【起立性調節障害の漢方薬】苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を解説します。(宝塚の漢方薬局トーユーファーマシー)

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  • เผยแพร่เมื่อ 16 พ.ย. 2024
  • 「起立性調節障害」は小学校の高学年から中学生や高校生など思春期のお子さんによく起きる病気です。立ちくらみやふらつきがあったり、実際に倒れてしまったりすることもあります。朝が苦手でスッと起きられないのが特徴的です。わがままだったり怠けているのではないかと周りから思われたりすることもあるようですが、そうではないのです。
    本人は頑張ろうと思っているのに体がついてこないという状態なのです。辛いですよね。朝がダメで、午後から少しずつ元気が出てきて、夜には調子が良くなるのです。でも夜は夜でまた眠りが浅いというような問題も起きたりします。あと、頭が痛いとか、突然動悸がしたりするようなこともあります。
    こういった症状はすべて自律神経の乱れによって起こります。
    自律神経が乱れる原因は、気温の変化や、環境の変化、何らかのストレスなどが考えられます。自律神経は脳からの指令によって、血管の収縮や体温調節、胃腸の動きなど身体のいろいろな働きに関わっています。
    漢方の世界では、自律神経は五臓の中の「肝」が司っていると考えられています。そして、その「肝」はストレスに大きく影響されます。つまり自律神経はストレスによって乱れるということです。
    寝ている状態から起き上がった時に脳の方に血液を上げていくことは普通は身体が自然にしてくれますが、この病気になっていると、それがうまくいかずに脳貧血のような状態になってしまうのです。
    こういった症状に良く使われるのが「苓桂朮甘湯」です。
    配合生薬の中の「桂枝」が脳への血流を促進し、「茯苓」や「白朮」が体の中に溜まっている余分な水分を血管の中に引き入れて循環血液量を増やすので、血液も流れやすくなり脳へ血液がしっかり届くようになります。
    起立性調節障害にはよく使われますが、子供専門の漢方薬ではありませんので、大人でもめまいやふらつきなどに効果的です。
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