日本人の顔のルーツに新説、金沢大の研究チームが発見 縄文人+弥生人+「古墳人」
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- เผยแพร่เมื่อ 13 ต.ค. 2021
- みなさんは自分の顔のルーツについて考えたことはありますか?これまで日本人のルーツははっきりとした顔立ちが特徴でもともと日本列島に住んで縄文人と、のっぺりとした顔立ちで大陸から渡ってきた弥生人が交流して現代日本人につながったとされていました。
しかし、先月金沢大学などの研究チームによりこの2つ以外にもう1つ、新たなルーツが発見されたんです。
目の大きさや、鼻の高さなど、人間の顔にはそれぞれ特徴があります。そんな人間の顔について研究している人がいます。
大陸の遺跡から出土する古い人骨や現代の人類集団のDNA配列を比較して、過去の日本列島に住んでいた人達がどういう遺伝的なつながりがあったのかを評価した」金沢大学の覚張隆史助教。15年前から人間の起源について研究しています。
そのきっかけは意外なことでした。「昔からいる馬がいて、在来馬というんですがその馬がどこから来たかという起源の研究に強く興味を持って、馬が来たというのは人が連れてきているわけなので、人がどういう風に入って来ているのかを議論しないと馬の文化が正式に語れない」馬の起源を探るにはまず人間から。それから人間の起源についての研究を始めました。
これまで現代の日本人は、顔に凹凸があり堀が深い、いわゆる濃い顔立ちの先住民、縄文人と、北東アジアの大陸から渡来したのっぺりとした薄い顔立ちの弥生人が交流して生まれたと説明されていました。
しかし、今回の研究で、縄文人、弥生人とは違う、新たなルーツが発見されました。
金沢市で見つかった人骨。およそ1500年前古墳時代の人骨です。この人骨から現代日本人の新たな遺伝的な特徴が見つかったのです。
「今回見つけた1つのポイントは、古墳時代の人たちのゲノム配列が弥生時代の人と遺伝的に異なった特徴を持っている、私たちは古墳人と表現している」縄文人に続き、大陸から渡ってきた弥生人。
その後古墳時代に東アジアからやってきた集団古墳人。その3つが現代日本人の祖先である可能性があるといいます。
今回新たに見つかったルーツ、古墳人。その顔が…「弥生人と似たようなのっぺりしたのが特徴で薄い顔。縄文的な要素が下がってきている。女性も古墳人の方がより薄い、のっぺりした顔立ちになっている」また、その古墳人が今の日本人の特徴に一番近いといいます。
「(現代人は)割合としては古墳人と今回定義した人たちの影響が非常に大きい。半数まではいかないが4割…ほぼ半数ですね」
凹凸が少なくて薄めのお顔立ちかなと」今回新たに浮かび上がった日本人のルーツ。
覚張助教によれば今後研究が進むにつれさらなるルーツが見つかる可能性もあるといいます。
「現代人の遺伝的な要素には縄文時代の人たち、弥生、古墳の3つの要素が入っている。ただその3要素だけでなく、多様な要素が複雑に絡み合って現代日本人が生まれた可能性も残されている」
毎日の生活で必ず目にする自分の顔。あなたの顔は何人顔ですか?
石川さんLiveNewsイット www.ishikawa-t...
(2021年10月14日放送)
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