科学で防ぐ「野球肘」 たつの市の信原病院「バイオメカニクス研究所」

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  • เผยแพร่เมื่อ 14 ก.พ. 2021
  • たつの市にある信原病院。
    プロ野球選手やドラフト候補選手を年間100人近く診察しています。
    併設している「バイオメカニクス研究所」には投球マウンドや12台の撮影カメラを完備しています。
    工学博士の田中洋副所長。中高生が経験するけが「野球肘」を科学の力で防ごうと研究を続けています。
    「投球中に肩ひじには大きな力が加わっている。その力をなるべく小さくして球速をあげるという事を目的に、機械で投球動作を撮りデータを元に投球動作を解析している」
    30年程前、高校球児だった私。実際にスーパースローの映像を撮影してもらいました。特に前足をついた時に問題があるといいます。
    「重心が後ろの足に残っている。前足に重心を移動したい」
    「ストライドが非常に狭いので前に行くように改善する必要がある」
    「リリースの位置は踏み出し足より直上もしくは超えていく。もっと前に体がいってほしい」
    田中さんは高校生107人のフォームを3次元で映像化し、肘にかかるねじれの強さを計算。けがと動作の相関関係や負担を軽減できる動きを統計学的に解析しています。
    ポイントは3つ。高校球児をモデルに説明すると…。
    右ピッチャーがまっすぐを投げる場合、
    1、投球動作に入った際、右手の甲は上を向ける。
    2、右腕を上にあげる際、手のひらは2、3塁方向へ向ける。
    3、踏み出す左足は素早く前に出す。体重移動を早くする事で球速も速くなります。
    素早く左足を踏み出すことで、重心が下がり過ぎるのを防ぎます。
    上体が早く前に行くと、連動した腕が自然と振れます。
    左足の素早い体重移動のための練習方法は、軸足の前に紙など目印を置いて、それを超えて投げてみる事。イメージを掴むのが大事だそうです。
    「出るまでは一気にパーン」
    先月から3つのポイントについてアドバイスを受けている藤永大瑚投手です。
    「足を前に出す感じで投げる事で腕が前で振りやすくなった」
    「前で大きく腕を振れるようになった」
    この日は映像でポイントを復習し、投球を撮影。
    全身に赤外線用の反射マーカーを貼り付け、赤外線カメラで撮影し解析します。先月の数値と比較してみる事にしました。
    先月の数値と比較すると、手のひらを2、3塁方向へ向ける動きは10度も改善。
    重心を下げ過ぎないための重心移動は2cm改善が見られました。
    さらにフォームを意識し8割の力で投げたにもかかわらず、球速は4キロ向上。
    ボールの伸びを示す1分間あたりの回転数は53増え、パフォーマンスが向上しました。
    「故障をゼロにする投球フォームがまずは目標」
    「投球フォームの良しあしだけで故障は防げない。体のコンディション、体の動かし方、投球制限など複数の対策が大事」
    データや映像に基づいた、科学の力で、ケガを防ぐ。
    田中さんの挑戦は続きます。
    ゲストコメンテーターは阪神タイガース等でピッチャーとして活躍された江草仁貴さん。
    スタジオでけがを防ぐ投球法を指南してくれました。
    【制作著作】サンテレビ
    ©SUN-TV,co.ltd
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