浜松の土砂崩れ1カ月 う回路60kmの不自由な生活、今も(静岡県)

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  • เผยแพร่เมื่อ 5 พ.ย. 2024
  • 浜松市の山間部の土砂崩れで、通行止めとなっていた国道に続き、その迂回路までもが通行止めになってちょうど1カ月です。大切な生活道路を遮断された住民たちはいまだ不自由な生活を余儀なくされています。
    <鈴木吉彦記者>「天竜区の土砂崩れ現場です。1カ月前もこの場所に来ましたが、その時に道路を覆っていた土砂は取り除かれています。山肌にはモルタルが吹き付けられ復旧作業を進めています」
     浜松市天竜区龍山町の県道、大輪天竜線は10月13日、山の斜面が約50mにわたって崩れ、通行止めになりました。この道路の天竜川を挟んで向かい側の国道も土砂崩れによって2020年7月から通行止めが続いています。浜松市の山間部にとっては”命の道”ともいえる天竜川沿いの道路が1カ月もの間、完全に遮断されているのです。
    <付近の住民>「みんな出かけたくても3回を1回にするとかね、買い物に行くにね」
     1人暮らしの宮澤さんは知り合いと演劇の会を作っていますが、土砂崩れ以降、集まれなくなりました。
    <宮澤マキさん>「しばらく休もうよって、道がよくなるまで、早くよくなってくれるといい。つらいね、行きたいなあと思うのだけど、やっぱり家にぼさっとしていると寂しいね」
    <鈴木吉彦記者>「この先が土砂崩れで通行止めになっています。実は枝分かれした道があり、抜け道になっています」
     ひとつだけある抜け道はこの狭さです。
    <鈴木吉彦記者>「ここは比較的まだ道幅が広いんですが、やはりすれ違いには一苦労です」
    <付近の住民>「女の人なんてこわくて仕事を休んでいる人もいる」
     浜松市が公式の迂回路としているのは三遠南信自動車道などを使うルートですが、約60kmもの回り道をしなければなりません。通行止め区間のすぐ北、天竜区佐久間町で食堂を営む植山勉さん。週に一度、袋井まで食材の仕入れに出かけますが、狭い林道は避けて三遠南信ルートを使っています。
    <植山食堂 植山勉さん>「1時間かけて通っていたが(三遠南信ルートだと)2時間かかります片道。やっぱり何というかのんびりできない気が休まらんというか」
     店に立ち寄った客は。
    <仕事で水窪へ行く人>「ストレスというか一日仕事になっちゃうこっちへ来るのが」
     植山さんには三遠南信自動車道に向かう道路に、気がかりなことがあります。
    <植山食堂 植山勉さん>「やっぱり道が傷むね。割れているとか下がっているとか(この1カ月で変わりましたか?)変わったね」
    <鈴木吉彦記者>「植山さんが道路が傷んできたと言ったのは、このあたり確かに10~20m亀裂が入っています。特にこの辺は色が濃く、最近入ったひびのようにも見えます」
     浜松市もこうした道路の痛みを複数の箇所で把握しています。
    <浜松市佐久間土木工事グループ 秋山篤司グループ長>「目立ってきたところは確かにある。そういう所を修繕していく」
     では”命の道の遮断”はいつまで続くのでしょうか。2020年7月から通行止めとなっている国道152号線は大規模な土砂崩れに加え、付近のトンネルにも亀裂が入りました。トンネル開通のめどは立ちつつありますが、土砂崩れの山肌には巨大な岩が点在し、復旧作業を阻んでいます。
    <植山食堂 植山勉さん>「1日も早く(開通してほしい)ここら辺の人みんな参っている」
     1カ月耐えた山間部の人たち。それでもなお、辛抱の時期は続きます。
    #オレンジ6 11月13日放送

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