「藤原が行く」#2 コープの宅配 “昔は水より安かった” 燃料高騰に苦慮
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- เผยแพร่เมื่อ 31 ม.ค. 2025
- 気になる話題を現場から、「藤原が行く」のコーナーです。今回はコープの宅配サービスです。1月16日からガソリン価格が5円程度値上がりします。大雪に加え、燃料高騰が青森県民の生活を支える宅配事業に影響を与えています。
【藤原祐輝アナウンサー】
「午前9時前です、天候は雪から雨に変わりました、トラックが20台ほど並んでいます、これから宅配に出発するということで、今荷物を積む作業を行っています」
青森市にある「コープあおもり」の青森センターです。担当エリアは5市町村で宅配登録人数はおよそ1万1000人。34台の宅配車両が稼働し、毎週各家庭に商品を配達しています。
【コープあおもり 青森センター 佐々木一也さん】
「よろしくおねがいします」
(Q.きょうは何軒回る)「きょうはだいたい60軒ぐらいです」
年始の大雪では、宅配車両を出すため雪かきに7時間かかりました。除雪が追いついていない住宅街への配達でも苦労がありました。
車が入れない道では、商品の配達にこんなものが活躍したそうです。
【コープあおもり 青森センター 佐々木一也さん】
「入っていけないところは、トラックを安全な場所に止めて、『そり』に商品を積んで引っ張って一気に5軒ぐらい配達する感じになります」
およそ50年前から行っている宅配サービス。大雪の影響もあってか、年末年始には配達の契約に関する問い合わせが20件から30件あったそうです。
個人宅配の手数料は220円。毎週、商品を自宅まで配達してくれるサービスは利用者にとって欠かせないものになっています。
【個人宅配】
「そうだそうだ、注文書」
「そうそうそう」
「持ってきたのできょうのを、後でもう1回来ますよ」
【利用者】
(Q.宅配サービスの利用)「長いです。40年ぐらいになるんじゃないかしら」
「一つ一つ買って持ってくるの大変なので、雪が降っているとすごく楽で良いです」
(Q.普段 車の運転は)「私はしないです、歩きです」
【コープあおもり 青森センター 佐々木一也さん】
「冬なかなか買い物行けない方も多いと思うので、そういう方に少しでもお役立ちできるように」
(Q.最近給油したのは)「先週の金曜日に入れましたかね」
「暖房をかける分、(暖房を)使わない時に比べれば、月に1回か2回は多く入れなきゃいけなくなっちゃいますね」
「レシート見れば、やっぱり上がったなって感じますね」
宅配事業を圧迫しているのが燃料の高騰です。ガソリン価格は12月19日に国の補助金が減額され5円程度値上がりし、170円台後半に。
1月16日にはさらに補助金が減額されるため、さらに5円程度上がり、1年4カ月ぶりに180円台に突入すると予想されています。
青森センターでは12月、燃料費が前年の同じ時期に比べて10%増加。1月はさらに燃料費がかさむ恐れも…。
【コープあおもり 青森センター 西澤哲也センター長】
「それこそ120%とか、それぐらいまで(燃料費が)上がっていく可能性は十分あると思います」
灯油も販売しているコープあおもりでは、1月21日から1リットル当たり126円に値上げします。12月20日までは1リットル当たり117円だったため、1カ月で9円の値上がりです。
【コープあおもり 青森センター 西澤哲也センター長】
(Q.これだけ灯油が高い)「私個人的には知らないです、ここまで高くなったというのは記憶がないです、昔、水より安かった、ガソリンも」
今シーズン、大雪に加えて宅配事業に重くのしかかる燃料の高騰。コープあおもりでは、燃料費が高騰しても簡単には上乗せ分を価格に転嫁できないといいます。
【コープあおもり 青森センター 西澤哲也センター長】
「配達手数料はその都度変えるものではないので、今のまま継続していくというふうになると思いますし、商品の価格に関しても、宅配の方では約2カ月前から商品案内のデータベースは決まっていますので、企業努力で頑張っていくしかないというのが現状です」