素手で殴り合う けんか祭り『脇岬祇園祭り』が4年ぶり開催「時代にそぐわないかもしれないが 伝統を守りたい」

แชร์
ฝัง
  • เผยแพร่เมื่อ 13 ส.ค. 2023
  • 素手の殴り合いが行われる別名『けんか祭り』とも呼ばれる祭りが、漁師町で200年以上続けられています。
    先週11日金曜日、長崎市脇岬町の『祇園祭り』が4年ぶりに開催されました。コロナ禍で4年ぶりの開催長崎市脇岬町は長崎市南部にある漁師町です。
    年々人口が減少していく中、脇岬町の八坂神社では今年、地元の人が100人以上集まって祇園祭りが賑やかに開催されました。太鼓の音が町内に響き、町民のボルテージがあがります。(白地の長着に紺の帯を締め、髪の毛は中央部を髷のように残して周りを刈り込んだ男性)
    (ディレクター)「髪型、気合入ってますね?」
    祭りに参加する男性:
    「ああ。やっぱひさしぶりの祭りやけんが…是非、見てください」町民:
    「(コロナで)4年ぶり。世話人の人たちが、こげん(何人も)人間ば集めてくれて嬉しか」
    「いやー嬉しかね。朝からウキウキ」裃姿で家紋の入った陣笠を顎で締めつけるのは、脇岬祇園祭保存会 会長の松永 進之輔さんです。松永 進之輔さん:
    「(久しぶりの開催で)大変ですねー。今はもう時代が違うもんやけんが…。でもなんとかやっていかんけりゃ。伝統を守っていかんばなっていう考えはあります」まちなかを 神輿と“大名行列”が進む八坂神社の境内で複数のほら貝が吹き鳴らされます。祭りの始まりです。祇園祭りでは挟箱(はさみばこ)と呼ばれる箱を持って街中を大名行列します。担ぎ手たちは片手、片足をあげる所作をし『シューシュー』と独特の声を出します。「あーよい!あーよい!あーよせっ!」掛け声とともに重さ約10キロの挟箱を勢いよく担ぎあげます。無病息災を祈願する八坂神社の祭り『脇岬祇園祭』は8月初旬の土日の2日間行われていましたが、今年はお盆に合わせて1日だけの開催です。神輿が神社から出されました。大名行列が町内を進み、集落の中心部、四角(よつかど)と呼ばれる場所で神輿も休憩します。
    その間、住民たちは無病息災のご利益を得ようと神輿の下をくぐり抜けます。シューシューという声で 力強く箱を受け渡す『下馬』祭りの見どころのひとつが『ばんば』です。
    先端に白い長い毛が付いた毛槍を力強く振り回し、受渡しをしながら思い思いの言葉を叫びます。もともと2日間だった祭りを今年は1日で行うため、八坂神社から出した神輿は脇岬神社まで移さず『下馬(げば)』と呼ばれる挟箱(はさみばこ)を受け渡す “儀式” だけを脇岬神社の下で行います。この日も30度を越す炎天下。担ぎ手も精一杯の奉納をします。街中を回った神輿が威勢よく八坂神社に帰ってきました。
    境内で幾度も回され、太鼓と笛の調子があがります。挟箱の受け渡しを巡って殴り合いが…今年の当番町から、来年の当番町に、祭りの道具を受け渡す『受け取り渡し』でけんかが始まります。
    けんかの理由は「早く受け取れ」「受け取らない」「所作が気に入らない」など。ほら貝が吹き鳴らされるなか、男たちが激しくもみ合い、殴りあいます。
    素手で殴るのがルール。道具などを使ってはいけません。けんかが一段落すると、八坂神社の境内でも『下馬』が行われました。あーよい!あーよい!あーよせっ!境内での儀式が終わると、場所を再び、四角に移し、最後の『下馬』を行います。下馬が終わると陣笠、裃姿の松永 進之輔さんが通りの中央で掛け声をあげます。「いっさんさんのさん!」この合図で “最後のけんか” がはじまります。子供の頃から、一緒に育ってきた仲のよい友人も長い年月で蓄積された恨みつらみなど、ここで一気に晴らすと言います。けんかの終わりは、毛槍を持った『ばんば』が中へ入り、祭りは終わりを告げます。時代にそぐわないかもしれないが続けたい祭り参加者:
    「地元に帰ってきて良かったです。きょうはけんか祭りが最後って聞いたんで、休みを取って兵庫から帰って来たんですよ。
    いやーもう一発入れんばなーって思ったくらいで。あとはもうボッコボコにされたんで(笑)
    ずっと続いて欲しいですね。地元愛を感じるんで」観客:
    「懐かしいじゃないですけど。4年間なくって、やっぱり寂しかったんで。久々に聞けて嬉しいです。(笑)」観客:「小っちゃい時は怖いのが勝ってたけど、いまはもう町の活気(がでる)とかそっちの方が強い気持ちです。(祭りは)格好いいが一番ですね」祭りに参加した山崎聡さん:
    「いやー楽しかったです。これが脇岬だなっていうのが分かったですね。
    見てわかるように、この祭りが時代にそぐわないっていうのも分かるんですよ。
    分かるんですけど…続けていきたいっていうのがあります」参加者:
    「脇岬って感じで最高っすね。兄弟けんかしたんですよ。弟から殴られたんで仕返ししました。
    (祭りを)ずっと続けたいですね。子どもたちも見るのが好きなんで。
    子どもたちの代まで自分ら若手が繋いででいきたいですね。それが使命じゃないすかね」
    詳細は NEWS DIG でも!↓
    newsdig.tbs.co...

ความคิดเห็น •