東京大学 日本史 1991年度 条約改正と民党の反対

「帝国憲法下の政治制度の特色」でも説明したように、「制度」について問われているにも関わらず、「現象」「事件」を羅列してはいけない。問われていないことを並べても加点されない。
「条約改正問題」においても、平易な基本問題であるにもかかわらず、問われていることを理解できないため、見当違いの答案が多くみられるのではないだろうか。
その結果、この問題の出題の背景が捉えられていない。解説を見て「不平等条約」と書かれているものは全て出題意図が捉えられていないと考えて良いだろう。