2024年の現代に安部公房作品を映画化、となるとやる人は限られてるだろうけど、まぁ他に思いつかないくらいピタっとハマってましたね、石井岳龍😅。 安部公房自身が’60年代に勅使河原宏と組んで撮った「砂の女」や「他人の顔」あたりのシュールさをベースに、 匿名性にしがみつきながら必死に模造品を攻撃する現代のネット民をゆるキャラのケンカみたいな見立てで揶揄すると言う寺山修司みもつけ加え(「書を捨てよ町へ出よう」)、 そこに石井監督特有のパンク風味を隠し味として振りかけたら、ハイ、ユニークでニヒルなパンキッシュムービーの出来上がり、と言った佇まいで、私は好物ですねぇ😅 最後はエヴァンゲリオンの旧映画版でも見たようなオチで、さらに、え?言っちゃう?それ、ってのはありますが😅、いいんです。だってフェードアウトしちゃったらパンクじゃないから 🎵 I Get Pissed , De-stro--y !! 😆 PS. 竹内さん、「逆噴射家族」は今週の映画でモロ、のヤツありましたね😅
箱男が機敏に小刻みに動く姿は笑っちゃいました。
原作も読んでましたが、少しずつ思い出しながら、楽しんで観れました。
映画はまた別物で、67歳の石井監督が今もファンキーでパワフルだなあと感じました。
それにしても、竹内さんが中学生の頃に読了されたとは凄い。どんな中学生やねん(笑)
ませて、生意気な中学生でしょうね💦
😆笑笑
原作読んでみたくなりました。
石井監督67歳にしてこのエネルギー!この自由度たるや!!
最近の新人監督さんがんばれーーー!!と思ってしまいました。
キャストの演技とビジュアルを楽しむ映画で途中から何も考えずに観てました。箱男のバトルの時の浅野さんの声が面白過ぎて笑いを堪えるのに必死でした
正しく「サブカルチャー」な一作。
安部公房の作風と石井監督の作風の違いを楽しめるかどうかがポイントだと思うのですが、私は堪能しました。
風格すら感じる佇まいで、監督の執念が伺いしれる作品でした。
出演者もスタッフも、さぞや楽しかっただろうと思います。
石井監督が多くの映画人から愛されている事が証明されたような映画でした。
途中で「ふなっしー」に見えてきて笑いを堪えるの必死でした(´・ω・`)
幼少期に観たロボコンなど、キャラクターは馴染みのある形態でした。
バトルが面白過ぎて
難しい事はまあどうでも良いやって思いながら観てました
9/25山形フォーラムで「箱男」を観てきました。
安部公房の原作の映画化ということで、勅使河原宏の「砂の女」を観ていますがこれも、形而上的哲学的エンタメ映画でした。デヴィットリンチの「イレイザーヘッド」を初めて観たときのような不可思議で変態的な素晴らしいルックと音の映画でした。最後に「本当の箱男は観客であるあなた自身です」ときっぱりいっている感じはとても哲学的ですね。葉子を演じた白木彩奈さんの美しい裸体はこのストーリーの中では暗闇の中の光または天使としての実像なのかと思いました。こんな哲学的映画にも関わらずとても楽しく観られました。
・遅ればせながら本日鑑賞しました
なぜ公開から遅れたかと言うと、原作を先に読もうと入手したのですが、難解で読了に時間がかかったからです
・むしろ映画の方がわかりやすい構成になってました
・終盤の箱男がボロボロになって病院を再訪する以降は映画独自だと思います、私にはいまいちでした
・ラストのモノローグは、酒匂さんの言うように野暮な一言だと思います。もちろん原作にはありません
・竹内さん同様、江戸川乱歩を想起しました、人間椅子
おっしゃる通り映画は割とわかりやすいですね。
この映画 フィルマークのレビューなんかを見てて見に行くか迷ってたんですが竹内さんのお話を聞いて明日見に行こうと思いました
レビューありがとうございました
お役に立てて何よりです!
2024年の現代に安部公房作品を映画化、となるとやる人は限られてるだろうけど、まぁ他に思いつかないくらいピタっとハマってましたね、石井岳龍😅。
安部公房自身が’60年代に勅使河原宏と組んで撮った「砂の女」や「他人の顔」あたりのシュールさをベースに、
匿名性にしがみつきながら必死に模造品を攻撃する現代のネット民をゆるキャラのケンカみたいな見立てで揶揄すると言う寺山修司みもつけ加え(「書を捨てよ町へ出よう」)、
そこに石井監督特有のパンク風味を隠し味として振りかけたら、ハイ、ユニークでニヒルなパンキッシュムービーの出来上がり、と言った佇まいで、私は好物ですねぇ😅
最後はエヴァンゲリオンの旧映画版でも見たようなオチで、さらに、え?言っちゃう?それ、ってのはありますが😅、いいんです。だってフェードアウトしちゃったらパンクじゃないから
🎵 I Get Pissed , De-stro--y !! 😆
PS. 竹内さん、「逆噴射家族」は今週の映画でモロ、のヤツありましたね😅
ビジュアルはもちろんインパクトあり。
「私」は箱男になったけれど、それは初代箱男を乗っ取ったもので、最後まで自分はニセモノだと言っていました。そして、女性との出会いをきっかけに箱男からの出口を探していた。偽医者は、自分で箱男を真似したが、自分で箱を作って本物の箱男になった。軍医は、死期が迫る自分の死に場所として箱男になった。
箱をかぶる男の対比として、服を脱ぐ女。
なんてことを思いました。
コメントありがとうございます!
おっしゃる通りかもしれませんね!
白本彩奈さんは、お顔も表情も美しくて、役にピッタリだと、私は思いました。
美しい方でしたね!
今のSNS社会特に「X」での中身を映像で具現化したように思えました。序盤に女子高生?から
箱男が覗き込まれるところや逆に女性を見ている・・・これがスカートから見える太もも部分、
つまり全体像は見えないで物事を判断せざる得ないという箱男=SNSで部分的な判断に陥る人間像に
感じました。
極めて今日的なテーマだったと思います。安倍公房がこの時代を予見していたのだとしたら凄いなと思いました。
やっぱり中島歩さんは箱男の一人で目だけ出演ですか!
クレジットで「え、どこに出ていた?」でした。
鑷子の扱いがあまりにも酷かったので、医学畑の人とは思えなかったのでビックリです
酒匂さんと同じく、ラストのセリフにガッカリしてしまいました
冒頭「シラケ世代」の独白がありましたが、私もラストにはシラけた方です。映像はハマってましたけどね。そこも含めて、いろいろと腑に落ちずモヤモヤし続けた2時間でした。
アトロクの宇多丸さん監督インタビューによると、27年前のクランクイン前日の頓挫は、日本国内側の資金調達の問題だったそうです。
情報ありがとうございます!
やっぱりお金足りなくなったんですね。
劇中の曲が「狂咲サンダーロード」のサントラ盤の中の曲かな?と思いました。分かり易くするより勅使河原監督の“砂の女“ようなアート寄り?にして欲しかったです!
ロビーに撮影で使った箱があり、係の人に入りませんか?と言われましたが見るだけにしました。ワッペン乞食怖え〜からね!映画のラストは愛は箱の存在をも超えるとなっていてほっとしました。
箱に入るのは怖いですね💦
情報ありがとうございます!
正直観ていて苦痛でした笑
わかります💦
50年前、新潮社の「純文学書き下ろし特別作品」として発表された時はかなり興奮して読んだと思うのですが、ストーリーはあまり記憶に残っていない。
タイトルロールからすごく独創的に引き込んでくるし、永瀬さん、浅野さん、佐藤さん、渋川さん、そして白本さんという強力なキャストに押され気味でしたが、後半は少しモタレ気味に感じました。いっそのこと、現代のSNS社会を嘲笑うくらい、シュールにぶっ飛んで欲しかった。
この映画、ラストのオチはまず最初ぐらいで描きたいのだと、何となく分かりました。
映画館という箱から、スクリーンという隙間から箱男の世界を楽しんでいる我々。さらに、スマホという箱を用いて、SNSというノートにあること・ないことを書いているのが日常になった我々が、すでに箱男なのだと分かりました。
箱男バトルは、シュールで楽しかったです。
ただ、ヌードや変態的なシーンが途中に多くあるのが唯一、微妙でした。
なかなかのヘンタイ作品だなと思いました。もちろん!イイ意味で。
箱男のビジュアルに驚き、また悲哀も感じました。見られているのか?見ているのか…。
最後から二番目の恋で小学生?中学生?だった白本彩奈ちゃんの思いきった脱ぎっぷりに(まだ22歳)エライ女優になったもんだ〜と感心しきり。
箱男走りはツボでしたね。
手が出たりするのも、倒れた時に、手が出ないと起き上がれない?って思いました。
個人的にはとても満足度の高い作品でした。面白かったです😊
確かに変態映画でしたね!
絵的には面白かったです。
途中のモノローグなんかは分かりにくいのに、最後どストレートで、今までなんだったんだ?となりました。
時代設定は不自然に感じました。今だと箱男は悪目立ちしすぎて、匿名性は無く排除されると思う。テーマとして今に合うのでしょうけとね。