【8/10 U-doki】日向灘でM7.1最大震度6弱 専門家の見解は・・・※文字起こしあり 詳細をご確認ください

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  • เผยแพร่เมื่อ 9 ส.ค. 2024
  • 2024年8月10日「U-doki」で放送した内容です。防災対策にお役立てください。
    ※要約(AI要約を使用しています)
    京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教によると、最近の宮崎県の地震は、プレート境界地震で南海トラフ地震と同様のメカニズムで発生しています。
    今回の地震のマグニチュードは7.1で、最大ズレは2メートルから4メートルと大きいです。緊急地震速報は観測点がないため、強い揺れが先に来ることが多く、速報が間に合わないことがあると説明。
    南海トラフ地震臨時情報は、特定の条件を満たした場合に発表され、その後「巨大地震注意」が出されました。この注意情報は、地震が発生する可能性を示すもので、あまり慌てずに備えを見直すことが重要です。
    日向灘では、過去にも同様の地震が周期的に起こっており、今後も続く可能性があるとのこと。津波のリスクも警戒が必要で、最新の情報に基づき、避難場所を確認することが大切だと強調しました。
    なお、具体的に次の地震の時期は予測できず、不確実性があるため、冷静な行動が求められます。地震に不慣れな人々に対して事前の情報収集を勧め、安全を確保することが重要です。
    ※動画文字起こし全文
    <永井アナ>
    ここからは、京都大学防災研究所宮崎観測所の山下裕亮助教とお伝えします。よろしくお願いします。
    おとといの強い揺れから現在にかけても、県内何度か地震が続いていますが、昨日も関東で震度5弱の地震がありました。これは私たちは気にする必要がありますか?
    <京都大学防災研究所 山下助教>
    率直に言って、必要ないです。特に関係ないと思っていただいて結構です。
    <永井アナ>
    では、今回の地震について、まずはメカニズムを教えていただきたいと思います。
    <山下助教>
    地震の種類としては、プレート境界地震というもので、南海トラフ地震や東北の地震と基本的なメカニズムは一緒です。 宮崎県が載っている大陸のプレート、つまり日向灘はここになるわけですけれども、陸のプレートの下に海洋プレートであるフィリピン海プレートが沈み込んでいます。その境界部分で跳ね返る現象が起こって、地震が発生したということになります。
    <永井アナ>
    規模としては、どれぐらいのズレだったのでしょうか?
    <山下助教>
    マグニチュードは今回7をちょっと超えるぐらいでしたが、解析の結果、解析によると最大2メーターから4メーターぐらいズレたという結果が出ています。これは大きいですね、結構大きいと思います。
    <永井アナ>
    今回、緊急地震速報が鳴る前に揺れたという印象が強かったのですが、こういうことは今後もあり得るのでしょうか?
    <山下助教>
    特に宮崎県沿岸、宮崎の沿岸よりもさらに沖合に観測点がないので、まず緊急地震速報は地震を観測しないと発表されません。日向灘で起こる地震は先に強い揺れが来ることが多いので、これはもう限界だと考えていただければと思います。
    <永井アナ>
    そして、今回南海トラフ地震臨時情報が2019年に運用開始され、初めて発表されました。これは南海トラフ地震との関連性を調べて発表されるものですが、初めて聞いてよくわからなかったという方も多いかもしれません。なぜ今回はこの南海トラフ地震に臨時情報が出たのでしょうか?
    <山下助教>
    南海、宮崎県のこの溝のところで何か異常があった場合に、この発表がされますが、地震が一つの条件なんですね。マグニチュード6.8以上の地震がこのエリアのどこかで起こると自動的に発表されます。今回はギリギリの状態でしたが、その範囲の中に入ってしまったため、情報が発表されたということになります。
    <永井アナ>
    今回この範囲に震源があったことと、マグニチュードも7.1で超えていたため、この条件を満たしたので南海トラフ地震臨時情報が最初に調査中という情報が出ました。その後に、いずれかの情報が発表されます。南海トラフ地震臨時情報には、巨大地震警戒、巨大地震注意、調査終了の段階がありますが、今回は巨大地震注意という情報が出ました。
    <山下助教>
    この巨大地震警戒というのが最も重い情報です。これは南海トラフ沿いで地震がもう1回起こっている状況であることを意味します。実際、南海トラフは非常に広く、東側か西側かどちらかで地震が1回起こった後は、立て続けに地震が起こりやすくなりますので、そういった意味で注意が必要です。
    <藤崎アナ>
    つまり、宮崎は揺れを感じていなくても、この情報が出る可能性がありますか?
    <山下助教>
    はい、そうです。遠く離れているところだと、実は全然地震のことを知らないのに、突然この情報が出ることがあり得るということです。
    日向灘で地震が起こったので、皆さん揺れを感じ、情報が出たということですが、常にそうではないということもご理解いただければと思います。宮崎が揺れていない場合に出ることもあります。
    地震注意の場合は、今回は一部割れている状態だったので、半分割れているわけではないため、警戒度はそこまで高くありません。
    <瀬良アナ>
    注意になった場合、私たちはどのように過ごせばいいのでしょうか?
    <山下助教>
    極めて難しいのですが、皆さんに何か絶対にこれをしなさいということはありません。旅行に行くなとかそういう情報ではないのですが、基本的には、もしこの後地震が起こった場合、いずれかの情報が出るときには、普段よりも巨大地震が起こる可能性が少し高くなっている状況です。
    万が一のことを考えて、どのように避難できるかという準備を再確認していただければと思います。
    <藤崎アナ>
    実際に地震が発生して以降小さい揺れが続いています。一昨日の地震発生以降、今日の午後2時までに日向灘を震源とする地震が16回発生しています。どうしてこれだけ小さな地震が続いているのでしょうか?
    <山下助教>
    大きい地震が一度発生すると、断層がずれ、周辺にシワ寄せが寄るため、さらなる地震が起こります。これはしばらく続きます。体に感じない地震も含めると、実は600回くらい地震が起こっています。普段よりも地震が非常に多くなっているため、体に感じる地震も自然に増えているということです。
    <永井アナ>
    もう少し落ち着くまで時間がかかりそうですね。宮崎が震源だった場合、過去にはどのような地震が繰り返し起こってきたのでしょうか?
    <山下助教>
    見てみると、一定の周期があるようです。大体30年ごとの周期で、宮崎市の沖合ではマグニチュード7クラスの地震が繰り返し発生してきた地域です。今回の地震も、そういう意味ではある程度予測されていた地震ではあったので、突然何か変なことが起こったわけではないということもご理解いただければと思います。
    <永井アナ>
    ただ、1996年には2回の地震が起きていますが、今回はこの1回で終わったと考えられるのでしょうか?
    <山下助教>
    ここが非常に難しいところです。今の段階で解析が出揃ってきたところですが、今回の地震は1996年12月の地震の震源に近いところで起こりました。今回の地震でずれた部分は、この赤い星よりも南側に広がっていることがわかっています。これにより1回で終わりかと思いがちですが、実は1996年10月にも地震が起こっているため、こちらは本来は滑ってほしかった部分です。この割れ残りが生じている可能性が高いと考えています。
    <永井アナ>
    この割れ残りの可能性がある場合、今後どんなことが考えられるでしょうか?
    <山下助教>
    仮に割れ残っていて今後地震が発生する可能性があるとすれば、規模的には今回と同程度になる可能性があります。そうなると、やはり強く揺れ、津波もやってくると考えられます。今回と同じようなことが繰り返される可能性もあります。
    <永井アナ>
    津波についてですが、揺れはどうでしょうか?
    <山下助教>
    揺れ自体は、距離があるためあまり変わらないと思いますが、津波に関しては東に行けば行くほど断層の深さが浅くなるため、津波は高くなる可能性があります。今回は50センチの津波注意報でしたが、場合によっては津波警報のレベル1メーター以上の津波がやってくる可能性も否定できません。
    <永井アナ>
    この時間の間隔はまだわからないですね。
    <山下助教>
    これに関しては誰もわかりません。残念ながら、変な噂に惑わされないようにしてほしいと思います。
    <永井アナ>
    今はお盆の期間中で、宮崎に詳しくない方もいらっしゃる状況です。私たちはどのような心構えが大切でしょうか?
    <山下助教>
    不慣れな場所にいる場合は、事前に調べることを習慣づけていただきたいと思います。宮崎に帰ってくる方々も、安全を確保するために避難場所を確認し、案内することが重要です。改めて強調したいのは、日向灘の地震はまだ終わっていません。しばらく注意が必要です。南海トラフ地震のことも大事ですが、まずは日向灘の地震に注意を払っていただきたいと思います。

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