強迫性障害のしんどさ5つ【強迫観念、確認行為、巻き込みに注意、精神科医が9.5分で説明】
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- เผยแพร่เมื่อ 26 ส.ค. 2024
- 0:05 (1)はじめに
0:34 (2)強迫性障害とは
3:13 (3)強迫性障害のしんどさ5つ
3:20 ①集中できない
3:59 ②生活への強い影響
4:42 ③人を巻き込む
6:03 ④治りにくい
7:20 ⑤理解されにくい
8:36 (4)まとめ
嫌な考え「強迫観念」が頭から離れず打ち消すための「確認行為」が過剰になり生活に強く影響する「強迫性障害」。他者への「巻き込み」や悪化時の「引きこもり」も含め、生活の様々な面でのしんどさがあります。
「強迫性障害のしんどさ5つ」につき、精神科医が要点を約9.5分の動画にまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijo...
府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
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↓↓内容の詳細は下記になります。
(1)はじめに
精神疾患セルフチェック。今回は「強迫性障害のしんどさ5つ」を見ていきたいと思います。よろしくお願いします。
嫌な考え「強迫観念」が頭から離れず、打ち消すための「確認行為」が過剰になって生活に強く影響が出る「強迫性障害」。
症状のみならず、生活全般での幅広いしんどさを経験します。
今回は「強迫性障害のしんどさ5つ」です。
(2)強迫性障害とは
強迫性障害は「嫌な考えに巻き込まれる病気」です。
<強迫性障害とは>
強迫性障害は、嫌な考え「強迫観念」が頭から離れない病気です。
それを打ち消す「確認行為」をするけども、うまくいかないところがあります。
「確認の長期化」や「他者の巻き込み」があると影響が強くなります。
<強迫観念の主な症状>
3つあります。1つ目は「強迫観念」、2つ目は「確認行為」、3つ目は「巻き込み」です。
①強迫観念
強迫観念、は嫌な考えが急に割り込んだように頭に入ってくる考えで、「侵入思考」とも言われます。
そして、これは馬鹿げていると分かっていても、なかなか頭から離れず経過します。
そして、これは非常に不安や不快感が強いので、心理的な影響が強く出てきます。
<代表的な強迫観念>
まずは汚れてしまったのではないかとの「不潔恐怖」が出る事があります。
そして「確認強迫」戸締まりなど確認せずにいられないことが出ることがあります。
そして「加害恐怖」、誰かを傷つけたんじゃないかという強迫観念が出ることがあります。
②確認行為
確認行為は、強迫観念を打ち消すためにするいろいろな行動で、手洗いなどが代表的です。
これをすると、一旦は落ち着きますが、その後ぶり返しだんだん必要な時間などが増えてきます。
そして時間の増加が続くと、手洗いが一回1時間など、強く生活に強く影響が出ることがあります。
<確認行為の例>
まずは「戸締まりの確認」繰り返し確認します。
あとは「手洗い」、汚れているとの強迫観念に対し、かなり長時間手洗いすることがあります。
そして、加害恐怖へ「傷つけていないことを確認する」ことがあります。
③巻き込み
巻き込みでは、確認などを家族などを巻き込んで代わりにさせてしまうなどがあります。
本人としては、つらさを回避して一見改善しますが、逆に「直面」が難しくなって慢性化しやすいです。
そして、家族等がこれによって強く疲弊してしまうのが大きな問題になります。
<強迫性障害の治療>
①薬物療法
抗うつ薬SSRIを主に使いますが、必要な量が多くなるなどしやすいです。
②曝露反応妨害法
これは確認を「あえてしない」ことを通じ、強迫関連由来の不安などに慣らしていく方法です。
③体調管理
土台のストレスや疲労などの対策で体調を整えて少しでも強迫症状を減らし、かつ曝露反応妨害法などの土台とします。
(3)強迫性障害のしんどさ5つ
さまざまな角度からしんどさが出現します。
①集中できない
「強迫観念が集中を妨げる」ことがあります。
<集中できない>
生活の中で強迫観念がある種「侵入的に」入ってきて、集中を切ってしまいます。
そして確認行為が長くなり、そこに集中してしまうことで、他の集中が困難になります。
また、強迫観念が続く場合、不安や不快感が続いて集中困難な状態が続きます。
<実際の影響>
まずは「仕事や勉強に集中できない」ことが出てきます。
そして「家のこと」も同様に集中ができなくなってしまいます。
あと、休むことに集中するのも難しくなりますので、「休めず疲弊してしまう」ことにもつながります。
②生活への強い影響
「引きこもり等に至ることも」あります。
<生活への強い影響>
まず、強迫観念からの集中困難で、生活のことが困難になります。
そして、確認行為で時間と労力が大きく奪われてしまいます。
その結果、生活への影響が強く出現します。
<生活への強い影響の例>
まずは仕事に行けない「欠勤」や学校に行けない「不登校」につながることがあります。
そして、いわゆる「家事の破綻」、入浴困難や「ゴミ屋敷状態」につながる場合があります。
もう一つが「引きこもり」、外出などが困難になり、引きこもり状態が慢性化する場合があります。
③人を巻き込む
「巻き込まれた相手が疲弊」してしまうこともあります。
<人を巻き込む>
強迫性障害の「確認行為」などにおいて、しばしば家族などの巻き込みが生じることがあります。
本人レベルでいくと、一旦直面を回避して楽になりますが、逆に直面困難から慢性化しやすくなります。
そして、巻き込まれた相手が強く疲弊してしまうことが一番の問題です。
<巻き込みの背景>
まずはいわゆる「マイルール」自分の強迫的なルールを家族などに「拡張してしまう」ことが言われます。
そして「自己肯定感の低下」自分の確認が信じられなくなり、他者にしてもらうことが出てきます。
もう一つは「つらさの回避」、自分だけで抱え込めない場合に人に投影してしまうなどが出現します。
<巻き込みの例>
まず多いのが「かわりに確認をさせる」。戸締まりの確認だったり、人に被害を与えていないことの確認等を相手にさせます。
そして「過剰な手洗いなどの強制」不潔恐怖の拡張が起こると、人にも長時間の手洗いを強要する場合があります。
その他「強迫的なルールの強制」が出ることがあります。
④治りにくい
「治療はある一方で、症状が根強い」特徴があります。
<治りにくい>
確かに強迫性障害は標準的な治療法自体は確立されたものがあります。
しかし、他の障害と比べてもなかなか効果が出にくいところがあります。
その結果、長期的に心理的な苦痛が続く傾向が否定できません。
<薬物療法>
薬物療法としては他の不安障害と同様「抗うつ薬SSRI」を主に使うことは確立されています。
ただし、効果がなかなか出にくく、薬の量も多くを要することが多く、結果副作用も出やすくなります。
そして、多量を使っても症状が残ってしまう場合もあります。
<曝露反応妨害法>
曝露反応妨害法は「あえて確認せず」不安に慣らす方法です。
この理論は明確な一方で、なかなか実践は難しい部分があります。
なぜなら、外の不安に慣らす「脱感作」も負担が大きいですが、それと比べても負担の大きさが目立つためです。
なので現実的には抗うつ薬の併用がほぼ必須で、かつ併用してもなお負担やしんどさが大きいです。
⑤理解されにくい
「偏見のことも実体験由来のことも」あります。
<理解されにくい>
強迫性障害はどうしても目に見えにくい障害のため、なかなか理解されにくいところがあります。
その中で「イメージ的な偏見」を受けることがあります。
そしてもう一つあるのが巻き込まれなど「実害から悪影響が出て悪印象を持たれる」場合です。
<偏見>
まずは例えば「神経質」などイメージ的に軽く捉えられることがあります。
そして手荒れなどが出て感染したりなどが見つかって偏見を受けることがありえます。
そして最近だと、いろいろ医療情報が増えた結果、「巻き込む人」などとの印象を持たれてしまうことも否定できないところがあります。
<巻き込みの影響>
もう一つ懸念されるのが「巻き込み」の影響です。
実際に巻き込んだ相手から、いろいろ陰性感情を持たれる場合があります。
これは偏見というよりは、実際に巻き込まれて嫌な思いをした・疲弊した「実体験や実害由来」のことが多いため、難しさがあります。
ここを踏まえると、治療でまずは「巻き込みを減らす」ことが最優先になるというところも同時に言えるかと思われます。
(4)まとめ
今回は精神疾患セルフチェック「強迫性障害のしんどさ5つ」を見てきました。
「強迫性障害」は頭から離れない「強迫観念」と打ち消すための「確認行為」の2つが特徴で、主なしんどさは次の5つです。
①集中できない
②生活への強い影響
③人を巻き込むことがある
④治りにくい
⑤理解されにくい
特に「巻き込み」は社会生活への影響が強いため、まずはその改善が最優先です。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
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【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。
母親がガスの元栓を閉めたか出掛けたのに確認に戻っていました、今は玄関の鍵が掛かっているか何度も玄関をガチャガチャさせて確認していますが、私にも確認させます、神経質なせいで飼い犬まで神経質な性質で、私も神経質な性格です、やはり遺伝するんですね。
先生、ありがとうございます。
実の父親が小児性愛者で物心がついた時には性的虐待を日常的に受けていました。幼いながらに体液を飲まされる事が嫌で嫌で仕方なく拒否するのですが無理やり飲まされる。
生理的に気持ち悪いし何処にも逃げ場がなく玩具にされ続ける体験をした人は少数派だと思いますが、本当に恐ろしいしですよ思い出すだけで吐きそうになる。
考え方の問題とかそういう次元ではなくただただ恐怖の連続、絶縁後もフラッシュバックに襲われる度に錯乱し手を洗うと少し楽になる。他に安心できる方法が無い。
意識調査アンケートで日本人女性の4人に1人が性被害に遭ったと回答、更にその半数が家族から被害を受けたと統計が出ています、こんな異常な国で安心できるわけが無い。
絵がうまい