高音質 渡辺範彦 ギターリサイタル ライブ 魔笛の主題による変奏曲 他
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- เผยแพร่เมื่อ 10 ก.พ. 2024
- 1968年4月東京文化会館でのライブ収録盤。
1.魔笛の主題による変奏曲(ソル)
2.リュート組曲第2番より;プレリュードとフーガ(バッハ)
3.アストゥーリアス(アルベニス)
4.組曲イ短調(ポンセ)
5.マドローニョス(トローバ)
6.クリオロ風ワルツ(ラウロ)
<関連サイトより抜粋>
渡辺範彦といえば彼と同世代のギター愛好家には説明不要のビッグネームだ。同い年の荘○○志、芳志○○雄と並ぶ存在だったが、実力は完全に抜きん出ていた。しかしその名前の大きさと実績に比べ、彼はおよそスター性や華やかなステージだけの存在からは最も遠いところにいた孤高のギタリストといってよい。この盤はそんな彼が翌年1969年にパリ国際コンクールで日本人として初めて優勝する前年の貴重な記録。そして完璧主義と言われた彼が弾き込んだお馴染みの曲が並ぶ。
針を落とす前までかつての記憶を頼りにもっと重厚な音を予想していたが、冒頭の<魔笛>から透明感あふれる音が、愛器;河野賢作のギターから軽やかにはじけるように響く。この当時に比べ現代ではソルにも様々なアプローチがあるが、60年代の後半の演奏としては異例なほど軽やかな演奏といえる。続くバッハのBWV997はニ短調にアレンジした版を使っているようで全体に響きが高音域に寄っていて、現代の耳には少々奇異に響く。この曲のプレリュードで渡辺はちょっとしたミスをしているが、それがこの盤で唯一のミスだ。この時代のギター演奏としては格別に技巧的完成度が高い。アルベニスもポンセもいたって誠実な演奏で、その音色と合せて楷書の趣きといってよい。中でも組曲イ短調のサラバンドで素晴らしく豊かな歌を聴かせてくれる。トローバのマドローニョスでは切れのいいタッチを駆使して、躍動感あふれる音楽を奏でている。
渡辺範彦氏が全盛の頃は未だ彼ほどの世界に通用するコンサートクラシックギタリストは未だ々数少なかった。
その中でも特に圧倒的な優れた技巧と演奏表現力を持つ彼の演奏は光り輝くものだった。
このライブ収録された演奏もその片鱗が余すところなく感じられ聞く程に彼の音楽世界にどんどん引き込まれていく魅力がある。
惜しくも早逝した彼だが、世界の音楽界でもっともっと才能を発揮し活躍して欲しかった日本の逸材である私は強く思う。
コメントありがとうございます 私もまったく同感です!