那須岳水蒸気噴火の被害軽減に向けて 棚田俊收(火山防災研究部門)
ฝัง
- เผยแพร่เมื่อ 12 ม.ค. 2025
- 那須火山群の茶臼岳は、今でも噴煙をあげる荒々しい景観を展望できる活火山です。ロープウェイで山頂付近まで簡単に行けることや登山道が整備されていることから、年間約30万人の人々が訪れます。しかしながら、近年では1953年、1960年、1963年にも小噴火や小爆発が、那須岳山頂(溶岩ドーム)の西側を通る登山道沿いで発生しています。ひとたび登山道沿いで水蒸気噴火がおこれば、2014年御嶽山や2015年草津白根山のような被害が生じることは明らかです。そのため、那須岳の登山道沿いに、電流の流れやすさを調べる比抵抗構造探査を実施し、水蒸気噴火の旧火口(噴気孔)やそれ以外の場所での比抵抗構造の特徴や差異を把握しました。その結果、噴気孔直下には、レンズ状の高比抵抗層が存在し、それは高温の火山ガス領域に由来すると推定しました。今後ともこのような場所では、水蒸気噴火を発生させる潜在能力があることを示唆します。一方、噴気孔や噴気域が無い登山道沿いでは、2層もしくは3層の地形に沿った比抵抗構造を示し、レンズ状の高比抵抗層は見つかりませんでした。このことは、水蒸気噴火の発生させる潜在能力は現在のところ低いと考えます。
他の研究者の動画を見る
www.bosai.go.j...
令和2年度 防災科研 成果発表会
www.bosai.go.j...
ここに発表されている研究成果動画の著作権は国立研究開発法人防災科学技術研究所に帰属いたします。本サイトに係るご意見、お問い合わせについては doga_goiken_at_bosai.go.jp(_at_を@に変更してお送りください)までお願いいたします。個別の動画に対するご意見、ご質問は、動画タイトルを明記の上、同じメールアドレスまでお願いいたします。