男鹿真山伝承館のなまはげ実演

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  • เผยแพร่เมื่อ 8 ก.พ. 2025
  • なまはげは毎年大晦日に男鹿地方などで行なわれる地元の民俗行事で地元の人以外なかなか見られないなまはげ習俗を広く観光客に知ってもらうために男鹿真山伝承館にてなまはげ実演を行なっているそうである。
    真山(しんざん)地区のなまはげは角が無いお面を被り、二人一組で家々を練り歩くという。そしてなまはげはむやみやたらに家に入るわけではなく、先立(さきだち)という人が事前に家の主人に入って良いか確認を取った上で先立の合図を受けてなまはげの二人が家に入るのである。ちなみになまはげはその年に不幸があった家や出産があった家には入れないという。
    なまはげはウォーと奇声を上げて荒々しく家に侵入してくるが、その動作にはいろいろ決まりがあるという。
    まず家に上がって最初に7回四股を踏む。その後、家の中を歩き回れるようになるという。そして「怠け者はいねぇが」「泣く子はいねぇが」と荒々しく奇声をあげながら畳を強く踏みしめて家の中を歩き回るのである。なまはげが畳を強く踏みしめたり、戸を叩いたり、ウォーと奇声を上げるのは悪霊を祓うためだといわれている。
    冬の間囲炉裏にずっと当たっていると皮膚に「なもみ」という赤い斑点のようなものが出来るそうで、この「なもみ」がある者は怠け者とされる。そしてなまはげが持っている包丁は「なもみ」を剥ぐためのものであり、「なもみ剥ぎ」が訛ってなまはげと呼ばれるようになったと云われている。なまはげは「なもみ」があるような怠け者を懲らしめる神様なのである。
    このように怠け者はいないかと荒々しく家中を歩き回るなまはげを家の主人がなだめて丁重にもてなし、なまはげにお膳を添えると、なまはげはお膳の前で5回四股を踏んでお膳の前に座るという。
    そこで家の主人がなまはげに酒肴を奨め、様々な問答が行なわれる。この問答がなかなかコミカルで面白い。しばらく問答をした後なまはげは来年の豊作を祈って立ち上がり、3回四股を踏んでまた家の中を荒々しく歩き回るという。
    真山地区のなまはげは最初に家の中に入った際に7回、お膳を添えられて5回、来年の豊作を祈って3回の七五三で四股を踏むのがしきたりだという。
    そしてまた来年も来るぞと言い残して立ち去り、次の家に向かうのである。
    なまはげは怖い姿をしているが真山から降りてくる山の神様と云われている。だからなまはげが去った後に畳の上に落ちたなまはげの衣装のワラには神が宿るとされ、一晩片付けないでそのままにしておくという。このワラの長いものを頭に巻くと賢くなるとか風邪を引かないと云われるそうだ。
    なまはげは怖い姿をしているが実は怠け者を改心させ、豊作を祈り、人々の無病息災を祈るありがたい山の神様なのである。
    普段親の言うことを聞かない子が年に一度怖いなまはげに諭されるのは良い習俗だと思う。この素晴らしい風習がいつまでも続いてほしいものである。

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