ＪＲ予讃線の特急「いしづち」「しおかぜ」リニューアル ２３日から運行スタート【愛媛】 (23/12/05

ＪＲ予讃線の特急「いしづち」と「しおかぜ」の車両がリニューアルし、５日にお披露目されました。動画などを楽しみながら快適に旅をしたい。そんな今のニーズに対応したリニューアルです。
平成初期の新幹線を連想させる見慣れた顔が、愛媛のミカンと香川のオリーブカラーでメイクアップされました。ＪＲ四国多度津工場でリニューアルしてお披露目されたのは、松山と高松を結ぶ「いしづち」、松山と岡山を結ぶ「しおかぜ」に使われている８０００系の特急車両です。
車内も改良が加えられ、和式だったトイレは温水洗浄便座の洋式に。そして、座席や床の更新、蛍光灯だった照明のＬＥＤ化によって明るい雰囲気になりました。なかでも工夫したのが、長時間座ることが想定される指定席です。
岡山放送・前川裕喜記者：
「今では一般的となった座席ごとのコンセントがリニューアルによって取り付けられた。Ｗｉ－Ｆｉはもともとあるのでスマートフォンなどが利用しやすくなった」
８０００系の特急車両は１９９２年に導入され、リニューアルは２００５年以来２回目です。
厳しい経営が続くＪＲ四国は、アフターコロナで鉄道利用客が増えるなか、できる範囲の改良により満足度の向上を目指します。
ＪＲ四国車両デザイン担当・松岡哲也さん：
「車両設備は鉄道旅行の魅力や楽しみだと思うので、気分を新たに旅行する人に四国に訪れてもらえると思う」
新しい車両は１２月２３日から運行される予定。１１編成すべての車両がリニューアルされるのは、２０２７年度末になる見通しです。
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