平曲「徳大寺厳島詣」
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- เผยแพร่เมื่อ 10 ก.พ. 2025
- 「徳大寺厳島詣」は「平家物語」巻2ー11。平清盛による院近臣団粛清事件のまとめとしての句。この事件で粛清ー流罪となった大納言成親も、徳大寺実定のように厳島社に詣でて大将就任を祈願するなどの行いをやっておれば身を亡ぼすこともなかったという話。この映像は川崎長尾平曲会第41回、2025年1月19日の語りのライブ映像。
<聞きどころ>
「徳大寺厳島詣」は二つの段に別れる。
最初は実定が出家の意思を重兼に述べ、重兼が厳島詣という解決策を提示する段。
月見をしている実定を重兼がおとずれる様は「口説」で淡々と語られるが、出家の決意を述べる段は「折声」で切々と語り、重兼の対応の当初は「指声」で少低い音域ながら切々と出家を思いとどまるよう説き、その後厳島詣という解決策を提示する際には、「素声」⇒「口説」でさらっと語り、徳大寺が納得して厳島詣に出立する次第を「強下」で強調して語り終える。
二段目の実際に厳島詣の次第は、まず冒頭に「中音」で厳島の内侍どもが徳大寺を歓待する様を朗々と語り、徳大寺が参詣の理由を内侍どもに語る段は「口説」でさらっと語り、徳大寺の帰洛に際して内侍どもが付き従い徳大寺の邸まで至り、内侍どもを歓待する様は「下げ」⇒「指声」で印象的にさらっと語り終える。続いて内侍共が西八条の清盛邸に参じ、徳大寺厳島参詣の次第を語る段は、「素声」⇒「口説」でさらっと語り、徳大寺の行為に感激し徳大寺を左大将にと抜擢する清盛の行動を、「強下」⇒「折声」⇒「中音」と次々の節を替えて、印象的に朗々と語って終える。
詳しい解説は
plummink10.sak...
を参照のこと。