サルトル『嘔吐』完全解説【彗星読書ゼミ】
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- เผยแพร่เมื่อ 23 ก.ค. 2024
- 20世紀フランス文学最高傑作のひとつと謳われる、サルトルの『嘔吐』。難解と言われるこの小説の面白さを、サルトルの生涯と共に解説します。
チャプターは↓
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【主なチャプター】
0:00 0:イントロダクション
0:46 目次
1:42 1:あらすじ
2:09 主人公ロカンタン
5:32 「存在」の世界に気づく
10:17 意外にも難解ではない『嘔吐』
10:54 旧訳と新訳の違い
11:47 2:内容解説
12:06 「存在」とは何だったのか?
13:48 「古典」が難しい本ばかりである理由
15:23 音楽と冒険は、吐き気を忘れさせる
20:24 映画『マトリックス』を先取りしている
25:45 小説家は小説と闘う
30:07 家族問題・社会問題への拡がり
32:44 『ルバイヤート」
36:46 3:サルトルとは何者か?
37:00 早熟の秀才
40:43 旅行好きなサルトル
41:47 幻覚剤メスカリンの体験
43:51 なぜノーベル文学賞を拒否したのか?
45:18 サルトル、来日する
49:15 日本でサルトルはどう読まれた?
55:20 『嘔吐』の誤った定説
56:00 『嘔吐』の真の作品背景
59:17 4:宮沢賢治とハイヤーム
59:32 サルトルが人類に課した「宿題」
1:00:42 宮沢賢治『春と修羅』が回答その1
1:03:17 ハイヤーム『ルバイヤート』が回答その2
1:05:18 5:視聴者への質問
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◆『嘔吐』(旧訳)
amzn.to/3GI5FTC
◆『嘔吐』(新訳)
amzn.to/3HN7i3S
◆『水いらず』 (新潮文庫)
amzn.to/3HCYL3r
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坂本龍一の『ballet mecanique』の歌詞、「ボクニハ ハジメトオワリガアルンダ コオシテ ナガイアイダソラヲミテル オンガク イツマデモツヅクオンガク」の元ネタがわかりました。
最ッ高に分かりやすい…他の読書案内も織り交ぜるのも自然だし上手すぎる…
ありがとうございます!
文学解説って、プロでも説明が曖昧になりがちなので、文学に詳しくない人が聞いても納得できるよう、明晰に説明することにしています。
メンバーシップでは、この調子で他の名作文学も解説しているので、そちらもぜひお楽しみください!
とてもわかりやすい解説でした!
でも、まだなんとなくわかったような感じなので、この解説を踏まえてもう一度読んでみようと思います。
分かりやすい解説をありがとうございます!
ご覧いただきありがとうございます!
この小説、読むたびに前回とは別の細部が気になる不思議な小説で、何度読んでも新鮮です。
凄い。こんな丁寧に解説してくれている動画があるとは!最近になってやっとサルトルの偉大さがわかってきたところです、、本読む前にこの動画を見ています
ありがとうございます。ただ解説書をまとめるだけでなく、現代を生きる人間としてどんな切り口で捉えられるか、それを常に考えながら解説を続けています。
すごい面白い話でした。ありがとうございます。井筒俊彦先生の「意識と本質」でサルトルの嘔吐が出てきます。自分という存在が周りのもの(空気も含むすべて)と同じ一つのぶよぶよの塊のようなものだと分かってしまい、吐き気がするというような引用でした。
ご覧いただきありがとうございます!
実は『意識と本質』をまだ読んでいないので、教えて頂いた部分のチェックもかねて読もうと思います。
若い頃、読みました。壮大な散文詩かな!マロニエの根の文章は感銘した。孤独と自由がテーマと考える。関係する情報をありがとう。
読む時代によって、受け取り方・理解の仕方・注目される部分が変わる作品かもしれないと感じます。確かに、読み終えてみれば小説というよりは、壮大な散文詩の世界を通り抜けたような読みごごちです。
高校生です!
いつも楽しく拝聴させて頂いています
とても勉強になります
解説を聞いてから読むとほんとにわかりやすくていつも助かってます!
視聴者への質問
1.は難しすぎて答えられません、、!ごめんなさい
2つ目の質問なんですけど、ドラえもんの映画のテーマになっていましたね!3月に公開のなんですけどすごい面白そうなので是非!
ドラえもんで音楽のない世界をどう描かれるのかは気になるところではあるんですけど音楽のない世界は想像つかないし耐えられないですね
3は冒険であるべきであってほしいですね!
ありがとうございます!
1つ目の質問は、私もずっと答えを探しているところです。時折、「これかな?」という本や作品にであることがあるので、近いうちに、これも動画でまとめたいと思っています。
ドラえもんの新作情報をありがとうございます。まさに2つ目の質問に関わるストーリーですね。
私も音楽なしの人生は耐え難いですが、時々こんな想像をします。ある時期から音楽が禁止された国(あるいは惑星)があるとする。禁止政策は成功して今はどの世代も音楽を知らない。けれど、もしそこに、何も知らないミュージシャンがやってきて、演奏を始めてしまったら……? その社会はどうなるのか。
3つ目については、私も、自分の人生は冒険であれと思い続けています。
52:00 めちゃめちゃ面白いエピソード🤣🤣🤣
こんな時代が羨ましいです。
嘔吐の中の、存在はただの偶然って、仏教の悟りの考えに似てますね。
ご指摘の通り、ロカンタンによる「存在」の説明は、仏教による世界の説明の仕方にとても近いものです!
中には、明らかに「縁」の概念と同じことを言っている一文さえあるのですが……どの資料を見ても、若き日のサルトルが仏教に触れている痕跡が全くないのが興味深いところです。
冬の王も新しい本否定して、モンテニューも古典的本を読んでいる。遠藤周作は人間の原型を書いてない文学は飽きてしまうという。どっか古典文学の真髄のように感じておもしろいですよね?
本物の知性たちが到達する結論のひとつが、「古典に帰って新たな知を見つけ出す」なのだと思います。
また、古い本は書かれた時空間が、それを読む人の生きる現在と離れているので、人間の原型を感じ取りやすいのかもしれません。
私たちにとって古典とは何か、というテーマは本当に面白いです。考えるほどに発見があります。
カニが嫌いな人生だったとはもったいない!笑
嘔吐を読んだ時に村上春樹の、風の歌を聴けを思い出した。サルトルは存在と無とかヘーゲルの影響あるだろな😊
カニの美味さを楽しめなかったとは実に気の毒です。
もしかするとどこかに『風の歌を聴け』との共通点があるのかもしれません。
サルトルもサルトルを否定した構造学者も含めて、欧米文化が生み出した哲学者も社会学者も経済学者も大勢いますが、欧米社会が昔から抱えている社会問題を一つとして解決できていないという事実を無視し続けています。残念ですね。
社会問題の解決、という問題系を、ここで単純化して語ることは避けたいと思いますが、手で掴んだと思ったらするりと抜け出してしまうウナギやヘビのように、学者たちの努力の網から抜け出してしまう何かを私たちは「問題」と呼んでいるのかも知れません。