"He happend to fall." (It happened that he fell.「彼はたまたまコケた」の意味)で、「happenするのはfallなのになぜheがhappenするのか」とネイティブに聞いたら「分からない。けど昔からそう言うんだよ」との答えだった、と、昔NHKの言語学系アナウンサーが言ってました。母語話者だからこそ分からない。「ツ」が人の顔に見えない。
31:52 有生・無生を言語によって区別しているのは動詞の『いる』『ある』にも表れていますよね。 英語では生死にかかわらず "There is a ~" とか "There are ~" と言いますが 日本語では「人物がある」ではなく「人物がいる」と言うし 「死体がいる」ではなく「死体がある」と言いますね。
人間に近いかどうかで助数詞を変えるので、まさに水野さんが話し出すタイミングで無生物主語と意識が同一平面上にはありそうだなという(何か関連付けられそうだなと)感じました。 "The traffic accident prevented them from getting there on time."を、訳すときは「交通事故のせいで(彼らは)時間通りに到着できなかった」とせよと習いますが、「交通事故が彼らの時間通りの到着を妨げた」と訳すと無生物主語the traffic accidentからなにか魔の手のようなものが伸びて"彼ら"の足を引っ張るようなイメージを、交通事故に人のようなイメージを持たせてしまい幾分か比喩的で、文学的な文章かと感じさせてしまうので、日常会話レベルでこんなの使われたら腑に落ちませんし引っ掛かりますよね。
【参考文献のリンク】
○数え方の辞典
amzn.to/3i6wF4S
今回の種本。
○日本の助数詞に親しむ―数える言葉の奥深さ― amzn.to/36xav6Q
○数え方でみがく日本語 (ちくまプリマー新書(018)) amzn.to/3hx2TYe
「数え方の辞典」を書いた助数詞の研究者・飯田朝子先生による単著。辞書読むまではいかないけどちょっと興味湧いた人はここから。
○絵で見る「もの」の数え方
amzn.to/3i2CQaf
「数え方の辞典」の監修を務めた町田健先生の本。1ページ1助数詞。うんちく多め。「これ、こうやって数えるんだ!」っていう雑学を仕入れたいならこちらを。
○日本人なら知っておきたい! モノの数え方えほん
amzn.to/3k8FgGX
上の町田先生による絵本。お子さんに助数詞の面白さを伝えたい場合はこちらをどうぞ。
○もし「右」や「左」がなかったら―言語人類学への招待 (ドルフィン・ブックス)
amzn.to/2VpT3yz
「友達1体と会ってきた」→「ネクロマンサーか」の掛け合いめっちゃ笑った。
水野さんの母語話者煽りホント好きなので2〜3回に1度やってほしい
「どういう漢字?」って聞かれた時により難しい答え方をしちゃう水野さんがツボです
「わからない?母語話者なのに?」の煽り性能が高すぎる
"He happend to fall." (It happened that he fell.「彼はたまたまコケた」の意味)で、「happenするのはfallなのになぜheがhappenするのか」とネイティブに聞いたら「分からない。けど昔からそう言うんだよ」との答えだった、と、昔NHKの言語学系アナウンサーが言ってました。母語話者だからこそ分からない。「ツ」が人の顔に見えない。
是非明日ご友人に使ってみてください!!!
一番二番の「番」も助数詞だよな、成り立ち辺りに意味のヒントあるか…?
→番は田に種蒔いてる様子からきてるぞ
→つがいとも読むぞ、この場合は対の意味で使うぞ
→一番「手」とか二番「目」とか十番「台」とか、番の後にも色々つくぞ
→十八番は「おはこ」で一番得意なことって意味になるぞ
ワァァイJapaneseピーポォォ!!?
堀元「どういう字ですか?」
水野「えっとね〜難しいんですけど…」
後ろのホワイトボード「…………………………」
一応ラジオだからね。
死んで残るもので数えるって話を思い出しました。
鶏は食べたら「羽」が、牛や豚は食べたら「頭」が残る、人は戦で頭を取られて「体」が残る、戦の無い現代だと「名」が残る…みたいな
面白い!なるほどです。動物でも小型のものや魚は「匹」で数えるけど、食べたら頭も残らないか、骨くらいしか残らないというような意味なんでしょうかね。そう言えば、昭和では、男の数え方は「匹」ですね。男一匹ガキ大将みたいな。これも亡くなったら、何も残らないイメージがあります。
魚も尾っぽは食べない訳ですね
鶏は手羽先食べない?
@@ry5690 手羽先は美味しい。羽は美味しくない。
@@たつまる-d9q
なんなら頭は食わねえしな
待ってました
これに狂わされてからyoutubeこれしか見てない
個人的に好きなパワー語録
1:56 「母語話者なのに?」 5:40 「小粒でピリ辛」 5:59 「一時間後には鼻っ柱をへし折ってやりますよ」
14:48 「『ホリモト、分からん』」 19:36「殴られますよ」 23:36 「『ホリモト、Why?』」 24:45 「ネクロマンサー」
ゆる言語学ラジオの面白さのからくりが最近ちょっとわかった。100分de名著好きな私としてはそれと構図が似ているから楽しめるところがあると思った。まず教授役の水野さんから興味深いけれども少し難しい話題が提示されて、伊集院氏役の堀元さんが自分の知識や経験から砕いて平易に言語化してくれる。いつも楽しみに拝見しております😊
元露語学徒です。ご存知かもしれませんが、ロシア語は名詞が活動体名詞と不活動体名詞の2つに分かれていて、基本的には生物か無生物かで整理できるんです。
ただ、露和辞典でビリヤードの玉(無生物なので当然不活動体名詞のはず)を調べると、ビリヤード選手が扱う場合のみ、活動体名詞になるという不思議が。
「ビリヤード選手であれば無生物であるビリヤードの玉をまるで生きているかのように動かせるから」だそうですが、水野さんがおっしゃってた「人間に友好的かで数え方が変わる」のと考え方が近いなぁと思いながら聞いてました。
卒論でその辺少し調べてたのもあって、今回特にワクワクしながら拝見いたしました!
椿は落ちる
桜は散る
梅は溢れる
菊は舞う
牡丹は崩れる
も綺麗ですねぇ
中国語で「位」はお客様など目上の人を数える量詞なのでなんとなく霊や魂を数えると言われても納得できます
「貝」のこと「ベイ」で通じる人口少ないやろと思ってたら更に「ベイゴマ」が出てきて、漢字思い出せない時にこの2人から説明されたら迷宮入りするなと思った
ベイゴマを勝手に米独楽だと思っていて、アメリカ式のなんかだと勝手に思っていたので、貝だと知って勉強になりました。
@@francescogatti3002 私も米独楽だと思ってました!!でも「貝独楽」って表記を見た時に随分しっくりきたので、きっとどこかで目にしたことがあるのでしょうね
いつもは「その説明分かんねえよ!」ってツッコむ役なのに、水野さんと一緒にいたら僕も謎の説明をするようになってしまいました…
(堀元)
同じく!
知らない事を楽しく教えてくれる2人に感謝してますが、思い出せない事を2人に助けを求めてはいけないと感じました。
20代後半〜30代だと封神演義の関連で「宝貝」(パオペイ)の「貝」(ペイ)で通じる人も多そうだと感じました
「母語話者なのにぃ?」
という、いまひとつカチンと来ない煽り方
普通に煽るなら日本人なのにぃ? なんでしょうけど、母語話者なのに?って遠い感じがしますね。
国籍と言語がほぼ一致してる日本のほうが特殊だから。
@@moganosakana アジア、アフリカの大半は元植民地で英語かフランス語かスペイン語
欧州も職場では英語の所が多い
教養があって頭の回転が速い人同士の会話聞くのめっちゃ楽しいですね
まじで待ってました
こんなに知的好奇心くすぐるチャンネル初めてですよ
音で聴いてるだけだと膏薬が分からないのに普通に伝わってるミスターホリトモ、貝殻の貝って言ったら一発で伝わるのにベイって難しい読みとかアサリに飛ぶ水野さんとベイゴマを被せてくるミスターホリモト
「きょう友達一体とあってさ~」のサイコパス感がえぐい
30:49主語を生物と無生物で分けるのは、ロシア語(ポーランド語もそうだから、スラヴ語系はだいたいそうかも)もそうですね。
ロシア語の名詞には、「活動体」と「不活動体」とあって、活動体が生物(人に限らず、生きて動くものは動物も虫もすべて)、不活動体が無生物で、それぞれ名詞の性に関連し、別の格変化を起こします。
辞書には、活動体名詞なら「活」、不活動体名詞なら「不活」と記されてますね。
ちなみに、人は死んでも活動体名詞のまま、人形のマトリョーシュカは、生きてなくても活動体名詞(特に人形として扱う場合のみ不活動体にするみたいです)です。
また、それが何か疑問形で訊く場合も、活動体なら、人でなくても「誰(Кто=Who)?」と訊き、「何(Что=What)?」は使いません。
14:48
「ギガ死んだ~」
「ホリモト、なんで通信容量をギガと呼ぶんだい?」
「ギガバイトのギガだよ」
「なんでそこを切り取るんだい?」
「途方に暮れます」
水野さん毎日世界変わってそうで良い
水野「これを知ると世界変わりますよ!」(N回目)
イカも生きている時は「匹」で魚屋さんやスーパーで調理される前提なのは「杯」と呼び方変わりますね。助数詞でそのモノの状態が推測できる仕組みってのは無意識で使っていてそれを改めて指摘されると面白いですね。
一本でも人参の歌って結構、教育上重要よね
一本、二足、3艘、四粒、
5台、六羽、7匹、8頭、九杯、10個
あの歌は数え歌として上級クラスだからA面でも良かった気がする
@@dtstkt1123 ガチャピン、、、
個人的に数え方で気になるのは「ホームラン」ですかね~。
大谷翔平選手の影響で目にする場面が多いですが、「大谷30号!」「現在31本のアーチを描いてます!」「1試合で2発と大暴れ!」など様々で面白いなと感じます!
たしかに。絶対に使い分けあるはずなのに、Why Japanese People案件だわ。
打った瞬間は「発」で花火のイメージ。打った結果に対しては「号」で大砲のイメージ。記録に関しては「本」で描いた線の数を表してる感じですかねぇ。個人的なイメージですが・・・
@@fukawa3614 新聞の見出しに書くなら「大谷連続2発!!」で、1試合で何本打ったかに使って、累計では書かないですよね。累計で見出しにするなら「松井越え32号!」ですかね。記録として語るときは間違いなく「本」でしょうね。じゃあなんで?と言われると、なんででしょうってなりますわ。
@@francescogatti3002 「6戦6発」とかもききますよね。
あれ…?ランニングホームランって「発」?
内容はもちろんのこと、水野さんがいつもよりハイテンションかつ煽りモードでめちゃくちゃ面白かったです☺️
ワイ「地図…伊能忠敬…… 1歩?」
水野「いっぽ」
ワイ「!!?!?」
花の慶次で、「されば一差し」って言って舞ってましたね。
知らなくても通じるし、音の響きだけで美しさを感じられます。
堀本さんクイズで知らなくても発想力で押し切れるの強い
ゆる言語学者なのにオラついているの好き
19:19〜
死者の魂・霊を『位』と数える事から『三位一体』の『位』はそういう事なのかな?とか思った
『位牌』の『位』ですね。
アニキの位牌
@@takashiumeda6276 なるほど!確かに
このコメ見て思ったんですが、
三位一体って 神[柱]、キリスト[人]、精霊[位]をまとめて[一体](死体と同じ助数詞)で数えましょう。
という助数詞定義にも解釈できてしまう。
@@zz22222 やくざ
今度から漢字を思い出せない友人には「母語話者なのに?」を使っていきます
スペイン語だと、食べ物に関しては、生きている状態と死んだ、または食べられる状態になっている物の名詞が変化する事がよくあるので、有制か無生かを意識している言語は、調べると結構あるのではと思います。とはいえ日本語の助数詞の多彩さはとても面白く、役立って楽しめました。
助数詞「基」で思い出したのが
漫画の「グラップラー刃牙」で格闘技を極めるため無差別に患者を捕まえて人体実験をするマッドサイエンティストの鎬紅葉というキャラが
戦いで心肺停止に陥った格闘家を助けにきた時に放った「人間が一基、壊されているそうですね」というセリフ
人の命をモノのように扱う紅葉の冷徹っぷりがよく出ていて印象に残っています
あれも助数詞ひとつで生物感・無生物感が演出できる良い例ですね
今回の水野さん煽りがキレッキレで面白い
助数詞が今の形に落ち着いた理由を考察する回かと思ったら、難しいよね〜と駄弁るだけの回だった。とてもよかったです。
「どういう字?」の返しが変化球すぎる
日本語の助数詞に近い感覚なのは、英語だとschool of fishとかでしょうか。英語は群れを表すときに動物ごとに違う単語を使ってるので。
ちょっと違うかな。
仰られる数え方はコンセプト(概念)を数えるときに用いるもので、数えられるものは、不可算名詞です。つまり複数形を持ちません。
追伸です
pride of lionsのように動物の群れを示す場合はまた別の事例で、それぞれの動物によって群れを指す言葉が変わるらしいです。
そう考えると、fishとfishesは林と森みたいな関係ですかね?
単一種(例えば、竹林とか松林とか)は林に限定されますし。
めだかの学校って童謡がありますが、めだかは魚なので、schoolという発想なのかとか考えちゃいますよね。
狩る側はpack、狩られる側はflock、虫や小動物はswarm、植物や無機物はcluster、人、動物、物などにはmobと使い分けてますね。
英語の他にもポルトガル語やスペイン語も同じように、「cardume de peixes」とか「matilha de lobos」等、動物の群れを表す専用の名詞が数え切れないほどありますよ。それは恐らくラテン語それとも印欧語族の特徴かも知れません。
「字、どう書くんですか」
「こう…」スイッスィッ
(なんでうしろのホワイトボード使わないんだろう…?)
確かポッドキャスト等の音声媒体にも同時に公開してるって話をしていたと思うので、極力言葉で伝えようとしてるんじゃないですかね?(ラジオchって銘打っているし)
@@agnetxp そういえばそうでした!
その場で同音の異字を見分けるだけでも使うと音声での説明もしやすそうと思いました
生きているかそうでないかで数え方が異なるというのは「なるほど!」と蒙を啓かされました。
ところで、カステラは「窯」と数えるのですね。初めて知りました(ほかにもいろいろ知りませんでしたが)。
子供の時から箱に入っているのは「一本」または「一斤」(二本はいっていれば二斤)と数えていたような気がします。
「斤」は重量の単位なので、食パンにも使いますね(同じグラム数ではないようですが・・・)。
字解きとして出てくる熟語の語彙レベルが高くてカッコいい。
途中から水野さんが言うヘイ!ホリモート!だけで笑うようになってしまった。
助数詞のない言語の場合、数字は形容詞的に使っているので、必ずカウント対象の名詞にかかり、何を数えているかが分かります。なので、「本を 3読む」のような文章を考えるとき、日本語の数はそれ自体では形容詞的ではなく、どの名詞にかかるものかが定まっていないため、助数詞を使って確定することが必要なのかもしれません。そういう意味でも「格」と同じほど重要だということですね。
29:20 刀は振るものだけどサーベルは振るものじゃなくて突いたり刺したりするものだから振じゃないんじゃないかなって思いました
死者の魂の「位」って、「位牌」の「位」かな
最近漫画化されたと聞いて見直しに来たけど、漫画の再現度高かったなー
タンスが飛んできたり(ガヴァガーイ!)、イカの脚を引き摺り出したり(ボキャブラリー!)と完璧に再現されてたわー
昔ナイナイの番組で数取団というのがあり、子供が大好きでよく相手をしていました。
おかげで小1にして箪笥やイカの数え方をを覚えました。
また、海外に住んでいた時に話題の一つとして靴や靴下などペアな物や(日本人でも間違えますね)
魚を切っていく過程で数え方が変わることなど
現地人に楽しんでもらえました(クレイジーだと言われていました)
最近一番好きなチャンネル
最近一番好きな漫才チャンネル
お二人のトークがおもしろい。ワクワクします。NHKでやっててもおかしくないレベル。
ラジオだから聞き流してますが、水野さんが「漢字でこう書く」の時は分かりにくくて画面を見てしまいます。それもおもしろいですね。
このチャンネルの動画を見てると、自分の語彙力の無さを実感します…
同じ対象物でも 作る人・売る人・使う人・それについてよく知らないただ見ている人 によって数え方が違ったり、どんな性質のものかと認識していることで使い分けするのは、助数詞には、数える対象物のどこに着目点があるかが反映されているということなんですね。
そこから、日本語では生物・無生物を明確に区別するので、無生物主語の文章に違和感を感じるという点、なるほどと思いました。生物・無生物は「いる」「ある」の動詞でも明確に区別されているので、日本語の本質にその感覚があるのは納得します。
逆に、日本人が書いた英語はやたら生物の方を主語に置いてまわりくどく長い文章になりがちですが、無生物主語はスッキリ短い文で表現できるメリットもあります。
助数詞に限らず、日本語はそもそも生物と無生物の区別を厳密にする言語で何かで読みました(たしか金田一春彦さんの著作だったような...)。たとえば「いる」vs「ある」とか「連れていく」vs「持っていく」。たとえば「おたくのお子さんも持って帰って来ました」って言ったらブン殴られますよね。また、「この人形を連れていく」というと、生きているかのようにすごく大切にしている様子がうかがえます。この話もいつか掘ってください。
位はよく正一位とか、功を立てた亡くなった軍人で使われますよね。討ち取った首の数え方が級なのが予測で当たって嬉しい
マグロなんかは特に面倒ですね。
泳いでる時は 匹→水揚げ後は 本→三枚おろしは 丁→ブロックは 塊(ころ)→お刺身の前は 柵→お刺身は 切れ
そしてその刺し身を酢飯の上に乗っけりゃ「貫」で、更にそのマグロの寿司を何貫か集めたら「人前」?
ああ、腹減ったな。
神回ですね。
次回が楽しみすぎる。
行方不明者の町内放送するときの「保護されました」、「発見されました」の違いを連想しました。
まだ見てる途中だけど、もう面白い🔥
いつも楽しく拝見しています!!!
霊を位と数えるのは三位一体という言葉があるから納得感ある
でも読みが「さん『み』」なのはWJP案件
それよりは「位牌」のがピンとくる
「位」は人が亡くなってあの世で餓鬼ではなく仏の位を得たことを意味すると思います
で仏法界で得た名前が戒名ですね
@お前さぁ、 一字に読みがいくつもあったり、前に来る音で後ろの音が変化するのは日本語話者以外は意外とピンと来ないのですよ
他の方もコメントされていますが、助数詞に音読みのものも訓読みのものもあるのは面白いですね。時代ごとに追加されていったからでしょう。
牛や馬を「頭」で数えるのは明治以降西洋文化が入って来てからで、それまでは「匹」で数えていたというのを聞いたことがあります。
最終回まで見て、また第一回から見たくなりました。伏線回収しまくりで面白い
20:10 日本舞踊ってダンスと違って余韻みたいなの残さず動きをピタッと止めますよね(なので日本舞踊やってた人にダンス教えるの大変らしい)。差すといえば将棋も。一つ一つの動作の重さというか鋭さ(ピタッとかパチンとか)みたいなものを「差し」で表現するのかも、とかふと思いました。
コミカライズ記念に、学び直しに来ました
今まで英語の助数詞はなんて分かりにくいんだと思っていたが、日本語の方がヤバいな、、、、
語彙あると当たりをつけて探っていく過程が楽しいよね
31:52
有生・無生を言語によって区別しているのは動詞の『いる』『ある』にも表れていますよね。
英語では生死にかかわらず "There is a ~" とか "There are ~" と言いますが
日本語では「人物がある」ではなく「人物がいる」と言うし
「死体がいる」ではなく「死体がある」と言いますね。
紀州弁は古語・古形が多く残っていて、どちらも区別せず「ある」です。(ふつうの関西弁は「ある」「おる」で区別)「だれかあるかー?」とか「あの人もう来ちゃある(来ている)」などと言います。
職人とか商人とか漁師が使っていた数え方が多いのかな
侍と鎧職人では兜の数え方が違っていたかも
待ってました〜👏
魂や霊の助数詞「位」は多分仏教の「位牌」が由来でしょうね。ただ、我が家では神道式で葬祭をしていますが位牌に相当する「御霊代(ミタマシロ)」がありますが、確か神様と同じように「1柱」と数えるのが通例だと神主さんから聞いた事がある気がします。
15:28 基本的に序数詞わからない時はひとつ、ふたつと言います。兜は1個でもギリギリ抵抗はありませんが。
よく試聴するチャンネルの人が「2コ言いたいことがあります。」のようにいう人で、それに気づいてから序数詞
「コ」の使い方の年齢・地域差が気になっています。
別のユーチューバーの例で、にけた にはこ というのを採集しました。年寄りはふた桁 ふた箱 というところ
だと思います。そういえば、何年か前に太川陽介氏が「バス旅」で「みへや空いてますか」と言ってたのを2ちゃんねる
実況で面白がられてました。おそらく太川氏の方が正統的な言い方で、10年かそれ以上前には一般には古くさく聞こえる
ようになってたんだと思われます。
本題と直接関係ない話でごめんなさい。
水野さんのキタキタキターの言い方すき
「助数詞ハイ!」ってやつだアアアアアアハハハハハハハハハハーッ
アジア圏は助数詞が発展してるイメージなんですが、全然ない言語とかもあって不思議です。
コンピュータに例える式でいえば、助数詞はパリティチェックぐらいの意味(聞き間違いを防ぐ、同音異義語の同定等)で付けているのではと思っていましたが、後置修飾的な意味合いがあったとはびっくりです。名詞に性のある言語は、名詞の性で冠詞や形容詞が変化するので、めんどうくさいと思っていましたが、日本語の助数詞は種類も多く、それ以上にめんどくさいということが認識できました。
素晴らしい掛け合い
インテリ漫才的な
本を3読んだ
①3回
②3冊
③3分
どれだ?
3ページかも
時間 でも 日 でも 箇所 でもイケてしまう
3回は「回数」の概念として、3度でも3周でも同質
3冊は「存在と量」の概念で、3章でも3文字でも3種類でも同質
3分は「時間」の概念で、3日でも3時間でも同質
他にどんな概念の単位を3○に違和感なく使えるだろうか……
I read three books. はなぜか通じたのにね
21:18 高山樗牛の「樗」ですね笑
人間に近いかどうかで助数詞を変えるので、まさに水野さんが話し出すタイミングで無生物主語と意識が同一平面上にはありそうだなという(何か関連付けられそうだなと)感じました。
"The traffic accident prevented them from getting there on time."を、訳すときは「交通事故のせいで(彼らは)時間通りに到着できなかった」とせよと習いますが、「交通事故が彼らの時間通りの到着を妨げた」と訳すと無生物主語the traffic accidentからなにか魔の手のようなものが伸びて"彼ら"の足を引っ張るようなイメージを、交通事故に人のようなイメージを持たせてしまい幾分か比喩的で、文学的な文章かと感じさせてしまうので、日常会話レベルでこんなの使われたら腑に落ちませんし引っ掛かりますよね。
「無生物主語」ってそういう意味だったんですね。
日本語で無生物を主語にすると、途端に「生命」が吹き込まれてしまう。「無生物」のままではいられない、ということですね。
外国人から見た助数詞って日本人から見た不可算名詞みたいな感じかな
家具(furniture)は数えれるだろ!
「本を3読む」だと「3冊」なのか「3ページ」なのかいまいちわからないのでやはり助数詞は必要ですね
「3回」読んでもいいしね!
ページや回というのは「本」に対する助数詞ではないような気がします。
それぞれページと回数に対する助数詞ではないかと思います。
本に対する助数詞は「冊」と「部」などを状況によって使い分けていると思います。
@お前さぁ、 pagesとtimesって…………
@お前さぁ、 ほぼ助数詞じゃね?
@@takashiumeda6276 3年読まれ、3代読まれ、3時代にわたって読まれる名作に
中身が液体でも、一斗缶に入った液体(油とか)は「缶」でしか数えないですよね。
丸缶は一本二本と数えるけど、
角缶になると中身に限らず1缶2缶…
あっ!!!すごい!!!その通りだ!!!
缶の形状にも関係あるんですね。興味深いなー!!
液体かどうかでなく、飲むかどうかじゃないですか。
ビールは缶でも瓶でも1本で醤油は一瓶で容れ物ですから。
ビンに入れていた飲み物(ビール)を缶に入れたから「本」と数える習慣ができていた。
一斗缶は初めから缶だから「缶」。「缶」が主役。
@@MH-bq5lb
「飲むかどうか」
一瞬なるほど!と思いましたが…
でも重油とかの入ったドラム缶は、中身が飲めない液体でも「一本」では?
スプレー缶なんかも「一本」ですよね。
では中国語ではそれをどう数えるか、って考えるとさらに面白いですよ。
中国語の影響を受けていますが、違うものあり、日本人の感性になっていますね。
@@jajathree9506 そうです。その違いが面白い。
助数詞シリーズ見て助数詞面白すぎる…と思ったのがきっかけで助数詞扱うAndroidアプリ作ってリリースしました
日本語は生物・無生物の区別に重きを置くという意味では「いる・ある」もそう?たまに物にあえて「いる」を使って物に魂を宿らせたり、愛着を表現したりしますもんね。日本人独特の精神世界にも繋がってきそうで妄想が尽きないです✨
単位はカテゴライズしたり、ターゲットをフォーカスするためのツールだなって思ってます。
論文は1本と読みますが、1章、1節、1行、1文字(?)みたいな単位で数えることもできなくはない。
いろんな単位があるのは、自分が言及している対象領域を明確にして伝えてあげる優しさなんだと信じてます。
飯田朝子先生ご本人が主役の動画がありました。中央大学チャンネル 知の回廊 第67回『数え方で知る、日本語のあゆみと未来』。
先生は、数詞を発明するという新分野を展開しておられます。数詞がいかに重要なテーマであるか、認識を新たにすることができます。必見だと思います。
だんだん二人のyoutuber感が増してるのちょっとおもろい
毎回「どんな字?」って質問あるけど頑なにホワイトボードを使わない姿勢が好き
きっとお互いの語彙力に信頼があるのだろう
ラジオなんでね、使えないの!
@@takashiumeda6276
なるほどw
コミカライズから来ました。
箪笥の助数詞のことですが、うちの実家の箪笥は竿をとおすための金具がついてましたよ。
神様の助数詞は、信州に「四柱神社」というのがあって、その名のとおり四柱の神様をお祀りしてます。
それにしてもあらためて、「ひとつ、ふたつ」という数え方の汎用性!カステラも碁盤もプールも、「ひとつ、ふたつ」でイケる。
助数詞だけで善悪生死を把握できるって、それだけで物語書くときのフラグに利用可能だもんね。
普段ぼんやり使ってるけど、突き詰めていくと日本語は奥が深い。
ホームランやシュート(サッカー・バスケ)等は近代になってから日本に入ってきた外来語だと思いますが、これらの名詞に対して、日本中で同じ助数詞の「本」を使うようになっていることは不思議です。助数詞の方言があっても良いように思えます。外来語の名詞は外国から入ってくるときに助数詞が決まるのだと思いますが、外来語に対する助数詞がどういう変遷を経て決まってきたのかは興味があります。
30:41
なんとなく発酵は人に益のある変化 腐敗は人に害のある変化って違いを思い出しました
例えば、手袋や靴下のようなものの数え方ですが、
左右異なるものは、対(つい)や双(そう)を使い、
軍手のような左右に違いがないものは、組(くみ)や枚(まい)を使う。
例えば、拳銃と豆腐は同じ丁を使うが、そこに至るまでの経緯が違うので、注意が必要。
手に持つ道具の数詞として挺(丁)を使うので、銃の数詞は丁。
豆腐の丁は、丁半賭博の丁と同じ意味で、丁は偶数、半は奇数を意味しており、
豆腐は半分にして半丁単位で売るから。
プロノの軍手は「○○双組」って書いてあった記憶があります。合わせ技も存在しそうですね。
論文とろうそくとホームランは本で数える→まぁ許しましょう
本を数えるときは冊→ファッ!
おちょぼ口の「ちょぼ」を漢字で書くと、やはり「樗蒲」で良いみたいですね。しかし、白魚20匹の箱と「おちょぼ口」になぜ同じ言葉を使うのか、これも調べてみましたが、分かりませんでした。「ちょぼ」は「少し」というニュアンスで、「ちび」とか「ちょっと」、「ちょびっと」、「ちょびヒゲ」などと同じ語源だそうです。
樗蒲に采 (さい) の目という点状の部分があって、それで「ちょぼ」が点を表します。点のような小さな口がおちょぼ口です
www.weblio.jp/wkpja/content/%E6%A8%97%E8%92%B2_%E6%A8%97%E8%92%B2%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81
中国の語源ぽいですね。
サイコロの遊戯で20通りの板目で遊ぶのがソレっぽい気がします。
チョボイチというサイコロを用いた賭博遊戯にも転用されたとあるけど、チョボが20でそれにイチを足したのがサイコロの出目総数21となるのも面白い。
遊び心のある命名センスな気がする。
缶は自分的には中身というより形状で細長いジュースの缶は本だけど少し太めな缶詰は1缶とか1つと呼び分けている感覚があります。
地図を舗で数えるのは製作側で使用者は面で数えると思いますよ。
地図を沢山使う業界(海運、陸運)で働いていましたが面で読んだことしかありません。
後ろのホワイトボードを使わないところ、言葉だけで伝えてる感じがして好き笑
助数詞のワザに驚きが隠せません。無生物主語が成り立たない日本語…ちなみにスペイン語では魚は生きてる時がPez(ペスと読む)〜死んで食品として料理されたらpescado(ペスカド)となります。
ピダハンの話の後に聞くとまた深みが感じられる話題ですね