SUZUKI TM400 最も危険と言われたマシン

海外の一部ライダー達の間で「世界で最も危険なマシン」と言われたのがTM400です。
レーシングマシンでコンプレッションが高いのにデコンプがないので、普通にキックしてもまずかかりません。ゆっくりキックを踏んで、圧縮が抜けてキックが動き始めたら一度キックペダルを上まで戻し、そこから地面が割れるくらいの力でキックを踏み降ろします。
ケッチンはヤマハRT360ほどではありませんが、それでもやはり油断するとくらいます。
猛烈にパワーがあることはもちろんなのですが、この頃のピストンバルブ、インナーローターのバイクは特性が激しすぎます。スロットルを少し開けるとエンジンが勝手に吹け上がってしまいます。
撮影の時も簡単なジャンプが飛べなくて大変でした。スロットルを開けた瞬間、車体が変な方向を向いてしまうのです。
モトクロスは、昔遊びで市販車クラスのレースに出場した程度の腕しかないので、この足回りで暴れたままジャンプすると痛い思いをするのは確実。動画の狭い場所では思ったように走ることが出来ませんでした。
もう手放してしまいましたが、手元にハスラー400があるので、それをTM400のようにしたいと思っています。カスタムスタートしたらここで動画アップします。