精神科医が教える仕事術。仕事が終わらないと悩んでいる人へ。仕事をこなせるようになる方法を解説します【精神科医が一般の方向けに病気や治療を解説するCh】
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- เผยแพร่เมื่อ 15 ก.ค. 2024
- 00:00 今日のテーマ
01:57 仕事が終わらない
02:47 1.作業時間を作る
06:32 2.細部にこだわらず、だいたいやる
13:56 3.能力とゴールの不一致
今日は僕が自分の人生をかけて学んできた「仕事の量をこなすテクニック」を共有したいと思います。
患者さんからよく「仕事が終わらない」という相談を受けます。終わらないのは自分がうつだから、発達障害だからなのでしょうかと聞かれるですが、そもそも仕事を終わらせるためのテクニックを知らない人も多いと思います。それを学ぶ機会がなかった人が多いです。
僕自身も特に恵まれた環境にはおらず、だんだん吸収してきたという感じです。他の人を見て「こんなに効率よくやっているんだ」と驚いたこともありました。人によっては子どもの時から身につけられる環境だったりしますので、患者さんと話していてやはり損されているなと思うこともあります。できるだけその損をなくせるように今回動画を撮ってみます。
<仕事が終わらない理由>
仕事が終わらない理由はだいたいこの3つになります。
・作業時間が少ない
・細部にこだわりすぎる
・能力とゴールの不一致
すべてが発達障害やうつのせいではありません。
<1.作業時間を作る>
・スキマ時間にやる
仕事が終わらないときに、仕事の時間をまとめて作ろうと思っても作れないものです。1日のうちに仕事ができる時間は限られていますので、どうやって時間を確保するかが大事です。一つはスキマ時間を作ることです。5分や10分といった短い時間に仕事、仕事の準備、勉強をすることがすごく重要です。スマホゲームや動画を見ることは受動的なので、慣れてしまうと幸福度を上げることはなかなかありません。
・作業を小分けにしておく
いつでもできるように作業を小分けにしておくことも大事です。歩いているときにあの問題について考えよう、整理してみようというようにすると、机の前にいる時は机でしかできない作業に集中できたりします。
・寝る時間は削らない
仕事が終わらないから休みの日に5時間確保しようといったやり方をするとだいたいうまくいきません。人生はマラソンなので規則正しく一定スピードで行くことが最終的には一番仕事の時間を増やせますので、これを意識することが大事です。
実際にこの仕事にどれくらいかかるのかを目算してみる、紙に書いてみるといった作業も地味に大事です。1日の自分の行動を測定したり、時期による気分の波も記録しておくと良いでしょう。そんなの当たり前じゃないかと思うこともやってみることが重要です。
<2.細部にこだわらず、だいたいやる>
これはとても大事です。
・20:80の法則(パレートの法則)
仕事で言うと、初めの20%で全体の80%が終わると言われています。残りの20%を80%の時間をかけて詰めていきます。忙しい時はこの20:80を意識して、だいたい8割程度の完成度を積み重ねて行くと結果的にアウトプットの量が多くなります。もちろん、仕事によっては細かいところを詰めていくことが大事なこともあります。哲学的な論考、芸術などでもこの法則は通用しないかもしれません。
・相手が見ているところだけやる
相手が見ていないところまで頑張ってやるのはこだわりとしては大事ですが、それだと仕事はなかなか終わりません。
患者さんには「上司が評価するところだけやったらどうですか?」と言うこともあります。「それは上司に言われたのですか?」と聞くと、4〜6割くらいの人は「いえ、そこまで上司はやるようには言っていません」と答えます。上司が求めていない仕事までやる人は意外と多いです。これは効率が悪いですし、自分がくたばるまでやる必要はありません。
相手が見えるものが何なのかを考えることは大事です。フレーミングを自分でやらないようにします。自分で仕事をゼロベースで考え直す作業をしていると仕事は終わりません。
僕は大学受験の時に初めは過去問だけ解いていてわからないところだけを調べれば良いのかなと思ってやっていたのですが、そうすると自分でフレームを組み立てるところからやらなければならないのですごく効率が悪かったです。予備校の参考書を使うと、コンパクトにフレーミングされているのでとても効率よく学ぶことができました。この時に、ゼロからイチを作る作業を自分でしないことはすごく楽なんだと学びました。
また、自衛隊時代に掃除があったのですが、これは結構綺麗にしないといけませんでした。先ほどの8割の掃除では全然ダメで、ピカールを使って蛇口もピカピカにしなければなりません。これを本当に全部をピカピカにしようとすると終わりません。ですので、綺麗にしつつ相手が本当に見そうなところに力を入れてやっていました。空気を読む方法を体で覚えた感じです。
細部にこだわらずだいたいやるためには、日頃から「全体を見る訓練」をする必要があります。これは確かにアスペルガー的な人にとっては難しいのですが、訓練できることなので諦めずにやっていくようにします。仕事の直前になって全体を見ようとしても難しいので、やはり日頃からの意識が大事です。
全体を見ようとしても初級者のうちはできないものです。初級者と中級者、中級者と上級者では見える世界が違います。初級者の見える世界で100%やろうとしてもだいたい漏れがあるので、初級者のうちはこだわりは不要で8割をまず終わらせます。そうすると8割が終わる頃には中級者になり、そこでまた8割を目指すと上級者になり、そこからまた8割を終わらせる、というようにやっていくことが大事です。
僕は去年からTH-camを始めましたが、とにかくこの2:8を意識しました。喋りも上手くなかったですし、そもそもそういうことを意識することもありませんでした。2:8を意識しながらどんどん作っていく、診療の前後のスキマ時間にTH-camを撮るということををやっています。1年ちょっとをかけて成果が出てきたように思います。
<3.能力とゴールの不一致>
・能力不足
この問題は自分で考えてもあまり答えは出ません。能力不足かどうなのかは、他人に相談したり他人と比較することで初めてわかります。
・ゴールが理想的すぎる
上司が押し付けてきたゴールは自分の勘違いなのか、相手の勘違いなのか、これも相手と比べたり相談したりしながらわかることです。
以上3つの話をしてきましたが、多くは最初の2つの問題になります。
患者さんと喋っていてよく思うのは、そんなに頑張る必要ないのになということです。診察室でもよく言うのですが、患者さんにはあまり響きません。「いえいえ、そんなことありません。私はさぼっているのです」という思いに支配されている人もいれば、「益田先生はお医者さんだから気楽に喋っているのですよ」と流す人もいます。でも頑張りすぎている人が多いなと思います。夏休みに同僚や上司が気楽にハワイに行ったりしているのを知ると、患者さんは「あれ?私だけ頑張っていたの?」と急に孤独感や人間不信に襲われたりということもよくあります。色々な人を見たり相談することも大事です。
とにかく、スキマ時間にちょこちょこやりながら、全体を見つつ大体やるということを意識すると仕事ははかどりますよという話でした。
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早稲田メンタルクリニック院長益田裕介があなたの疑問に分かりやすく答えます。
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toiawase@wasedamental.com
100%の力でやらないと私は仕事が終わらない。他の人は60%とかの力でも能力があるから仕事が終わる。だから私が100%の力を出さずに仕事することは自分で許せない、と思いながら働いてきました…。主治医に『自分で許せない』と話した時、なぜだか分からないけど涙が出てきていました。でも、これが頑張りすぎる核心だったのかも…と思って、それを言語化できて、気が抜けた?気が楽になった?なんだか不思議な感覚に今なっています。『許せない』を引き出してくれた主治医には感謝しかないです。
家の仕事、母がしてくれたことを今度は私が家事や洗濯などやっていきたい。母を楽にしたい
自分はASD要素が強いので「細部にこだわらずだいたいやる」の章はものすごく沁み入りました。「作業を小分けにしてどこでもできるようにする」の具体例をもっと聞きたいです。
紙に書いて図式化するということが可視化するということなんですね
頭の中から現実に取り出す作業をしないのでいつまでも頭がもやもやしてそれが行動に移せない 原因でした
スピード作業が苦手+こだわり過ぎ?で「効率よく!」と指摘され、スピードを意識すると焦りながら作業してる状態なのでミスが増えたり「もっと丁寧に」と言われ、周りはうまくやってるのになあとションボリしちゃいます😌
手際よく要領よくバランスよく。
仕事はお金いただいてるので嫌な事でも我慢し、頑張りすぎてある日突然ダウンして気付く。家事の手抜き、睡眠不足で自分の身体と相談して適当が大事…を、つくづく感じます。
2.8の法則、なるほどと思いました。全体像を意識しながら作業を進めていく、ということも、私が苦手としていることです。先生のお話は私にはとても解りやすいです。今日から仕事に取り入れて行きます。
個人的に大雑把なつもりだがそのつもりが本当なのか時々揺らぐ。
そもそも電話がガンガン来て集中できないし自分がやらなきゃ他の人が動けない作業が多くて追い詰められてるのを感じてます。
なるほどです。
細部にこだわらないようにします。先生のアドバイスを取り入れたいと思います。
訓練、全体を見ようという意識持つこと、やってみたいです。
私はパニック🌀😱障害で仕事が出来ないとバカにされていつも嫌味を言われています。ミスがなくなる動画よろしくお願いいたします。くそ上司を見返したい。
解りやすい
私は仕事量が少なすぎて、「障害者だからなのか」「能力が劣っている」から仕事を
与えてもらえないのかとか考えながら仕事してます。だから最終的に私いらなくないと思いながら仕事してます。
だから、凄くつまんないです。仕事中に寝たりする時もあります。
TH-camライブへの事前質問はどこで受け付けていますか?
先生の2:8の法則て考えると、人が見ている部分て、たぶん2割なんですよ。3割も4割も気にする人は、煩くて本質が分からない面倒な奴と思われている人なので、その人の意見に従う価値はないと。だから、2割をきちんとやって、残りの8割は、やっているフリで面倒な奴の攻撃を回避しつつ、スルーしてしまうのが良いと思います。重要な2割の部分ができてないと、立場が悪くなります。ですが、煩い人が要求する2割超の部分は、やらなくても問題ない。煩い人から文句を言われたら、「皆のために2割の本質をがっちりやりたかったのに、別のことをしろと怒る人がいます。」と、間接的に攻撃して身を守る手もあります。
2割を頑張って、そこで可愛がられ信頼されるのが、必勝法だと思います。
職種や職場環境、上司の能力によりますね、どれも。
サラリーマンの場合、仕事に使っていいスキマ時間とは、あくまでも業務時間内のスキマ時間。
スマホゲームができるようなシチュエーション、つまりプライベートのスキマ時間に仕事をしたら、それはサービス残業。
終業後タイムカードを押したら仕事のことは考えない。完璧主義はダメだというけれど、そこは白黒はっきりさせてもいいんじゃないかな。
動画と関係ない話ですみません。
先生はレスリングか柔道かラグビー等のコンタクトスポーツの競技をされていたのですか?耳を見て思いました。
電話地獄で自分の仕事ができません
鬱で頭動かない時にもこれできるのかな
周りの80%が私の120%なくらいの気がする🐢力の注ぎ方
『キレイに速く』って最初に言われたなあ。私はどうしても「(無駄に)丁寧」な方に振ってしまって時間がかかってしまい、嫌な顔をされます😞
先生の、経験を踏まえたお話、参考にさせていただきます(_ _)ありがとうございます(_ _)
すごく勉強になります!
[スキマ時間にやる、作業を小分けにして~]
1年ほど前、全然違う場面で、忙しい中で、どうやってそんなにいろいろな事をする時間を作っているのですか?という問いに対して誰かが同じ事を答えてました。そっかと思いながらすっかり忘れてましたが、この動画で思い出しました!
あと、[細部にこだわりすぎず~全体を見ていく]
自分的にはどうしても気になっちゃうけど、そこは求められてないとかあるかもしれないです。…こだわりは捨てるですよね(これがけっこう難しい)
参考にしたいと思いますφ(.. )
ありがとうございました(*^-^*)