『文字ライブ』杜若2

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  • เผยแพร่เมื่อ 26 ส.ค. 2024
  • 『文字ライブ』
    世阿弥作と言われる能『杜若』をふと自分の方法で(韻を逃さず、なるべく形式ごと訳す)現代語訳し始めたので、そのさわりを幾つか。
    TypeTrace(by dividual inc.)の技術をお借りして、考えた分だけ大きくなるフォントでお送りします。
    なお訳の検討も進み、細かく直して現在は以下になっています。
    「形見の花は」
    「今ここに」
     あるのだから在原の業平の跡を、遠ざけずに、近づいてごらんください。沢辺の水も浅くからないように、縁を深く契ったあの方は八橋の蜘蛛手のようにあちこちへと心を移された。今も旅人であるあなたに昔を語っている今日のこの暮れ方、いつの間にか慣れ親しんだ、そのまま親しい心持ちになってきました。
     女は続けて言う。
    「もし、申し上げたいことがあります」
    「なんでしょう」
    「お見苦しいところですが、わたくしの庵で一夜をお明しください」
    「おお、うれしいこと。すぐに参りましょう」
     あとについていくと、庵の中で女は着替えて言う。
    「もし、この冠と唐衣をごらんください」
    「不思議なことだ。賤しく粗末な家の寝室から、光り輝く着物を身につけ、額にうすものを張った元服の男子の冠をかぶって出てきて、これを見ろとおっしゃる。いったいどうしたことなのですか?」
    「これこそがあの歌に詠まれた唐衣、高子の后の御衣でございます。また冠は業平が、豊のあかりの五節の舞でつけたものですから、わたしは形見の冠と唐衣をこうして身に添えて持っているのです」

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