降雪粒子の種類と「雪のZh-R関係」 中井専人(雪氷防災研究センター)
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- เผยแพร่เมื่อ 4 ก.พ. 2025
- 降雪分布のリアルタイム把握に有効な気象レーダーは、電波を出して降雪粒子に当たって戻ってくる強さを測っています。その強さから求められる「反射因子」Zhが、降雪粒子が電波をどのくらい散乱するか、という特性を表します。Zhから単位時間あたりの降雪の強さが求められます。
単位時間あたりの降雪の強さは、Rと表記されます。ここで問題となるのが、レーダーでは同じZhの値が観測されても、雪、あられ、といった降雪粒子の種類によってZhとRの関係が異なるということです。そこで、ZhとRと降雪粒子、これらを全部同時に観測して、関係式を求めました。
もともと、雪のZh-R関係にはかなりの幅があることが知られていました。しかし、長岡でよく見られる雪は、その真ん中ではなく、Zhの値の割にRが大きい、つまり降雪が強めになっていることがわかりました。あられはだいたい平均的な雪とおなじくらい、きれいな結晶が降っているときにはZhの値の割にRは小さく降雪は弱いことがわかりました。特徴的だったのは、南岸低気圧の時に見られた雪です。同じZhの値に対してRがかなり大きく、みかけより強い降雪となっていました。
降雪粒子の種類ごとにZh-R関係式を使い分けることで、集中豪雪時の降雪情報を正確にし、的確な対応行動につなげることをめざしています。
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