千葉で6日間に30回超の地震は「スロースリップ」か 今回の震源付近で過去にも確認【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

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  • เผยแพร่เมื่อ 11 ก.ย. 2024
  • 千葉・東方沖で相次いでいる地震の影響で、千葉県では2月27日からの6日間で最大震度4の揺れが3回発生するなど、のべ32回の地震を観測しています。一体、なにが起きているのでしょうか。
    ■「スロースリップ」は断層面がゆっくりと滑るのが特徴
    日比麻音子キャスター:
    2月27日から3月3日にかけて、千葉県を震源とした地震が32回発生しています。震度4を観測したのは3回となっています。
    こういったことを受けて地震調査委員会が開催されていますが、1日、この地震に関して地震調査委員会は「プレートの境界でゆっくりとした滑りが発生している」という見解を示しました。
    プレートの境界の普段の状態というのは、陸のプレートと海のプレートの間が固着し、くっついています。海のプレートは常に沈み込んでおり、これに伴って陸のプレートも引きずり込まれ、ひずみが発生しているというわけです。
    では、これがどうなったら地震となるのか。
    通常の地震だと、ひずみが限界に達したとき、急激なずれが発生します。このずれによって揺れが伝播し、地震が発生する。もしくは、ずれでプレートが跳ね上がることによって津波が発生する。
    では、今回のスロースリップとはどういうものかというと、断層面がゆっくりと滑っていきます。ゆっくりなずれが発生するために、大きな激しい揺れは陸では起きませんし、一方でゆっくりな跳ね上がりになるので、津波も生じないという状況になっています。今回の千葉県の地震は、スロースリップとみられているわけです。
    ■3.11直前にも「スロースリップ」発生…大地震への影響は?
    日比キャスター:
    このスロースリップに関しては、2011年3月11日の東日本大震災発生よりも前である3月9日に、宮城県沖で発生したというケースがありました。
    では、今回の場合は大地震に影響があるのかどうかという点ですが、地震調査委員会の平田直委員長は「全く関係ないとは思っていないが、(千葉・東方沖は)こういうこと(スロースリップ)が時々起きる場所」との見解を示しています。
    <今回の地震の震源付近 過去には>(地震調査委員会発表)
    ●スロースリップ 1996年5月5日~8月5日
    →地震M4.3、最大震度2
    ●スロースリップ 2002年9月20日~12月20日
    →地震M3.7、最大震度2
    ●スロースリップ 2007年8月2日~11月2日
    →地震M4.8、最大震度5弱
    ●スロースリップ 2011年10月15日~2012年1月15日
    →地震M5.2、最大震度4
    ●スロースリップ 2013年12月21日~2014年3月21日
    →地震M5.0、最大震度3
    ●スロースリップ 2018年5月21日~8月21日
    →地震M4.9、最大震度3
    振り返れば30年ほど前、1996年から発生していて、最近だと2018年にもスロースリップが起きています。過去に複数回確認されているということですので、今回も、スロースリップとまとまった地震が同期して発生しているものとみています。
    ですので、いわゆる大きな地震に直接的に関わるとはみていない、直ちに起きる可能性はない…ということなのですが、過去のケースを踏まえると、今後、震度5弱程度の強い揺れが観測される可能性があります。
    数週間から数か月の間ということですので、たとえば固定されていない家具が転倒するですとか、棚から物が落ちてくるということもあります。今、改めて備えてほしいということです。
    ただ、そもそも南関東では、規模の大きな地震がいつ起きてもおかしくない状況がずっと続いているということになりますので、改めて今こそ備えをしておきたいタイミングです。
    ホラン千秋キャスター:
    30年のうちに6回、スロースリップの現象が起きているということですけれども、過去のデータをみていくと、スロースリップのあとに、必ずしも大きな地震が襲ってくるというわけでもない。
    でも、“ないわけでもない”というこの可能性が、やはり皆さんを「心配だな」「より備えをしておこう」というマインドにさせるのだと思います。備えあれば憂いなしですので、しっかりとできるうちにできることを、もうどこでも起こりうるということを考え、日常からやっておくことが大事ですね。
    田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者(博士):
    それしかできません、私たちには。どれだけ科学技術が進化をしていても、そして明らかになっていっても、何が起きるかわからないというのが自然です。そのことに対して、「起きたときにどうするか」と「起きたあとにどうするか」の両方ですよね。
    たとえば、テレビが落ちてこないようにするというのは「起きたときにどうするか」です。でも、どこに逃げるか、ご家族とどのように連絡を取るかというのは「起きたあとにどうするか」です。両方を分けてしっかり考え、対策をしておくというのはもちろんできることです。
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