六代目笑福亭 松喬 / お座参り

六代目笑福亭 松喬 落語公式チャンネル 今回は、DVD「松喬十六夜」より「お座参り」をご覧いただきます。
2011年暮れに病がわかり
10ヶ月後に演じたこの「お座参り」も収められているDVD「松喬十六夜」。
この中の松喬さんは、皆さんの記憶に中にある松喬さんとは、違うかも知れません。
そんな姿を松喬さんは、見られたくなかった？
嫌がってる？
いや 見せたくなかったら収録は、許可しなかった？
残したかった？
誰に？
落語を皆さまに聞いて頂くことを喜び、生きがいにしていた松喬さんは
治療入院中も
できる限り舞台をつとめました。
主治医の先生に外泊、外出許可をもらっては
看護婦さんに「行ってらっしゃい」と手を振って見送られ 病院から
落語会に行きました。
「お座参り」公演のこの日もそうです。
「しんどい」と言ったら
許可が貰えないので
先生の前では
いつも にこにこ元気な松喬さん・・・。
さて 今日の落語「お座参り」は
速記なども残ってなく話の詳細も不明、ただあらすじとサゲだけが、わかっていると言う 既に途絶えてしまった演目でした。
そんな話を闘病中の松喬さんは、宗教学者の釈徹宗さんと一緒に あーでもない
こーでもないといろいろ相談しながら
再創作していったそうです。
その頃 頭の中は「お座参り」でいっぱいの松喬さんは、落語会で行った
枚方の浄行寺さんのご住職にお願いし 落語の中に出てくる七条袈裟 修多羅が
一体どんなものか見せていただいた事があります。
大きくてずっしり重い貴重な七条袈裟や修多羅を手にし
その扱い方を松喬さんは、身体で確認していました。
そうして迎えた
「お座参り」ネタおろしの舞台。
本来ならその後何度も演じ
言い回しを変えたり
笑いを入れたり 削ったりしながら
「お座参り」を進化させていっただろうに・・・
残念・・・
ところで、ご住職のお話だけじゃなく
散歩していて
SNSを見ていて
さまざまな言葉に出会うことがありますよね。
「ひと月待てた手紙の返事
メールになって一週間
LINEになって一時間
待てなくなってる
せわしないね。」
「他人と過去は変えられないが
自分と未来は変えられる」
「強いカブトムシも
弱いカブトムシも
夏が終わると消えていく
強いってなんだろう
弱いってなんだろう」
ふむふむ・・・。
六代目笑福亭 松喬
落語公式チャンネル
今回の演目は
「お座参り」
2012年10月22日
築地本願寺
ブディストホール
「落語の中の浄土真宗」松喬さん ネタおろしの高座をご覧ください。

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芸の力は凄いですね。楽屋ではやっと身体を支えている大変な状態なのに、全く感じさせないどころか噺の世界に引き込まれます。

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落語「風呂敷」の原型なのかもしれませんね。「清書無筆」の原話が初代露の五郎兵衛の著書にある「まじないの札」、そこから発展した「貸家札」というネタがあり、立花家花橘の音源が残っています。

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真宗で演ってますねぇ。ちゃんと「法名」って言ってます。築地本願寺さんの口演なのでしょうね。貴重や！

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いつもありがとうございます。

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現在の７代目松喬師でユーチューブでみたことがあります。6代目松喬師が演じてたと言ってましたが映像が残っているとは感激です。ありがとうございました😁

[@user-ce7ch1ks4k]

喜んでいただき 嬉しいです。ありがとうございます。

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それだけではありませんでした。中田参りなどかなと思いますよ。

[@user-dx7we2xd3u]

まだまだ見つかりますよ。山手参りなどにも加えていいみたいですよ。