(もしかすると次回以降、水野さんが同じことに触れる可能性がありますが) 日本語のTMA表現の面白いところは、 文中にTMAがあらわれる順番が M ( T 《 A 【 動詞 】 A 》 T ) M という綺麗な入れ子構造になっているところだと思います。 例「きっと昨日はずっと働いていたのだろう」 きっと 昨日 ずっと 働い てい た だろう M T A 動詞 A T M
自分も過去や完了の意味と考えて訳してしまっていました… 「バスがきた」を英語に訳す場合難しいですよね。 発見の場合で、あえて訳すのであれば”The bus is here!”みたいな表現がよさそうでしょうか。(地の文で使わないといけない場合は仕方なく、The bus came.くらい…?) 日本語はそもそも、やや主観的(以前あった、視点が荒野行動/コールオブデューティみたい話)な気がするので注意しつつ、 最後に水野さんが言っていた主観っぽい「た」、客観っぽい「た」は、分けて考えて訳す、というのを意識するとうまくいく気がしましたが…全ての場合これでうまくいくかは分かりません…
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【参考文献のリンク】
○日本語のシンタクスと意味(第二巻)
amzn.to/3f84Bx5
○文法と意味I
amzn.to/3zHXNzC
先行研究を調査する上で参考にした本。タ形の意味の列挙はほとんどこちらが元になっている。決して初学者向けの本とは言えませんが、日本語文法を腰を据えて勉強してみたい方にはおすすめ。この2冊は色んな論文や本で目にします。
○基礎日本語文法・改訂版
amzn.to/3zJTcNu
大学の時に使っていた日本語文法の教科書。教科書なので読み物として面白いというわけではないが、平易な言葉遣いで日本語文法の全体観が把握できる。
○時・否定の取り立て
amzn.to/3JWJqMK
金水敏先生によるタの説明を調べる際に用いた。
○日本語学と通言語的研究の対話 テンス・アスペクト・ムード研究を通して○
amzn.to/3JYB5YU
定延利之先生によるタ論。タとはミラティブ(発見)だ、という自説を展開。研究の発表パートと、世界の諸言語を幅広く研究するロシアの言語学者・マルチュコフ先生との対話パートという構成の本。マルチュコフ先生の鋭い質問が面白い。
○日本語のテンス・アスペクト研究を問い直す 第2巻 「した」「している」の世界
amzn.to/31KaZHT
タ、テイルに関する論文を集めたオムニバス。「タってそもそも活用形の一つなの? それとも、助詞?」「東北方言ではタ以外にもケというテンス形式があるよ」「情報を得たときにそれが頭に定着するまでの速度とタの関係」など、タに興味を持った方にはたまらない論文がいっぱい。
○「た」の言語学
amzn.to/3tuxpZh
日本語以外に、ロシア語、中国語、ベトナム語、韓国語の過去時制、完了形を考察。対照研究を通じて日本語のタの本質に迫る。
○時間と言語を考える 「時制」とはなにか
amzn.to/3ndBaOO
タに限らず、英語の完了形や未来時制などの事例を取り上げながら、言語から見える時間意識に迫った一冊。「タを深掘りしたいというよりは時制、時間とは何かを勉強してみたい」という方にはこちらをおすすめしたい。
○日本語と時間 〈時の文法〉をたどる
amzn.to/3qfVz7L
日本文学研究者であり詩人でもある藤井貞和先生による日本語時制論。古典文法の時制体系を概観し、タの本質に迫る。
○認知言語学の大冒険
amzn.to/3zJZ9tE
難解と言われる認知言語学を、図や例えをふんだんに盛り込んでわかりやすく解説した良書。
論文
○ムードの「た」の過去性(定延利之)
○タ形の意味を考える ──日本語学習者の運用能力に貢献する文法研究──(山本雅子)
テンス(時制):現在を基準に、それより前か後か
き き き あ
の ょ ょ し
う う う た
─────────現在─────────>
食 食 食 食
べ べ べ べ
た た る る
☝ ☝
過 過
去 去
アスペクト(相):一連の動作の一部分を切り出す
食 食 食 食
べ べ べ べ
<────────食べる─────────>
よ は つ た
う じ づ ☝
と め け 完
す る る 了
る
これすごい
内容も分かりやすくてすごいし、この欄でこんなに綺麗に揃えて見せる技もすごい!!!
これわかり易すぎワロリ
のびろ
「食べ続ける」は「食べている」ですかね?
「食べ終わった?」「そうですね、もう食べてます」は普通に言うから「食べている」は進行のみを表す例には適していない?
…そ、そんなこと言わないでよ…!
ホワイトボード「さあ使った、使った」
中国語に置き換えて考えてました。
1.過去の「た」中国語に時制はなし
2.完了の「た」「了」のうち所謂完了の「了」
3.単なる状態の「た」状況により「了」か「着」
4.確言の「た」所謂断定の「了」か「的」
5.要求の「た」「吧」か「啦」
6.想起の「た」「了」「吧」「啦」「的」等色々ありそう
ま、こんな感じかなと思います。中国語を学習する日本人で、過去を「了」だと思う間違いがよくありますが、こういう比較でわかりやすいのではと思います。
このコメントに100いいねついてて、ここにそこそこのレベルの中国語学習者がけっこういるってわかって嬉しい。
中国人ワイ「なるほど!!」
@@kazuhikooh7348日本人ワイ「?」
要は中国語の語尾の「○○アル」の「アル」って奴と密接な関係にあるって事だな
ただ、歴史的に見てどうなんだろう?
@@天才の証明全然関係ない話しててびっくり
このチャンネルに出会って初めて、自分が数十分も人の話を集中して聞ける人間だということを知りました
〜文法カテゴリー〜
・ヴォイス(態)…文中での役割
・アスペクト(相)…時間的にどのような段階か
・テンス(時制)…発話時から見てどの時点か
・モダリティ(法)…発話者の心的態度
ー対事的モダリティ
ー対人的モダリティ
法の話で「ほ〜」、相の話で「そうか!」と言ってしまう堀元さん
法曹か〜!
創価⁉️
@@セレクトショップ 草加?
(もしかすると次回以降、水野さんが同じことに触れる可能性がありますが)
日本語のTMA表現の面白いところは、
文中にTMAがあらわれる順番が
M ( T 《 A 【 動詞 】 A 》 T ) M
という綺麗な入れ子構造になっているところだと思います。
例「きっと昨日はずっと働いていたのだろう」
きっと 昨日 ずっと 働い てい た だろう
M T A 動詞 A T M
ええええおもしろおおおお
昨日はきっとずっと働いていたのだろう、とも言える気が…
@@ruru-t5k
鋭い指摘です!
述語に前置されるMTAは、
述語に後置するATMに比べて語順の制約が緩いです。
その理由として
前者は助動詞ではなく独立で意味をなす自立語なので、
「は」による主題化による文頭移動が可能なのだと思われます(象鼻回のアレ!!)
ただ、基本的に入れ子構造になっていることは確かで
このことは国立国語研究所の公式youtubeチャンネルでも語られています。
th-cam.com/video/IQ_QVrfdkas/w-d-xo.html
この動画では、TMAのほか
・ヴォイス・丁寧さ・極性(肯定否定表現)
などの語順についてもまとめて言及されているので
興味のある方は是非!
序盤は色んな分類が出てきて「だる〜」と思ってたけど、テンス、アスペクト、モダリティの分類まできたらレイヤー揃ってる感があって気持ち良かった
次回以降はもっと束ねちゃいますよ! お楽しみに!
ゆる言語学ラジオは1時間ないと物足りない体になってしまった…
面白すぎるコンテンツ、次回も楽しみにしてます
相撲の行事がいう「のこったのこった!」、要求の「た」だと解釈するとめっちゃ応援する人になって面白くないですか?
「彼は残った」って客観的な自制として言ってると思うと、逆に不思議とつまらなくなりますね笑
「はっけよーい、残った!」と最初に言ってることからも、間違いなく主観の方だと思いました。
今回の動画を観終わった(完了)後、前回の動画で水野さんが「結論としては答えは出ていない」とおっしゃった(単なる状態)ことを思い出した(想起)。そして、「そうか、これは倒叙ミステリだった(確言・発見)のか」と思った(過去)。既に結果は出ていて、いかにしてその結論に達した(完了)のかを紐解いてゆく姿はまさにミステリーを解き明かすような感覚になった(過去)。まだ観ていない人は、今すぐ観た観た(要求)!
ボキャブラリーをスタックで管理しているから、こうなりました。多分途方もなく間違えている。
従属節が混じっていますねww
テンスとアスペクトの違い、エウレーカです。西日本出身で、母方言(母語?)では完了や進行表現が分かれていて、「落ちとる葉っぱ」「落ちよる葉っぱ」「落ちた葉っぱ」で切り分けしますが、標準語には対応する形がないことにモヤっとしてたクチでした。「た」をレイヤーを切り分けるのを聞いてスッキリしました。
とる…完了/よる…存続、と区別するのは神戸・播州・山陽の方言ですね。
@@山田太郎-e5w2s ご名答!
頭上の木から葉っぱ落ちて来よった。は?
@@hr4057 その「よる」は待遇表現の「よる」なので違いますね。
@@山田太郎-e5w2s
なるほど〜。
このチャンネル見てると学問の道には、研究者になるということと、良い生徒であろうとすること、どちらの道もあるんだなと思わされる。
お二人の構成力と話力がどんどん上がって来ていて、すごいです。次回も楽しみ。日本語も英語も「いわゆる過去形」が「現時点からの時間的な隔たり」から転じて「事実や確証からの客観性の隔たり(確かさ、あいまいさ)」を表す点が共通してるのが、驚きでもあり興味深い。
要求の「た」を最も多く使用する職業は相撲の行司。
彼らは双方の力士に(土俵の中に)残っていてほしいという要求を伝えることで、自らが公平なジャッジを行うことを常に表明し続けている。
はえー、そうだったんすね!
11:48 将棋警察だ!「将棋を打って」と言ったな。将棋は「指す」だ! 逮捕する!!!
伝統的ボードゲームをプレイする時の動詞について
囲碁は盤外の石を盤上に置き、「打つ」と言います。
将棋は盤上の駒を動かし、「指す」と言います。ただし、持ち駒を盤上に戻す場合は「打つ」となります。
伝統的な盤双六は「打つ」なのですが、理由がよく分かりません。賽子を使うから運の要素が強いと見なされて、博打と同じ動詞を使うのでしょうか。
花札は……「する」なのかな……。
私は日本語教師になりたくて日本語教育能力検定試験の勉強をしています。難しくて心折れそうになって来ますが、お二人の楽しく分かりやすいトークのお陰で頑張れそうです。ありがとうございます。
21:15
タクソノミーで盛り上がるのは堀元さんだけでもそれを見るリスナーもまた盛り上がってる。
「テンス(時制)」と「アスペクト(相)」を分けて考えることで、かえって理解が進むというのは良い話。
喋るときにはこれらを無意識に処理して使い分けてると仮定すると、脳って凄い。
「た」の用法、タクソノマニア向け
自制 (tense) ‥過去
相 (aspect) ‥完了、単なる状態
法性 (modality) ‥確言 (事態の獲得、見通しの獲得、発見、決定) 、要求、想起
全然本編と関係ないんですが、言わせてください!
僕も堀元さんと同じく、モノの分類とか階層分けとか好きなんですが、この自分の性質に「タクソノミー好き」という言葉があることを知り、めちゃくちゃ色がついた(氷菓のアニメのあの表現の感じ)を受けました!
言葉が世界を作る片鱗を見た気がします……
ありがとうございます!!
「韓国語は日本語のパラレルワールド」から辿り着きました。時制と相の話が衝撃的で、未来完了進行形(will have been)が鮮明に理解できるようになりました。本当にスバらいい動画でした!
解説・テロップ・堀元さんの合いの手のトリニティで何とか着いていけてるのに、その場で難なく理解できてる堀元さん冷静にすごすぎて…
本編には一切関係無いですけど11:49くらいの場面での、将棋を『打つ』は誤りで、
将棋を『指す』、囲碁を『打つ』が正しいです。ただし、駒台の持ち駒を使う時は『打つ』を使います。
【水野さんのジェスチャーの意味について】【今後のリクエスト】堀本さんと水野さんと編集者の方、いつも楽しい動画ありがとうございます。
今回ふと20:10以降あたりの水野さんの手を見ていました。水野さんにとって時制による動詞の変形は「指をシャカシャカして、まるでパタパタクロックの数字が動くようなイメージ」、また過去は「下」、現在は「真ん中(正規の位置)」、未来は「上」なんだな、と思いました。また、なんの回か忘れてしまいましたが、民族によっては未来表現は前だったり後ろだったりする、みたいなこと仰っていた気がしました。
「ジェスチャー」って文化的な色味の強いものだし言語学とは離れてしまうかもしれませんが、国や民族によって異なったり、他人に伝わらないジェスチャーってあると思います。
おふたりのお話聞きたいです。
いやぁ〜
これを知ったことによって人生で何一つ役に立たねえな〜 最高だぜ
「たった今試験が終わった」は過去とおなじ「た」をつかいますけど、本当に何日も前に試験が終了してたら「とっくに試験は終わっている」って現在形みたいに表すの面白いですね。閉じた状態が継続してるってことなのかしら。
例えば「君に逢えてよかった」と聞くと、じゃあ今はよくないの?と思うときがありました。
今回「た」にこれだけの用法があると知って少しだけ腑に落ちました。
今日、なんの気無しに過去動画のカタルシス英文法のwish会にモダリティとかタの気付きの用法について言及してて、水野さんはそんな前からタについて悩んでたんだなぁ、解説できてよかったなぁ~と思ってしまった
3:29 意見を強調したい時、ネットでは「古事記にも書いてあった」だが、ゆる言リスナーは「Bybeeもそう言っていた」と勝手に起源にしてそう
27:03 首左右ブレ掘元「テンション上がってきた」
テンス・アスペクト / モダリティの概念は今後作文や遂行するときに役立ちそうです。
「バスがきた」の「た」はこれまで完了形(The bus has approached.)かと思ってたのですが、
発見に分類するほうが適切なんですね・・・逆に英語では発見や想起はどうモダリティづけしてるのかな
と考えてしまいました。
11:48 将棋は「指す」ですね。「打つ」は囲碁や麻雀に使います。
自分も過去や完了の意味と考えて訳してしまっていました…
「バスがきた」を英語に訳す場合難しいですよね。
発見の場合で、あえて訳すのであれば”The bus is here!”みたいな表現がよさそうでしょうか。(地の文で使わないといけない場合は仕方なく、The bus came.くらい…?)
日本語はそもそも、やや主観的(以前あった、視点が荒野行動/コールオブデューティみたい話)な気がするので注意しつつ、
最後に水野さんが言っていた主観っぽい「た」、客観っぽい「た」は、分けて考えて訳す、というのを意識するとうまくいく気がしましたが…全ての場合これでうまくいくかは分かりません…
将棋は指すということに同意ですが、持ち駒を使うときのみ打つって言いますよね。打ち歩詰めって言葉もありますし。盤上にあるものを動かすのと駒台にある駒を参加させるので違う動詞とか、母語話者でなければ混乱の極みですね。
少なくとも私はバスが来たという文を単独で使うことがなく、ほとんど従属節で使っているので、私の場合は訳すならその形で大丈夫そうですね。
例「ほら、バスが来たよ(だから乗る準備して)」
うーん、「た」には複数の用法があるということなので、文脈によって意味が変わってるって考えた方が自然じゃないでしょうか
例えば「今、バスが来た」の「た」は完了のたで、
「あ、バスが来た!」の「た」は発見のた、と考える方が納得できる気が
@@YasushiTakahashi007 それを考えると囲碁は盤上から動かすのではないので打つになるってことかもしれませんね。勉強になります。
授業に全然ついていけなくて、休み時間に仲の良いあいつのところに行く感じを味わっています。
分類好きの堀元さんに「タイの性別は18種類」というネタを分類してもらいたい。レイヤー違いすぎるので。
私もテンション上がりました!テンス、アスペクト、ムード、やっと腑に落ちました。楽しみに、聴き続けます。
これは楽しい! 面白いです! 自分も「「タ」は過去形ではない。」をテーマにブログを書いたことありますが、そのとき参照したのが『日本語文法事典』(日本語文法学会編、大修館書店)でした。
同事典【タ1】の項で井上優氏は助動詞タの用法を14個挙げています。
尾上先生も【タ2】を書かれていますが、『文法と意味 I』のときより進化(深化?)しています。ご参考まで。
感覚的にはモダリティも時間の流れとは切り離せないように感じるな…
客観的な事実の時間変化とは別に個人の内的な感情や思考にも時間変化があって、それは主観的だからテンスやアスペクトにはなり得ないけど、「た」を使って過去っぽく表現したくなる
TMAを一緒くたに分類すること気持ちも共感できるというか、その3つを「た」でボーッと表現してきた我々という存在がそれを体現してる気がする🤔
以前に、英語の過去形と日本語の「た」に共通点がいっぱいありそうだと気がついてから、
なんとなく自分の中で漠然と整理されたものがあったのですが、
この動画を見てかなり明確に分類ができてきました。
堀元さんとは別の視点でテンションが爆上がりしました。
これからの発展が楽しみです!水野さんに感謝。
状態の「た」のうち「青い眼をしたお人形」など属性に関る「た」はmood と言われると違和感ある。「長靴をはいた猫」なら、長靴をはいた時点があることが想定されるからTMA範疇で考えるのもそれ程違和感ないが、青い眼はどこかの時点で青く変った訳ではないから時間的要素を感じにくい
ここまでやっておいて従属節については有料コンテンツになるの悪魔的で上手い
「た」面白い~!こんなアカデミックな話をこんなに面白く話せるお2人、最高。面白いってこういうことなんだなぁ。お2人の自然体な感じも、盛りすぎのTV番組やTH-camrたちが多い中で、とても良い。
始動相と聞こえたけど、テロップの起動相が正しいんですね。
テンスとアスペクト、時間を表す数直線の図示でなんとなくのイメージはありましたが、解説を聞いて、やっと感覚と文法が合致した気持ちよさがありました。
しかし、このシリーズを見続けたら、世の中の「た」に過剰反応する身体になってしまいそうです(笑)。テ・アーモ。
いやー、本当におもしろいです。
次回も早く聴きたいです。待ち遠しい。
研究者ってほんとに凄いですね。
正直何言ってるのかよく分からない事も多いんですけど、なるほどって思う事もたくさんあります。
こんなにも「た」が深いなんて全く思ってなくて、一話目の最初を聞いてた時にちょっとバカにしてた自分を反省してます。
タクソノマーズ・ハイ、俺のタクソノミー好きが火を噴くぜ、名言が増えましたね
20:00〜水野さんが
左手下向き「食べていた」
左手上向き「食べているだろう」
テンスを上下で表してる!
なんか前にやった回のやつだ!
思い出せねぇ!言語はジェスチャーで自制表すのにも影響するみたいなこと言ってた回。
先生がいらっしゃった時の回ですよね!
あれ、下から上にすすんでる
脳内だけで「た」を整理していく堀元さんすさまじい・・・テロップ見ながらでも置いて行かれてる人もいるのにw
「た」の深みを理解するにつれ、だんだんと視界がすっきりしていき、世界が見えた気分になっていいですね~
こちらのチャンネルを初めて拝聴いたしましたが、お二人の掛け合いが面白く、またお声が聞き取りやすく、大変興味深い内容でした!
飲み会で話したいけど、話せないもどかしさに共感しますw
他動画も楽しく観させていただきます♪
ちゃんと勉強したわけでもなんでもないド素人の考えた戯言かもしれませんが、
「話者にとってなんらかの理由で確定している事象」を表すのが「た」
かなと思いました。
過去、完了、単なる状態は客観的にも確定してるので、もちろん話者にとっても確定している。
想起はもともと確定していたことを思い出した状態、発見はその時確定した状態。
要求だけは少し毛色が違いますが「その状態を確定させたい」わけで、未来の自分にとって確定しているように場を仕向けてる(「言葉にすると実現する」的な)ことかなと。
何気なく使ってる「た」だけでこれだけ深い、ここから続きも楽しみです。
バトル漫画とかで、最後の一撃で「もらった!!」とか言うのは見通しかな
堀元さんのつまんなそー、は最早面白くなる布石
ただの「た」1文字で、30分の収録を6回分+おまけ1回(合計4時間くらい?)語れるって、日本語の奥深さも更なり、水野さんのリサーチ量が恐ろしい……。
podcastアワード、滑り込みで投票しました。集計結果が出るのを楽しみに待っております
これってもしかして「よろしかったでしょうか?」みたいな表現が実は合ってる可能性あります…?
日本語はややこしいですが、英語の過去・現在・未来・進行・完了は納得できず、つまずいてしまったのですが、「テンス」と「アスペクト」で腑に落ちました。
21:23 僕も盛り上がりました!www
ちなみに、近所に住んでいるフランス人が日本人に英語を教えているのですが、彼はこう言いました。
「英語は簡単、フランス語はもっと簡単。でも、日本語は難しい」
言語学分野の中で最もかっこいい用語「アクチオンスアルト」をぜひ堀元さんに伝授してさしあげてください
英語でも「I got it !(わかった!)」のように、過去形を使うと教わったのを思い出しました。
勉強になります!
はよ次という気分
ちなみに、古い梵語の過去形は3種類あります。古代ギリシャ語みたいですが。
進行(動作の描写)、完結(全体の流れ)、完了(動作の結果)ごとにそれぞれあります。未来形の場合は条件法(過去未来)になります。詳しくはWikipediaの「ヴェーダ語」の項目にまとめてあります。
そう考えると、梵語は描写が細かくできるのがいいですね。
英語でも過去形を仮定法というムード表現に使うので、「た」でテンスとモダリティを表せる日本語も実は同じ構造だという事実に気づいてハッとしました。日本語ではさらに「た」がアスペクトまでも表してしまうので、日本人は完了の概念が苦手なのかなぁ。
次回は反実仮想の「た」が出てくるかな。
「〜なら〇〇したのに/しなかったのに」という時の「た」で、まさに英語の仮定法と同じ用法。
色分けしたくなりますね、時制と法と相を色彩で捉えないと理解に時間がかかりそう
そして分類が沢山あるし近似する概念なのにちゃんと「でもこれ他の分類には当てはまりませんよね?」ってなるのが凄い
ゆる言語学ラジオのこの動画がきっかけで、ひとつの単語についてめっちゃ調べてみるというのを初めてやりましたが、楽しい体験でした。
国会図書館デジタルコレクションに5時間張り付いた程度ではありますが、これを皆さんやっていると思うと頭が下がります。
大変とは思いますが、これからも動画楽しみにしています。
(ちなみにですが将棋用語の「詰ます」という言葉について調べていました😊)
たの再アップとたたアップありがとうございます
たたたも楽しみにしています
┏〇゛
モダリティでカタルシス英文法の伏線が回収されるの、熱すぎでしょ
メモ(尾上先生『文法と意味 Ⅰ 』)
○たの意味 ※従属節を除く
過去・完了・単なる状態・確言(事態の獲得・見通しの獲得・発見・決定)・要求・想起
○大分類
1. テンス(時制)の「た」 → 過去、
2. アスペクト(相)の「た」 → 完了・単なる状態、
3. モダリティ(法性)の「た」 → 確言・要求・想起
※ アスペクト : 時制の一部分、モダリティ : 主観的な判断
※ モダリティ≒ ムード
※ 相 : 起動相、継続相、完了相など
外国人の人に日本語を教えている者です!
とても参考になりました、ありがとうございます!
中学英語の過去完了で脱落したけれど動画見てこうやって教わりたかったと思いました。
先のコメント、テンス、アスペクト、モダリティ、でした。2回目聴いて気付きました。何回か聴きます。
この二人の頭の位置ちょうど良いから横画面でいい感じの距離に携帯置いて片目瞑って、瞑った目側の人を空いてる側の目でみるとちょうどもう一人が盲点の位置で顔が消える。
斜視学徒は素で盲点を作れます。人の顔を一瞬で(網膜から)消せる能力があります。
同じ人間が表情を変えることを想像すると、アスペクトを「相」と訳すのは理解しやすい気がするぞ
人相とか手相の相の意味かなーと思いました!
固相・液相・気相(固体・液体・気体)の「相」の使い方かなと感じました。
状態の中でどの点を指しているか、といったイメージでしょうか。
逆にphaseじゃダメだったんだろうか。
@@shotaro2103
phaseとaspectだと、「段階」を意識するかしないかでニュアンスが違うみたいですね。(個人的にはだったらなおさらphaseの方がしっくり来ますが…)
余談ですが、生成文法の言葉で『相(phase)』があるみたいですね、ややこしい。
以下コピペ
最所フミ(編著)『英語類義語活用辞典』(pp.266-267)
【"phase":科学的、客観的に見た(いろいろな)側面や段階。人間を含め森羅万象には成長から終末に至る cycle があり、刻一刻変化していく諸段階があるというニュアンス。】
【"aspect":発話者の主観による(いろいろな)側面のことで、"phase"のように「段階」を意識しないで使う言葉。】
アスペクト(相)の話はめちゃくちゃ腑に落ちる。
小中学校ではこっちを基軸に教えてほしかった。
構造的な理解としてより本質的で素直だと思う。
13:46 見ている人たちはテロップが出てて理解しやすいけど・・・と言っている後ろにあるホワイトボードwww
この番組は ”ラジオ” なんで、聴いている人が基準です。
よって、ホワイトボードは使えないのです。
面白がっている堀元さんを見るのが面白かったです
要求の「た」!意識してなかったけど確かにありますね!個人的には先生とかの「帰った帰った」とか「散った散った」が思いつきました
今日は再UPもあって得した気分
テンスとアスペクトとモダリティ――言語学の解説とか読んでてもこれまで曖昧にしか理解できてなかったんですが、改めてこの動画で解説してもらって理解できたような気がします。
勉強になりました!(多分「完了」)
23:31 ごっちゃくた、ってすごい表現でびっくりした。いや言わんとしてることは分かるし、そうなっちゃっただけなんだろうなということも分かるんだけど
だいぶ学問っぽくなってきたw
タクソノミーは理系心をくすぐりますね。
いい、すごくいい!
13:50 だから後ろのホワイトボードは何故あるのかとwww
本当に『「地球は青かった」の「た」は格言の「た」ですね』って展開だったらと想像して爆笑した。
どの用法も、少しずつ似た部分がありますね。
・私は英語を勉強した。(勉強したことを忘れている場合) → 過去
・私は英語を勉強した。(勉強したことが身に着いている場合) → 完了
・その本は破れた。 → 完了
・破れた本を捨てよう。 → 単なる状態
・あなたの言いたいことがわかった。 → 完了
・そうか、わかったぞ。 → 確言>事態の獲得
・明日は彼女の記念日だった。(知らなかった場合) → 確言>発見
・明日は彼女の記念日だった。(知っていた場合) → 想起
・のこった、のこった。(相撲で技が掛けられたが土俵に残った、という意味から) → 完了
・どいた、どいた。 → 要求
以上から、こんな感じで意味が拡張されていったのではないかと推測しました。
[過去]─[完了]┬[単なる状態]
├[確言]─[想起]
└[要求]
ちょっと言語学の中に踏み込んだ感じがして、言語学好きオヂサンは嬉しいです。
全く違うと思ってたのに言われてみれば納得する共通点を見つけて分類する。
少しは分類の楽しさが理解できるようになった動画でした。(単なる状態)
ジャパンポッドキャストアワード、大賞、ベストナレッジ賞、ノミネートおめでとうございます。最終結果が楽しみですね!
めっちゃ感覚的にだけど
モダリティについて英語でも同じものがあるっていうの
流れとしては決定などが先にあったのではなく
単なる時制として「昨日豆を挽いた」のように
過去は現在の自分から見て数少ない”絶対に動かない事実”として俯瞰できることから
その他決定などで”どうしても言い切りたい感情”を表現したくて「これは勝った!」と流れるので発生するような気がする
なんとなく
短い動画のが好まれるってのは一般的に言われてるけど、それもコンテンツによりけりでこのチャンネルは長い方が好まれると思いますね
もし無理に短くしてるならあんまり気にしなくて良いかも?
長い動画が好まれる有名所ではヒカルさんの動画も1時間超えはザラで2時間、3時間でも数百万再生行ってたりしますし
タクソノミーズ・ハイでそのまま中動態扱ってほしいです!能動態と受動態とどう違うのかこの2人が語っているのを見てみたい!
やっぱりぼーっと母語話者やってタんだなぁ
これは「確言(発見)」か?「想起」か?
@@knowledge_storage 発見かな?
8:09 見通しの獲得の「た」は未確定の事への「た」だから、堀元さんの出来事は「事故を起しかけて死にかけた」という確実に発生した出来事への「今死んだ」なので当てはまらないんじゃないですかね
見通しの獲得の「た」は、漫画や映画で使われてた時にフラグが立っているかいないか、で判断できると思います
よし、これで勝っ“た”→勝ってない
「俺には堀元さんという強い味方があったのだ。」の例文が水野さんの思いが入っていそうでいい。
化学をしている人ですが、めっちゃこの話楽しかったです!チャンネル登録しました!
13:50 ホワイトボードwww
堀元ー!うしろ、うしろー!
プロジェクター贈ってあげたら使う可能性……
やはりポッドキャストは捨てられないか
@@早川眠人
それはそれとして、堀元さんが納得するために使ってもいいのでは?とは思うんですけどね。(Voicy勢としてはチャプターに分けて画像貼り付けて…とかも思うのだがメーンの配信場所では無いので望みはしない)
友達となくした物を探してる時に友達に言う「あった〜?」はどのたになるんだろう。確言のうちのどれかっぽい感じがするけど…
20:30
こんな「〇〇が火を吹くぜ構文」は
このチャンネルでしか聴かない。笑
6:27 確言ならぬ格言的アオリストが一瞬脳裏をよぎる
そかそかそーか!英語の現在完了は思いっきり感情を込めて話す時に使うんだよって言われた理由がわかりました。確かに時制の問題ではないな、という認識は当たっていた訳だ。
22:11 動作段階p(t)についてt→∞みたいな感じがする
動作が終了して、状態が収束したことで単なる状態を表すようになったみたいな
テンスとアスペクトで、私も盛り上がりました!!英語の勉強にも役立ちます!
寝坊したりして遅刻確定した時「終わった」って言うよね。まだ終わってるわけないのに。確定してしまって変えようのない未来のことを過去のものとして表現する用法があって、それの派生で未来の話で確定できたと思いたい事象のことも過去のものとして表現するのでは?そしたら見通し発見の「た」なんて定義せずただの過去のたになりそう
プログラミングの世界にあるアスペクト志向のアスペクトの意味をキチンと理解できて、1人で楽しくなりました!
時吉秀弥先生の著書『英文法の鬼100則』にて、過去じゃない「た」について言及があり、なるほどなあと思っていたところ偶然こちらで取り上げられているのを発見しラッキーでした!