本格的な味で勝負!進化するキッチンカー 家族の夢乗せ新規参入…まさかのトラブル【Jの追跡】【スーパーJチャンネル】(2024年1月28日)

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  • เผยแพร่เมื่อ 3 ต.ค. 2024
  •  コロナ禍を経て急増するキッチンカーが生き残るためには、他にはない料理やクオリティーがカギとなります。25歳の男性は、実家のワサビを使って江戸前鮨で新規参入。ところが、オープン当日、まさかの事態が勃発します。
     
    ■本格的な味で勝負!進化するキッチンカー
    常連客
    「毎日フードトラックが変わるので、毎回違うところに行く」
     
     東京・千代田区大手町にある「大手町川端フードガーデン」では、日替わりでおよそ10台のキッチンカーが出店しています。色々な国の料理が楽しめるとあって、昼時は多くの会社員らでにぎわいます。ケバブ料理のキッチンカーには、大行列ができていました。
     

    「並んででも食べたいです」
    「チキンケバブが大好きなので、値段もリーズナブルですし」 
     
     一番人気は、入れ物からはみ出しそうな大量のお肉が乗った「チキンケバブ弁当」で、お値段は750円です。
     
     台湾の屋台飯「魯肉飯」を提供するキッチンカーでは、甘じょっぱい味付けに、八角の風味が効いた本格的な味わいが楽しめます。お値段は800円です。
     

    「お店で食べるのと変わらない、おいしい」
     さらに、ニューヨークで定番の屋台飯「チキンオーバーライス」は880円。数種類のスパイスで味付けしたチキンに酸味の効いたソースが、ターメリックライスとよく合います。 
     
    ■進化するキッチンカー 本格ピザで勝負
     
     キッチンカーの出店場所を紹介するMellowによると、登録数はコロナ禍をきっかけに2019年と比べて4倍ほどに急増しているといいます。
    Mellow 石澤正芳代表
    「コストが安く始められるというのもあったので、始める人が増えた。そこで選んでもらうということは、味だけではなく、サービス面もしっかりやっていかないと難しい」
     登録数が増えた結果、店舗に負けないクオリティーがないと生き残れないというのです。
     こうしたなか、オフィスビルの目の前に現れたのは改造されたトラック。店舗顔負けの本格ピザを提供するため、キッチンカーは進化していました。
     
    TJK PIZZA店主 ライト・エルベさん(54)
    「でかい窯。イタリーの窯。まきで(焼く)。(窯の値段は)結構高いよ」
     店主のライトさんはフランス出身の54歳。なんとトラックの中には、本場イタリアからわざわざ取り寄せたピザ窯があります。そのお値段は85万円です。
     注文を受けてから、生地を伸ばすこだわり。トマトソースにモッツァレラを乗せ、一気に焼き上げます。「マルゲリータ」は1600円。オーブンの倍近い高温で焼くため、水分の蒸発を最小限に抑え、外はサクサク、中はモチモチの生地になります。
    ライトさん
    「安さだけでは、客は満足しない。本格的な味のこだわりが重要なんです」
    ■家族の思いを乗せ…江戸前鮨のキッチンカー
     一方、SNSで話題になっていたのは、珍しいキッチンカーで出店を目指す人でした。挑むのは、江戸前ずしのキッチンカー。そこには、大切な家族への想いがありました。
     向かったのは、漁師町として知られる静岡県賀茂郡松崎町にある小林魁さん(25)の実家です。キッチンカーの改装は、経費削減のため母親の貴重さん(54)も手伝います。
     
    貴重さん
    「それ曲がってるからね」
    小林さん
    「これどうやってやる?」
    貴重さん
    「だから、垂直にするのがないとダメじゃない?」
    小林さん
    「どういうこと?垂直にするって」
     若くして独立するという息子に、母の貴重さんは「まったくもって心配しかありませんけど。不安と心配しかないけど、でも、こういう時代なのかなって」と語りました。
     
     高校卒業後、すし店で働き始めた小林さん。東京・麻布にある有名店で修業を積み、25歳にして独立を決意しました。実は、小林さんの父はワサビの生産者で、それが独立を目指す理由の一つでした。
     
    小林さん
    「実家のワサビを、ちゃんとおいしいしいものなので、もっといろいろな人に知ってもらって、知名度を上げて(家業を)大きくしたい」
     
     「自分が握るすしで、実家のワサビを多くの人に知ってもらいたい」。そんな思いがありました。
     
    貴重さん
    「カワハギ。いただきます。おいしい。おいしいです」
    小林さん
    「名前が小林魁(かい)。魁という字は『さきがけ』と読む。今まで無かった江戸前ずしのキッチンカーという新しいジャンルを切り開いていきたい」
    ■仕込みに手間取り遅刻 そして初の客が登場
     
     出店当日の5日早朝、豊洲市場に小林さんの姿がありました。
     
    小林さん
    「ミル貝とイワシ、イカ、コハダが良かった」
     鮮度と質にこだわったネタを仕入れます。出店場所は、市ケ谷駅近くのオフィス街。開店まで1時間、かなり焦った様子で小林さんがやってきました。
     
    小林さん
    「ちょっと間に合わないかもしれないです。やばい」
     仕込みに手間取り、まさかの遅刻。自分の名前から取った「鮨さきがけ」。開店時間に何とか間に合いましたが、正月明けの5日とあって、街は閑散としています。
     すると、記念すべき最初の客が現れます。初の注文は、マグロやタイ、イカなどをふんだんに使った「ばらちらし」で、1500円です。
     
    小林さん
    「味は付いているので、そのままで。ありがとうございます」
     
     すると、2人目の客が現れます。 
    2人目の客
    「インスタグラムを見て、ここできょう出店するのを知って(来た)」
     
     実は正月明けの客足を見越してSNSで告知していました。受けた注文は「おまかせにぎり」。宮城県産の本マグロに、東京湾でとれたイカとコハダ、長崎県産のカマスなど、全7貫です。
     
    ■家族の夢を乗せたキッチンカー挑戦
     3人目は近くで働く女性で、種類の違う3つの注文。これが、思わぬ事態を引き起こします。
    3人目の客
    「おまかせ(にぎり)と、ばらちらしと、江戸前海鮮ちらし」
     
    小林さん
    「やばい、やばいですね。いっぱいお待たせしてすみません」
     
     何度もネタを確認し、作業が進みません。その様子を心配そうに見つめる客。店舗とは勝手の違う初めてのキッチンカーに、小林さんはパニックになってしまったようです。
     結局、提供するまでに、20分以上もかかってしまいました。とはいえ、客は待ったかいがあったようです。
     
    購入客
    「すごく脂がのっていて、おいしい。ワサビが、すりおろした味がする。おいしい」
     
     その後も、ポツリポツリと客はやって来ますが、またもや待たせることになりました。
     

    「逆に行列じゃなくて、良かったですね。不謹慎だけど。パニックになっている」
     
     この日の客は5人で、およそ1万5千円の売り上げでした。
     
    小林さん
    「提供スピードも遅いし、オペレーションというか、仕込む(ネタの種類)も減らさないといけない。色々、全然ダメでしたね」
     
     家族の夢を乗せたキッチンカー。苦難のスタートとなりましたが、小林さんの挑戦はまだ始まったばかりです。 
    [テレ朝news] news.tv-asahi....

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