アルコール依存症の治療[基本]臨床から試験対策まで 精神科医による精神科のWeb講義 医師国家試験や看護師国家試験のためにも。依存法の当事者や家族のためにも
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- เผยแพร่เมื่อ 28 ต.ค. 2024
- アルコール依存症の基本的な事柄につき精神科医が解説した精神医学のWeb講義。
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アルコール依存症の治療は根性ではありません。意志力ではどうにもならないことを認めることが大切です。アルコール依存症ではコントロール障害があります。アルコール依存症の治療は(禁酒とも呼ばれますが)「断酒」、です。入院することもあります。家だとどうしても断酒を始められず、お酒の無い環境に身を置いてお酒から離れてお酒がほしくなる気持ちが落ち着いてくるのを待ったり、家のお酒を片付けたり、あとで語る断酒会に登録したり、家での断酒継続の準備をするためだったり、お酒を止めたときの離脱症状に対処するためだったりします。家にお酒を置かない生活を送るべきでしょう。家族も一緒にお酒を飲まない生活を送るべきでしょう。お酒の席にはいかない方がいいでしょう。お酒が置いてある場所にはいかず、スーパーマーケットも、アルコールのコーナーに近寄らないように気を付けるべきでしょう。外出時に必要以上にお金を持たないことも必要になることがあります。アルコール依存症の治療で用いられる薬もあります。これは飲めば依存症が治るというものではなく、あくまで補助的な効果。別の動画で解説してます。アルコール依存症の治療において「直面化」「底つき体験」が重要とされていたことがあります。依存症ではしばしば「自分は依存症じゃない」などと否認が生じるものですが、直面化、すなわちその人が依存症であることに向き合ってもらうこと、問題が生じていることを突きつけること。「底つき体験」、すなわち、依存症に伴う身体や家庭、職業など、何らかの面で大きな苦痛に直面し、依存症であることに直面し否認しきれず、治すしかないことを認めざるをえなくなる、回復へと向かう転機となる体験。それがあってこそ治療が始まるという考え方が主流でした。しかし、直面化は、依存症の人と医療者の関係を悪化させる要因となり、治療が遠のきかねません。底つき体験を待つ、すなわち「本人が本当に困るまで、本当に治そうと思うまで待とう」では、治療が遅れ、体が壊れ、仕事や家庭を失うなど、問題が増大しかねません。近年では、直面化や底つき体験は、依存症治療ではよくないこととされています。近年ではハームリダクションという概念が注目されています。断酒できないとき、断酒しようと思えていない人がいたとき、それでもアルコールによる害を減らそうと、生活を援助したり、断酒にいたらなくても飲酒を減らそうとしてみたりすることになります。さきほど、アルコール依存症の治療は「酒を減らすではなく、酒を断つ」と言いきりましたが、テスト対策的にはそうですが、最近の臨床では、断酒を決意できなければ酒を減らすが正しいとされています。軽症のアルコール依存症であれば、酒を減らすだけでなんとかなったり、そうでなくても害が減ったり、減らそうとしてみる中で「減らそうにも減らせない!断酒しかないのがわかった」と断酒への決意が固まったりするものです。断酒しても、途中で再飲酒に及んでしまうことはありえます。業界用語ではスリップと呼ばれます。そんなとき叱りつけるようなことは避けましょう。飲酒しちゃった患者さんが、きちんと再飲酒について報告できる関係を保ちましょう。そして、再飲酒に及んでしまったこと、すなわち失敗があったことにつき、残念に思ってる本人に共感的に対応し、話しあいましょう。何を話しあうかといえば、飲酒しやすいパターンを把握し、対策をとる必要があります。飲みに誘われるとヤバイ人なら、交友関係を考え直さなければいけません。悩んでるときにお酒が欲しくなる人なら、ストレス対処法の見なおしが必要でしょう。空いてる時間があるとつい飲酒しちゃう人なら、時間の過ごし方に注意が必要でしょう。依存症をする上で、心理教育が重要です。心理教育とはその人の精神障害を学んでもらうこと、この場では依存症について学んでもらうことです。依存症を専門としたプログラムがある医療機関では、入院患者や外来患者に対して、集団精神療法がよく行われます。集団に対する心理教育が行われることもあれば、依存症の人たちが集まって自らの体験を語り合い、共通点を見いだしたり、それぞれの対策を参考にしたり、治したいという気持ちを共有したりします。患者主導で行われる自助会に、断酒会とAAがあり、この2つはほぼ同じものです。断酒会は、アルコール依存症の人たちが登録し、定期的に集まって断酒しようという気持ちを共有するもの。AAはアルコールアノニマスの略で、これは匿名で参加するもので、その日一日、飲酒せずに過ごすのを積み重ねることを目指すもの。依存症を治療する上で、その家族にも依存症のことを学んでもらうこと、すなわち心理教育も重要です。そして、家族会と呼ばれる自助会も有用です。依存症を家族にもつ人たちが集まり、その苦悩を共有したり、対処法についてお互いに参考したりする場です。
すごくわかりやすかったです。
主人が今入院しています。
10年以上前から治療を促していましたが自分は依存していないと否認し続けて最近、死にたいといいながらお酒を飲み続ける姿を見て入院させました。離脱症状を体験し今前向きに治療をしようとしています。もっと早く治療ができていたらお互いに辛い状況を回避できたかと思いますが実際とても難しいです。
夫がアルコール依存症で、治療を受けていましたが、再飲酒してしまいました。冷静になる為に見させて頂きました。
松崎先生、こんばんは。
私の弟がアルコール依存症で、酔い潰れてお酒をこぼし、夜中に掃除をしていた私にひどい暴力をふるい、親に家から追い出されました。
ずっと生きているのかわからない状態でしたが、先日、自動車の保険会社から、飲酒運転し事故を起こしたとの連絡がありました。
飲酒によって住む家を失い、家族からも捨てられた、こんなにどん底な体験をしたはずなのに、まだ飲酒してさらに事故…どうしようもないです。
医療者なら根気強く関わるのでしょうが、家族となると見捨てるしかないし、呆れ果てているのが現状です。
アルコール依存症患者の家族の心のケアについても、今後取り上げていただけたら嬉しいです。
お酒をやめられないのはあなたのせいだよ、と言われたら悲しいしそれが事実というわけではないのだから、患者さんに寄り添って一緒に解決に向けて考えるんですね。
松崎先生の顔といい話したといい全て好きです!😊3✨
依存性家族です。何回か出て、どうしても家族会が苦手なのですが、出た方が良いのでしょうか?
断酒しても酒好きな人って周りに酒好きな友達が多いからやめるの難しいですよね😂
精神科看護師です。
臨床でも、気長な関わりに徒労感を覚えて、底つき体験するまで放置というパターンがよくあります。
そんな対応法も、時代の流れで、変わっていることは存じ上げませんでした。精神医学も日進月歩ですね。たいへん勉強になりました。
アルコール依存症の治療は難しいですよね。薬はあくまでも補助的な意味しか持たないので、言葉、対話での精神療法的アプローチが骨子になりますよね。アルコール依存症者への治療的接近は精神科医、看護師を含めたコメディカルにも嫌われやすいですが、そういう意味で、精神科的アプローチとして本質的なものを求められる病気だと思います。
直面化は反発を招きやすいけども、心理教育は直面化という面もあるので、実施するには難しさもあります。常に工夫が求められます。
自助グループの必要性も、他の疾患よりも早く認められた病気だと思うし、家族へのアプローチも早い段階で必要だと考えられていた病気なので、精神科の中で治療の原型的なものだと思ったりしています。
私は東洋医学師です。私の経験から見るとアルコール依存症の治療には脳がアルコールへの過敏反応を遮断することが真っ先でした。ご参照下さい。
依存症の人は、自らを深く恥じているので!なかなか経験を話せないです。
私は酒を20年前にやめました。
凄い
どんな方法で辞めました?
統合失調症になってから、薬を飲んでいるのでお酒は飲まないように言われたので、やめました。元々アルコールに弱いタイプだったので、直ぐにやめられました。薬剤師さんのおかげですね。
私の姉は、2008年にアルコール依存症で命を落としました。
長年の飲酒で肝臓が壊れ、腹水が溜まり、これが肺に入って呼吸ができなくなって亡くなりました。
アルコール依存症で命を落とすことがあることを知ってもらいたいです。
いつも拝見して大変参考にさせていただいています。役に立つ動画をありがとうございます。
アルコール依存症の家族の心理教育と自助会の解説のスライドで、「そんなときはね」との言葉がありますが、
アルコール依存性の家族の自助グループに関しては「言いっぱなし、聞きっぱなし」でアドバイスはしないことになっていたと思います。
ミーティングが閉じられた後に、疑問がある方は個別でアドバイスを求めていたと記憶しており、誤解があるといけないと思い、僭越ながらコメントさせていただきました。
とてもわかりやすい動画ありがとうございます。精神診療プラチナマニュアル購入させていただきました。
今まで苦手だった精神看護学が、楽しく学べています。ありがとうございます。
学校でアディクションの問題の課題が出され、色々文献を探していましたが、先生の動画に出会いました。解りやすくて有り難うございます。
先生、私は客観的に見れなくて
怒りの方が先立ってしまいます。
お前のせいで人生は最悪とか
お前は俺の楽しみを奪うとか
もう、散々です。
先日は
母親は自分を恨んでいる。
俺は自殺した父親に似ているから
嫌な存在だろう
俺もお前の側にいたら
人を責めれず自殺するんだろうな
と。
これは、まさに
愛着障害でしょうか。
勉強にもなるなぁと
あまりに変な発言に
やっと客観的になれました。
健診でγ値が物凄い事になってしまい節酒のキッカケになりました……
近日、職場でアルコール依存症の勉強会を開き、そこでパワポを使わせていただきます!
とてもわかりやすく、学びやすいなと実感しています。
私は完全なアルチューです
元来、お酒が好きです
子供の発達障害、旦那さんの無職からのデリ女遊び
仕事を3つしながら飲んで逃げての生活を続け完全なアルチューになりました
人のせいにしているのかもしれません
辞めたくて先生の動画をたくさん見ます
でも止められない
辛いのに飲む
これからもダメでも見続けるので動画配信お願いします
長々、酔いながらすみません
こんな自分が嫌いで消えたくなります
飲まない自分に変貌したい意志があればあれば簡単です。答えは飲まなければ必ず脱却できることを意識することです😊
自分は根性で酒やめました!
好きで飲んでる訳ではないのですが、お酒に強いので記憶が飛ぶほど飲むことがしばしばです。
家族にも敬遠されました。
なんとかやめたいけどもう50代だし、父もアル中で肝硬変で53で。
森口居たけど無理でした!
因みに鹿児島市下田 4ヶ月半位入院しました