「年収の壁」 ってなに? ざっくり解説

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  • เผยแพร่เมื่อ 30 ม.ค. 2022
  • 「これ以上働くと、年収が〇〇円を超えるからヤバイかも・・・」
    会社員の妻がパートなどで働く時、年収を気にされていませんでしょうか?
    つまり年収がある一定額を超えると、税金が課せられたり、あるいは社会保険料の負担が増えたりするということがあるので、気にされておられるのだと思います。
    では、ある一定額とは、具体的にいくらの事なのでしょうか?
    それは、100万円・103万円・106万円・130万円150万円・201万円です。
    これらは、わゆる「年収の壁」と言われているもので、全部でなんと6種類もあるんですね。
    因みに、この6つの壁の中で特に大事なのは、106万円の壁と130万円の壁です。
    その理由については、後ほど説明しますね。
    年収の壁については以前も動画で解説したことがありますが、その後、法改正があって 内容が若干変わったり、もしくは、これから内容が変わるものが出てきたりして、結構複雑になっているんですね。
    そこで今回は、それぞれの年収の壁が要するに何を意味しているのか、ポイントをざっくり解説したいと思います。
    なお今回は、分かりやすく解説するために、会社員の夫と、その夫に扶養されている妻をモデルにして解説することにしました。
    本日の内容ですが、以下の通りです。
     1番目 100万円の壁とは
     2番目 103万円の壁とは
     3番目 106万円の壁とは
     4番目 130万円の壁とは
     5番目 150万円の壁と201万円の壁とは
    1番目 100万円の壁とは
    これは、これはおおむね住民税が発生する年収ということなんですね。
    なぜ、わざわざ「おおむね」と付けたのか、と言いますと、実は自治体によって基準が若干異なっているからです。
    つまり中には、年収が93万円以上で住民税が発生する自治体もある、ということなんですね。
    但し多くの自治体では、100万円を超えると住民税が発生するようです。
    ところで、年収がその基準をちょっぴり超えたからといって、住民税がドカンと発生する!ということはありません。
    なぜかと言うと、住民税は基準を超えた収入額に対して一定額発生する!ということになっているからです。
    なので、例えば仮に東京都に住んでいて年収が101万円だったとしたら、住民税の負担は、年間で6500円なんですね。
    ですから、金額的には大きな影響はないので、この100万円の壁はあまり気にする必要はないと思います。
    2番目 103万円の壁とは
    これは、所得税が発生する年収ということなんですね。
    つまり、冒頭に紹介した夫婦で、妻の年収が103万円を超えると妻は所得税を払わなければならないということになります。
    ただ、この所得税も先ほどの住民税と同じで、103万円をちょっぴり超えたからといって所得税がドカンと発生する!ということではありません。
    なぜなら所得税は、103万円を超えた金額に対してだけ課せられる!ということになっているからです。
    なので、例えば妻の年収が104万円だったとしたら、 所得税の負担は年間で500円程度なんですね。
    なので103万円の壁もあまり気にする必要はないと思います。
    但し夫の勤務先から配偶者手当の支給を受けているという場合は注意が必要です。
    なぜかと言うと、配偶者手当の支給条件として妻の年収が103万円以下であること!と決めている企業が多いからです
    なので気になる方は、勤務先に確認された方がよろしいかと思います。
    因みに配偶者手当の支給額ですが、2020年の厚生労働省の調査によりますと、月額で平均1万7,600円となっています。
    つまり年間にすれば約21万円ということになりますから、これがもし無くなってしまったら大きいですよね。

    3番目 106万円の壁とは
    これは、社会保険の加入義務が発生する年収ということなんですね。
    但しこれは、勤務先によって状況が異なってきます。
    どういうことかと言いますと、社会保険への加入が義務付けられているのは、以下の条件をすべて満たしている場合のみということになっているんですね。
    それは、
     ① 従業員501人以上の企業であること
     ② 勤続期間が1年以上の見込みであること
     ③ 労働時間が20時間以上/週であること
     ④ 月額賃金が8万8,000円以上であること
    ④の8万8,000円を年収に換算すると約106万円になるので、106万円の壁と呼ばれています。
    なお、①については段階的に緩和されることになっていて、2022年10月~従業員101人以上の企業、2024年10月~従業員51人以上の企業となっています。
    また②については、2022年4月~撤廃されます。
    つまり、4つの条件すべてを満たしている場合のみ、社会保険への加入義務が発生するということなんですね。
    なので逆に言えば、もし妻の勤務先がこの条件を満たしていない場合、年収が106万円を超えていても社会保険に加入する義務はないということになるんですね。
    なお、ここで言う社会保険とは、厚生年金保険と健康保険の事を指していて、本人が負担する社会保険料の金額は、ざっくりですが年収の約14%ということになっています。
    ですから、仮に妻の年収が120万円だったとすると、新たに発生する社会保険料は120万円x約14%なので、約17万円ということになります。
    つまり120万円の年収から約17万円が引かれることになるので 妻の手取り収入は、約103万円まで下がってしまうということになるんですね。
    このように新たに社会保険料を払うようになると、手取り収入が大きく下がることになるので106万円の壁が特に大事な壁になるのではないかと思います。
    とは言え自ら社会保険料を払っていれば、いろいろな恩恵を受けることができます。
    例えば厚生年金保険料を払っていれば、将来、老齢厚生年金を受け取ることができますし、また健康保険料を払っていれば、病気やケガをした時に傷病手当金を受け取ることができます。
    これは、夫の扶養に入っているときには受けられないメリットになりますので、会保険料を払う事=損 というわけではないと思います。
    4番目 130万円の壁とは
    先ほど妻の勤務先が4つの条件を満たしている場合、社会保険への加入が義務付けられていると言いましたよね。
    では妻の勤務先が4つの条件を満たしていない場合はどうなるのでしょうか。
    その場合、実は 妻の年収が130万円を超えたら問答無用で妻は社会保険に加入しなければならないということになっているんですね。
    つまり夫の扶養から外れるということなります。
    これが130万円の壁 なんですね。
    因みに社会保険料は、勤務先と折半ということになりますが、もし勤務先に厚生年金、健康保険の制度がなければ、妻は自分自身で国民年金と国民健康保険に加入しなければならなず、その場合、保険料は全額自己負担になります。
    5番目 150万円の壁と201万円の壁とは
    この2つの壁はどちらも配偶者特別控除に関係する壁ということなんですね。
    配偶者特別控除は、38万円が最も高い金額となっていて、妻の年収が上がると控除額は下がり、夫の年収が上がっても控除額が下がるという関係になっています。
    夫が配偶者特別控除を受けると、その分だけ夫の所得税が減るので、結果的に夫の手取り額が増えるということになるんですね。
    例えば38万円の控除を受ける場合、夫の所得税率が23%だとすると、所得税の減税額は、38万円×23%=8万7,400円、つまりこの金額分だけ 税金が安くなるということになります。
    妻の年収が150万円までは、控除額は最高の38万円を受けられるけど150万円を超えると控除額が減っていくという仕組みになっていますので、150万円の壁と呼んでいるんですね。
    つまり150万円の壁とは、配偶者特別控除の額が縮小を始める年収額ということになります。
    また、妻の年収が201.6万円を超えると夫の収入金額にかかわらず控除が一切受けられないということになるので、201万円の壁と呼んでいるんですね。
    つまり201万円の壁とは、 配偶者特別控除が受けられなくなる年収額ということになります。
    #年収の壁 #103万円 #130万円

ความคิดเห็น • 30

  • @user-eg4mm3fh7n
    @user-eg4mm3fh7n 2 ปีที่แล้ว +9

    とてもわかりやすかったです✨
    動画を作ってくださって本当にありがとうございます🙏😌

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  2 ปีที่แล้ว

      chio I.さま とても励みになるコメントをいただき、こちらこそありがとうございました♪

  • @user-sb4hi1dl9s
    @user-sb4hi1dl9s ปีที่แล้ว +5

    素晴らしい動画でした。解説がわかりやすいです。

  • @keiko2349
    @keiko2349 ปีที่แล้ว +3

    すごく分かりやすかったです!😊

  • @user-vm5tb2xx9l
    @user-vm5tb2xx9l ปีที่แล้ว +11

    ずいぶん前に決まった基準なのに、社会情勢が変化しても替えないのはおかしいですよね。どうして議員などはツッコまないのか不思議。

  • @user-dw7hv1dr6q
    @user-dw7hv1dr6q ปีที่แล้ว +8

    財務省は事細かなルールを作って国民に金が行かないように必死だよな

  • @HansSchmidt2006
    @HansSchmidt2006 2 ปีที่แล้ว +4

    簡潔にまとめていただき有難うございました。配偶者特別控除が38万円から減りはじめ0になるようすが一表になっていて目から鱗が落ちる思いでした。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  2 ปีที่แล้ว

      そのように言っていただけるのが何よりもありがたいです。こちらこそ、ありがとうございました。

  • @user-sx8hb2gb2y
    @user-sx8hb2gb2y 2 ปีที่แล้ว +7

    わかりやすい動画ありがとうございます。たくさんのパートさんが働く職場にいますので、はたらく方たちが困らないように参考にさせていただきます。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  2 ปีที่แล้ว

      くめくめ様 お役に立ててよかったです。コメントありがとうございました。

  • @Hanamaru7778
    @Hanamaru7778 8 หลายเดือนก่อน +1

    社会保険料も130万を超えるとドーンとかかるのではなく、
    120万超えくらいから手取り額が減らないように、うまく曲線を描くようになったらいいですね。

  • @user-kk9cb5vd5e
    @user-kk9cb5vd5e 2 ปีที่แล้ว +3

    今後106万円壁が従業員50人以上に引き下げられるんですね。
    でも従業員50人って結構厳しいですよね。
    配偶者特別控除を使いながら社会保険の扶養にいれることができる130万円が一番コスパがいいと思っていましたが、今後厳しくなりそうですね。

  • @user-xj8it8tp6r
    @user-xj8it8tp6r ปีที่แล้ว +1

    こちらも拝聴しまして大変参考になりました。質疑ですが、元々会社員の妻ですが時短勤務になり収入減で配偶者特別控除に当てはまるようです。そうなると今年は夫の年末調整で配偶者の収入欄に記入すればよいのですか?

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  ปีที่แล้ว +1

      ナッカンさま 年末調整で配偶者特別控除を申告することになります。その際「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」の「給与所得者の配偶者控除等申告書」の欄に、配偶者の氏名やマイナンバー、生年月日、合計所得金額の見積額、配偶者特別控除の額などを記載します。よろしくお願いいたします。

    • @user-xj8it8tp6r
      @user-xj8it8tp6r ปีที่แล้ว +1

      いつも丁寧に返信してくださりありがとうございます❗よくわかりました。

  • @jenniferyang7322
    @jenniferyang7322 2 ปีที่แล้ว +2

    感謝🙏

  • @user-fo8vj8zo9m
    @user-fo8vj8zo9m ปีที่แล้ว +1

    これは学生の場合でも同じですか?

  • @kazuyama8955
    @kazuyama8955 2 ปีที่แล้ว +2

    勉強になります。扶養される妻が60歳以上になると、たとえば、130万円の壁の金額が変更になると聞きましたが、どうなんでしょうか。今月60歳になったので、もっと働けるのかな。と考えているのですが。

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  2 ปีที่แล้ว +1

      kazu yamaさま おっしゃる通り、60歳以上の方については180万円が基準になります。つまり扶養される妻が60歳以上になると、夫の扶養から外れるので、妻自身で健康保険、厚生年金に加入することになります。よろしくお願いいたします。

  • @user-mj8ee8lq5e
    @user-mj8ee8lq5e ปีที่แล้ว

    106万の壁と130万の壁の説明で従業員数によって変わるとのことですが、役所はどのように従業員数の把握をしているのでしょうか?
    今の職場がフランチャイズでオーナーが5人の共同経営の店舗です。
    5人がそれぞれ他にも店舗をもっているようです、この場合社会保険加入者数は5人全員の経営している店舗の社会保険加入者数の合計が101人ないし51人以上かということでしょうか?

  • @ao-vi9fp
    @ao-vi9fp 2 ปีที่แล้ว

    子の成長と共に、一昨年からやっと扶養を抜けて扶養外で働いてます
    社会保険料と国民年金支払い、
    所得税、住民税の負担があると考えると
    180万以上は稼がないと世帯収入が減る
    と頑張っております!!
    去年の私の年収は204万でした
    このくらいですと180万くらいに抑えたほうが良いかもね と言われしまいました???
    た年収の壁の関わりなんですよね?

  • @user-mp7yc8fx5b
    @user-mp7yc8fx5b ปีที่แล้ว

    お尋ねいたします。年収とありますが、これは、色々経費を引きました差し引きした手取りの給料の分でしょうか?

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  ปีที่แล้ว +1

      み〜。様 動画で解説した「年収」は、額面金額のことになります。つまり、経費を引く前の金額になります。よろしくお願いいたします。

    • @user-mp7yc8fx5b
      @user-mp7yc8fx5b ปีที่แล้ว +1

      いつも、大変分かりやすいです。
      勿論登録させていただいています。返信いただきまして ありがとうございます🙇

  • @user-zh9og8rn8e
    @user-zh9og8rn8e 2 ปีที่แล้ว +3

    妻がダブルワークで130万円超えた場合はどうなるのですか?

    • @図解で学ぶお金の知識
      @図解で学ぶお金の知識  2 ปีที่แล้ว

      y t様 ダブルワークで収入の合計が130万円を超えた場合も、扶養から外れるので、社会保険への加入が必要になります。よろしくお願いいたします。