育児に仕事に奮闘 移住した町で町議になった30歳女性 初めての一般質問に密着「身近なところから変えていきたい」

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  • เผยแพร่เมื่อ 20 ก.ย. 2023
  • 4月に行われた青森県七戸町議会議員選挙で初挑戦ながらトップ当選を果たした藤井夏子さん。密着すると、昔の自分からの脱却と日々奮闘する姿がありました。
    【藤井夏子さん】
    「この私の一言で誰かが救われるというか、誰かの助けになるかもしれないって思ったら、もう必死になって一般質問の原稿書きますよね。子どもたちにそういう姿を見せたいなっていうのも多分あります」
    「誰かのために動くことは尊いことなのだぞ我が子たちよ、みたいな」
    【議場に到着した藤井夏子さん】
    「おはようございます。藤井です。宜しくお願いします」
    (Q.初めて一般質問に立ちますが…)「緊張しますね。けど、おどおどしていると積極性も帯びないと思うので、あまり緊張を出さないように頑張りたいと思います。でもきのう寝られなかった~」
    9月5日、当選後、初めての七戸町議会の一般質問に臨んだ藤井夏子さん、30歳。16人いる議員の中で最年少、唯一の女性議員です。2年半前、名古屋から父親の地元・七戸町に移住してきました。
    【藤井夏子さん】
    「移住当初は全く想像もしなかった議会に参加しているわけですが、人生というものは本当に何が起こるかわかりません」
    町議になるとは、全く想像しなかったと話す藤井さん。どんないきさつがあったのでしょうか。
    13日、平日の夕方に藤井さんの自宅を訪ねると・・・
    「こんにちは~」
    藤井さんは1歳から6歳の3人の子どもを持つお母さん。7年前に結婚し、夫の仕事の関係で名古屋で4年間過ごしました。
    「ちいちゃん、ママ何合入れたと思う?」
    「54!」
    「ワハハハハハ」
    笑顔が印象的な藤井さん。しかし、七戸へ来るまでは日々の生活に余裕がなかったと振り返ります。
    【藤井夏子さん】
    「親戚もいなければ全く知らない土地だったので」
    「児童センターとかで友達は出来ていたものの、コロナで行けなくなりっていうタイミングで、全部抱えきれなくて。本当に誰かに助けてほしいなって」
    「私の心が壊れかけてはいましたね。かなり」
    育児に追われる毎日。思うようにいかず、子どもの前で涙してしまうこともありました。そんな時、夫からの提案もあり思い切って移住を決意。
    【藤井夏子さん】
    「夫が行こうよって感じだったので、本当に、って思って」
    「子どもたちを伸び伸び育てたかったっていうのはあるので、環境としては良いよねって」
    七戸に移り住んで2年半、周りのサポートなどもあり、心に余裕が生まれてきました。2023年4月からは飲食業やイベント運営などを行う会社で、午前9時から午後5時半まで働いています。
    【藤井夏子さん】
    「働きたいなとは思っていたけど、こっち来てやれるかも、やりたい、やろう、NOWみたいな感じ」
    家事に育児、そして仕事にと忙しい日々。それでも町議に立候補したのは、藤井さんの頑張る姿を間近で見ていた交流のある人たちの後押しでした。
    【田中清一さん】
    「子育てを実際にやられている女性の若い目線っていうのが町の町政に、現場の生の声を届けてもらいたかった」
    【田中千夏さん】
    「一生懸命な。それで誰かのためにって常に思っている人だと思います」
    町議になってから半年、毎日の生活が充実していると感じています。
    泣いていたあの日々から、七戸町民を背負う町議に。
    【藤井夏子さん】
    「未知の世界に踏み込むのが好きで、全く知らないものを一から学んで身に着けていくことに、好奇心ですよね」
    身近なところから町を変えていきたい。藤井さんが5日の一般質問で取り上げたのは、妊産婦検診にかかる費用の助成や、スクールバスの利用状況といった3項目でした。
    「出産までにかかる金銭的負担は決して小さくありません。そこで妊婦検診の際に生じる自己負担金も含めて、町で助成をする考えはないかお聞かせください」
    初めての一般質問を無事終えました。
    【藤井夏子さん】
    「すごいホッとしていますね」
    「私が投げかけたことで、何かが変わるっていうのは、役割としては大きいんだなって」
    先輩議員たちに藤井さんの印象を聞いてみると・・
    【先輩町議】
    「私たちの視点からは考えつかないことを聞いてくれるのは素晴らしいと思います」
    「本当に当事者としての感覚があるので、良いと思います」
    【藤井夏子さん】
    「誰よりも身近にいる、そこら辺のスーパーに行ったらいるみたいな、何でも話せるよみたいな、議論も出来るよっていう。そういう存在になりたいな。あなたの隣の藤井みたいな。そういう存在になりたいなって思っています」

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