路面デコボコにお手上げ! 記録的大雪で津軽地方の10市町村に「災害救助法」適用

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  • เผยแพร่เมื่อ 8 ม.ค. 2025
  • 記録的な大雪による被害について青森県の宮下知事は1月7日、津軽地方の10市町村に災害救助法を適用したことを明らかにしました。
    【宮下知事】
    「あす以降も寒波が来て雪の予報となっています。そうした中で、先手の対応として災害救助法を決定したところであります」
    災害救助法が適用されたのは青森市や弘前市、五所川原市など津軽地方の10市町村です。
    これにより、倒壊の恐れがある住宅の除排雪費用や、避難所の運営にかかる費用などを国と県が負担することになります。
    【宮下知事】
    「緊急要望という形で速やかに国の方へも現状を伝え、費用の負担についてもお金のことを考えることなく除排雪をしなければ命や暮らしを守れないという環境になっていますから、速やかに実施していきたいと考えています」
    雪による被害で災害救助法が適用されるのは、2012年2月のむつ市と横浜町以来13年ぶりとなります。
    これに先立ち、宮下知事は大雪の状況を視察しました。青森県黒石市ぐみの木地区の住宅街を訪れた宮下知事は、住民に声を掛け、困っている現状を聞き取りしました。
    【宮下知事と住民】
    住民「買い物に行けないのさ」
    住民「私は31日からきのうまで何も出てない」
    宮下知事「皆もそうだけど、うちの前もそうだから困ってしまって」
    住民「皆困っている」
    宮下知事「排雪は今、市が頑張りますので、皆で頑張っていきましょう」
    続いては、弘前市松原地区の県道土手町石川線へ。片側1車線の道路が雪で狭まり、車はすれ違いづらい状況に。雪の壁は歩道側に倒れる恐れがあるほど高く積み上がっています。これ以上、雪を積み上げると危険な状況にあることを確認していました。
    【宮下知事】
    「今回は12月・1月の上旬でこの状況ですから」
    「ともかく前倒し前倒しで作業するように、直接国道・県道は指示していますし、それが難しい市町村には、応援を入れるということで考えています」
    むつ市の県建設業協会下北支部の4トンダンプ6台が、黒石市に派遣されました。
    【下北建設業協会 山内將邦会長】
    「まず(雪の)状況を把握していただいて、事故の無いように、向こうの市町村の方とうまく連携し、支援をして頂ければと思っています」
    派遣されたダンプカーは、午後には黒石市ぐみの木地区の住宅街に入り、早速ロータリー車がかき出した雪を積み込み、運び出していました。
    青森市や弘前市では、除雪作業中の事故が相次いでいます。
    警察や消防によりますと、1月6日午後6時半ごろ、青森市浪岡の会社員、松田一久さん(62)が自宅の敷地内で雪に埋まった状態で倒れているのが見つかりました。
    松田さんはその場で死亡が確認されました。
    また弘前市では午前9時ごろ、自宅敷地内にある小屋で弘前市境関の会社役員、相馬弘仁さん(67)が、雪に埋もれた状態で発見され、弘前市内の病院に搬送されましたが心肺停止の重体です。(7日午後6時現在)
    警察は除雪作業中の事故とみて調べを進めています。
    大雪による農林水産業への被害を確認するため、青森県は6日から県内全域で現地調査を行っています。
    このうち青森市高田の大柳農園には、東青地域県民局の職員たちが訪れ、生産者から聞き取りをしたりして被害の有無を確認していました。
    こちらの農園では6つのハウスでビニールを張り、ほうれん草や小松菜を栽培していますが、今のところ雪による被害は出ていません。
    【大柳農園 大柳寿憲さん】
    「とにかく降った量に合わせて仕事をやるしかない。冬の農業用に高く建てたけれども、それでもなお雪を余す状態」
    「とにかくそのままにしたら潰れるから、管理しかないですよ」
    県によりますと6日現在、平川市でビニールハウスの破損が1件確認されています。
    青森市の住宅街でも大雪の影響は深刻です。
    【稲葉千秋アナウンサー】
    「きのうから気温が上がったためでしょうか。路面はシャーベット状になっていて、かなりデコボコしています。車を運転する方も車体を左右に大きく揺らしながら慎重に走っている様子が分かります」
    7日の青森市の最高気温は6℃と、6日よりもさらに高くなりました。
    雪解けの影響で、路面状態は悪化。歩行者も、滑らないよう、ゆっくりと歩きます。
    雪遊びに出かける小学生は。
    【小学生】
    「雪合戦とか雪だるま作って遊んでます」
    (Q.雪は好き)「はい。でも雪かきは大変です」
    「早く雪降らないでほしいです」
    雪でスタックする車も。
    この道には、年明けすぐに、1度除雪車が来たそうですが。
    【雪かきをしている人】
    「救急車も入れなかったのだから。そこまででも」
    (Q.それはいつ)「3日前」
    重い雪の片づけで、今シーズン2台のスノーダンプが壊れたそうです。
    (Q.今年の雪)「あきれます。いくら青森でもね。もうお互いに笑うしかないって言っているのね」
    「私みたいな歳になると、もう過酷ですよ」
    【稲葉千秋アナウンサー】
    「積もった雪を触ってみますと、このようにシャリシャリとしていてすぐに固まってしまうんですね。この上に、さらに今夜から新しい雪が降り積もると思うと、除雪作業がさらに大変になることが予想されます」
    青森市の天気は、7日午後2時ごろから急変。30分ほどで気温がおよそ3℃下がり、雨が降り始めました。
    東日本や北日本では、8日から今シーズン一番の寒波がやってくる予想です。日本海側を中心に断続的に雪や雨が降るでしょう。
    ピークは9日で、青森県内も津軽を中心に雪の降り方が強まることもありそうです。交通機関の乱れや落雪などに注意が必要です。

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