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- เผยแพร่เมื่อ 3 ต.ค. 2024
- 「いや、今日の夕飯、たこ焼きなんだけど」
「来るかな〜って」
よく行く食器屋さんの2階にある喫茶店。
昼間の用事を終えて一休みしながらiPhoneをひらくと先輩からLINEが入っていた。
ここ数日とても忙しく、今日こそは絶対にゲームするぞと思ってた時の連絡だった。
「行きまする」
駅前からいつも乗るバス。いつもより早く降り、先輩たちのいる家に向かう。他の部屋の住民と鉢合わせ、会釈しながらチャイムを鳴らす。
「はいよ」
「お疲れ様です」
「なんか疲れてんね」
1人は掃除機をかけ、1人はたこ焼きの準備をしていた。
「かつお節あります？」
「1ヶ月前はあったよ」
昼間の愚痴をひと通り聞いてもらいながら、たこ焼きを転がす。嫌なことがあっても笑って話せる人たちがいるだけで人生は楽しい。
「今日はケーキ買ってるんだよね」
特に意味はないらしい。
たこ焼きの準備を何もしなかったのでコーヒーを入れさせられる。
人の家の食器。いつの間にか置き場所を覚えてしまった。
「コーヒーうまっ」
「…この豆うまいっすよね」
TVを眺めながら3人でコーヒーを啜る。正直この辺は何を話してたか覚えていない。この2人がルームシェアを始めた頃は上手くいかない時期もあったようだが、2年近くも一緒にいると息ピッタリのようで安心する。
「もうそろ帰ります」
食器を途中まで洗って帰り支度を始める。
「え〜、もう帰るんか〜？」
「そうですね、明日のご予定は？」
「まあ…口答試問の準備だよね」
「卒業頑張ってくださいね」
ロクに目を合わせることも出来ずに手を振る。玄関を閉め、さっき降りたバス停に向かう。
「絶対そのまま帰った方がよかったよなぁ」
「こうしてみんなで夕飯を食べれるのも、あと数えるほどしかないのかなぁ」
真逆の気持ちを1人で呟きながら地面をコツコツと蹴る。
いつの間にか西の空で亀の形をしていた雲が、東の空で飛行機になっていた。
2月10日 おつ
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