前職はホテルのマネージャー 青森で農業の魅力を次世代に伝える県外出身の女性 農業体験で「あ、私も自分でやってみたいな」と思ったのがきっかけ

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  • เผยแพร่เมื่อ 9 พ.ย. 2024
  • 農業の魅力にひかれ、その素晴らしさを次の世代に伝えている青森県外出身の女性がいます。奮闘する女性の思いを取材しました。
    弘前市のリンゴ園で収穫作業をしているのは、大阪府出身の田行藍さん。青森やリンゴには縁もゆかりもない立命館大学の2年生です。どうしてここに・・・。
    【立命館大学2年 田行藍さん】
    「大学で食関連のことを勉強しているので、やっぱり食の企業(への就職)を考えるに当たっても、生産者のことを知っておかなければならないなと思って応募しました」
    8月下旬から、インターン生としておよそ1カ月、リンゴの栽培方法などを学んできた田行さん。
    【収穫の指導】
    「どっちかに傾ける、そうそうそう、OK!」
    ゴールは、大切に育てたリンゴを消費者に届けること。
    【収穫の指導】
    「手をかけて、人差し指を添えて、人差し指がある方にグイっと」「おー」
    【立命館大学2年 田行藍さん】
    「友達も同じ学部だと、食に興味がある子たちばかりなので、良かったよ、やってみてというふうに伝えていきたいなと思います」
    ただ、田行さんは、同時に就農への壁も感じていました。
    【立命館大学2年 田行藍さん】
    「一つ一つのリンゴに対して、人の手が加わっているのにも関わらず、多分収入とかも仕事量についてきていないのかなと思います」
    青森県内で農業に従事する人の数は、減少の一途をたどっています。2020年に国の統計方法が変わり、単純比較はできないものの、30年前の1990年と比べ、3分の1ほどに。
    高齢化も止まりません。65歳以上が占める割合は年々増加し、2020年は61%となっています。
    そんな中、特別な思いを持って、田行さんに指導をしていた人が。
    【みらいファーム・ラボ 高村瑞穂さん】
    「生産者になって感じる苦労だったり、大変さだったりというのを分かりながら、それを皆さんに伝えることだったりとか、それによってこういうふうなおいしいリンゴが出来ているんだよというのを伝えていきたいなと」
    県外出身で、農業経験がゼロだった高村瑞穂さん。高村さんの就農のきっかけは、転勤で青森に来たことでした。
    【みらいファーム・ラボ 高村瑞穂さん】
    「前職でホテルのマネージャーをしていて、青森に観光に来る方がリンゴについてよくご存じだったり、リンゴ産業に興味がある方が多かったのですよね」
    「農業体験として、こちらに一度お世話になってから、すごく農業の魅力に気付いて、『あ、私も自分でやってみたいな』と思ったのがきっかけです」
    高村さんは就農3年目。販売戦略や営業企画のほか、薬剤散布や収穫といったリンゴ栽培全般にも携わっています。今の仕事はどうですか?
    【みらいファーム・ラボ 高村瑞穂さん】
    「今、もうめちゃめちゃ楽しいです。楽しさはずっと変わっていないですね」
    高村さんが勤めるみらいファーム・ラボでは、農業用自動運搬ロボットの運転試験や、外国人旅行者向けに農業体験を行うなど、様々な事業を行っています。
    そうした中、高村さんは、農業の魅力をどのように伝えていきたいと考えているのでしょうか。
    【みらいファーム・ラボ 高村瑞穂さん】
    (Q.農業の魅力を伝えるために)「うちは作業員が70代のおじいちゃんもいますので、3世代でも楽しんでできるよ、ということをどんどん発信していくことが、伝えていく第一歩かなとは思いますね」
    「SNSなどを使って、だんだん皆さんに周知しやすい時代にはなっていくかなと思うので、PRの仕方というのは、今の時代にのっとったやり方をして、少しでも身近に感じていただけるようにやっていければ良いかなと思います」
    高村さんは、農業は遠い世界のものだと思っていたけれども、実際に従事して、つくる物への愛情を感じ、お客さんがおいしいと言ってくれることに、すごく感動していると話していました。

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