BushidoRenaissance64
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武士道Bushido100(527)
(527)武士道Bushido100「武士道ルネサンス」
「 『宇宙の話』  野田祥代著   (草思社) より抜萃 No.13 」武士道ルネサンス
白鳥飛来2024.10.12.
・「●心の宇宙旅行
○広い世界へ(前編)――太陽系の外への旅――
想像の旅に出てみることにしましょう。
今度は地球を出発して、私たちが知るかぎりの宇宙の果てへ向かいます。
最初に見えてくるのは、地球に一番近い天体、月です。
月を見つけると、なぜかほっとしたり、少しうれしくなったりする人も多いでしょう。
大きさは地球の4分の1くらい。地球30個分ほど離れた宇宙空間に浮かんでいます。人が古くから親しんできた天体ですが、ほかの惑星の衛星と比べると異様に大きな衛星です。
次に、地球に一番近い恒星、太陽の横を通り抜けましょう。
太陽の大きさは地球の100倍くらい。地球を1万個以上並べた距離に浮かび、地球の昼側をギラギラと照らしています。
地上にいる私たちは、太陽が沈み闇が来ることで、空は星の浮かぶ世界だということを知りました。
人間は、月が満ち欠けしてひとめぐりする時間をひと月、太陽が星座の中をひとまわりする時間を1年と決めました。
今度は、太陽系を俯瞰して見てみましょう。
水、金、地、火、木、土、天、海、太陽系の8つの惑星のうち太陽から一番遠いところをまわる惑星は、海王星です。海王星は氷の惑星です。はるか遠く、太陽と地球の距離の30倍(30天文単位)のところを165年かけてまわっています。
太陽系には、惑星のほかにも、冥王星(めいおうせい)のような準惑星、惑星のまわりをまわる衛星、岩のような無数の小惑星、たまに太陽に近づいてきて長い尾を引く彗星(ほうき星)など、いろんな天体が太陽の引力に引かれて集まっています。
太陽系は海王星で終わりではありません。
太陽風(たいようふう)という太陽から吹き出る熱い粒子(プラズマ)は、海王星までの距離の4倍ほど遠くまで届いていますし、太陽の重力はさらに数千倍遠くまで影響を与えていると考えられています。
太陽系の果てはこの場所、とはっきり線が引けるわけではありません。
でも、遠く離れた太陽系の縁(ふち)あたりから内側を眺めたら、太陽はもうあなたが知っているギラギラした姿ではありません。地球はもっと小さくて暗くて、見つけることも難しいでしょう。
さらに遠くに行ってみましょう。何があるでしょうか。
ここから先の距離は『光年こうねん』が便利です。太陽系の中の距離は、『天文単位』が使いやすかったのですが、それだと数字が大きくなりすぎてしまうのです。1光年は、およそ6万天文単位(10兆km)です。
太陽のとなりの恒星には、『プロキシマ・ケンタウリ』という名前がついています。
太陽系からは、およそ4光年。遠くて暗いので地球から肉眼で見えませんが、最近の観測ではこの星をまわる地球サイズの系外惑星が見つかっています。
ここまで来てもう一度ふるさとをふりかえったら、太陽はもうほかの星にまぎれて、とくに目立たない星になっているでしょう。
星座をつくる星々は、宇宙空間のいろんな距離のところに浮かんでいます。
たとえば、七夕(たなばた)伝説のおりひめ星(こと座にあるベガという恒星)は、太陽系から25光年のところにあります。
旦那さんのひこ星(わし座のアルタイル)は17光年の先です。
おりひめ星とひこ星も、宇宙空間でお互いに15光年離れています。ということは、もし二人が携帯電話で会話したら、『もしもし』『あのさ』『なあに』『えっと』がそれぞれ15年かけて相手に届くことになります。
星座は地球からの見かけの星のならびです。そのため宇宙の別の場所から見たら、またぜんぜん違ったならび方になります。
あなたが小さい頃に見つけた星々は、今夜も同じならびで光っています。
でも、実はどんな星も、自然の法則にしたがって宇宙空間を移動しています。だから、地球からの見かけの場所も、あなたの目でわからないくらい少しずつ動いていているのです(固有運動といいます)。
平安時代、清少納言(せいしょうなごん)は『枕草子』の中で、『星はすばる ひこぼし・・・・・』と、夜空の星々を愛(め)でました。私たちは今、1000年前の彼女とほとんど同じ星のならびを眺めています。
いっぽう数万年前、洞窟(どうくつ)に見事な絵を描いたクロマニョン人たちや、あるいはもっと昔の先祖たちは、今とは少し違う星ならびを見上げていたことでしょう。
そして遠い未来の私たちの子孫が空を見る生き物なら、彼らもまたすっかり変わった夜空を楽しむはずです。
星空も無常、つねに変化する世界なのです。」武士道ルネサンス
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