【カメラ専門店が教える】フィルムカメラを購入する際に見るべきポイント8点を徹底解説！

[@潤藤原-z7l]

詳しいですね。
あえて追加するとしたら、
まずはシャッターユニットのチェックですね。
ミラーを上げ、裏蓋を開けてまずは目視によるチェックです。
1985年以降の縦走りシャッター機の場合、シャッタユニットの一部に樹脂製パーツを使っているモノが有り、それが加水分解してシャッター羽根を汚しているモノが有り、それが確認できたモノは基本、NG。
それ以外のユニットに関しても羽根や幕に歪みや汚れ、へこみが有る場合はNG。
ペンライトで光を当て、その反射を見る事で歪みを確認する事が出来ます。
フィルムガイドレールに白錆びが浮いている場合や裏蓋の圧板に必要以上の擦り傷が有る場合は要注意です。
プリズムのコンディションを確認する場合、フォーカシングスクリーンが交換できるタイプのカメラであれば必ず一度スクリーンを一度外しましょう。
そうする事で、より正確なプリズムのコンディションチェックが出来ます。
レンズのコンディションチェックは前玉側から見るのではなく後玉側から確認するのが基本です。
ニコンやペンタックス、オリンパスなどは問題無いですが、CANON NewFDなどのチェックにはレンズのリアキャップを改造した物が必要となります。
絞りの動作チェックは絞る時よりも元に戻る時の速さが重要です。
絞りが粘り始めると途端に戻る速度が遅くなります。
絶縁チェックも必要でしょうね。
コンディションに難が有るボディの場合、絶縁不良に陥っているモノも有ります。
後、同じボディが複数台ある場合、必ず比較する事をお勧めしますね。
チェックポイントはシャッター、巻き上げ時の音や巻き上げ、レンズの脱着、ピントリング、絞りリングの感覚とシャッターを切った後、絞りが解放に戻るまでの時間、絞り羽根、マウント面、フィルムガイドレール、圧板、裏蓋開閉爪、絞り連動レバーのコンディションですね。
外観が綺麗なのにやたら絞り連動レバーや裏蓋開閉爪がヘタっている場合、「ニコイチ」されている場合が多いですし、ネジの頭を見て少しでも違和感が有れば、避けた方が良いかも知れません。
最近は特に素人による分解掃除がされた物が多く市場に出回っていますが、それらの多くはフランジ面精度やレンズの組み立て精度が担保されていないモノで、本来の性能を発揮できていないモノも紛れています。

[@下手横好]

AFなのかMFなのか、
AFは便利だけど故障も多い、最新のAFと異なりAFポイントが少ない。
AF/MF共にピント面の汚れ傷の有無、プリズム劣化に依る欠落を確認。
カビがプリズム、ミラー、接眼レンズに出ている物も多い。
シャッターが電子制御か機械式か
古い電子シャッター機は配線劣化や電子素子劣化で機能しない物が有る、機械式はオイル切れ、固着が多い。
自動露出か手動か
自動露出の場合は電子シャッターと同様のトラブルが多い、更に表示に液晶が使われていると液晶劣化で表示が見えない場合が多い。
露出計が有るか無いか
露出計付きは電池室の液漏れに依る腐食、
又光に反応するセンサーの劣化、メーター、LED、豆球の劣化、損耗が多い。
フィルム感度設定の抵抗の劣化も有る。
70年代後半キヤノンAE-1以降外装がプラスチック製に変わっている物が増えてくる。
衝撃が有っても凹まず変化が無い物や割れている物が有るので注意が必要。
レンズはカビの有無、バルサム（レンズ用接着剤）の劣化に依るクモリの有無、絞りの動作確認、（一眼レフ用はオイル付着で絞りの自動復帰が出来ない物が有る）
M42等のネジ込み式はネジのカジリ跡に注意。
限定では有るがペンタックスのSPF、ESボディにフジのM42ロック付きEBCフジノンの取り付けは厳禁、外れ無くなる。
コニカの古い機種はニコンFマウントと口径、爪がほぼ同じなので嵌まるがロック出来ず転げ落ちるので注意！
ニコンの場合、オートニッコールには注意が必要、Ai以降のボディには原則取付け不可能。
無理矢理付けるとボディが破損する。
結論的には初心者は大人しく店員さんに従うのが無難、修羅場をくぐって分解修理が出来るならジャンク漁りしてOK