【石井楓子】 第1位 第17回 エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクール(開催期間2022年8月26日〜9月3日)アーリンク明美『世界のコンクール便り』月刊ショパン2022年12月号
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- เผยแพร่เมื่อ 20 พ.ค. 2023
- 2018年の高木竜馬の快挙に引き続き、日本人の石井楓子が栄冠に輝いた2022年のエドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクール。出場者はファイナル用にグリーグのピアノ協奏曲1曲と、ベルゲン出身の作曲家、ハラール・セーヴェルーを含む13曲の協奏曲リストから1曲、計2曲を準備し、ファイナル直前、そのうち一方を希望で決めることができた(ファイナリストの1、2名がグリーグのピアノ協奏曲を弾くという条件で、決まらない場合は抽選)。
月刊ショパン2022年12月号『世界のコンクール便り』より
●リポート・文:アーリンク明美/ピアニスト・アーリンク=アルゲリッチ財団
3名のファイナリストによる協奏曲の演奏と、最終結果発表の様子はこちらから • Final of The Internati...
第17回エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクール
公式サイト
griegcompetition.com/
【この動画は、エドヴァルド・グリーグ国際ピアノコンクールから了承を得てコンクール公式サイトの動画を再編集したものです。】
7月31日 石井楓子ピアノ・リサイタル 北欧の風とブラームス
(滋賀県立芸術劇場びわ湖小ホール14時開演)
www.biwako-hall.or.jp/perform...
8月4日 石井楓子ピアノ・リサイタル 北欧の風とブラームス
(東京・駒場ムジーク・ピアフォーヌ19時開演)
公式サイト
www.fukoishiipiano.com/event-...
協力: KODE www.kodebergen.no/en
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石井さん、直感とインスピレーションでこのコンクールを受けられたとどこかで語っておられましたが、まさにビンゴ!だったと思います。 このコンチェルトも石井さんの適度な渋さが、ともすると甘く流れてしまいがちな2楽章のメロディーに深みを与えていて聞き応えがありました。
グリークのピアノ協奏曲は、花房晴美さんがまだお若い頃に、確かどこだかのコンクールで弾かれて、聴衆賞を獲得なさった際の、ダイナミックで華やかな演奏が強く印象に残っています。1980年頃でしょうか?
その後私が移り住んだドイツ・オーストリアでは、そこまで頻繁にコンサートで取り上げられるというわけでもないので、足掛け15年に及ぶウィーン資料研究滞在中、毎晩のようにウィーン国立歌劇場のオペラ・バレエと並んで、ウィーン楽友協会やコンツェルトハウスでのコンサートに通い詰める中でも、一度も生で聴く機会はなかったように思います。
ですので、それほど多くのピアニストの演奏でこの曲を聴いたわけではないのですが、 それでも、爽やかな風が吹き渡るような石井楓子さんの演奏には、独特な雰囲気を感じました。
石井楓子さんは、ケルンとバーゼルで修業なさったとのことですが、パリらしい華やかな風情がある花房さんの演奏とは、全く違いますよね。
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ベルゲンの美しい自然に私は、ふと、ホーエンエムスのシューベルティアーデ音楽祭を想い出しました。
ホーエンエムスには海はありませんが、ボーデン湖に浮かぶ修道院(?)での教会音楽のコンサートが組み込まれることなどもあります。
ホテルが少ないので、個人宅も開放してのホームステイ、緑の濃い自然あふれる土地柄に、新たに建てられたバンガロー風のホールなどは、北欧の自然にも通じるものがあるように思います。
石井楓子さんは、ドイツ語圏で修業されて、ブラームスはお好きなようですが、シューベルトを特に好んで演奏されるわけではなさそうなので、ホーエンエムスのシューベルティアーデ音楽祭からはお声が掛からないのかもしれませんね。
日本人では、モーツァルトとシューベルトを得意とする内田光子さんが常連です。
石井楓子さんのホーエンエムスのシューベルティアーデ音楽祭で演奏する機会があれば、と思います。
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アーリンク=アルゲリッチ財団なる財団があり、夫君が立ち上げた在団とはいえ、日本人が関わっているということにも驚きました。
日本人のクラシック音楽演奏家も、著名な国際コンクールで上位入賞する人が増えているばかりではなく、若い世代には、自身で音楽祭の開催などの事業を起こしたり、将来的にはそうした事業を起こすことを目標にしている人もいる。
ドイツのCD店に積まれている無料情報誌に依れば、アルゲリッチはマスコミ嫌いとのことで、どうやら商業的に走りすぎる音楽産業界の在り方が気に入らないのだろうな、と感じました。
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ドミンゴも、才能があっても著名なオペラ座にデビューするにはコネも必要なオペラ界の在り方に疑問があるらしく、若い頃から、「2年でオペラ歌手に必要なすべてのことを教え、世界中の著名なオペラ座に卒業生をコネなしでデビューさせることができるようなオペラ音楽院の設立」を若い頃から目指していましたよね。
ドミンゴのその夢はまだ果たされていないようですが、その代わりというか、オペラリアコンクールと、その入賞者のコンサートなどは開催している。
「コンクールに関する情報を提供し、コンクールの参加者と主催者の双方を支援する」というアーリンク=アルゲリッチ財団にも、私は似たような心意気を感じます。
2022年8月に開催された第17回エドヴァルト・グリーグ国際ピアノコンクールで石井楓子さんが見事優勝されました! 美しいノルウェー ベルゲンの風景と共に、素晴らしい演奏をぜひお聴きください!
Congratulations 🎉 パチパチ👏👏👏👏
演奏間にこんなの入れたら聴きにくく残念でした
ご視聴とご意見誠にありがとうございます。概要欄にコンクール本部のTH-camを貼り付けましたのでぜひそちらから全曲じっくりとお聴きくださいませ。聴きやすくてとても良いかと思います。なにとぞよろしくお願いします。