に纏めるには、結構、大変だろうし、また誤解が出るのでは?と思いました。ショーペンちゃんは仏教とかヒンドュー教とかにも影響をうけたらしく、彼の愛犬の名前は「アートマン」だったとラッセルは言ってます。もし、仏教の影響を受けたなら、仏教でいう「苦痛」というのは「思うようにならない」という意味らしく「苦しい」という意味ではないんですよ。・・そう捉えると、彼の言っていることは「人生は思うようにならないんだから・・流れに沿って生きれば」って捉えることもできる訳で。そう考えると、人は、「他者に生かされている」んだという仏教思想の一つと同じな訳で。

  • @ごっこ遊び-o8t
    @ごっこ遊び-o8t 2 ปีที่แล้ว +9

    未来に託して今を生きてる筈が、いつの間にか未来の為に今を犠牲にしてる事を苦痛の始点にしたのかな?と考察しています。

  • @さっちっち-k2t
    @さっちっち-k2t 2 หลายเดือนก่อน +2

    病気がある、パンデミックが起こる、地震とか津波とか洪水など災害が起こる、貧困がある、人間は基本的に愚かゆえに犯罪がある、この世界はそういうふうになっているんだから、それをひたすらグチっていてもしかたないでしょ。
    楽しく生きるにはどうしたらいいのかを考えながら、少しでも面白いことを探して生きていくしかない。

  • @joe-pg8do
    @joe-pg8do ปีที่แล้ว +5

    幸福なひとほど生に執着するだろう ただ病気になったり 大切なひとを亡くすと そのぶん苦痛は大きいし 死にたくないと思うだろう 死ぬまで ほとんど苦痛無しに 寿命全う出来るひとがどれだけいるだろうか。

  • @0124-f3s
    @0124-f3s 2 ปีที่แล้ว +8

    端的でわかりやすくて(解釈はもちろん分かれるものの)厳密。いつもお疲れ様です。
    反出生主義の話出てくると、反出生主義に納得し難い我々のこの気持ちこそが生への意志のはたらきを如実に表しているよな〜なんて思います。
    余談ですが、ショーペンハウアーは昔の彼女に子供できたと言われたそうで、ちゃんと認知して養育費払っていたそうですよ。

  • @TANAKASHUJI
    @TANAKASHUJI หลายเดือนก่อน +1

    説明を聞いてショーペンハウアーの考え方って、仏教に近いと理解しました。

  • @heroshihezaki3699
    @heroshihezaki3699 2 ปีที่แล้ว +7

    世界はバイタリティにあふれており、
    痛みは実感だが、過度な実感はどこかで耐えきれなくなる
    と言っているように聞こえ、
    それが何故厭世となるのか不思議です。
    そのへんも私の勉強不足ですが、さらに恥の上塗りをするなら…
    もの自体の振舞いに生の意志を見るのなら、高位のイデアをもつ人に付いて回るという苦しみが、低位のイデアをもつ何某かには付いて回らないという考え方はありえるのでしょうか?
    苦痛の否定(反出生)は苦痛の管理(厭世)の放棄のように、私には見えます

  • @田舎の百姓-f3c
    @田舎の百姓-f3c 2 ปีที่แล้ว +13

    「生への欲求」は、「死の恐怖」から生まれる、と考えます。
    なぜ人間は「時間」を認識できるのか?
    人は、成長するにつれて、人は死ぬと二度と生き返らないことを学びます。
    すなわち、人間の「生」の時間に限りがあることを学ぶのです。

  • @Itsukiemori
    @Itsukiemori 11 หลายเดือนก่อน

    大変勉強になりました!

  • @12345TAMBOR
    @12345TAMBOR 2 ปีที่แล้ว +6

    言葉が言語が脳に与える影響は多いと思います。

  • @vv8644
    @vv8644 2 ปีที่แล้ว +8

    苦痛の原因の生への意思を捨て去るとあるが、苦痛を捨て去ろうとする理由がよりよく生きるためだとすれば、
    より良く生きるために生きる意志をあきらめるといった矛盾があるように感じる。

    • @ほにゃらら-e9q
      @ほにゃらら-e9q ปีที่แล้ว +2

      生きるということに苦がつきもので、苦を捨て去ろうとしている時点で、あらゆる幸せとあらゆるポジティブは生きるということを根本から捨て去ろうとしているのかもしれませんね

  • @yuuyu-mb3xh
    @yuuyu-mb3xh 24 วันที่ผ่านมา +1

    仏教でももう生まれることはないっていう文章が経典にはでてきますが
    日本人は念仏教に染まって
    釈迦の思想があまり伝わってないんですよね

  • @空蝉-i4q
    @空蝉-i4q 2 ปีที่แล้ว +6

    形而上学に頼らずに科学的な世界モデルを提示しようとしたように思える。
    「意志」~「生の衝動」のようなものは、今なら「適応による獲得」ぐらいの感じか。
    その興奮・抑制による制御機構はヒトでは「表象」レベルの苦楽観念で上書きされる。
    ただ、なぜ「苦」の方が多いのかという議論はやや雑で恣意的に思える。
    「苦」が生存の最低レベル「楽」がプラスα部分と考えると辻褄が合う気はするが。
    そうした世界モデルの下、ほどほどの「楽」を維持する中庸が大切なんでしょう。

  • @jiyujizai
    @jiyujizai 2 ปีที่แล้ว +1

    大前提がある。

  • @gunjyouwata4687
    @gunjyouwata4687 ปีที่แล้ว

    人生は迷路を進む感じですね とまって上がりにする進み続ける自分次第です 苦痛か成長の喜びか 迷路にはゴールがありますがそれは出口ではない 進み続けるのは自分は嬉しいです 満足です いろんな声も聞こえるそっちあっち嘘も多い 戦争事件事故は人の失敗 さてどう避けましょうか

  • @user-sjdnbwjxjje
    @user-sjdnbwjxjje 2 ปีที่แล้ว +9

    自殺はむしろ生を否定する意志である不幸を認識する術を失くす行為ゆえに生を肯定する行為であるとも考えられるというね

  • @user-SubeteMitaro
    @user-SubeteMitaro 2 ปีที่แล้ว +5

    ほとんどが苦であったとしても、あらゆる瞬間が苦であるわけではない、という所が、反出生主義の弱点でしょうね。

    • @Gigi-dv9uv
      @Gigi-dv9uv 5 หลายเดือนก่อน +4

      いや別にそれでも崩れないけど。