「わたしが検討する難問の一つ一つを、できるだけ多くの、しかも問題をよりよく解くために必要なだけの小部分に分割すること。」(『方法序説』岩波文庫版、谷川多佳子訳、原文フランス語) Cogito ergo sum(コーギトー・エルゴー・スム)のようにラテン語風に言うとすれば、 Divide et impera(ディーウィデ・エト・インペラー)という決まり文句があり、 これを英訳したのがDivide and Conquerだが、Divide and Ruleという訳の方がしっくりくる。 ヴィトゲンシュタインの「見渡せることは発明だ」という言葉も同じようなことを語っていると思われるが、 例えば円周率のように記述するだけで黒板やノートが埋まってしまう上にいつまでも完了しないような数をπと置くことで容易に利用可能にする事情をも表していて好き。 あ、コンピュータは「見渡す」ことができないんだっけ。
水野さんが何度も「“log”って説明大丈夫ですよね」と自分は分かってても非理系目線で極力解説しようとしてるのに、堀元さんは「は?そんな基本中の基本に説明要る?」みたいなスタンスでグイグイ先進むのオモロ。でも楽しそうに話してるのが一番人の学習意欲を高めるのでヨシ。 Divide and Conquer (Divide and Rule)はローマから始まり特に大英帝国が用いた帝国主義の植民地運営の方法だけど、分断し怒りや不満の矛先をお互いに向けさせるよう工作し、宗主国は仲裁するかたちで双方を支配した。ローマ帝国の辺境だったブリタニアがビクトリア時代という黄金期を迎え「太陽の沈まない国」になったのはこの手法によるからに他ならず、無敵なのは実証済みなのだが、分断する政策は報復に報復を重ねる現代の紛争の種を世界中に撒き散らすことになった。英国植民地だった地域と関わっていると、どうしてもこの言葉にネガティブなイメージを持ってしまう…。でも、親の数を上回る子どもがいる家庭ではこのDivide-and-Conquer手法で挑まないとこっちがやられる!
【参考文献のリンク】
○アルゴリズムとデータ構造
amzn.to/3FJSIsN
聖書。非プログラマーが読むのはキツいが、絶対古くならない名著。
○世界でもっとも強力な9のアルゴリズム
amzn.to/3qDudHv
一般書で誰でも楽しく読めるし、専門家が書いてるので骨太。アルゴリズムの「すごさ」「楽しさ」を気楽に味わいたい人はこちらをどうぞ。
○アルゴリズムが世界を支配する
amzn.to/34c4yya
他の参考文献と違って、「おもしろ事実」にフォーカスしたノンフィクション本。「世界で最初にコンピュータによる自動取引を始めたハッカー」の話などが中心。あまりアルゴリズムに深く立ち入らないが、面白い。おもしろ半分で読みたい方はこちら。
○アルゴリズム・イントロダクション
amzn.to/3EGZCO7
MITで使われてる教科書。堀元は思わず買ったが、あまりの長さにペラペラめくって満足した。30ページくらいしか読んでない。エアプ。
水野さん選択ソート、堀元さんクイックソートでこち亀全巻並べ替え選手権して欲しい
日本語で理解する意味の「分かる」
語源的には「分ける」に対応する自動詞であり、つまり「分割された」という意味なので、結局人間も、分割して初めて理解できるようになる
このコメント上げたいわ
本家で解説してたよなw
どクリシェ
+の逆演算としての-
×の逆演算としての÷
^(べき乗)の逆演算としてのlog
ていうのが良くする説明
y=a+x x=y−a
y=ax x=y/a
y=aˣ x=logₐy
「同じ単位にすんな」は多くの人が思っていたらしく、最近は 1000B が 1kB、1024B が 1KiB って表記されたりしますね。Ki(キビ) Gi(ギビ) Ti(ティビ) …
KiB、生まれた経緯やその定義以外の文脈でほとんど見たことがない
指数関数の威力ネタは
『ドラえもん』のくりまんじゅうバイバイン回
紙を半分に折り続けて何回目に月に着くか
秀吉の褒美として米一粒をマス目増えるごとに倍にする人
の三銃士だと思う。
異論は認める
同感です。
栗まんじゅうを借金の利息が怖い教材にするといいと思う🙂
ゆるコンもゆるげんも良いコンテンツすぎて子育て以外の時間が無限に溶けていく
アラン・チューリングが一瞬で出てきて、それに「おーすごい!」ともならないレベルのおふたりの教養に感服です。。。
小学校教員です。
クラス30人分のプリントなどをバラバラに回収してしまい、並べ替える際、最初選択ソート的なやり方でやってました。が、効率が悪いなと感じ、やり方を変えました。
まず、取り出したプリントを1~10, 11~20, 21~30に振り分けます。その後、それぞれのかたまりごとに並べ替え、最後に合わせます。
まさにdivide and conquerしてるわ!と気付き、デカルトみを感じました。
36:30 あたりのくだり、狂信的すぎてデカルトみというよりカルトみが強い
デカルトが教祖のカルト集団ですね…
トランプを順番に並べるときに、
(1)赤黒色分け 2分割
(2)マークで分ける 4分割
とすると、13枚の並べ替え4回にできて、クイックソートの威力を理解できる。
水野さん「完全に理解した」状態になった
「押すなよ!絶対に押すなよ!」並みのフリ。
あえてメモリに踏み込まないのに好感を得ました。
世の中の参考書って正確にしようしようと頑張りすぎてハードル高くなりすぎなんですよね。
このくらい緩い方が初学者の一歩としてはちょうど良い気がします
だから、最初に水野さんが本の並べ替えかたを聞かれたときに答えられていた
「まず1桁のヤツを一回出してそれだけ並べ替えて、10台のヤツを出してそれだけ並べ替えて……」
と、2段階でやるのが、高々数十冊程度の並べ替えを人間がやるときの最適な方法の一つなんですよね。
「パッと見て10の位が同じ本を見つける」や「10個程度のものを並べ替える」が高速にできるので。
ちなみに、コンピュータでも2段階で処理するというのはよくやります。
例えば、glibc の qsort (C言語の標準のソート関数)だと、
分割した各部が4個以下になるまではクイックソートして大雑把に並び替えたあと、
最後に全体を通して挿入ソートで並べ直すという実装になってます。
これが実装された当時のコンピュータ(Sun 4/260)で一番バランスの良い分割方法だったと、
ソースコードのコメントに残されていて、時代を感じます。
このソースコードは意外な程に短いので、興味がある方は一度読んで見ることをおすすめします。
(リンクを貼るとTH-cam君に蹴られそうなのでやめておきますが、 glibc stdlib/qsort.c をググれば行けます)
堀元さんが「過言ではない」って言う度に、堀元ボイスで「かごん~↑」って脳内再生される
ノイマンとチューリングに対するフォローが一切ないのがすごいな
底辺高校でlog学ばなかったけど、このラジオ聞いただけでlogのこと理解できる内容ですげぇ…
「母語話者なのに?」
主に母語話者が母語について詳細な理解をしていない場合に用いられるゆる言語学ラジオ界隈のスラング
対義語:「コンピューター科学徒じゃないのに」
主に文系の人物の数学力を称賛するときに用いるゆるコンピューター科学ラジオ界隈の新しいスラングになるかもしれない用語
視聴者はみんな用意された台本がバキバキにぶっ壊れるところを期待していると言っても過言ではない。
???「過言です」
「わたしが検討する難問の一つ一つを、できるだけ多くの、しかも問題をよりよく解くために必要なだけの小部分に分割すること。」(『方法序説』岩波文庫版、谷川多佳子訳、原文フランス語)
Cogito ergo sum(コーギトー・エルゴー・スム)のようにラテン語風に言うとすれば、
Divide et impera(ディーウィデ・エト・インペラー)という決まり文句があり、
これを英訳したのがDivide and Conquerだが、Divide and Ruleという訳の方がしっくりくる。
ヴィトゲンシュタインの「見渡せることは発明だ」という言葉も同じようなことを語っていると思われるが、
例えば円周率のように記述するだけで黒板やノートが埋まってしまう上にいつまでも完了しないような数をπと置くことで容易に利用可能にする事情をも表していて好き。
あ、コンピュータは「見渡す」ことができないんだっけ。
世界史好き的には、「分割統治」のフレーズが出てくると「古代ローマ共和制み」を感じる。
水野さん優秀すぎておいてかれる説。
でもこの2人だから観てる感もあるので引き続き楽しみです。
あと音が良いので無限に聞ける。
ゆるコンは、堀本さんの音声コンテンツへの矜持が感じます。
コンピュータ・サイエンスを視覚情報なしで説明されるの凄い!
人間でも「一桁巻、10~19、20~29、30の手ごろな群にババッと分けて、それから並べ替えする方が速い」し、「人間は10進数で、システムは2進数だから仕分けの基準(人間は上位の位で、システムは上下)が違うだけ」ということでしょうか。いずれにしてもデカルトみは深いですね。
人間が実際にやるならマージソートがやりやすいのかなあと思いますね
複数人での同時作業にも対応できるし、覚えておいて損がない
今回もまた最高だったのでこのくらいの知識量で次もお願いしたいです!(n=1の忌憚ない意見)
n=2にしときました!
プログラム的には
n=👍
難しくて読み進められなかったVBA入門書、このシリーズを見終わってから内容がいきなり理解できるようになりビックリです!ありがとうございました。
最終的に結合(join)して統合(integrate)することを意識せずにdevideして設計(design)してしまうと、問題が解決(resolve)せずに却って新たな問題を引き起こすことはよくあります。
製品を作るときはソフトウェア工学だけでなく品質工学の知見も必要で、問題は必ず起きるという前提に立ち、設計時には機能性(functionality)だけでなく試験性(testability)や解析性(analizability)の観点を入れて見積もることが大事です。
データ構造の回も楽しみにしています。
私はマジシャンなのですが「困難を分割する」はマジシャン用語にもあります
そして、マジシャンはまさに
「現象実現のために、自分の能力に沿った分割する」
という行動をしていますね
28:35 「敷衍しましたけど、敷衍ってか当てはめた、援用したのは」
もう、ミーム「水野的失敗」と言っていいのではないだろうか。言い換えても使う言葉が難しいんよ。
このコメントなかったら敷衍とか一生知らんままでした。ありがとう。
堀元さんがタクソノミー好きって話と、プログラミングの本質は分割であるって話は根底を共有していそう。
反省後にも相変わらず台本壊しまくる水野さんw
ルロイ修道士の「困難は分割せよ」が元はデカルトの言葉だったというのをはじめて知りました!
今回も面白かったですよ。難しい数学的な話を分かりやすく解説してもらって良かったです。良い知的刺激になりますので、ゆるコンピューターサイエンスも是非継続して下さい。データ処理に役立つ正しいデータ構造ついて、大学でちゃんと学んだ人からの話を聞けるのも楽しみにしています。
情報処理やってて別分野の職ついてるんですけどdivideの概念ほんとに有能なんですよね
無茶振りされても「できる範囲」「できない範囲」のdivideするだけでどう進めていけば良いかが瞭然になるんですよねー
堀元さんの描いた想定の未来を
水野さんが悪気なくぶち壊していくところがめっちゃ好きです
30年以上前に汎用機業界に携わった人間としては、2進数の優れている点(論理演算やシフトなど、例題として1000本のボトルのうち1本に毒薬的な問題)を取り上げて貰えるとうれしいです
数学能力がありすぎる水野さんに「100匹のアリの問題」を出題したら、解答を導き出しそう。
divide and conquerの、特にconquerの中で重要な能力が一般化だと思う。
例えばカレー作りなら、玉ねぎやトマトはくし切り、じゃがいもは8等分とかにしたい。この、「切る」はどこまで一般化したら便利か、どこまで具体的であるべきか、このセンスがconquerに求められると思う。
30:53 この補足わかりやすいしすごいしでヤバイ。
人間に例えてもクイックソート使えますよ。事務所の古い名刺1000枚くらいを整理するときに
①頭文字の子音順(あかさたな)に分ける
②母音順に(aiueo)にわける。
③残り枚数多ければ2文字目に同じ作業をする。
以下繰り返しって作業手順しました。
35年くらい前なのですが、プログラミングを学び始めたころに、
「プログラミングのセンスはサブルーチンの組み方を見ればわかる」
と言われたことがあるのですが、
これって堀元さんが言ってることと同じですよね。
これがこんなに普遍的に重要な概念だとは知りませんでした。
勉強になります。
このシリーズを見てたので、クイズノック鶴ちゃんがモグライダーのネタ解説して興奮してる理由がちょっとわかった
わぁ美川さんだぁ! 美川さん美川さん!
てんびん座より後ろですか!
クイズノックの解説のほうがわかりやすかった(n=1)
循環してますけど、何を持って後ろとするプロトコルですか?
クイズノックと交互に見る楽しさよ
本読むの大変だなと思ったら「アルゴリズム図鑑」ってアプリで勉強するのも良さそうです!
この2人なんだから自然言語処理でしょ!!
Word2vecとか最初知った時感動した。
本家の雑談回みたいな扱いで、コンピュータ科学ニュースコメンタリー回を挟んで、本編の基礎科学ベクトルとニュース回のトップダウンベクトルの2方向で積み上がっていくと、クイックソートみが出てきていいかもしれない。
水野さんが何度も「“log”って説明大丈夫ですよね」と自分は分かってても非理系目線で極力解説しようとしてるのに、堀元さんは「は?そんな基本中の基本に説明要る?」みたいなスタンスでグイグイ先進むのオモロ。でも楽しそうに話してるのが一番人の学習意欲を高めるのでヨシ。
Divide and Conquer (Divide and Rule)はローマから始まり特に大英帝国が用いた帝国主義の植民地運営の方法だけど、分断し怒りや不満の矛先をお互いに向けさせるよう工作し、宗主国は仲裁するかたちで双方を支配した。ローマ帝国の辺境だったブリタニアがビクトリア時代という黄金期を迎え「太陽の沈まない国」になったのはこの手法によるからに他ならず、無敵なのは実証済みなのだが、分断する政策は報復に報復を重ねる現代の紛争の種を世界中に撒き散らすことになった。英国植民地だった地域と関わっていると、どうしてもこの言葉にネガティブなイメージを持ってしまう…。でも、親の数を上回る子どもがいる家庭ではこのDivide-and-Conquer手法で挑まないとこっちがやられる!
やべー面白い。。。
自分はアラフォーの元ソフト屋なので前提知識があるのもありますが。。
身に覚えがあるところだと、とりあえず動くSWをリリース前にどう分割するかとか、苦しくも楽しい時間でした。
あと、昔っから思ってますけど、一般論のレベルだとその人の認識の中で何でかHWとSWの分離がされていない例が多い気がしていて、上手い説明募集中です。
楽しい動画ありがとうございました!
水野さん、すごく頭いいなあ。
私はクイックソートを理解するのに自分で何回も書いてすごく時間がかかったのに。。。
28:35 「敷衍」を「援用」とクイックに言い換えるのいいです。この二つの概念が切り分けられている。
知恵の悲しみって言葉、自分は頭良く無いからピンとこないなーと思ってたけど
確かに水野さんほど賢過ぎるとそれはそれで大変な事もあるのかと納得した
ビジネス書の「過言」をひたすら笑っている方が、とんでもない過言を飛ばし倒してるのめっちゃ面白いww
「人工知能やディープラーニングに関する誤解を解く」というテーマを取り上げて欲しいと思います。このフレーズだけできっと分かってくれるはず。
本棚に空きがなく、取り出した本を置く場所もなく、さらにブックカバーがついていて背表紙から巻数が見えない本を並べ替えるときにクイックソートは役に立ちそう。
クイックソートが選択ソートに比べて速いのは、
捨てる情報量が少ないからではないかという気がしています。
選択ソートは、ある一巻を見つけるのに、
他の巻の情報を捨てています(その本の巻数を見たのに!)。
それにくらべクイックソートは、比較したら、
どの巻に関しても基準値に比べ大きいか小さいかという
情報を保持するようにしています。
1列を見ていってソートする作業でも、
完全に各巻を置く場所が決まっていればO(n)ですね。
(1冊1冊手にとった本を所定の場所に置けばよいから)
たぶん、ソートを完了するための「必要情報量」(Aとする)
みたいなものが定義できて、
1回の操作で「書き込める」情報量(Bとする)がわかれば、
あらゆるソートで必要な回数はこの2つの値のみで(A/Bみたいな感じで)
決まるのではないかと。
すみません、テキトーなことを書きました...😅
ゆる言語学ラジオではソシュール回、サピア回を通して言語学の道具を紹介されていたので、ゆるコンピュータ科学でも新たな道具を持ち込んだ偉人に着目する回を見てみたいです。
やっぱりチョムスキーですかね
アダム・スミス『諸国民の富』第一章は分業の話しかしていないといっても過言ではありませんが、分業を「タスクの分割」と解釈するとあれってデカルトの発想の後継者といえるんですね。
人間としては
1~9、10~19、20~29って感じで分けるのが早い気がします。
直感的に10冊ぐらいが整理しやすい
グラボみ。
桁をそれぞれを見るソートがグラボを使うやりかたであります。グラボを使う場合はかなりはやい
分割統治以外の3つ、明証性の尊重、単純性の尊重、網羅的列挙もプログラミングをやっている者にとって日常的に気をつけていることとぴったり一致します。
難問を一つずつに分割すること
diviser chacune des difficultés
「困難は分割せよ」の形に合わせるなら
divise chacune des difficultés
体育の時間で二人組をつくる時に有用
先生が適当に生徒を半分ずつにしていく
先生と組む生徒は毎回ランダムになるので悲しい記憶を持つ人間が減る
塾のバイトで生徒番号順に授業票みたいなの並び替える時に自然とやってたあれクイックソートだったのか
パソコン黎明期(80年代くらい)のライブラリはquicksortという名前だけど「クイックソート」のアルゴリズムを使っていない事が多かったです。
これは再帰処理が2つの意味で敬遠されたためです。理由①単純にメモリがそんなになかった 理由②再帰処理の深い場所で不正処理が起きた際にエラー処理にジャンプしにくい
quicksortはじゃあ何になってたかというと実際には再帰を用いないシェルソートで実装されていた事が多かったです。
シェルソートもなかなか処理スピードが速く、「クイックなソート」と呼べるので問題なしと考えられていたようです。
出典は自分なのですが20年以上昔にLSIC86というコンパイラのライブラリを逆アセンブリした時にこの事実を見つけて作者に聞いて確認しました。
教員です。普段クイックソートをしていることに気づきました。
クラス40人からプリントをバラバラに集めて、番号順に直すときです。
まず、1〜9.10〜19.20〜29.30〜40に分けます。
次に10枚の束を前半と後半に分けます。
最後に5枚を並び替えます。
本棚の並び替えのような選択ソートは、40人のプリントには不向きです。
「究極に簡単な汎用分割単位1と0の計算ですべて計算できるんじゃね?」って言い出したライプニッツさんが直接的な父な気がします。
普通の人は「分割するほど分割数は増えるんだから、そこそこ簡単 x そこそこ分割が一番はやくね?」って思っちゃいますもん。
機械論的科学観の人でコンピュータの歴史を語るときって、普通はライプニッツが出てくると自分も思います。
結局のところ科学=西洋哲学の本質は
いかにしてdivideするか、
分かることでそれをconquerして幸せになろう!
という「分別智」にあるのでしょうね。
それに対して東洋哲学の本質が
分けようとするな!それを支配できると思うな!
その考えが不幸のもとだ!
という「無分別智」であることなのが面白いと思います。
水野さん頭良すぎでしょ
これソートするものが数値化できなくても上下関係があれば使えるから本とかの断捨離に使えそう。任意の本一個選んでこれよりいるいらないで分けてまたいる方から任意の本一個選んで…
Python書きですが、「自分の能力に沿った分割」が本質すぎて震えました
困難は分割せよ
は本当に素晴らしい言葉ですよね!
我が塾の小学生は私が図形問題のときにいつも言うので、口癖になってしまっています。
1つ難点は、それは全体から一部分を引いたほうがいいのになぁ〜という面積問題までもを、
「僕は困難を分割するんだ!」と言って分割しまくる子が出てきてしまってます。
Win98、Win95 のチーフアーキテクトだった中嶋聡さんも、著書「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」で同じことをおっしゃってました。
そして『デカルトは「困難を分割せよ」と言い、ビル・ゲイツは「問題を切り分けろ」と言った』をタイトルにブログもpostされていて、この動画を見て繋がった〜!感がありました👏
今後日常生活でもデカルトみを発揮して使っていきたいと思いました。
キロ(k or K)の話、1024を強調したい場合はKiB、MiB、GiB、TiBなどを用いることがありますよね。
ストレージの容量はk(1000)で書かれていて、16TBのHDDでも実際には14.5TiBしかないのとか
最近はより深刻になっていきているので、そろそろルールを法制化してもらいたいです・・・
ポップなやつ(人工知能とかCG?)の浅い知識は正直よそでいくらでも動画がでていて
食傷気味なので、もっと深堀りしてくれて大丈夫だと思いました。
クイックソートだけでも逆順に並んでいると最悪値がO(n^2)になる話とかしてませんし、
他のソートアルゴリズムがいくらでもあるので、まだまだ擦れると思います。
データ構造の話だと私は木とハッシュテーブルが好きかなぁ・・・
特にハッシュ関数の深い話は完全に数学なので、このラジオではやりづらいと思いますが、
暗号に使えるハッシュ関数と使えない関数とか、詳しいことが知りたいです。
KiBのようにiを挟めば、意図的に1024倍していると伝わるので良いと思います。
あとクイックソートの最悪O(n^2)は重要な話題だと感じます。マージソートだと平均と最悪でO(n log n)になるはずなので、他のソートとの比較も面白いと思います。
ちょうどコンピュータサイエンスを哲学の文脈で語れないか考えていたので助かりました
水野さんのレベルが高いですね…すんなりソートの話を受け入れられていらっしゃる。
私は最初にソートを知った時、どうしても「2つのものしか比較できない」が自分の体感と合わず、理解ができなかった記憶があります。
なのでずっとスパゲッティソートの思考から抜けられず、バブルソートでさえ「なんでこんなことしないといけないんだ?」と理解に時間がかかりました…
このアルゴリズム、1年か2年のプログラミングの講義/実習でやったの覚えています。
なお人間の場合は、9まで、10‐19まで、20‐30に分けてから、細かく並べる、というのが早い気がします。
「困難は分割せよ」を信奉してるから、堀本さんタクソノミー好きなのかー
読み上げソフトを使ってない 会話形式の他の解説系動画をみると、いかにこの二人の解説が 聞きやすく、分かりやすいかよく分かる(このお二人の動画見て当然と思ってたけど)、フィラーがなかったり、話の順序立てがうまいんだよなぁ。
今まで選択ソートで分類していたトランプをクイックソートに変えました。おかげで爆速で分類できるようになり、時間に余裕が生まれました。ありがとうございました。
コーピュータ素人の自分は最初ふーんくらいで聞いてたけど、スターリンソートや大本営ソートなどのネタソートを知って改めて聞き直してようやく理解できました!
単発でもいいから堀本さんのネタソート話聞きたいなぁ
領収書を整理する時は、1~6月、7~12月に2分割してから1~3月、4~6月、7~9月、10~12月の4分割してから科目分けて入力する
30:40
しめじソート(Eテレ)を見るといい感じに分かった気になれるよ!
大の大人が悩むアルゴリズムも、ピタゴラスイッチ大好き幼児・児童には既知の法則なんですよね。
Eテレ楽しい。水野さん賢い。
プログラマーですが、同僚と日々、分割の粒度で揉めてますw
いつか、個人開発とチーム開発の違いのお話もしてほしいです!
2の補数回楽しみにしています。
現実にソートする時は、比較に必要な計算量だけじゃなく入れ替えに掛かる時間(コンピュータならメモリを書き換える時間、漫画の例えなら本棚から抜き出して本棚に戻す時間)も重要
例え話の中では選択ソートが適してる一因
プログラミング勉強してますが今回もすごく快い驚きを感じました。ありがとうございます。
情報工学専攻卒業ですが、社会にでて一番役に立ったのが分割統治法の考え方でした。
特に何かでトラブったときに、おこりうるすべてのパターンを調査するのはコスト的に不可能になるので、互いに依存性のない独立した問題に分割することがめちゃくちゃ大事ですね。
他にアルゴリズムで役立った系だと、「大抵の問題は貪欲アルゴリズムでそこそこなんとかなる」みたいなことが教科書に書かれており、人生においてよくわからん問題にぶち当たったときは、まさにそうだよなーと実感しています。
ノイマンといえばボケての
「コンピュータを発明したとき、ノイマンはこう言いました。『コンピュータ』ができた」
の画像しか知らないレベルだけど面白かった
水野さんの察しが良すぎ(笑)お二人とも、話す方も聞く方もすごく上手ですね。奇跡の組み合わせ。
アルゴリズムですが、Eテレの傑作「ピタゴラスイッチ」ですごくわかりやすく説明している動画がいくつかありました。お二人ももちろんそうですが、複雑なものをわかりやすく説明する技術も素晴らしいなと思います。
他の方も書いていらっしゃいましたが、二進数についてやってほしいです!!1024がいかに美しい数字なのか!
「しめじソート」ですよね。よわよわ文系脳の私も、あの記憶があったので今回のお話が理解できました(そして当時テレビの前にいた母と私は「なんでこんな効率悪いことを…」と笑っていました)。
大学受験程度の簡単な数学で、大学の内容に踏み込んで下さるので有り難いです
コンピューターが物理的になんで動いてるのかの説明を聞いてみたいです!
ハードディスクがあってメモリがあってCPUがあってとかはわかるんですが最終的になんで電気のオンオフでいろんなことができるのか未だわかりません💦
良かったらお願いします!
ゆるデカルト
(あ~本棚倒れちゃった…うわ…順番ぐちゃぐちゃじゃん…めんどくせぇなぁ…まずは…)「こんなんは分割せよ」
ゆる物理学ラジオ始まらんかなぁ
そして重力って何ですかっていう質問をしたい
Divide and conquer、コンピューター科学に限らず仕事全般に役立つ概念ですね!
水野さんがキレキレすぎて、生徒じゃなくて先生みたいだなって何度も思いました。
ソート問題だとdivideして生まれた問題もまたソートなので
再帰で綺麗に書けてバグを出しづらいのも嬉しいポイント
29:33
コンピューターでも小さい問題は愚直にやったほうが早いので
問題の大きさを見て、十分に分割した途中から挙動を変えるチューニングはやりますね
再帰を使った関数は美しさを感じます
今日のはなしで、渡辺次男(なべつぐ)先生に教わったことを思い出しました。
気象大学校で教鞭をとられていましたが、私の通っていた予備校でも数学を教えてくださっていました。
先生は、数学の難問を解くときはデカルトの思考手順で解きなさい、すなわち
・難問を分割し個別の(単純な構造の)問題に分割する
・自分でわかる問題とわからない問題を分ける
・そして、わからない問題に注力する。単純な構造の問題なので解を求めやすくなっているはず。
・それらを全体に再構築すれば難問が解ける
といった内容でした。
数学自体は得意にはなりませんでしたが、なべつぐ先生に教わったこのデカルトの考え方は、わたしの問題解決や事象理解の際の重要な武器になっています。
「ディープラーニング=教師無し学習」だと誤解を与える表現があったので、注釈があるといいなと感じました。
(猫の判定の例では、事前に大量の教師データで学習させることが一般的だと思うので)
数学者です。
数学も定義、補題、定理等のパッケージをどう切り分けて言語化するかが論文の良し悪しを決めると言っても過言ではありません。
コンピュータサイエンスとの類似点を感じて嬉しく思いました。
ゆる言語学と違って、podcast聞くだけだと理解できないとこがあって動画見直しました。テロップと図がわかりやすいです。それでもログと指数の基本的知識なさすぎてまだ理解できてない〜!水野さんすごい!
6:50 水野さんの「凡だなー」の用例、珍しいな。水野さんが以外と数学的思考が高いですね。文系で数学不得意と考えてました。
堀元さん、後半は「デカルトみ」押しの回だな。
データ構造のシリーズも気になる。水野さんが理解していく成長物語、楽しみです。
名大文学部(というか旧帝大の文学部)の学生は苦手な国語を数学で挽回するタイプの人が多いです。
二次試験で数学要りますしね。