【界磁ﾁｮｯﾊﾟ】岳南電車7000形,8000形走行音(元京王3000系) / Gakunan-railway 7000,8000 sound

Japanese train running sound and view in the car.(SHIZUOKA/Gakunan-Railway/Series7000,8000)
岳南電車7000形7003号車、8000形8001+8101号車の走行シーンです。この車両は元京王3000系で、走行システムは種車時代の界磁チョッパ制御ですが回生ブレーキは使用停止されています。
・工業地帯ローカル線の素顔
JR東海道線の吉原駅に着くと、駅の北西側に佇む昔ながらの駅舎が見えてきます。これが岳南電車の始発駅です。この岳南線の開業は戦後の1949年であり、旧東海道の宿場町であった吉原の中心部が東海道線の駅から離れていることから、これを結ぶ目的で建設されたのが始まりです。現路線は吉原中心部を越えて東進し岳南江尾までの9.2kmで、かつては沼津への延伸計画もありました。この沿線は製紙業を中心とする大きな工業地帯を形成しており、かつては沿線の工場への引込線を張り巡らせ貨物列車による収入が岳南線を支えていました。ところが2012年にJR貨物が経営合理化でこの貨物取扱いを廃止すると路線存続自体が危うくなり、公的支援を受けながら社名を岳南鉄道から岳南電車に変えて市民の足を支えています。最近では工業地帯を縫って走る点で工場夜景の車窓に着目し、車内を消灯して走る「夜景電車」が週末に運行されています。車両は1990年代半ばまで旧東急5000系青ガエルが活躍していましたが、ワンマン化の為1996年から元京王井の頭線の3000系中間車を両運転台化した単行の7000形が3両登場、2002年には2両編成とした8000形が1本投入されています。8000形では京王6000系発生品のワンハンドルマスコンが流用され、車椅子スペースや案内表示器も備えています。7000形は7002号が2018年に運用を離脱し、代わりに富士急からやって来た9000形1本も在籍しています。
・発車メロディも導入！
吉原駅では2022年5月から発車メロディが導入されており、クラウドファンディングを活用して地元ゆかりの作曲者による楽曲が2種類採用されています。本動画の1:38〜の曲は地元小学校3年生が作曲した「すごいぞ！岳南電車」というメロディです。
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