【前編/坂田昌子さん講演;暮らしと生物多様性】ワクワクする暮らしはワクワクする森からはじまる!「昔の暮らしと、森に想いを寄せる勉強会」神山しずくプロジェクト10周年記念事業
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- เผยแพร่เมื่อ 13 ก.ย. 2024
- 神山しずくプロジェクト10周年を記念して、
生物多様性の専門家 坂田昌子さんをお招きして
2023年7月29日(土)にシンポジウムを開催しました。
イベント前半、坂田昌子さんの基調講演「暮らしと生物多様性」のアーカイブ動画です。
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もくじ
ー講演内容ー
0:50 プログラム紹介
1:13 主催者代表あいさつ 廣瀬圭治(神山しずくプロジェクト代表 )
4:15 坂田昌子さんプロフィール紹介
6:00 生物多様性と気候変動 どうして生物多様性は無視された?
9:24 わたしたちの暮らしに生物多様性がどれほど重要か
10:12 そもそも生物多様性ってなに?
14:28 ①種の多様性;自然界では、死は利他
20:50 喰い喰われるの関係は「競争」ではなく「共生」
21:40 ②生態系の多様性;日本は生物多様性が豊かだが最も危機的な場所?!
26:40 ③遺伝子の多様性;遺伝子の多様性が無くなると環境ストレスに弱くなる?
32:26 3つ揃ってはじめて「生物多様性が豊か」と言える
33:03 ニホンリスの森づくり
35:40 鳥たちの森づくり
43:55 土の中の多様性;森や環境再生の実践に必要なこととは?
53:37 菌根菌でつながる土中 マツ林はできてもサクラ林は自然には出来ない!
57:35 森の主(ヌシ) マザーツリーは伐ってはいけない
1:01:00 腐朽菌と苔の活躍が森の再生の鍵
1:08:37 日本の山の現状
1:11:57 草は敵視してはいけない!過剰な草刈りと除草剤の現状
1:17:04 私たちが生物多様性から受けとっている恵み
1:20:57 伝統的な知恵の喪失=「内なる自然」の喪失
1:27:06 滋賀県針江集落の弥生時代から続く川端文化
1:32:07 兵庫県豊岡市コウノトリを通して豊かな暮らしを取り戻す
1:37:12 土地の風景は、そこで暮らす人々の思想を映し出す鏡
ー質疑応答ー
1:41:00 質問① 坂田さんの出版物はありますか?
1:43:05 質問② 坂田さんの講演を聞いて、変化していった自治体や町はありまますか?
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ーシンポジウム詳細ー
日時:2023年7月29日(土) 13時30分〜16時40分
参加無料・申込み不要。どなたでもご参加いただけます。
会場:神山町農村環境改善センター 多目的ホール
皆さんの若いころ、神山ではどんな暮らしがありましたか?
山や川、里山の環境は、私たちの暮らしと直結する大切な大切な「財産」です。
恵まれたこの環境をより良い状態で、孫の世代へと繋いでいくためには何ができるでしょう?
皆さん、改めまして、神山しずくプロジェクトの廣瀬圭治と申します。
僕は11年前、神山に移り住みました。当時9歳だった長男は20歳に、7歳だった次男は高校3年生になりました。当初、「神山は緑豊かなところだ。」と感じていましたが、山の豊かさがどんどん失われていることを知り、いち住民として何か役に立ちたいと、活動を始めました。
神山杉のカップや椀、精油などを作って、新しい杉の使い道を少しずつ広げてきました。杉を伐ることで、山に光が入り、森が少しずつ豊かになっていくと信じてのことでした。
活動を10年続けてきましたが、山に光を入れるだけでは、豊かな森には戻らない。ということがようやく分かってきました。森が豊かになるには、生き物の食う食われる関係、そして土中に生きる「菌」が密接に関係しているようです。
日本の国土の4割は、神山のような「里山」で、その里山に昆虫や両生類、淡水魚など、7割もの生物が集中しています。残念ながら、そのうちの5割近くが「絶滅危惧種」とされています。子供たちや孫たちの世代に、豊かな神山を繋ぐためには、我々はどうしたら良いのでしょうか?
今こそ、豊かだったあの頃に想いを寄せながら、これからの里山の暮らしを、住民の皆さんと一緒に考えていきたいと思い、勉強会を開催する運びとなりました。どなたでも参加可能です。ぜひ、お気軽にご参加くださいますようお願いいたします。
プログラム:
13時30分 開会挨拶
13時40分 基調講演「暮らしと生物多様性」 坂田昌子さん
14時40分 質疑応答
15時 休憩
15時15分 地元ゲストとのパネルディスカッション
アーカイブ動画↓
• 【後編/坂田昌子さんと地元ゲストとのクロスト...
16時15分 会場フリートーク(質疑応答)
16時35分 閉会挨拶
基調講演 坂田昌子さんプロフィール
明治大学文学部史学科卒業。生物多様性ローカルアソシエーション代表、環境NGO虔十の会代表、CEPAジャパン理事、一般社団法人コモンフォレストジャパン理事、古書げんせん館店長、八王子古本まつり実行委員長等々。2000年から圏央道高尾山トンネルから高尾山を守るために多彩な運動を展開。高尾山の生物多様性を守り伝えるためネイチャーガイド、ツリーハウス作り、生物多様性をテーマにしたイベントやワークショップ、勉強会を多数主催。現在は裏高尾にコミュニティスペースと高尾山情報の発信を兼ね備えた高尾ツリーダムカフェをセルフビルドで建築中。生物多様性の保全に尽力し日本各地を駆け回りつつ、生物多様性条約や地球サミットなど国際会議にも継続的に参加。ローカルにしっかり足を据えながらグローバルな視点で動く環境活動家。環境NGO虔十の会
パネリスト:
坂田昌子(一般社団法人コモンフォレストジャパン理事)
後藤正和(神山町前町長)/山田勲(岳人の森)
金泉裕幸(自伐林業家)/馬場達郎(神山つなぐ公社)
(敬称略順不同)
主催:神山しずくプロジェクト
共催:一般社団法人 神山つなぐ公社
後援:神山町
神山しずくプロジェクトHP
shizq.jp/