仲道郁代「ドビュッシーの見たもの」/Ikuyo Nakamichi “Debussy’s Illusions”
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- เผยแพร่เมื่อ 24 ธ.ค. 2020
- 2020年10月25日に行われた「仲道郁代ピアノ・リサイタル~ドビュッシーの見たもの」のダイジェスト版です。
公演に先立って行われた松橋麻利(ドビュッシー 研究者)との対談とともに、仲道郁代のドビュッシーに迫ります。
The Road to 2027 Ikuyo Nakamichi Piano Recital
Debussy’s Illusions
October 25th,2020 14:00/18:00 Start
Tokyo Bunka Kaikan
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対談 仲道郁代×松橋麻利
Interview with Ikuyo Nakamichi and Mari Matsuhashi,
a researcher on Debussy.
【1:03】 The Road to 2027〜ドビュッシーとベートーヴェン
The Road to 2027: Debussy and Beethoven
【5:36】 ドビュッシーの音楽性に与えた影響
Influences on Debussy’s
【8:40】 ドビュッシーの音楽の自由と不自由
Freedom and the Lack of Freedom in Debussy's Music
【12:44】 ドビュッシーの美的感性
Debussy's Aesthetic Sensibilities
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ドビュッシー:
Debussy:
【15:20】 前奏曲集 第1巻 デルフォイの踊り手
Préludes 1 Danseuses de Delphes
【16:18】 前奏曲集 第1巻 帆
Préludes 1 Voiles
【18:27】 前奏曲集 第1巻 野を渡る風
Préludes 1 Le vent dans la plaine
【19:26】 前奏曲集 第1巻 アナカプリの丘
Préludes 1 Les collines d’Anacapri
【20:55】 前奏曲集 第1巻 西風の見たもの
Préludes 1 Ce qu'a vu le vent d’ouest
【21:58】 前奏曲集 第1巻 とだえたセレナード
Préludes 1 La sérénade interrompue
【22:50】 前奏曲集 第1巻 ミンストレル
Préludes 1 Minstrels
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【23:44】 映像 第2集 そして月は廃寺に沈む
Images 2 Et la lune descend sur le temple qui fut
【28:25】 月の光
Clair de lune - เพลง
お話よくわかります。ドビュッシーの音楽は5次元の音楽。パラレルワールドが同時進行し、過去も未来も全てが今ここに集まっている。今ここの五感しかない。だから、いつも新鮮で堪らなく惹かれるのですね。以前に、サンジェルマン・アン・レイにあるドビュッシーの家を訪ねたとき、日本の絵や工芸品が沢山あり、時代もあるのでしょうが、日本の美意識に影響を受けたことがわかりました。
わかる〜!
いつでも新しい!それが大好き
Very beautiful playing! Thank you for the English subtitles.
色を混ぜないで、弾いたことから色合いを感じる
仲道郁代さんはまとめ方が上手いので、手本になります!
She is really a splendid missionary of Debussy's aesthetics .
Her performance is effulgent and breathtaking ,
I just am intoxicated with her extraordinary skill and distinguished talent .
From
Tokyo of the Land of the Rising Sun 🇯🇵
Which national are you watching this video ?
🎄#MerryChristmas🎅
素晴らしい演奏会でした♪
#リサイタル
15:04
シューマンで傷のお話がありましたが、ドビュッシー音楽こそ真に世界の傷の象徴だと思います
どこを聴いても痛い。そして存在自体が儚い。
楽譜から、音を感じるためには?和声進行を追う?
22:08
仲道様
和声をどんだけつかみどり?
かきむしるドビュッシー
仲道郁代さんは腕が上がったところで音がなっている!
仲道郁代さんブリーズベイのケーキ🍰ありがとうございます
わたしも、60kgから101kg現在はふむふむと。
ドビュッシーさんは素敵でおかしい作曲者
70kg現在はそれ位至ります
ドビュッシーの『月の光』とベートーヴェンの『月光』の曲の違いというのはドイツとフランスの国民性の違いでしょうね。方や軽やかでデリケートで華やか、方や力強くて重厚。フランス国民は主に感覚を大事にしますし、ドイツは哲学の発達した国で論理を大事にする国ですからね。
さらにドビュッシーが日本の感覚を大事にする自然道の文化の影響を受けていれば論理よりもさらに感覚を大事にしますよね。それからドビュッシーの曲の自由と言うのはドビュッシーが曲の中に何でも自由に取り込んでいるという意味での自由でしょうね。それにしても無いものの気配を描くなんてまるで『能』の世界みたいですね。w
日本の浮世絵がフランスの印象派に影響を与えたことはよく知られていますが、それよりも前に日本の文化が有名なオランダの画家のフェルメールや哲学者のスピノザにも影響を与えていたのではないかということを美術史家で歴史学者の田中英道先生の本『誰も語らなかったフェルメールと日本』を読んで最近思いました。w
フェルメールとスピノザは同じ1632年生まれで二人の間に交流があったと言われています。フェルメールの絵に出て来る『天文学者』と『地理学者』はスピノザのようで着ているガウンは日本の着物の小袖であったそうです。またスピノザについては、以前にスピノザの『エチカ』を読んでスピノザの哲学は日本の禅宗の考え方に良く似ていると思って驚いたものでした。例えば自然を神と考えることや直観知の大切さを書いている点が。そしてスピノザは自著の中で日本をキリスト教が禁じられている王国と書いています。w
オランダは長崎の出島を通じて江戸時代に唯一日本と貿易をしていた国で、日本から持ち帰った大量の銀で大いに栄えたとのことです。さらにそれよりも少し前、江戸時代初期に日本人が作った500トンという大きな船で仙台藩士の支倉常長を代表とする一行20人以上が伊達政宗や徳川家康の意を受けて慶長遣欧使節として太平洋を越えて、さらにスペインの船で大西洋を越えてスペイン、ローマに行って各地で大歓迎を受けていますから(『支倉常長』田中英道著)、江戸時代の初期から日本文化がヨーロッパの人々に影響を与えていたんでしょうね。ドビュッシーもその一人だったんでしょうね。w
そう考えると日本というのは凄い国だと思いますね。今の時代も世界一のピアニストの仲道郁代さんがいるし、世界一の陶芸家で芸術家の辻村史朗さんがいるし、世界一の美術史家で歴史学者で知の巨人といわれている田中英道先生がいて、世界一の野球選手の大谷翔平選手がいるのですからね。w
確かに、ドビュッシーの自筆譜の指示の細かさは印象派絵画に通じるところがあるけれど、異次元を多重的に象徴するような手法は、象徴派の詩にも似ていますよね。
象徴派の詩は、一つの言葉に何通りもの意味を籠める。それは、日本の和歌にも通じると思います。
暗喩による複数の意味が重なり合って、短い言葉が豊かな広がりを見せる。そして、人のいない風景に、人の気配を感じさせる。
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ベートーヴェンの音楽に感じる人間的な意思の強さは、さしずめ、ゲーテのファウスト的な意思でしょうか? シラーの《歓喜の歌》や、《フィデリオ》などもそうですよね。
そのゲーテの詩に作曲して、およそファウスト的な意思を感じさせないのがシューベルト。
もちろん、《クロノスに》のような曲もありますが、《ファウスト》のあの超人的人間像を描いた戯曲からシューベルトが作曲したのは、王妃への貞節を死ぬまで守り通した王を歌うグレートヒェンの劇中歌《トゥーレの王》、そして、心乱されたグレートヒェンが糸を紡ぎながら心もそぞろに独白する《糸を紡ぐグレートヒェン》。
そして人生遍歴による人間的成長を描いた典型的な教養小説 Bildungsroman である《ヴィルヘルムマイスターの遍歴時代》からシューベルトが作曲したのは、憧れに満ちたミニョンの歌と、哀愁と諦観に満ちた竪琴弾きの歌。
感性の方向が窺われます。
同じウィーンで活躍した作曲家でも、ドイツ生まれのベートーヴェンやブラームスより、ウィーン生まれのシューベルトは、やはりオーストリア的。そして、ザルツブルク生まれのモーツァルトやリンツ生まれのブルックナーより、ウィーン的。
もちろん、世紀末フランスのドビュッシーとは比ぶべくもないけれど、ウィーンの世紀末にも、クリムトら、独特の絵画建築が発達したし、マリー・アントワネットの輿入れで同盟を組んだオーストリアの首都ウィーンとフランスの首都パリは、フランス革命を経た動乱の中で、英国とも、プロイセンとも、もちろんロシアとも異なる、どこかに通った空気の中で生きていたように思えてなりません。
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それにしても、仲道さんは、もう、2027年のベートーヴェン没後200年の準備ですか?
昨年は、新型コロナウィルスパンデミックの煽りでコンサートも中止が相次ぎ、ベートーヴェン生誕250年を祝うどころではなかったでしょうから、没後200年の2027年には、改めて盛大に祝えるといいですね。
その翌年は、シューベルトの没後200年ですので、立て続けになりますから、今からそちらの方の準備もよろしく!
こちらでも音楽学者気取りで小論文書いてるよ、この人は😅