六代目 笑福亭 松喬 / らくだ

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初めて「らくだ」を演じたのは、まだ鶴三時代 入門16年目34歳の時でした。それから10年後 平成8年 「らくだ」で「文化庁芸術祭優秀賞」を受賞しました。1 時間１８分くらいにもなる長いお話故に演じる機会も少なく 生涯で10回ほどだったかもしれません。
今回ご覧頂くのは
六十歳の時の「らくだ」です。
落語には、演じる噺家の本性が出ると松喬さんは、良く言っていました。
みんなから嫌われ 良いところが、一つも無いと思われていた「らくだ」と言う男ですが、子どもには、竹とんぼを作ってあげると言う優しい一面を持っていました。
松喬さんオリジナルの優しいプロローグを思いついたのも
人一倍 情のある松喬さんだったからこそでしょう。
それでは、 渾身の舞台をごゆっくりお楽しみ下さい。
六代目 笑福亭 松喬
公式チャンネル
今回の演目は
「らくだ」
2011年12月10日
大阪ABCホール
ひとり舞台 ファイナルより