アラミド繊維で基礎補強DIY

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  • เผยแพร่เมื่อ 10 ต.ค. 2024
  • アラミド繊維を使い、築35年の古家の基礎を、DIY補強する動画です。
    環境負荷が低く、快適で、長持ちする家を目指して、リノベーション中。
    自然素材、リサイクル素材、将来のマテリアルリサイクルを期待した工業製品、太陽光発電にV2H、生物多様性の庭作り…。あれこれ試す実験ハウスです。
    ーー
    【DIYで、基礎を補強してみました!】
    〜家の寿命は「基礎」が決める!?〜
    次の世代につなげるような、快適で、長持ちする家にしたい―― 
    そう思って取り組んでいる築35年の古家リノベーションですが、どんなに長持ちを意識して上物を建てても、最終的に家の寿命を決めるのは「家の基礎」ーー。
    そう、うすうす感づきつつも、直視したくなかった、鉄筋コンクリートの基礎の補強。だって、めちゃくちゃお金がかかる。基礎の打ち増しや、布基礎をベタ基礎にすると、100万円や200万円といった、金額がアップします。
    ちなみに、鉄筋コンクリートの基礎の寿命は、30年や40年と言われています。もともとアルカリ性のコンクリートが、酸性の風雨で中性化し、中の鉄筋が20%錆びた時点が寿命ということのようです。
    でも、そんなことを言ったら、長持ちする家を作っても意味がないということになってしまいます。
    ネットで、実際の鉄筋コンクリートの耐用年数はもっと長いという記事を探しては自分を安心させようとしたり、何人かの建築士の方に見ていただいて、このままでも大丈夫そうだと言っていただいた言葉を信じようと心に決めたりしてきましたが、、、
    しかし、家を解体し、基礎が露わになると、細いクラックがやたら目に入る。その後も、基礎の上半分に、きちんと鉄筋が入っていない可能性が出て来たり、家の傾きなどを修正する過程でも、なんだかクラックが増えているような気がしたり。。と、基礎の心もとなさから、どんどんと目がそらせなくなってきました。
    でも、お金はもう出せない上、今からコンクリを流して基礎の補強をするとなると、工期がぐっとのびてしまう。年内に母屋本体だけでも完成しないと、窓などの補助金やV2Hの補助金にも間に合わなくなってしまう。
    工期も遅らせたくないし、もう、そんな大金も出せない。。
    途中、あきらめかけもしました。
    だけど基礎をおそろかにすると、今作っている「長持ちする家」が、文字通り「砂上の楼閣」になるということ。。
    なにか他に補強の方法はないのかと、あれこれ調べていくと、高速道路の橋脚やトンネルのコンクリート壁を、ほんの数日で補強するという、工期が短いアラミド繊維補強という方法が目に入るではありませんか。
    アラミド繊維は、防弾チョッキにも使われている高い引っ張り強度を持つ繊維で、その強度は、鉄の5倍と書かれているサイトや、7倍と書かれているサイトもありました。そのアラミド繊維を、エポキシ樹脂(硬化剤を加えることで強固な固体へと変わる熱硬化性樹脂)でコンクリート面に接着させれば、35年前に基礎が作られた当時よりも、さらに強い基礎に生まれ変わる可能性すら、どうもあるらしいのです。
    にわかに信じがたいけれど、ネットで道路の橋脚補強などをプロが行っている動画を見ると、どうもそれが本当らしい。アラミド繊維を重ねて貼って、樹脂をぬりぬりしている。
    工期が短いから、安いのではないか?と、期待して見積もりを取ると、、
    やっぱり100万円前後。。。
    うーむ、と悩んでいると「これなら、自分たちでできるよ」と言い出す家人。
    というのも、家人は、アラミド繊維ではないけれど、ガラス繊維や炭素繊維をエポキシ樹脂で硬化させて、昔、ロードバイクやバイクの修理を行っていたというのです(家人はかつてプロのロードレーサーで、メカニックやったり、自転車修理業も10年以上営んでいました)。「それがアラミド繊維に変わるだけだから、これ、自分たちでできるよ!」というのです。
    そして販売会社に問い合わせて施工方法を聞いたり、TH-camで公共工事での施工の様子を何度も見る中で、やれそうと判断。(家の基礎補強を素人が行うDIY動画は、間違った施工方法が多いので注意するようにと、専門家からも教えていただきました)
    そうして先週から本格的に着手した、DIYの基礎補強。
    我が家の基礎は外周が一周24m、高さが40㎝ほど。
    少しでも安い材料をという執念で、家人がヤフオクでアラミド繊維と、エポキシ樹脂と、そのプライマー。さらにコンクリートの中性化阻止剤がセットでドーンと在庫処分で売られているのを発見し購入。ホームセンターでその他塗装工具などを購入し(材料費は全部で15万円くらい。そしてまだたくさん余っています)、以下の手順で施工をしました。
    1.最初にパテやエポキシ樹脂などでクラックを補修(主に家人作業。数時間作業ですが、あれこれ部材を買って試したりしていたので、何日かかかっていました)
    2.次に基礎のまわりを一周10㎝ほど掘って、基礎の面全体をランダムサンダーで削って平らにする(家人担当。1,2時間作業)
    3.コンクリートの中性化阻止剤を塗る。(これはアラミド繊維補強とは直接は関係ないですが、念のため。。。本来は、コンクリートに対してこういうメンテナンスを定期的にすることが重要。二人で楽しく1時間くらいの作業。むしろ洗ったり、片付けの方が時間かかります)
    4.プライマーを塗る(コンクリの表面をスムースにし、エポキシ樹脂の接着をよくするためのもの。硬化に4時間ほどかかるので、アラミド繊維工事の前日の夕方に二人で1時間ほどでやりました。臭かったー><)
    5.アラミド繊維補強(接着剤となるエポキシ樹脂を塗って、すぐにアラミド繊維を貼って樹脂を染み込ませ、上からエポキシ樹脂をまた塗る。アラミド繊維は、幅25㎝のものと、幅10㎝のものを2枚、それぞれ5㎝ずつ重ねて貼りました。エポキシ樹脂がすぐに乾いていくので、スピード勝負で二人三脚で半日強。私が最後は仕事で抜け、最後の3mくらいを家人一人でやってくれました)
    6.仕上げのモルタル塗装(アラミド繊維が紫外線に弱いということで、二人ではじめてのモルタル塗装。最初の面はぐずぐずw 後半にいくにつれ、上手になっていきました。私もやったけど、家人が3分の2以上やってくれました。ありがとー)
    販売店さんからは、基本、アラミド繊維は、切断NGで、切った場合には、繊維を20㎝以上重ねること。縦方向の重なりは5㎝重ねること、と言われました。よって、私たちは基礎まわりを一周ぐるりと、アラミド繊維を切らずに巻き、はじまりと終わりは、繊維を20㎝以上、きちんと重ね、また上下の繊維も、5㎝以上重ねて巻いていきました。さらに、素早い作業で、エポキシ樹脂(接着剤)が硬化する前に、繊維にしっかりと染み込ませ、一体化させるように、半日で一気に作業をしました。
    私たちも、自分たちがやったやり方が「正解」なのかどうかはわかりません。
    でも、今、すべてをやり終えた感想は、思った以上にやってよかったということ。素人がやるのだから「気休め程度かもしれないけれど、”やらないよりまし”」という期待値で臨みましたが、実際にエポキシ樹脂でカッチカッチに固まったアラミド繊維を見ると、想像を超えた安心感が生まれました。大変だったけど、やってよかったー。と、先日工程を終えて、二人でワインで乾杯しました。
    ちなみにアラミド繊維で補強したコンクリートは60年ほど寿命がのびるみたいです。2重だと160年以上も寿命が延びるという数字も出てきて、我が家は、きちんと重ねるところは重ねたので、80年とか、100年くらい持つといいなー。
    そして、今回は基礎の外側だけを行ったけれど、今は欲が出て、基礎の内側も一部やりたくなってきています。まだ部材が余っています。近く絶対にくる大地震。それも何度も襲うであろう震度6や震度7。これを、この基礎で乗り越えてほしい。なんとかこの家が、次世代につながってくれたらうれしい。(地盤と津波は運天✨)
    震災大国に住んでいるからこその実験。
    長持ちする家を目指して、一歩一歩の実験ハウスです。

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