熱性けいれん 〜正しい知識と対処方法〜

出演者：帝京大学医学部附属病院　小児科主任教授　三牧 正和 医師
乳幼児の約10人にひとりが高熱でけいれんを起こすことがあります。そんなとき落ち着いて行動できるよう、日頃から正しい知識を身につけておきましょう。

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低血糖症、低Ca血症、先天性代謝異常症、循環器疾患なども同じくけいれん、意識障害を起こします。このため血液検査、髄液検査、CT、MRI、心電図などの検査が必要になります。脳波検査はてんかんと区別するためにも重要な検査です。てんかんは熱がなくても起こり、発作波と呼ばれる脳波での異常がみられることが多く、抗てんかん剤での治療が必要です。また少なからず後遺症も報告されています。