演技性パーソナリティ障害【「承認欲求」過剰などの不調、精神科医が19分でまとめ】

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  • เผยแพร่เมื่อ 3 ม.ค. 2023
  • 0:05 はじめに(演技性パーソナリティ障害)
    0:42 ①演技性パーソナリティ障害とは
    1:34 ②演技性パーソナリティ障害の症状
    3:53 ③演技性パーソナリティ障害の診断
    4:51 ④演技性パーソナリティ障害のメカニズム
    5:47 ⑤演技性パーソナリティ障害の鑑別疾患・併存症
    7:22 ⑥演技性パーソナリティ障害で困難になる場面
    8:24 ⑦現代と演技性パーソナリティ障害
    9:44 ⑧演技性パーソナリティ障害の治療
    15:34 ⑨家族等の関わり
    17:50 まとめ
    演技性パーソナリティ障害は、「承認欲求」の過剰などを背景に、言動が大げさになるパーソナリティ障害です。
    一種現代のSNS社会などに適合する面もありますが、承認欲求が行き過ぎると自他に大きな影響が出る危険があります。
    精神科医が約19分の動画にまとめています。
    出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
    こころ診療所吉祥寺駅前 kokoro-kichijoji.com
    府中こころ診療所 fuchu-kokoro.com
    チャンネル登録お願いします  / こころ診療所チャンネル
    ↓↓内容の詳細は下記になります。
    <はじめに:演技性パーソナリティ障害>
    演技性パーソナリティ障害は、人の注意を引くため大げさにふるまうタイプのパーソナリティ障害。
    現代のニーズに合う面も多く、「成功の原動力」もなりえる一方、特性が行き過ぎると自分や相手・周りに強い影響が出てしいます。
    今回は、この「演技性パーソナリティ障害」について見ていきたいと思います。
    (1)演技性パーソナリティ障害とは
    この演技性パーソナリティ障害、「演技性」は「ちょっと大げさに言動してしまう」という、「パーソナリティ障害」は「個性の偏り」。背景は注目や承認を得たいことがあり、これも含めてまとめると「注目・承認を得るために大げさに言動をしてしまう個性の偏り」。
    背景は、は注目や承認への渇望の強さです。
    その結果、相手に大げさに振る舞う傾向があります。
    その中で、「本来の自分」と「人前での自分」が相手に合わせすぎた結果分離することがあります。
    (2)演技性パーソナリティ障害の症状(DSM-5の症状8つ)
    ①自分が注目の的になっていない状況では楽しくない
    注目される・承認を強く求め、渇望します。「もっと私を見て」
    ②他者との交流が誘惑的・挑発的になる
    恋愛以外にも様々な分野において距離が近くなります。「ちょっと私は遊んでみなよ」
    ③浅薄で素早く変化する情動の表出
    新しいものに熱中するがすぐに飽きてしまう。「もう飽きちゃった」
    ④自分の関心を引くため、身体的外見を一貫して用いる
    外見的で印象付けようとする。その準備は入念に労力をかける。そしてその評価・承認を求め、不本意だと強く反応します。
    ⑤過度に印象的だが、内容のない話し方をする
    印象のある言い方だが、よく聞くと中身がない。「今日は快晴。まさにサニーですね」
    ⑥自己演劇化、芝居がかった態度・誇張した情動表現
    表現が大げさで時に周りが引きます。「今日あったのも、きっと運命なんですね。」
    ⑦被暗示的(他者や環境の影響を受けやすい)
    特に一種の「カリスマ的な人物」に影響を受けやすい。「この水晶玉で未来が見えるんですよ」
    ⑧対人関係を実際以上に親密なものと思っている
    初対面などでも親友のようにふるまいます。「この人は今日初めて会ったんだけども、かけがえない親友です」
    (3)演技性パーソナリティ障害の診断
    DSM-5では基本的には、パーソナリティ障害の診断がまずあって、そこに演技性の特徴の診断がある、この2段階で診断します。
    まずパーソナリティ障害の診断、これは認知・感情・対人面・衝動この4つのうち、2つ以上の分野において大きな偏りがある。
    その上で、それが「幅広い場面で生じていて、かつ社会生活に大きな影響支障が出ている」。
    「障害」とは自分か相手・周囲が強く困難を感じる状態。
    そして、演技性の方の基準は、先の8つの基準のうち5つ以上を満たした時。
    (4)演技性パーソナリティ障害のメカニズム
    基本的には、素因があり、そこに経験が重なることで特徴が明確化します。
    <関連する要素>
    ①幼少期の環境
    愛情に飢えた・不承認の環境の背景が時に指摘されます。
    ②学校や社会経験
    「不認証体験」や、「偶然強い承認を得た」成功体験の影響。
    ③発達障害の関連
    特にADHDとの関連や、ADHDの二次障害としての発症など。
    (5)演技性パーソナリティ障害の主な鑑別疾患と併存症
    <鑑別疾患:合併する場合も多い>
    ①ADHD
    衝動や感情の動きなど共通点多い。またADHDの2次障害での発症・合併もあり。
    ②躁うつ病(双極性障害)
    気分の変動などの共通点あり、合併する場合も。
    ③他のパーソナリティ障害
    パーソナリティ障害は2つ以上しばしば合併。症状の出方が多様になります。
    <併存症>
    ①うつ病
    不承認時か、「本来」と「人前」のずれのストレスが関与。
    ②社会不安障害
    不承認の反応や、不承認へのおそれからの不安が背景。
    ③依存症
    SNSなど承認への依存が目立ちます。
    (6)演技性パーソナリティ障害で困難になる場面
    ①自分が困る
    ●承認を失う不安が強まる場合
    ●承認を維持するための浪費、ウソ、生活破綻
    ●不承認時、外の自分とのギャップ時のうつ等長期化
    ②周りが困る
    ●承認欲求の巻き込み反復での消耗
    ●相手のウソからの対人トラブル
    ●承認欲求に応じない場合の、強い怒り反応
    (7)現代と演技性パーソナリティ障害
    <SNSでの影響力の時代>
    ●SNSの普及から発信力・影響力が強い意味持つ時代に
    ●フォロワー数など「可視化」からの承認欲求との結びつき
    ●実際のビジネスにも「承認」が影響すること
    <演技性パーソナリティ障害との関係>
    ●特性が武器になる場合も多いが
    ●行き過ぎると歯止め効かず、自他ともに危険
    ●そのため武器生かしつつも、リスクには注意が必要
    (8)演技性パーソナリティ障害の治療
    <どこまで治療等が必要か>
    特性だけ→対応不要(むしろ長所にも)
    障害レベル→介入必要
    (障害→自他いずれかが強く困難になる状態)
    <障害までなっている例>
    ●嘘を繰り返し対人トラブル反復
    ●承認維持のため浪費・生活破綻など
    ●不認証やギャップ著明時のうつ・引きこもり
    治療や介入の方向性は、あくまで「障害」を「特性」に戻す範囲です。
    <自分を知って観察する>
    ①承認欲求を知る
    ●承認欲求自体は悪ではないが暴走するとリスク大
    ●暴走しそうなら気づき、止める
    ●求めるより先に「相手を承認する」
    ②自分の感情を知る
    ●相手に合わせすぎ、自分の感情に鈍感になり、不調の原因にもなる
    ●自分がどう感じているか、振り返る時間の確保
    ●マインドフルネスも一案
    ③承認以外の「好きなこと」を知る
    ●承認は「ドパミン系」依存になりやすいことに注意
    ●対策はそれ以外の「楽しめる事」を持ちバランスをとる事
    ●今なければ、身近なことを含めて合う方法を探す
    <地に足の着いた生活>
    ①「被暗示性」の利用
    ●相手・環境から影響を受けやすい
    ●悪い相手等なら悪い影響を、いい相手等ならいい影響を受ける
    ●そのため、環境・相手をどう選ぶかが大事
    ②環境の調整
    ●刺激を減らしリズム整った「地に足の着いた生活」が望まれる
    ●SNSは影響大ならやめる、続ける場合も節度を持って
    ●農業・地方など「環境を実際に変える」も選択肢?
    ③人間関係の調整
    ●交流範囲を広げすぎず、制御可能な範囲で
    ●関わる相手の影響強く、「落ち着ける」相手との交流を
    ●交際関係に関しても同様の基準が選択肢
    <(合併時)ADHDの治療>
    ●ADHDを合併のこと多く、かつADHDの衝動が「承認欲求の暴走」に強く影響
    →依存ないADHD薬の治療(アトモキセチン、グアンファシン)がADHD合併の場合は選択肢になる。
    (9)家族等のかかわり
    大きな方向性としては、「枠組みや距離の確保」、「断る時は慎重に」あとは「冷静に一貫性を持って関わる」、この3つ。
    <枠組みや距離の確保>
    ●特に不安定時は巻き込み強まるため、その予防としての枠組みを
    ●距離が近くなり巻き込み生じるため、普段から距離の確保を
    ●一度近くなってからの介入困難のため、可なら安定時のうちあらかじめ枠組みを
    <断る時は慎重に>
    ●断ると「不認証」と認知され、大きな心理的反応が起こる
    ●必要な場合は、サンドイッチ法なども活用、なるべく穏やかに「面子を立てる」
    ●予防としての枠組み、距離確保がやはり大事
    <冷静に一貫性を持って対処する>
    ●巻き込まれて感情的に対応すると悪循環に陥る
    ●あおられてもぶれず「冷静に一貫性を持って対処する」
    ●本人は「被暗示性」あるため、冷静な対応は本人のクールダウンにもつながる
    <まとめ>
    今回は「演技性パーソナリティ障害」について見てきました。
    「演技性パーソナリティ障害」は強い承認欲求を背景としまして、言動が大げさ、誇大的になってしまう傾向があるパーソナリティ障害になります。
    今の時代とマッチしている面があって、その成功の原動力になる部分があり得るんですけれども、ただ行き過ぎてしまいますと自分にも相手・周囲にも強い影響が出てしまいますので、この承認欲求の暴走には本当に注意が必要になってきます。
    対策としては、この欲求を影響が出る障害のレベル・暴走してしまうというレベルから、「特性」コントロールできるレベルに戻していくということになります。そのためには、自分の状態を知り・感じながら、落ち着いた環境や生活・交流というところを心がけていくことがまず大事かと思います。
    こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
    府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
    こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
    #演技性パーソナリティ障害 #パーソナリティ障害  #承認欲求 #演技性人格障害 #人格障害  
    【解説者】
    医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
    精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
    2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。
  • วิทยาศาสตร์และเทคโนโลยี

ความคิดเห็น • 19

  • @bokukimi5731
    @bokukimi5731 ปีที่แล้ว +21

    有名人ですごく思い当たる方いますね。自己愛性もすごく思い当たる方います。勿論身近にもいます・・・どうしたもんかな、と思うけど、もう残念だけど距離を取るしかないな、という感じでした。

  • @necomomo6011
    @necomomo6011 ปีที่แล้ว +14

    演技性パーソナリティ障害とはなんぞや、とイマイチわかりませんでしたが、凄くわかりやすくて有難いです。

  • @rintsuzuki3861
    @rintsuzuki3861 4 หลายเดือนก่อน +5

    分かりやすく、とても参考になったんですけど
    …おそらく私の母がこの演技性パーソナリティー障害で、ADHDの衝動性を持っている気がします。
    しかし、本人に病識がなく且つ高齢であるため認知機能の衰えも考えられるため、周囲は振り回されっぱなしです😵
    このままでは家族全員ちりぢりバラバラになりそうです😞

  • @hellolilly7309
    @hellolilly7309 ปีที่แล้ว +8

    とても分かり易く、対応法も教えてくださり大変参考になりました。ありがとうございます!

  • @user-ky3zj6ts4e
    @user-ky3zj6ts4e 10 หลายเดือนก่อน +5

    1番、わかりやすかったです。
    ありがとうございます😭

  • @siestabingo
    @siestabingo 4 หลายเดือนก่อน +1

    とてもわかりやすい説明ありがとうございます!

  • @kiyobum
    @kiyobum 11 หลายเดือนก่อน +3

    とても参考になり、助かります。もう少し早い段階で知っていたら、色々違ったかと思いますが、それは仕方ないです。それにしても、ためになりました。本当に感謝です。

    • @user-fr6rs1si4z
      @user-fr6rs1si4z 10 หลายเดือนก่อน

      なおに?なままみみままみ🉐😊はせ

  • @dayanreads9045
    @dayanreads9045 ปีที่แล้ว +2

    ありがとうございます

  • @user-vm9xy5nr5f
    @user-vm9xy5nr5f 6 หลายเดือนก่อน +2

    それは、別に体調悪い訳でも無いのに、やりたくない仕事場の仕事から逃れる為に、(もしくは当日決まっているやりたくない仕事がある場合)上司に電話で仮病の連絡入れて、ドタキャンする事も演技性パーソナリティ障害でしようか? 実際これは夏場の暑い時期と冬の寒い時期にA型事業所では頻繁に起こる事です。  例えば、夏台風接近近い時に、冬雪が降る寒い時期に外清掃仕事が決まっているASDの人が仕事ドタキャン電話入れます。

    • @user-eq6qo3bn2z
      @user-eq6qo3bn2z 6 หลายเดือนก่อน +2

      それは仮病ですね

  • @yukimikawa3910
    @yukimikawa3910 หลายเดือนก่อน +2

    3:21 4:41

  • @MiraiJikanImage
    @MiraiJikanImage 5 หลายเดือนก่อน +2

    もっと私に注目して...
    この欲求は見目麗しい女性(ひと)しか許されないでしょうね。

  • @user-gs4wh8st3b
    @user-gs4wh8st3b 9 หลายเดือนก่อน

    第七ミッテランのアレですね

  • @ys3243
    @ys3243 7 หลายเดือนก่อน +2

    講演家のカモ◯シラみたいなタイプが思い浮かびます。

    • @cat_jumper_netscape
      @cat_jumper_netscape 5 หลายเดือนก่อน +3

      彼は、成功しているのか❓
      隠れ借金💵が多い気がします。
      逮捕されないと良いですが、分からないですね。

  • @t.shigeru
    @t.shigeru 6 หลายเดือนก่อน +5

    大袈裟な人の事と理解しましたがそれでいいでしょうか?

    • @user-eq6qo3bn2z
      @user-eq6qo3bn2z 6 หลายเดือนก่อน +5

      周囲や本人が著しく困っていたら診断がつくでしょうね