#3 力の分解をしよう!【中3理科】【力と物体の運動】

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  • เผยแพร่เมื่อ 12 ต.ค. 2024
  • あなたはトイレの『閉』をどれだけ信じていますか?
    すごい導入をしてしまいましたが、今日は『トイレの開閉』のことを語ります。
    最近は色々な型のトイレが現れました。それは便器に限らず、扉などもそうだと思っています。
    その中でも最近僕が出会ったトイレは、『個室に入ることで自動で扉が『閉』になる』ものです。
    この手のトイレに入った時、私たちは基本的に施錠の動作をしません。自動で認識してくれて、自動でガチャリと鍵をかけてくれます。
    物理的に「閉めたなぁ…」という状態にもありません。基本的に原理はブラックボックスです。
    バーを横にずらして閂のようになれば、これは閉めたという実感が持てます。
    何より鍵の部分が赤くなったのは、自分が錠をずらしたため出現したものです。
    こうして私たちはトイレという空間を、「確実に閉じたんだ」という実感と安心を持ってこれまで嗜むことができていたわけですね。
    しかし、自動的に『閉』をされると、何が起こるか。
    それはもう分かりますね。心理的な安全が脅かされることになるのです。
    僕が個室に入ったとき、扉は自動で閉まります。『閉』と表示されます。
    それに対して僕は、「閉になったんだ」と思うことでしか、その扉の施錠に関わることができません。どんな原理で閉じているのかは分かりません。基本的に『信頼』することでしか安心感を得られません。バイクの二人乗りみたいなもので、基本的には『大丈夫』という気持ちでしか、自分の命に関われません。自分でハンドルは握れません。
    しかも、最近はトイレも多様化しており、個室の大きさが広いですよね。
    僕が出会ったその自動トイレも、便器と扉までの距離が2mくらいはあります。
    (個室の中にベビーベッドも手洗い場も全て入っていて車椅子等でも利用しやすい、良いトイレですね)
    となると関わり方として『遠くから眺めて、一方的に信頼をする』のみになります。
    なんだ?わたしゃ、自動扉の母親か?
    実は距離が遠い問題は、物理的な鍵の方が厄介です。
    個室に入り鍵を閉めて腰掛けたところで、(あの扉は本当に閉まっているのだろうか…)と気にもなってきますが、扉とは距離があるため確認をすることができません。無防備な状態にあるためです。
    僕の母親は外出をする時に、(本当に家の鍵、閉めたかしら…)と一度車を引き返し、玄関の施錠を確認することが何度もありました。小さかった僕は、それをやや疎ましく思っていましたが、個室トイレで全く同じ状況になった時に、母は確認ができていましたが、僕は確認ができません。こんなところで母の偉大さを知るとは…。個室トイレには入ってみるものですね。
    子育てに困っている世の母親たちは、子供を一度個室トイレに入れてみると良いのかもしれません。
    ここからは、みなさん自動扉側になって考えてみましょう。
    「はい、閉じた」とした後のあなたの行動は、性善説に基づいたものになります。
    基本的にあなた(自動扉)は、悪いことをしないと思われており、故に社会が成立しています。
    しかし、世の中は薄氷の上に成り立っているもので、あなたの手腕一つで、自動扉を開けちゃうことだってできるのです!
    『閉』を利用者に示しておいて、「うっそで〜〜す!」と言い放ち、扉を開け放つことも『可能』なわけです!個室トイレの利用者は、最もpersonalな状態を、いつでも社会と接合されてしまう危険性を孕んでいるのです!
    (でもまぁ、実際その自由が与えられたら、自動扉であるあなたはきっと、開けてしまいたくなるでしょう。実際はしないまでも、その考えはよぎるはずです。ちなみに僕がもし自動扉だったなら、意味もなく「5、4、3…」と扉にカウントダウンを表示したいです。怖くないですか?)
    個室以前に、トイレという空間に入る前に自動扉がついているものに出会ったことがあります。入る前にボタンを押して扉を開けます。
    トイレに入ってきたということは大なり小なり、多少は皆、急ぎの状態にあるのです。
    (『大なり小なり』、美しいダブルミーニングですね。)
    さて、もしあなたが自動扉であれば、利用者が入ってきたタイミングで利用者を扉で挟み込むことも可能なわけです。ましてや『開けない』ことも可能ですね。
    人を一人、GAME OVER に出来るわけです。マンマミーア。
    それをしないのは、自動扉であるあなたが社会の成員であることを自覚しているためです。あんたは偉い!ありがとう!
    いかがでしょうか。
    僕は自動扉をくぐると、こんなことが頭をよぎります。
    でもこれまで、自分の考えた恐怖は一度も実現したことはないので、やはりこの世は素晴らしいんだ、とあなたのおかげで胸を張ることができます。
    みなさんも、個室トイレを利用してみてはいかがでしょうか。
    そして、自動扉であるあなたは、これからも利用者のために扉を開閉してみてはいかがでしょうか。ちゃんと閉めめてね。信じているよ。
    #中学理科 #力の分解 #平行四辺形の法則
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