“スーパー化”する「ドラッグストア」売り場の半分に食料品 有名店の弁当を販売も(2021年12月13日)

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  • เผยแพร่เมื่อ 12 ก.ย. 2024
  • 最近、ドラッグストアで食料品を見かけることがあるという方も多いと思います。食品の品ぞろえを充実させて“スーパーマーケット化”しているドラッグストアの現状とその背景を取材しました。
     関西を中心に382店舗を展開するドラッグストアチェーンの「キリン堂」。医薬品や化粧品はもちろん、最近、力を入れているのが『食料品』です。取材した吹田亥子谷店(大阪・吹田市)では、以前から置いていたインスタントラーメンや飲料に加えて、お弁当などで重宝する冷凍食品を壁一面に並べるなど充実の品ぞろえです。これだけではありません。
     (キリン堂商品部 清水智大さん)
     「国産の高いお肉とか、ハレの日用のお肉があるわけではないですが、日々家庭で出てくるようなお肉は品ぞろえしています」
     普段の食卓に重宝しそうな肉類や野菜などの生鮮品まで取り扱っているのです。注目すべきはその価格です。
     (記者リポート)
     「玉ねぎは5つ入って1袋108円(税込み)。スーパーに引けをとらない安さです」
     納豆は1パック73円(税込み)、牛乳も1本181円(税込み)とスーパー並みのお買い得価格。この店では実に売り場の約半分を医薬品関連ではなく食料品が占めています。こうした変化について利用者に聞きました。
     (客)
     「1か所で済むので便利です」
     「最初はびっくりしたんですけど、結構そろっているんだと思って。少しの買い物ならもうここでいいかなという感じ」
     どんどん“スーパー化”していくドラッグストア。そもそもなぜ食料品の扱いを増やすことにしたのでしょうか?
     (キリン堂商品部 清水智大さん)
     「お薬を買われるお客さんは風邪をひいた時であったりで年に1回、2回あるかどうか。生鮮品は毎日、少なくとも週に1回は必要かなという中で、キリン堂に行こうというきっかけになればと思って食品を強化しています」
     もともとは利用者の来店頻度を上げるための戦略の1つとして生鮮品などを店頭に並べ始めたのですが、今では顧客の心をがっちりつかみ、食料品が全売上げの4分の1を占めるまでになったといいます。
     一方、京都を地盤とする「ドラッグひかり」は数年前から食料品を扱い始めましたが、その品ぞろえに特色があります。西賀茂店(京都・北区)で店に入って一番目立つ場所に置いてあるのは、朝とれたばかりの九条ネギや葉つきのカブなど、新鮮な地場野菜です。
     そして、昼になって客が次々と買い求めにやってきたのは、日替わりで販売される京都の有名店のお弁当。人気焼肉店「弘」のステーキと焼肉の2種盛弁当(1500円・税込み)など価格は少々高めですが、名店の味を楽しめるとあって人気だといいます。コロナ禍真っ只中の去年からこうした付加価値の高い商品に力を入れ始めたといいます。
     (ドラッグひかりグループ 尾池勇紀副社長)
     「周りのスーパーやドラッグストアの価格競争がすごく激しくて、私たち小さいドラッグストアは競り負けしてしまうということで、なにか違うことができないかと」
     スーパーや大手ドラッグストアと同じ土俵では戦えない。ならばと品ぞろえで差別化を図ろうと考えたのです。いまでは連日行列ができる中華料理店の冷凍餃子などこだわりの商品を目当てに来店するリピーターも増えているといいます。
     (ドラッグひかりグループ 尾池勇紀副社長)
     「非常にこの取り組みに手応えを感じています。ここまである程度の売り上げ規模ができてきたので、今後も京都の名店を取りそろえていきたいと思います」
     日々、“スーパー化”していくドラッグストア。業界の競争は激しさを増す一方です。
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