日本の写真の転換点『生きている』
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- เผยแพร่เมื่อ 16 มิ.ย. 2023
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『生きている』の写真のチョイスは「人が詩的なものとして思わず目を惹かれてしまうすべてのエモさを1ミリも内包しないもの=多くの人がただのモノと認識していて、それゆえに気にもとめないもの」という基準で巧妙に選別してるように感じました。角を曲がる車、連なる植え込み、吉野家の看板、庭先のホース、の何もかもがエモさゼロで切り取られていて、でも「生きる」ってそんなものの集合でしかない、というメッセージに思いました。
僕が初めて見た佐内さんの写真集は「message」だったのですが、見てすぐに「ああ、分かる。僕たちが見ている風景、感じている時代の空気って、こういうことだよな。」と、共感したことを覚えています。それは、佐内さんの他の写真集でも共通していると思います。
今の若い世代までその感覚が届くかは分かりませんが、ある一定の年齢層の人には共有出来るもので、その感覚を共有出来る人にとっては、佐内さんの写真は、言葉にするのは難しいけど、分かりやすい、共感しやすい写真なのだと思います。
佐内さんの写真を写真史にどう位置づけるか、という話は興味深かったです。
この写真集がでた90年代中頃からはバブルが崩壊して景気が傾き出し、就職氷河期と呼ばれた時代。佐内は祭が終わってしまったあとの何もなさについて感受していてるように思えて、同世代の自分にはセンチな虚無がハマってしまうところがありました。何もないところにポエジーが宿るかどうかは見る人次第なのかもしれませんね。たや田村彰英は高度経済成長の最中に世の中が均一化していく空気感を嗅ぎ取っていた写真で諸行無常を感じてしまいます。
「生きている」をあらためて今見ると、アレック・ソスと共通した眼差しを感じます。(個人の感想です)
田村彰英から佐内正史までの文脈に、大辻清司の「何でもない写真」や牛腸茂雄の作品を挟んで見ると、何となく佐内正史が評価された理由が分かる気がします。
仰る通り90年代後半は激動の写真時代だった気がします。自分は97年に独立しましたが
佐内さんの作品拝見した当時は写真を読むと言うより感じると言う印象だった気がします。
パッと見た時何を感じたか。最初に何に目がいったのかを考えさせられる作品だった気がします。
佐内正史とホンマタカシでは、佐内さんの撮るもののほうが圧倒的に肌感で共感できました。ホンマさんの写真は分かるんだけど、狙いすましたアザとさというか、戦略的に思えて、うまいことやってんなと感じた記憶があります。
佐内正史さんの写真集のお話ですが、佐内さんの写真を評価した方がいたということが重要だったのかなと思いました!
その時代その時代で写真の捉え方も様々で大変有意義なお話が聞けました。ありがとうございます。
音声良好です。
私は94年生まれですが,当時はこんな転換期だったんですね
佐内さんがどんな機材とレンズで撮影されていたのか、とても気になります。田村さんといえば・・・
佐内さんってすごい人だったんですね。
『40+1 P....』は購入したいです。でも、新品はもうないでしょうね。
『MAP』は買わなきゃですね、佐内チルドレン(自称)の僕としては
いつも楽しみに拝見しています。次回の美術史講座の予定はありますか?
ブログやHPを探したのですが、それらしき情報が見つけられなかったので。
ブログの記事を見つけました。
今まさに開催中なのですね、失礼しました。
ありがとうございます。次回の美術史講座は10月頃から募集の予定です。